ネトゲ
一年前の話。友人に誘われて某MMO(インターネットゲーム)を始めた。
それまでネトゲはおろかチャットも未経験だった私は、たまたま大規模ギルドに拾ってもらい、そこの古参プレイヤー数人にプレイやチャットの手ほどきを受けた。
私のキャラは皆の協力により順調に成長し、いつも楽しくプレイすることができた。皆いい人で、初心者だったというのもあってか私はギルド内でかなり可愛いがられていたと思う。その古参の中にAがいた。Aはプレイ歴が長くレベルもギルド内最高クラスで、普通じゃお目にかかれないレア装備をいくつも所持しており、皆から一目置かれる存在だった。
Aは私のことをひときわ気にかけていてくれたようで、しょっちゅうレベル上げを手伝ってくれたり、もう使わなくなった装備を気前よくくれたりした。
所属していたギルドは皆の仲がよくリアル知り合い同士という人もたくさんいて、ゲームしながらスカイプをつないで会話したり、メールアドレスの交換も頻繁に行われていた。
メンバーのほとんどが関東・関西圏に集中しており、北海道の私は一度も参加したことがなかったが、オフ会なんかもちょくちょく開催されていた。ネット内コミュニケーションに免疫がまったくなかった私は、Aを含む仲良の良いメンバー数人とリアルの素性(性別、仕事等)やメールアドレスを教えあっていたが、今思えば、携帯番号や詳しい住所まで教えなくて本当によかったと思う。Aは関西に住む大学生だった。
その頃になるとゲームにログインしている間中、常にAが絡むようになってきた。
ギルドハントといって、ギルドの仲間数人で狩りをするときはもちろん、たまにソロで遊んでいる時もAからちょくちょく耳打ち(一対一のチャット)がくるようになった。「○○ハケーン(´・ω・`)」
「今何してるの?1人ならいってもいい?(´・ω・`)」
「もしかして誰かと一緒?(´・ω・`)」Aからの耳打ちには常に (´・ω・`) の顔文字がついていた。最初のほうこそ律儀に返していたが、ある時別の友達とかなり忙しい狩場に来ていて耳打ちに返信する暇がなく、悪いけどあとで返そうと思い返信しなかった。
すると1分もしない間に、耳打ちではなく普通チャット(その画面内にいる誰もが見えるチャット)で「(´・ω・`)」
かなり遠くの狩場にいたはずのAがすぐ側に来ていた。
仕方なく狩りを中断して、耳打ちを返せなかったことを謝ると、
「いいよ、○○は僕といるよりも他の人といるほうが楽しいんだよね(´・ω・`)」と言いログアウト。私唖然、一緒にいた友達ドン引き。
この時から私に対するAの普通じゃない執着を感じるようになった。それからというものログインする度、すぐにAからの耳打ちがきた。「(´・ω・`)」
ゲームには友達登録という機能があり、友達リストに登録している人がログインするとリストの名前が光り、検索をかければどのマップにいるかがすぐわかるようになっている。
Aはこの機能を使って私のログイン状況と、どこにいるかを常に監視するようになった。私はAの行動が怖くなり、しばらくゲームにログインすること自体控えるようになった。すると今度は毎日のように携帯にメールが来た。
「どうして最近INしないの?(´・ω・`)」
「○○がいないとさみしいよ(´・ω・`)」
「もしかして僕のこと嫌いになったの?僕はこんなに好きなのに(´・ω・`)」最初の頃はのらりくらりと交わしていたが、私にも私生活がある。Aは大学生、私は社会人。
勤務中だろうが休憩中だろうが真夜中だろうが、時間を問わずに受信されるメールにほとほと嫌気がさし、ある日意を決してAにこんなメールを送った。「私はゲームしている間はみんなと楽しく遊びたいし、Aだけに特別な感情は抱いてない。真夜中のメールも迷惑になるから控えてほしい」といった内容だった。
するとAから「(´・ω・`)」
お決まりの返信だった。もううんざりだった。それ以来Aとメールのやりとりはなくなり、ゲームもほとんどログインしなくなった。
ログインしなくなって3週間ほど経った頃。ギルド内で仲良くしていた、他の人からメールがきた。「最近見ないけど忙しいのかな?みんな寂しがってるからたまにはINしてね^^そうそう、Aも大学辞めたとかなんとかで忙しいみたいで全然いないんだよねー」
Aが大学を辞めたとの事。嫌な予感がしたが、その友達には暇になったらログインするね、とだけ返信しすぐにその事は忘れた。
私は当時某資格系スクール講師の仕事をしており、主に無料体験スクールなどのイベントを担当していた。
無料体験を行った日は、最後に受講者にアンケートをお願いしている。授業の感想や講師の印象、氏名、住所等をWEB上で入力する簡単なアンケートだ。
アンケートを回収し、結果をデータにまとめるのも仕事の一環であり、その日もいつものようにアンケート結果に目を通していた。そして・・スクロールの手がとまり、目がディスプレイに釘付けになった。
【授業の感想】
(´・ω・`)【講師の印象】
(´・ω・`)【氏名】
Aのキャラ名【住所】
関西
全身の毛が逆立った。受講者の中にAがいたのだ。確かにAがまだ普通だった(だと思っていた?)頃、なんの気なしに北海道の一番大きな都市の、駅前にあるPC系資格学校で働いてるという事を教えたことがある。
恐ろしくなって仕事を早々と切り上げた後、自宅へは帰らずに高速を使って200km離れている実家へ非難した。翌日が休みで助かった。
仲の良かったギルドメンバー数人には事情を話し、ゲームを引退することを告げた。Aの近況を知るメンバーからの情報によるとAは北海道で仕事を探している、とのこと。その後すぐに携帯を変え、結婚の為退職し北海道を離れた。
当時迂闊に素性を明らかにしていた私にも非があるとはいえ、顔も知らないゲームの中だけの付き合いでそこまで行動できる人間がいるというのが本当に恐ろしかった。
文章にするとあまり怖くないかもしれないが、あのアンケートを発見した時の衝撃は今でも忘れられない。そして、これ (´・ω・`) が本当に苦手になった。もう二度とネトゲはやらない。
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/21(土) 22:20:12.19 ID:KNbRrq3Q0
こわww
呪いのキーホルダー
「なぁ、呪いのキーホルダーってあるのか?」
ある日、大学で同じ専攻のAが俺に話しかけてきた。
俺「何?キーホルダー?」
Aは一言で言うと、嫌なヤツ。
ガタイが良く、小中高でこんなイジメをしてきた、喧嘩で負けたことがない、
なんてことを自慢げに話す。頭の悪いヤツだ。なんでそんなヤツと繋がりがあるかと言うと、Aは実は情けない程の怖がりで、
自分に霊感があると信じ込んでいるらしく、ちょっとしたことがあると、
オカルト好きで変わった趣味を持つ俺に相談しにくるからだ。
もちろん、何か霊的なことがあったことは一度も無い。
A「そうだよ、キーホルダー。持っていると、数日後に死んでしまう、
とかいう呪いがあるらしいんだ。」俺「聞いたことないなぁ。まぁ、よくある話じゃないか?」
A「知らないか・・・。もしかしたら、お前の趣味からして、
持ってるんじゃないかと思ったんだが。」俺の趣味。オカルトグッズ集め。物心ついた頃から始め、
今では相当な数になっている。
俺「いやいや、第一、もしそんなの持ってたら俺が死ぬだろ?」
A「あぁ、まぁそりゃそうか・・・。でも聞いたことも無い、か。」
俺「俺が知る限りじゃないなぁ。何かあったのか?」
A「実は・・・今、持ってるんだよ。」
俺「・・・?」
Aはカバンの中から、変な形のキーホルダーを取り出し、俺に見せてきた。
菱形の銅版の真ん中に十字架が掘られており、その上にバツ印が描かれている。
はっきり言って安物の、どこにでもあるキーホルダーだ。俺「これが呪いの?何か曰くがあるのか?」
A「いや、良く分からないんだが・・・。昨日の夜、家でカバンの中見たら、
コレが入ってたんだ。メモみたいのと一緒に。」と言って、そのメモを俺に見せてくる。
俺「”これは呪いのキーホルダー お前はもう助からない”。
・・・なんか稚拙な文章だな。誰かのイタズラだろ。」A「そうだよな。イタズラだよな。ったく、腹立つわ・・・。それ、やるわ。」
俺「ん?いらねーよ、こんなの。俺はちゃんとしたモノしかコレクションしないんだ。」
A「あぁ、そうか。じゃ捨てて帰るわ。まったく・・・」
ブツブツ言いながら、近くのゴミ箱にキーホルダーを捨て、Aは帰っていった。
それから2日後、またAが俺のところに来た。何かオドオドしている。
A「なぁ、この前、捨てたよな?アレ、確かに捨てたよな・・・!?」
俺「何言ってんだ?」
A「キーホルダーだよ。ゴミ箱に捨てたはずの!
あれが、またカバンに入ってたんだよ!」そう言って、Aはカバンからキーホルダーを取り出す。確かにあのキーホルダーだ。
俺「ほんとだ・・・」
Aは確かに捨てていた。俺も見ている。
A「呪われたのか?もうダメなのか?<俺>、なんとかしてくれよ!
これ、やるよ!お前持ってろよ!」俺「いや、いらないって。落ち着けよ。
・・・うーん、だけどそれ、もう捨てない方がいいかもな。」A「何でだよ?じゃあ死ねってのか?」
俺「呪いのアイテムってのはな、捨てようとすると逆効果なんだよ。
捨てれば捨てる程、力が強くなる・・・ってのもよくある。」
A「はぁ?先に言えよ!?ふざけんなよ!一回捨てちまったじゃねぇか!」
もう、こいつは本当に・・・。
俺「あー、じゃあちょっと調べてみるからさ。ちょっと数日待ってくれよ。」
A「数日?何日だよ!急げよ!」
騒ぐAを何とかなだめて、俺は早々にその場を退散した。
その翌日、俺が図書館で調べ物をしていると、Aがやってきた。
なんだか元気が無い。A「<俺>、ちょっと聞いてくれ・・・。もうヤバイかもしれん。」
俺「ど、どうしたんだよ?」
A「昨日の夜さ、寝る前にトイレに行こうとしたんだよ。おれ1人暮らしだろ?
でもさ、普通にトイレのドア開けようとしたら、開かないんだよ。
誰もいる訳ないのに、何故か、中からカギ掛かってて・・・。
そしたら、中から声が聞こえたんだよ。しかも1人じゃない、何人かの声が。
おーい、おーい、おーい・・・って呼んでる声が・・・。」
Aは思い出したのか、震えていた。
A「慌てて部屋から飛び出したよ・・・。」
その後、朝までコンビニやらマンガ喫茶で時間潰して、
朝になってから部屋に戻ったらしい。
A「なぁ、なんとかならないか?頼むよ。そうだ。お前、今日うちに泊まりに来いよ。」
こいつの家には何回か行ったことがあるが、今はちょっと事情が違う。
俺「いや、今日は無理だわ。うーん、そうだな・・・これ、使ってみろよ。」
俺は準備してきた護符をAに渡す。
俺「これ、部屋に張っておけよ。お前のこと守ってくれるハズだから。」
A「おぉ・・・すまんな!ってかもっと早くによこせよ!」
Aは護符で安心したのか、勝手なことを言って帰っていった。
翌日、またAが俺のところに来る。なんだかゲッソリしている。
どうやら護符は効果がなかったらしい。A「夜中、寝ていると、何か気配を感じてさ、ふと目が覚めたんだ。
そしたらさ・・・部屋に何か居たんだよ。黒い影が部屋の隅に。
で、また聞こえたんだ。呼ぶ声が。今度は俺の名前呼んでるんだよ。
○○・・・○○・・・って。」Aは頭を抱えている。
俺「あの護符でダメか・・・」
俺は少し考えて、これは昨日のより強力なものだ、と言って別の護符を渡した。
今できることはこれくらいしかない。
Aはそれを受け取り、フラフラと帰っていった。しかし、Aの周りには怪現象が起きつづけた。
聞こえてくる声は変わった。
もっと直接的な、死ね・・・死ね・・・死ね・・・という声に変わった。
携帯の留守番電話にも入っていたり、部屋で寝るのが怖くて、
公園のベンチなんかで寝ようとしているときにも聞こえてきた、と言っていた。
Aは1人でブツブツと独り言を言ってることが増えた。
普段から近づく人は少なかったが、以前以上にAに近づく人は減った。
気が狂いかけていたか、もしくはもう狂っていたのかもしれない。
しばらくして、Aは大学に来なくなった。そしてそれから数日後、Aが部屋で首を吊って死んでいるのが発見された。
今、俺の手元にはAが持っていたキーホルダーがある。
安物のキーホルダー。
俺が買った、ただのキーホルダー。Aのおかげで、これは呪いのキーホルダーになった。
ゴミ箱を漁ったり、合鍵作って部屋に忍び込んだり、録音した声を聞かせたりと、
色々努力した甲斐があった。Aが単純な男で、本当にやり易かった。これで、俺のコレクションがまた1つ増えた訳だ。
『呪いのキーホルダー』
ちゃんと曰く付きの、実際に持っていた人が死んでいる、ホンモノだ。
ウチ、泊まれよ!
20代のとき、バイクでの宿無しの旅にすごいハマってて、大学の長期休暇のたびに国内のいろんな所で野宿したり優しい人の家に泊まったりして楽しい旅をしていた。
そういう旅をしていると、「知らない人に泊めて貰う」事にすごく鈍感になって、「カベのある所で寝られりゃドコでもいーや」位にしか思わなくなっちゃう。(たぶん同じ事してた人なら共感してくれるはず)
で、とある超田舎で野宿も出来ない所(野猿が出る)に辿り着いてしまいどうしようかな、と思ってるところに、すごい優しそうなお爺さんが乗った車が急停止してきて、開口一番「ウチ、泊まれよ!」って言ってきた。
今、思えば、「いきなり『泊まれ』なんて言う人初めて見たな…」ってちょっと疑ってた。
完全に安心しきって、お言葉に甘えて泊まりに行ったら、予想通りのボロ屋。でも、部屋に入ってすぐ物凄い大雨になったので、ツイてたなーって話しながら地酒や山の幸をご馳走になり、風呂もご馳走させていただいた。
風呂から出ると、雨脚も強まっていて、「このまま2,3日泊まらせてもらうかな…」って呑気な事考えてたら、俺の服がない。
爺さんに聞くと、
「汚れてたから洗濯してやった。乾くまで俺の服を着ていろ。」って言われた。
その服は浴衣みたいな服で、外に出られるような服では無かった。
流石に、その勝手な行いにはかなり腹が立って、
「ドコに俺の服を置いてんだよ!大雨の日に洗濯したら出られねえじゃねえか!」
って激怒して、爺さんと揉み合いになりながら家中の部屋を探し回った。
部屋は居間を挟んで三つ。どこにも俺の服は無かった。まだ探し回りながら、
「風呂に入ってる途中にモノを盗る、完全に物盗りだ!絶対警察に突き出してやる!」
って思ってた。その矢先、便所のドアを開けると、便所が変わった作りだった。
ドアを開けると、便所があって、その向かいもドアなの。両側にドアがある。
どう考えてもおかしい。この先に部屋がある!って思ってドアを開けようとしたら、爺さんが物凄い形相で後ろから組み付いてきて、老人とは思えない力で便器に何度も頭を叩き付けられた。
俺は、物取りへの怒りより命の危険を感じて、全力で爺さんの顔面を殴りつけた。殺してもいいと思った。
爺さんは鼻の骨が折れたらしく、すごい鼻血を出しながら、やっと俺は解放された。
でも、服や荷物が無い事には外に出られない。
そのドアを開けると…中は、異常な光景だった。8畳くらいの和室の真ん中に、分娩台?のようなベッドが置かれ、畳の上には無数のバイブ。やっとこみたいな工具もあった。
部屋の隅には、黒ずんだ染みの着いたガーゼが詰め込まれている段ボール。
それと、すさまじい異臭。俺の服はその部屋に丁寧に畳まれて置かれていた。
なるべく、周りを見ないように、震える手で服だけを取り、着替え終わると走って外へ出た。
爺さんはまだ便所で気絶していた。死んでいるのか生きているのかどっちでも良かった。
玄関のドアを開けると、大雨。でもかまわず停めてあるバイクへ一直線に走ると、なぜか雨が降っていない。
嫌な予感がしたが、バイクに跨ったままそのボロ屋の屋根を見ると、何本ものホースを束ねて持った、白いTシャツを肩まで捲くった漁師風の浅黒い筋肉質の男が玄関に向かって水を噴射していた。
そいつは「なんでもない目」(としか言い様が無い)で俺を見ていた。目が合ったのはどれくらいだったかわからないけど、すぐバイクでフルスロットル加速して逃げ出した。
それ以来、旅はやめた。
後に、その土地は観光客もほとんどいないので宿もなく、野猿等が出るため野宿も出来ない。
しかし、地理的にパッカー等がそこで一旦休まざるをえない事が多いらしく、ハードなゲイの方々がそこで集団で生活し、パッカー達を慰み者にしているらしい、という噂を聞いた。
でも、俺が見た光景はそんな生易しい物ではなかった。
宿無しの貧乏旅行をしていた人ならわかると思うけど、泊めてくれた優しい人がゲイで、少しイタズラされた、なんてのはパッカー達の間では「よくある笑い話」で片付けられてしまう事が多いので、少しくらいのイタズラなら問題にされない事が多い。
「泊めてもらって、メシまで食わして貰ったんだから少しくらいサービスしてもバチはあたらない。」
そういったパッカー達の心理をホモの方々が狙う様になる、って言うのはわからんでもない。
406
風呂を覗くくらいなら隠し部屋やあめふらし工作もわざわざいらねと思う
直感的には監禁はあったと思うな>>466
風呂を覗いたりするくらいで済ましてくれるホモの人たちは基本的にはすごいいい人達ばっかりで、その爺さんは違う人種なんだと思う。
大体は実害が無いのでパッカー達はホモでも泊めてくれればいいや、って言う先入観がまずあった。
それを利用して、「風呂を覗くくらいじゃ我慢できな い人達」が疑わないパッカー達をおびき寄せて手ひどい暴行をしてたのは間違いないと思う。
それと、その時代のパッカー仲間の暗黙の了解って言うか、ホモに犯されたくらいでへこたれるのは根性なしって言う空気があった。
それに、世間的にも「宿も無しに旅に出るほうが悪い」って言う雰囲気だったし。
事件的な事があっても、表ざたにはまずならなかったと思う。
470
あくまで想像だけど
手ひどい暴行を行った場合
加害者は素直に開放してくれるかな
繰り返しやってれば中には告訴する香具師も当然いるだろうしなぁ
おれは殺人までやってそうな気がするけど相手がパッカーつーのも都合が良いし
>>469
確実に、俺以外の誰かが俺の前後に犠牲になってるだろうね。
憶測だけど、パッカーが旅に出たまま帰ってこなくても、
「元々放蕩癖があったし…」って行方不明扱いになるんじゃないかな。
その家で人が死んでるなんて信じたくないけど…。
俺の事を追おうともしない雨降らしの男は
「こいつが逃げようが、獲物はいくらでもやってくる」って思ってたんじゃないかな。
ス○ップの木村タ○ヤ
霊的な話じゃないですが
3年前、一人暮らしをしていたときの話し。夜9時くらいに帰宅するとすぐインターホンがなったので玄関を開けると、
40代くらいと思われる女性が立っていた。宗教の勧誘だったら面倒だな、と思いつつ「はい?」と言うと
女性は部屋を覗こうとしながら
「ここってス○ップの木村タ○ヤさんのお宅ですか?」
確かに俺は木村という苗字で表札も出していたが木村タ○ヤの訳がなく
驚きながら「いや、違いますけど…」と言いドアを閉めようとした。
すると女は閉まりかけのドアを押さえ目を見開き
「本当に?隠してませんか?本当はタ○ヤいるんでしょ!?」
と叫びながら部屋の中に入り込んで来ようとしてきた。慌てて「いやいや、違うから!」と言いつつ女を外に押し出そうとすると
女は「触らないで!タ○ヤー!いるんでしょ?タ○ヤー!」と暴れだした。俺はもう何がなんだかわからなくなり「ヤメロ、警察呼ぶぞ!?」と怒鳴ると
女はおとなしくなり逃げるように帰って行った。都会は変な人が多いな、なんて考えながらもその日は戸締りをし寝た。
翌日帰宅するとアパートの入り口に
昨日の女とその娘と思われる中学生くらいの女の子が
通りから死角になる場所に立っていた。俺は驚きつつもダッシュで自分の部屋の前へ行くと
娘が「タ○ヤに会わせて!」と叫んでいて
女は包丁(果物ナイフかも)を持っていて
「タ○ヤを出せ!!出さないと殺すっ!!」
もう目が尋常じゃないくらい血走っていた。
急いで鍵を開けで部屋に飛び込むとすぐに施錠し5分ほどボー然としていた。警察に電話しようと思いつつ部屋の電気を付けカーテンを閉めようとすると
窓に女と娘が張り付いて中を見回していた。
俺は「うわあぁぁ!」と叫びながらすぐに警察に電話。
パニックになりながらも事情を説明すると
警察は「すぐに警官を向かわせるので施錠をし待っていて下さい!」
女と娘はその間窓を叩きながら「タ○ヤに会わせろ!タ○ヤを出せ!!」と
絶叫している。
俺はトイレの中で掃除用のブラシ(武器代わり)を握り締め震えていた。5分くらいすると「コラー!何してるー!」と警察官と思われる声が聞こえ
騒がしくなった。
インターホンが聞こえ「木村さん?警察です。もう大丈夫ですよ。」と聞こえ
俺は安堵感で崩れ落ちた。その後警察へ行き事情を説明し、
女は逮捕(別の木村さん宅にも同じことをし被害届けが出ていた)、
娘は親戚に引き取られたらしい。
さすがに引越ししました。
バス停
私はオカルト話が大好きなのでその日は夜の9時くらいに近くの書店に怖い話の本を買いに行きました。結局3冊買いました。
家に帰って、買った本を夢中で読んでました。一冊読み終わり、ふと時計を見るともう深夜の1時。
まだまだ読めるな、と思い2冊目に手を伸ばす。
2冊目を三分の一くらい読み進めたところで無性に喉が乾いてきたので近くの自販機に飲み物を買いに行きました。
その自販機は私の住んでいるアパートから
坂を下って道路を挟んだところにあります。
私は、道路を横断しようと左右を確認したところ、バス停に黄色いワンピースを着た女性がポツンと立っていることに気がつきました。暗くて顔は見えず、年齢は分かりませんでした。
時計はちょうど2時を回る頃。
なんでこんな時間にバス停に立っているのだろう。
もちろん最終バスは23時です。
「(あぁ、誰かと待ち合わせでもしているのかなぁ。)」
そう考え直した私は気にせず道路向かいの自販機に向かいました。ポカリスエットを買って、また、道路を横断しました。
前述しましたようにその頃はパソコンが壊れていたので携帯からmixiをやっていましたので、暗い夜道、携帯の画面を見ながら歩いてました。そしてバス停の前を通り過ぎるときに、ふと先ほどの女性のことを思い出し、携帯から目線を横に逸らしバス停を見ると、例の女がバス停の置物をガシッっと両手でつかんで時刻表の欄に顔を1センチもないくらいのところまで近づけていました。
いくら目が悪くてもそこまで顔を近づけないことくらいわかります。
いきなり目に飛び込んできた異様な光景に呆気にとられ、ビクゥッと体が縮み上がりその場で立ちすくんでいると、女はその体勢のまま
キッ!!っとこちらのほうを向き直りました。
オカルト好きな私ですから、こういうときの女の表情といったら大抵は睨んでいるんだろうなと思ってましたが、その女は無表情・・・。
私を一通り見つめると、また、バスの時刻表に顔を近づける。
私は全身に冷や汗を感じ、全速力で家まで走って帰りました。
あれが、ただの変質者だったのか霊だったのかは敢えて追求しませんが、とにかく怖かったです。翌日、たまたまバスに乗るため、そのバス停に立っていて気づいたことなのですが、
女が見ていた側には時刻表などありませんでした。
ドラクエ
小学校のとき、先生に知能に障害がある子のうちに遊びに行かされた。
彼は脇目もふらずにドラクエ3をやっていて、正直、「こいつでもドラクエとかわかるんだなあ」と思った。
三十分ほど彼のプレイを見ていて、とても悲しい事に気が付いた。彼がそのゲームでやっているのは、
アリアハンの周りでスライムとカラスを倒す、ただそれだけだった。
パーティにただ一人の勇者のLvは50を越えていた。彼は永遠、素手でスライムを殺し続けた。
とても楽しそうだった。
先に進めてやろうと思い1コンに手を伸ばしたら凄い剣幕で怒鳴られた。
なんて怒鳴られたか聞き取れなかったけれど、とにかく怒鳴られた。
それを見て彼の母親が「ごめんなさいね、○○ちゃんはファミコン大好きのよ」と僕に謝った。
彼はドラクエ以外のソフトは持っていなかった。僕はそれ以来、ゲームをやらなくなった。
以前のようにゲームにのめり込めなくなってしまったのだ。
コントローラーを握るとやるせなくなった。
友達の家に行ってもみんながやるのを見ているだけだった。
その間、僕はゲームに興じる友達の背中だけを見るように努めた。本当にむなしかった。
その内に、僕はファミコンを憎むようにさえなった。
今までの人生の中で、あんなに何かを憎んだことはない。
それは真夜中に僕を目覚めさせた。
ゲームなんかこの世からなくなってくれと本当に願った。
僕はソフトを彼に全部あげて、本体は捨ててしまおうと思ったが、兄に怒られそれすらできなかった。
一人暮らしをしている今でもゲームは嫌いだし、もちろん家にも置いていない。時々、彼と、永遠に世界を救えなかったであろう彼の勇者の事を思い出すと、
とても悲しくなる。
僕たち今度結婚します。
僕の家の隣に女の子が越してきたのは小四の夏休みだった。
彼女の家庭にはお父さんがいなかった。
お母さんは僕の目から見てもとても若かったのを覚えている。
違うクラスになったけど僕と彼女は仲良くなった。
彼女はあまり明るいほうではなく、女子の友達も少なかった。
本ばかり読んで親しい友人のいなかった僕と彼女は
お互いの家に遊びに行くほど仲良くなった。
そのうち彼女は愚痴を言うようになった。
母親がすぐ殴ること。
同じクラスの女子が意地悪をすること。
すきな男の子ができたけどその子はほかの女子にも人気があること。
最初は僕のほうがよくしゃべっていたけれど、
この頃からは一方的に彼女が話し僕が聴くようになっていた。
ある日を境に彼女は学校に来なくなった。
好きだった男子の取り巻きたちにいじめられていたのが理由だ。
彼女は僕に会うたびに自分をいじめた女子が憎いといった。
そのいじめを見てみぬ振りしていたクラスの皆も憎いといった。
そして現実味のない復讐やクラスメイトの悪口を延々と話し続けた。
僕はただ黙って相槌を打っていた。
中学に入ってから彼女の素行が荒れ始めた。
夜遅くまで帰ってこないようになり、これ見よがしにタバコをすい始めた。
家庭環境も悪化し、深夜にいきなり親子喧嘩が始まったりもした。
一度は警察が彼女を迎えにやってきた。この頃から近所と折り合いが悪くなり、
中傷ビラや落書きなどの悪質な嫌がらせが彼女の家に行われた。
一度は郵便受けに刻んだ猫が入っていた。
僕も母に彼女と付き合うのをやめるよう言われた。
僕が高校を出たとき、彼女は部屋に引きこもるようになった。
僕も彼女の姿を見ることがめっきり減った。
めっきりふけこんだ彼女のお母さんに話を聞くと
昼は絶対に出てこない。
ご飯は部屋の前においていく。
深夜になるとトイレに行くときだけ出てくる。
そんな生活を送っているようだ。
僕は久しぶりに彼女に会いにいった。
彼女は僕に会うのを拒絶した。
扉越しに帰れと怒鳴った。
何を話しても黙っていた。
一度なんかはドアがあいたと思ったら味噌汁をかけられた。
ちらりと見えた彼女はげっそりと青白くやつれていた。
絞った雑巾のようだった。
僕は毎日彼女に会いに行った。
親とけんかした。
やっとできた友達と疎遠になった。
それでも毎日彼女の部屋まで会いに行った。
そのうち彼女は扉越しに話をするようになった。
悪い仲間と付き合っていたこと
万引きが癖になって警察に捕まったこと
恋人ができたと思ったら避妊に失敗して子供ができたとたんに逃げられたこと
助けてほしくて相談した母親に半狂乱になって殴られたこと
子供をおろしたこと
死のうと思ったこと
手首を切ったこと
昔と同じ様に彼女が一方的にしゃべり続け、僕は相槌を打つ。
意見を求められたときはなるべく無難な意見を言う。
そのうち彼女は部屋を出た。アルバイトも始めた。
だんだん性格も明るくなり始めた。
彼女のお母さんから泣きながらお礼を言われた。
ある日、彼女は近所の団地から飛び降りた。
下が植え込みだったこととたいした高さじゃなかったために一命は取り留めたが
脊髄が傷ついたために今後の人生は車椅子のお世話になるそうだ。
ベッドに横になった彼女はなきながら謝った。
親や僕に迷惑をかけていたのがすごく申し訳なかったから飛び降りたんだそうだ。
泣いている彼女を慰めた。
寝転んだまま泣いている人を慰めるのは難しいと思った。
慰めながら彼女にプロポーズした。
結婚を前提に付き合ってくれるように頼んだ。
彼女は全身の水分を絞りつくすようにして泣きながら
「本気?私でいいの?本当にいいの?」
と何度も聞き返した。訊かれる度にうなづき返した。
君のことがずっと好きだった。
顔をゆがめてクラスメイトの悪口を言っていたときも
悪い友達と付き合って荒れていたときも
一方的に愚痴をしゃべり続けていたときも
君が泣きながらお母さんが自分を殴ることを告白したときも
引きこもって別人のようにやせたときも
小学生の頃に君が好きな男子の名前をその取り巻きたちに教えたときも
君の家のポストに入れる猫を刻んでいたときも
足の感覚を失い白いベッドに飲み込まれそうに小さく横たわっている今も
ずっと君が好きだ。
これで完璧に君は僕だけの「彼女」だ。僕たち今度結婚します。
参考
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1387630227/
http://www.logsoku.com/r/news4vip/1387630227/