「この世は生きるに値する」 宮崎駿監督が作品に込めたメッセージ

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公開中の映画「風立ちぬ」をもって長編映画の製作から引退することを明らかにしていたスタジオジブリの宮崎駿監督の引退会見が6日、東京都内で行われ、宮崎監督自らの言葉で「僕は何度もやめるといって騒ぎを起こしてきた人間ですので、どうせまたと思われているかもしれませんが、今回は本気です」と笑顔で言い切った。

全作品を通じて伝えたかったメッセージ

宮崎駿 監督
「この世は生きるに値する。そう子どもたちに伝えようと思ってやってきた。」

スタジオジブリ宮崎駿監督の引退記者会見、9月6日14時

引退を決意した理由

「今、次の作品を考えだすと(完成までに)5年以上はかかる。僕の長編アニメーションの時代ははっきり終わったんだと思う」
宮崎駿監督が会見で引退正式表明 長編アニメ以外の仕事を – 47NEWS(よんななニュース)

自身の影響力、海外からの評価に話が及ぶと・・

宮崎駿 監督
「僕は、文化人になりたくないんです。町工場のオヤジでして。文化人になりたくはありません。」

宮崎駿 監督
「文化を 発信するなんて (おこがましいことは) 考えていない。」

監督業をやりながら、抱き続けた葛藤を吐露

宮崎駿 監督
「初めから演出をやろうという人間ではなかった。戸惑いは風立ちぬまで引きずってきた。監督をやっている間もアニメーターとしてやってきた。」

各作品とその時代背景について

宮崎駿 監督
「ジブリを作った時の日本は…浮かれ騒いでいたと思います。それで僕は頭にきて。頭に来ないと、ナウシカ なんて作りません。」

憲法改正をめぐる発言について

(熱風の憲法改正インタビュー:憲法改正反対の意見に関し)
宮崎駿 監督:「鈴木プロが憲法改正について語ったら脅迫を受けた。3人(宮崎、高畑、鈴木)いたら焦点が定まらないだろうと思った」

自身、最も思い入れのある作品とは

宮崎駿 監督:「一番トゲのように残っているのは『ハウルの動く城』。ゲームの世界をドラマにしようとした結果、格闘して。スタートが間違っていたと思うが、自分が立てた企画だから仕方がない。
<宮崎駿監督>引退「今回は本気です」と笑顔 (まんたんウェブ) – Yahoo!ニュース

今後の活動について

宮崎駿 監督
「僕は何度もやめるといって騒ぎを起こしてきた人間ですので、どうせまたと思われているかもしれませんが、今回は本気です」
「ナウシカの続編はありません!」
宮崎駿監督が会見で引退正式表明 長編アニメ以外の仕事を – 47NEWS(よんななニュース)

宮崎駿 監督:「後10年は仕事をしたい、車が運転できる限りはアトリエに通いたい」「三鷹の森 ジブリ美術館の展示品や自身の”やりたいこと”を続けていく」
73歳・宮崎監督「やっと重しが取れる。今後は若い人に期待」 (デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

宮崎駿 監督「東山道を歩いて、京都まで行きたいと思ってるんですけれども。途中で行き倒れたり。」

スタジオジブリの今後について

宮崎駿監督
「(自分が引退して)やっと上の重しが取れるんだから、若い人から『こういうのをやりたい』というのが出てくるだろう。それがないとダメです。(若い人が)それを持っているかどうかにかかっている」
73歳・宮崎監督「やっと重しが取れる。今後は若い人に期待」 (デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

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2014年04月29日