アザラシがもっと好きになる「可愛いアザラシ図鑑」

aoibotaru
アザラシのこと、どれくらい知っていますか?アザラシには沢山の種類があって、どれも本当に可愛いんです。もっと多くの方がアザラシに興味を持ってもらえるように、動画や写真(画像は特に可愛いものを)を沢山入れてまとめました。

(目次)

ー1ページ
・アザラシ(海豹)の語源・由来
・アザラシってどういう生き物?
・目や耳はどうなってるの?
・アシカとの違い
・アザラシは何種類いるの?
・アザラシの種類-日本-
●ゼニガタアザラシ
●ゴマフアザラシ
●クラカケアザラシ

ー2ページ
●ワモン(フイリア)アザラシ
●アゴヒゲアザラシ
・アザラシの種類-世界-
●カリブカイモンクアザラシ(絶滅)
●チチュウカイモンクアザラシ
●ハワイモンクアザラシ
●キタゾウアザラシ

ー3ページ
●ミナミゾウアザラシ
●バイカルアザラシ
●カスピカイアザラシ
●カニクイアザラシ
●ウェッデルアザラシ
●ヒョウアザラシ

ー4ページ
●ロスアザラシ
●ズキンアザラシ
●タテゴトアザラシ
●ハイイロアザラシ
・アザラシの暮らし

アザラシ(海豹)の語源・由来

元々は「アザ(痣)」「ラ(之)」「シ(獣)」という当て字。

体表にある黒い斑点を「痣」と見て、「痣のある獣」の意味で名付けられた。

漢字の「海豹」はヒョウのように斑点があることに由来し、アザラシの語源と基本部分では同じ由来となる。

アザラシってどういう生き物?

アザラシとは、海にすむ哺乳動物、つまり海獣(かいじゅう)とよばれる生きものの仲間です。海獣には、クジラ・ラッコ・アシカなどがいます。

アザラシは私たちと同じ哺乳類なので、私たちと同じように一定の体温をもち、肺で呼吸し、親と同じ姿をした子どもをうんで母乳で育てます。

目や耳はどうなってるの?

アザラシの目は色を識別することはできず、明るさを感じるだけなので彼らに色の概念はありません。

なお陸上にアザラシがいる際、目の下が濡れて泣いているように見えるときがありますが、これは涙を鼻腔に流す鼻涙管が無いためでヒトのように泣いているわけではないのです。

両極地方の暗い水の中で魚を取らなければならないので、視覚以外の感覚は鋭いです。

アザラシには耳たぶは無いですが目の横に耳の穴があります。ゴマフアザラシなどのいくつかの種では水中でクリック音を発して周囲の状況を把握するのです。

また、飼育下のアザラシでも周囲の物音に敏感に反応する様子を観察する事ができます。

アシカとの違いは?

←アシカ

アシカには耳たぶがありますが、アザラシの耳は穴が開いているだけです。

陸上における移動を見ても違いが分かります。アシカは後肢を前方に折り曲げ、主に前肢を使って陸上でも比較的上手に移動できます。

一方、アザラシは後肢を前方に折り曲げることはできず、前肢はあまり発達していないので、前肢を補助的に使いながらイモムシのように移動します。

アザラシは何種類いるの?

アザラシの種類は、全部で19種類です。
(そのうち、1種類はカリブカイモンクアザラシといい、1952(昭和27)年よりみかけた例がなく、絶滅したとされています)そのため世界の海や湖などには、今、18種類のアザラシがいると考えられています。

たいていのアザラシは寒い所にすんでいますが、モンクアザラシ2種(カリブをいれれば3種)は、暖かい亜熱帯の海にすんでいるのです。

アザラシの種類-日本-

日本では主に5種類のアザラシを見ることができます。

日本の近くでみられる大部分のアザラシは、冬、流氷とともに北海道まで南下してきます。

その間に、繁殖と子育てを行ない、春になると大部分のアザラシはまた北の方へ移動してゆきます。

●ゼニガタアザラシ

オスの成体は、体長1.9m、体重70~150kg、メスの成体は、体長1.7m、体重60~110kg。

赤ちゃんは、体長65cm~100cm、体重は8~12kg。

このアザラシは黒っぽい毛皮でうまれます。これはゼニガタアザラシが氷の上ではなく、黒っぽい岩の上で子育てをするためです。

母アザラシの胎内にいる時に、赤ちゃんアザラシは白い毛皮から黒い毛皮にぬけ変わります。

主な食べ物は、ミズダコ・コマイ・シロザケ・カジカ科といった海の底にすむ魚が多いです。

寿命は、オスが20歳をこえるのが少なく、メスが30歳をこえることが多いようです。4~6歳で繁殖します。

このアザラシの生息数は推定30万~40万頭とされており、そのうち日本では約450頭が生息しています。

http://www.youtube.com/watch?v=jW4QzuIvqcw
http://www.youtube.com/watch?v=3McmXI8XL4s

●ゴマフアザラシ

オスの成体は体長1.7m、体重82~123kg、メスの成体は体長1.6m、体重82~123kg。

赤ちゃんは体長77cm~92cm、体重は7~12kg。

このアザラシは、すむところによって大きさや体色が異なります。日本近海にいるアザラシの方が、体がやや大きいです。

マンガやアニメの「ゴマちゃん」で広く知られたアザラシです。ゴマちゃんは白い毛皮をもっていますが、この毛皮は赤ちゃんの時だけにみられます。

白い毛皮は、白い流氷の上にいる赤ちゃんアザラシが敵にみつからないようにするためと考えられます。

ゴマフの名前の由来は、黒いゴマをふったようなもようの毛皮をもつからです。ちなみに「フ」は、斑紋(もよう)という意味です。

ガジ・カレイ・サケ・ミズダコなど海の底の魚やタコを食べます。

寿命は30歳ぐらい、オスもメスも4~5歳で繁殖できるようになります。生息数は、世界で40万頭前後ではないかといわれています。

http://www.youtube.com/watch?v=S23QEf4BZ8o

●クラカケアザラシ

オスとメスの成体は、最大体長1.8m、体重90~148kg。赤ちゃんは、体長がおよそ86cm~92cm、体重が10.5kg。

繁殖期のみ流氷にのって沿岸(北海道)に近づいてきます。ゴマフアザラシと同じように、赤ちゃんは白い毛皮で生まれてきます。

これに対して大人の”オス”のアザラシは、暗色のクラ(鞍)をかけたような模様があります。このため、クラカケアザラシとよばれます。

このアザラシは、歯がとても貧弱なことに特徴があります。主な食べ物は、やわらかいイカや、浮遊性甲殻類などです。

寿命は30年では?といわれていますが、20年以上生きているのは少ないです。繁殖する年は、3歳ごろです。

クラカケアザラシは、日本ではおたる水族館(北海道小樽市)でしか見られません。

http://www.youtube.com/watch?v=FL-M9i4kt-w
クラカケがクシカケになってますね
http://www.youtube.com/watch?v=Gh6jmDio3b0

●ワモン(フイリア)アザラシ

名前の由来は、毛皮に輪の模様が入っているためですが、地域によって体の色と模様に違いがあります。

主食は浮遊性の小型の甲殻類や、小型の魚など様々です。寿命はオスがおよそ43年、メスがおよそ40年です。

生息数は世界で350万頭~600万頭と推測されており、もっとも生息数の多いアザラシです。

しかし近年、重金属の汚染をうけたり、地球の温暖化により生息数をへらすなど、深刻な問題をかかえています。

http://www.youtube.com/watch?v=29vM9fiPuis
http://www.youtube.com/watch?v=z5x0_rgxLvE

●アゴヒゲアザラシ

オスとメスの成体は最大体長2.5mで、オスの体重262kg、メスの体重が361kg。メスがやや大きいです。赤ちゃんは平均体長1.31m、体重33.6kg。

日本でみられるアザラシの中で、もっとも大きい体のアザラシです。1頭での行動を好み、群れて行動しません。

主食は、ほかのアザラシと異なり、海の底の魚・カニ・エビ・ナマコ・二枚貝などです。

赤ちゃんは暗褐色の毛皮をもち、背中~頭にかけて明るい色の斑点がみられます。

これは、普通のアザラシと違って赤ちゃんの毛がお母さんアザラシの胎内でぬけてしまうからです。

寿命は、オスがおよそ25年、メスがおよそ31年といわれています。6~7歳ごろになると繁殖します。

生息数は600万頭~700万頭です。

http://www.youtube.com/watch?v=lcjnJLOOho8
courtshipとは求婚、求縁という意味
http://www.youtube.com/watch?v=7m5j6zh1jN0

アザラシの種類-世界-

●カリブカイモンクアザラシ(絶滅)

毛皮は背中は茶色、お腹は黄白色だといわれています。赤ちゃんは、柔らかい羊毛のような毛でうまれます。

アメリカのフロリダ半島の先にある島、バハマ諸島、アンティル諸島、ユカタン半島のちかくにある小島や、岩にいました。

●チチュウカイモンクアザラシ

成体は体長2.8m、体重250~400kg。赤ちゃんは、体長が80cm~120cm、体重が15~26kg。

1年中繁殖しますが、8~10月が最も多いです。背中は濃い茶色、お腹は薄い茶色のものが多く、模様がある個体もあります。

赤ちゃんは、羊毛のような黒っぽい毛に覆われており、模様がみられます。4~6週間で背中が銀灰色、お腹が薄い色となります。

主な食べものは、魚とタコです。大きいものもたべます。

寿命はわかりません。繁殖できる年齢も明らかになっていません。生息数はとても少なく、絶滅のおそれがあります。

http://www.youtube.com/watch?v=QS_JryQ9osM

●ハワイモンクアザラシ

オスの成体は体長約2.1m、体重平均200kg、メスの成体は約2.4m、体重は272kg。赤ちゃんは、体長がおよそ1m、体重が16~18kgです。

このアザラシの耳の構造は、1450万年前のアザラシの化石よりも原始的だといわれています。そのため「生きた化石」とよばれることもあります。

背中は黒く、お腹は黄白色です。赤ちゃんは黒っぽい色でうまれてきます。

主な食べものは、サンゴ礁の魚、ウナギ、ロブスターなどです。寿命は30年ほどです。

生息数は1500頭とみられています。むかしのアザラシ猟により、沢山数をへらされました。

近年では、魚の網やゴミによって死亡するアザラシもいます。絶滅するおそれが非常に高いです。

http://www.youtube.com/watch?v=6H49Ep0iBLs

●キタゾウアザラシ

オスの成体は、体長約5m、体重1800~2200kg。メスの成体は体長3m、体重400~800㎏。赤ちゃんは、体長約1.2m、体重30~40kg。

オスとメスの違いが大きく、繁殖期に1頭のオスがたくさんのメスとのハーレムをつくります。

アザラシのなかでもっとも深くもぐることができます。毛皮は、灰色、淡黄色、褐色。

オスの鼻は膨らむとゾウのようになるため、この名前がついています。

主な食べものは、イカ、小型のサメ、深海魚などです。寿命はオス、メスともにおよそ14年です。

19世紀のアザラシ猟で大幅に数をへらしましたが、アメリカ政府の保護により、今は数がふえています。

http://www.youtube.com/watch?v=mP0AvoOCQSM

●ミナミゾウアザラシ

オスの成体は、体長約5.8m、体重3000~5000kg。メスの成体は体長3m、体重400~800㎏。赤ちゃんは体長約1.3m、体重40~50kgです。

オスとメスの違いが大きく、繁殖期に1頭のオスが沢山のメスとハーレムを作ります。

アザラシのなかで最も長く息をとめることができます。毛皮は銀灰色です。模様はありません。

主な食べものは、頭足類やタコなどです。魚も食べます。寿命はオスが20年、メスが18年です。

1964年までのアザラシ猟により、沢山数をへらしました。今は南極アザラシ保護協定により保護されています。

http://www.youtube.com/watch?v=k3ZlGV50kW0

●バイカルアザラシ

成体はおよそ1.4m、体重80~90kg。赤ちゃんの体長は64cm~66cm、体重は4~4.2kg。

このアザラシは氷の穴から出入りし、凍った湖の上にある雪のなかに巣穴をつくります。ここで子育てをします。

赤ちゃんは、白っぽい産毛でうまれます。うまれて4~6週間後に、大人と同じ毛皮にかわります。

このアザラシは7万頭いると推測されています。古くから人間によって肉と毛皮がとられていましたが、今は政府が狩りを制限しています。

ですが密猟する人間がいたり、上陸場に人間がいって邪魔したり、犬ジステンバーとよくにた病気で一度にたくさん死んだりして問題となっています。

湖の水の汚染も問題となっています。

http://www.youtube.com/watch?v=rbzRRvc_aZs

●カスピカイアザラシ

オスの成体は体長1.5m、メスの成体は体長1.4m、オスメスともに体重86kgぐらい。赤ちゃんは体長が64cm~79cm、体重が5kgぐらい。

カスピ海のいろんな魚と、小型の甲殻類を食べます。エサは季節によりかわります。

オスの寿命は47年ぐらい、メスの寿命は50年ぐらいです。

このアザラシはカスピ海(塩湖)と、その湖にそそぐ川のみにすんでいます。繁殖期の秋にはカスピ海の北東に1/4ほどいます。

赤ちゃんは白っぽい産毛をもち、約3週間で毛がわりします。

生息数は約45万頭。たいへん古くから人間によって狩りをされていたようです。

19世紀後の大きな商業的な狩りが、政府の管理のもと、今も続いています。

http://www.youtube.com/watch?v=5puMgsHdzpo

●カニクイアザラシ

オスとメスの成体は体長2.6mぐらい、体重は200~300kg。赤ちゃんの体長は、少なくとも1.1m、体重は推定20~40kg。

体の大きさからみると、頭と鼻づらが長くて細いという特徴があります。また、左右の目がかなり離れています。

生息数は1500万頭以上といわれています。このアザラシは今まで人間にほとんど狩りをされたことがなく、科学的な研究と基地でかわれているそり犬のエサとして捕まえられたぐらいでした。

http://www.youtube.com/watch?v=vGjJ5O0uDPs

●ウェッデルアザラシ

鼻づらがとても短く、とがっていないこと、目が大きく真ん中によっていることから、顔立ちはネコのようです。

前ヒレは、北にいるアザラシよりもとがって角ばっており、南極のアザラシのなかでヒレの長さが短いほうです。

アザラシの中で最も深く長く潜ります。深さ700m、長さ82分という記録があります。

主食は魚です。また、少しのイカや状態によっては無脊椎動物を食べることもあります。寿命はオスが21歳、メスが25歳です。

繁殖時、オスはメスがつかう呼吸のための氷の穴周りの水の中でテリトリーを作ります。

アザラシの中で最も南にすむアザラシで、南極をとりまく広い範囲の海にすんでいます。南極大陸ぎりぎり近くの定着氷にも沢山います。

生息数は約100万頭。今まであまり狩りをされたことがありません。たまに調査の目的で捕まえられるぐらいです。

http://www.youtube.com/watch?v=Vo__ds7LgpE

●ヒョウアザラシ

オスとメスの成体は体長が約3m、体重が270~450kg。赤ちゃんの体長は約1~1.6m、体重は約30~35kg。

体がくねくねとしており、頭とあごが大きいです。頭の形から、顔立ちは虫類のようにみえます。

前ヒレはきわめて長く、体長の約1/3もあります。幅も広く、アシカの前ヒレのようです。ヒレは完全に毛で覆われています。

たいていのアザラシは腰から後ろを動かして泳ぎますが、このアザラシだけ前ヒレをつかって泳ぐことが多いです。

ほとんどが1頭でくらしています。

魚、オキアミ、イカの他にアデリーペンギンやカニクイアザラシの子ども、時にはクジラの死体を食べることもあります。

寿命はオスが23歳以上、メスが26歳以上。生息数は、約50万。

●ロスアザラシ

南極のアザラシの中では、最も体が小さいアザラシです。

成体は、体長は少なくとも2.4m、体重が204kg。赤ちゃんは体長が約1m、体重が推定約16kgです。

人が近づくと、頭と首をもちあげ高い音をだします。毛がわりの際には、皮膚の一部もはがれます。

食べものは主にイカなどの頭足類ですが、地域によっては魚やオキアミも食べます。

寿命はオスがおよそ21年、メスがおよそ19年。オスもメスも、4歳ごろから繁殖を始めます。

南極をとりまく海にいます。生息数は、約10万~22万頭です。

●ズキンアザラシ

オスの成体は体長2.6m、体重300~400kg。メスの成体は体長約2m、体重145~300kg。赤ちゃんは体長が87cm~115cm、体重が20~30kg。

オスの寿命は34年、メスの寿命は35年以上。

オスとメスで顔や体が大きく異なります。主食はイカと魚です。繁殖期と換毛期(かんもうき:毛がわり)の時は、エサを全く食べなくなります。

たいへん古くから、衣服などくらしを支えるために北の人々によって捕らえられてきました。後に油と「プルーバック」という毛皮をめあてにした大きな狩りへとかわり、これが長いこと続きました。

今でもグリーンランドで人間や犬が食べるためと、毛皮をとるために狩りが続けられています。また、毎年魚網に入って死んでしまうアザラシもいます。生息数は25万頭~40万頭。

赤ちゃんは平均してわずか4日で親から一人立ちをします。これはほ乳類の中で最も短いです。

主に北極海の大西洋辺りと北大西洋の高緯度にすんでいます。

季節による氷の移動とともにこのアザラシも移動します。一生のほとんどを氷の周りですごします。

●タテゴトアザラシ

オスの成体は体長が約1.9m、平均体重が135kg、メスの成体は体長が1.8m、体重が120kg。赤ちゃんは体長約85cm、体重が10kg。

成長とともに毛皮の色や模様が変わります。成体の毛皮は銀白色です。

主食は甲殻類と魚。夏の間は海底にいる魚を食べるようになります。

オスの寿命は29年、メスの寿命は30年以上です。生息数は260万頭~380万頭。

たいへん昔から、北極などにすむ人々によって狩りをされています。とられたアザラシは、衣服にするなど全て利用されていました。

狩りは、国際的な規制のもと、今でも少し行われています。

http://www.youtube.com/watch?v=RM2f0vOxcFc
http://www.youtube.com/watch?v=0wkRJnrCmAQ

●ハイイロアザラシ

オスの成体は体長2.3m、体重170~310kgにたっします。メスの成体は、体長2m、体重105~186kg。赤ちゃんは体長90cm~105cm、体重11~20kg。

オスとメスは、顔や体が大きく異なります。オスは体が大きく、頭も大きいです。

主食は海底にいる魚や無脊椎動物です。また、様々な深さにいる魚の群れをたべたり、ウミドリをとらえることも。

寿命はオスが31年、メスが46年。一夫多妻ですが、ゾウアザラシのように縄張りを守ったり、メスの集団を囲ったりしません。

生息数は12万頭~13万頭5000頭ほど。古くは人間が暮らしていくための狩りでしたが、後に商業のための大きな狩りへとかわりました。

さらに漁師がとる魚を食べてしまう害獣として政府が捕まえて、個体数の管理が行われています。

http://www.youtube.com/watch?v=Hge5IcvrcK8

アザラシの暮らし

ゼニガタアザラシを例にアザラシのくらしをみていきます。

ある日のゼニガタアザラシ

ゼニガタアザラシは夜行性の動物で、昼間は上陸場で休息しています。

夕方になると海に出てエサを食べ、満腹になったり、エサがあまりとれない時にはまた上陸場へいって休息します。

ゼニガタアザラシの一年間

岩礁に上陸して生活するので、そこではほぼ一年中ゼニガタアザラシをみることができます。

1~3月:オスと子どもを産めない若いメスがいるが、流氷がくる間はどこかへいってしまう。

4月:妊娠したメスが続々と上陸場へ。オスの大部分はどこかへいってしまう。

5、6月:メスは子どもを出産し、母乳を与えて子育てを行なう。上陸場に残ったオスは毎日ケンカする。

子どもは4~5週間で親から離れる。子どもが独り立ちすると、メスは上陸場のオスと海で交尾する。

7月:海に出ていた大部分のオスが上陸場へもどってくる。

8月:毛がわりのためメスもオスも皆上陸場でごろごろする。

9月:妊娠した大部分のメスは、どこかへいってしまう。

10~12月:オスと子どもを産めない若いメスは、
上陸場付近でごろごろする。

アザラシの子育て

ゼニガタアザラシは、5月頃赤ちゃんを出産します。アザラシの出産は、大変な安産だそうで、赤ちゃんは5分ほどで生まれてしまいます。

まんまるとした体型なのですんなり産まれるのです。

赤ちゃんがうまれると、お母さんアザラシはすぐ自分の鼻先を子どもの鼻先にくっつけて、子どものにおいを確認します。

これは「ノーズ・トゥ・ノーズ」とよばれている親子のアザラシによくみられる行動です。

お母さんアザラシは、においと鳴き声で自分の子どもとほかの子どもを区別します。

子どもは、たいへん脂肪分の高い母乳をのんで育ちます。どれくらい脂肪分が高いかというと、イギリスのアザラシの例ですが、約45%もの脂肪分があったということです。

ちなみに人間は約3.5%ですから、いかに脂肪分がふくまれているか分かります。

ゼニガタアザラシの成長

オス

0~3歳:幼獣期。
4歳:思春期。遊び行動がみられる。
5歳~:成獣期、おとな。交尾ができるようになり、9歳で体長の成長がとまる。

メス

0~1歳:幼獣期。
2~3歳:思春期。排卵がはじまる。
4歳~:成獣期、おとな。子どもを産めるようになり、7歳で体長の成長がとまる。

https://matome.naver.jp/odai/2138227689938180201
2013年10月21日