セリエA王者ユベントスが勝ち続ける理由とは?(2013‐2014)

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セリエA王者のユベントスが勝ち続ける理由について、今季出場回数が多く、チームの主力として使われている11人のプレースタイル、そしてユベントスのチームとしてのプレースタイルから勝ち続ける理由について検証した。

FW 10 カルロス・テベス
小柄なため、空中戦に強くはないが、スタミナを活かした、前線からのチェイシング、力強いドリブル、決定力の高さが魅力的。どのリーグでも活躍できる選手で、数々のビッククラブに在籍したスター選手。
プレイスタイルはスアレスと似ているかもしれません。
MF 8 クラウディオ・マルキージオ
展開力、パス精度、キープ力、突破力、スタミナ、ポジショニング、飛び出し、1対1の守備、潰し・タックル、視野の広さ、ボールタッチ、逆足の精度、MFとして必要な能力は全て高いレベルで持ち合わせている選手。
マークを外してしまうところ、ミドルが弱い所が改善されると完璧な選手。
MF 6 ポール・ポグバ
ボールの扱いがセンスの固まり。見るからに柔らかいタッチ。パスの精度はまだまだだが、出すタイミングがよく精度をカバーしている。ボールキープやドリブル突破、強烈なミドルなど武器が豊富。
ユベントスでのキープレイヤー。
MF 21 アンドレア・ピルロ
司令塔としてトップクラスの選手。
年を重ねるに連れて、洗練されたパスセンスとプレースキックの精度。ブッフォンと共にユベントスの顔。
しかしパスの判断ミスや運動量の低下など、老いにはかなわない部分もしばしば見受けられる。
MF 22 クワドォー・アサモア
運動量が半端ない。足も早く、フィジカルも強い。複数のポジションもこなせる。ミドルシュートに定評のある選手。
DF 15 アンドレア・バルザッリ
ボヌッチ、キエッリーニに比べると地味な選手。しかしバルザッリがいるからこそ、二人は思い切り潰しに行ける。
もともとはボランチの選手だが、CBへコンバートされて開花した。
DF 19 レオナルド・ボヌッチ
ビルドアップの上手い選手で、ピルロがマークをされているときは、代わりに最終ラインからゲームをメイクしている。最終ラインからパスを供給する選手。
チアゴシウバ、フンメルス、ピケと同タイプ。
DF 3 ジョルジョ・キエッリーニ
屈強なフィジカルを屈指したパワフルなディフェンスを特徴とする国内屈指のストッパー。空中戦に強く、相手の先を読む能力に長けている。
GK 1 ジャンルイジ・ブッフォン
言わずと知れた名キーパー。歳を重ねて全盛期は過ぎたと言われていたが、一昨年16失点、昨年24失点と圧巻の出来。今季もチームを救うビッグセーブを連発。
まさに守護神。

結論
今回主力の11人の紹介で終わったのだが、もちろんこの他にも素晴らしい選手がいる。
(オグボンナやリヒトシュタイナーなど)

ユベントスのプレースタイルは、ポゼッションを高めた持ち味の守備、中盤選手の激しい連動プレー、攻撃に入るとピルロを中心にパスを経由しシャドー的な選手にパスを経由、最後にCFに繋ぐといった攻守速攻性に加え、今季はさらに攻撃力も増している。

チームの核となる存在の選手がピルロ以外にもビダル、マルキージオ、テベスといて、監督就任から3年が経ちチームの完成度も上がっている。

しかし各ポジションにワールドクラスの選手を揃えているが、CLでは今ひとつ勝てないのを見逃してはいけないだろう。ユベントスがセリエで最強なのではなく、ユベントス以外が良いプレーができていないという点にもユベントスが勝ち続けている理由があるのではないだろうか。

結論としては、ユベントスはチームの方向性がしっかりしていて、プレースタイルを無理にいじらない。各ポジションにいるワールドクラスの選手達、そしてセリエAの他チームの低迷がユベントスの勝ち続ける理由であろう。

https://matome.naver.jp/odai/2139342722921603201
2014年02月27日