【Disney】DVD Blu-ray未発売「南部の唄」とは 【スプラッシュマウンテン】

toayamo
TDLスプラッシュマウンテンの元ネタである南部の唄。この話を知っていますか?なぜ認知度が低いのでしょうか。

原作はジョーエル・ハリスの″Uncle Remus”

ジョーエル・チャンドラー・ハリス

リーマスじいやが黒人の間に伝わる、ブレア・ラビットの話を語り聞かせるというスタイルで、それは南北戦争後の人種関係の理想化された世界を示し、出版と同時に評判になった。
ジョーエル・チャンドラー・ハリス – Wikipedia

ブレア・ラビット(Br’er Rabbit)の”ブレア”とは 呼称のブラザー(Brother)が訛ったものであり、
VHSの日本語吹き替え版では「うさぎどん」と訳される。

1946年公開 アメリカ映画 オスカー受賞作品

リーマスおじさん役のジェームズ・バスケットは、ベテランのヴォードビリアンでキツネどん(ブレア・フォックス)の声も担当。また、この映画での心に残る役作りを評価され、1947年度のアカデミー賞特別賞を受賞している。
ディズニー映画「南部の唄」”SONG OF THE SOUTH”とスプラッシュマウンテン

主題歌の「Zip-A-Dee-Doo-Da」は1947年度のアカデミー賞歌曲賞を受賞。
ディズニー映画「南部の唄」”SONG OF THE SOUTH”とスプラッシュマウンテン

スプラッシュマウンテンやパレードでもよく使用されていますね。

映画のあらすじ

母親の実家である南部の農場で暮らす事となった少年ジョニー。寂しく悲しいジョニーを元気づけたのは近所のリーマスおじさんが話してくれる楽しい昔話で、ジョニーはリーマスおじさんが大好きになってしまう。
ディズニー映画「南部の唄」”SONG OF THE SOUTH”とスプラッシュマウンテン

リーマスおじさんのお話はいつも「うさぎどん」のお話。
お話の場面はアニメーションと実写が入り混じった素敵な映像と明るい唄で繰り広げられる。

小さなブレア・ラビットが意地悪なブレア・フォックスとブレア・ベアを知恵でやりこめるリーマスおじさんの話は、楽しく機知に富んでおり、ジョニーは黒人の少年・トビーや近所に住む少女・ジニーと一緒におじさんの話にのめりこむのだった。しかし、ジョニーを素直で従順な少年に育てたいジョニーの母親・サリーは、ジョニーがリーマスおじさんの話に夢中になるのを快く思っていなかった。
南部の唄 | Movie Walker

うさぎどん を食べるために捕まえようとする きつねどん と 熊どん を うさぎどん が仕返しする話。

コールタールで捕まって、薪をくべられて、
絶体絶命のうさぎどん

すばらしい音楽

リーマスとペイシーの掛け合いが素敵な1曲

歌っているHattie McDanielは「風と共に去りぬ」のマミー役で黒人初のオスカー女優としても有名。

Sooner or Laterのインストゥルメンタルは東京ディズニーランド、クリッターカントリー内のレストラン「グランマサラのキッチン」で流れていることがある。

「グランマサラのキッチン」 はスプラッシュマウンテンふもとにある、南部の唄の世界観があふれるレストラン。
ジョン・ダービ作の讃美歌。
悲痛な思いが伝わる。

現在 「南部の唄」のDVD Blu-ray VHS が購入できない理由とは?

全米黒人地位向上協会の、この映画の時代背景である19世紀末のアメリカ南部の黒人生活が現実とはあまりにもかけ離れすぎているというクレームからによるもの。
ディズニー映画「南部の唄」”SONG OF THE SOUTH”とスプラッシュマウンテン

作品の中のように黒人奴隷が白人と楽しく談笑したり、楽しそうに仕事をするような時代ではなかったという。

現実の19世紀末のアメリカ南部では、南北戦争(1861年~)終結後の奴隷解放令(1865年)にも関わらず、約200年に渡り奴隷として差別され続けた黒人たちにすぐに自由が訪れる事は無かった。
ディズニー映画「南部の唄」”SONG OF THE SOUTH”とスプラッシュマウンテン

全米黒人地位向上協会が本作品の黒人描写に対して抗議したため、アメリカでは1986年以降、ディズニー側の自主規制により一度も再公開されておらず、ソフト化されていない
南部の唄 – Wikipedia

あくまで発売していないのは”自主規制”である。
日本では90年代にVHSを発売したが、すでに廃盤となっている。

ディズニーランドのスプラッシュマウンテンおよびパレードには
「ブレアラビット」「ブレアフォックス」「ブレアベア」の3匹は出演しても、
少年ジョニーとリーマスおじさんのやりとりはない。
あくまでリーマスおじさんが語る物語の世界だからである。

人種については難しい問題であるが、
技術・音楽・物語等様々な面において素晴らしい作品が表に出なくなってしまったことは残念でならない。

悲しい出来事

ウォルト・ディズニーは本作品の封切りイベントの際に、主演のジェームズ・バスケットを黒人だからという理由で参加させなかったという
南部の唄 – Wikipedia

主演であるにもかかわらず参加させなかった。

https://matome.naver.jp/odai/2138971228675163101
2020年06月18日