サザエさん『波平役』永井一郎　死去　これまでの偉大なる活動　まとめ

『サザエさん』の磯野波平を始め、数々の作品に出演した日本声優界の重鎮の1人。アニメ・吹き替え・特撮作品など幅広い分野で活躍。主に中年から老人役を演じることが多かった。特に後者では主人公の祖父や師匠、上司、ベテランの先輩など、主役以上の存在感を持つ脇役を演じることも多かった。また、関西弁をしゃべる役も時々演じていた。

アニメでは、1962年の『アラビアンナイト・シンドバッドの冒険』が初めての出演であった。1963年のテレビアニメ『鉄腕アトム』にもゲスト出演していたが、1964年の『ビッグX』の博士役が初レギュラーとなり、アニメ黎明期から活躍していた。その後も、『サザエさん』の波平をはじめ、『宇宙戦艦ヤマト』、『機動戦士ガンダム』や『うる星やつら』、『YAWARA!』など多くのヒット作品に出演。バラエティ番組でナレーションを務めることも多かった。

映画『スター・ウォーズ』日本語版制作時には、ヨーダの声役の候補に挙がった当時、ジョージ・ルーカス監督から「ナガイは英語は話せるのか？」と、出演を打診されたことがある[9]。

フジテレビ『プロキング』で声優121人が選ぶNo.1声優第4位に選ばれた。主な投票理由は「声を変えずにキャラクターを変える演技力」。