オペラって敷居が高い?
オペラって聞くと、値段が高い、外国語、ドレスコード、金持ちの道楽…なんて言葉が頭を過る事ありませんか?
でも実は、オペラって誰でも楽しめる内容の「劇」なんです。
そもそもオペラってどういうものなの?
オペラとは演劇と音楽が一緒になっている「歌劇」というものです。
オーケストラの演奏や歌手の演技力などを総合的に楽しむ劇なのです。
台詞は全て歌詞の中に含まれています。
ですが、字幕が付くためイタリア語やドイツ語が分からなくても問題ありません。
オペラは王様の趣味?
元々はオペラと言えば王様や上流階級の貴族が楽しむものでしたが、時代が進むにつれ劇場で公演されるようになり一般階級にも開放されるようになったのだとか。
オペラってどんなものがあるんだろう?
オペラには大きく分けて「悲劇」と「喜劇」があります。
有名な作品の舞台は中世~近世ヨーロッパのものが多く、華やかなドレスや舞台などが目を引きます。
時代背景などを考えながら観ていると、当時の常識や考え方などが学べて面白いかも。
悲劇って何があるの?
オペラの悲劇には「ランメルモールのルチア」、「椿姫」、「蝶々夫人」などがあります。
戦争やお家騒動、恋愛に纏わる悲劇が多い傾向にあります。
悲劇の数は多いので、お気に入りの一作を見つけるのも楽しみの一つです。
喜劇って何があるの?
「フィガロの結婚」や「愛の妙薬」、「コジファントゥッテ」等は現代人の感覚でもお腹を抱えて笑える内容なのでお勧めです。
この三つは恋愛の可笑しさを取り上げ、コミカルに仕上げた作品で、日本でも公演される回数が多いのが特徴的。
オペラ鑑賞してみたいんだけれど、どれくらいチケット代がかかるの?
日本国内の主要なオペラ劇場だと、SS席が2万円近辺、S席が1.7~2万円、A席が1.4~1.9万円、最安値の席は3千円~5千円程となります。
また、これとは別に海外の有名オペラ劇場の演奏者を呼んでいる公演などでは、このお値段の1.5~3倍程のチケット代になるそうです。
オペラ鑑賞のドレスコードってどうなってるの?
これは席の価格帯によって変化します。高い席なら、男性はスーツやタキシード、女性はワンピースやスーツなど。
低い席ならそんなに気にしなくてもOKですが、男性はジャケット、女性はちょっとしたワンピースなど、「素敵なレストラン」に行ける格好がお勧めです。
オペラを観に行くときに必須なものは?
席がどの位置になるのかにもよりますが、基本的にあった方が良いのはオペラグラス。
歌手の迫真の演技をしっかりと見る事が出来ます。
オペラグラスは会場でも売られている事があるので、要チェック。
でもやっぱり敷居が高いよ…
初めてなのに、早速劇場に行くのはちょっと…という方も多いでしょう。
だったら、オペラのイメージを掴む為にオペラ映画の鑑賞から初めてみては?
初めて観る作品を何度も再生し直してじっくり理解する事も可能。
オペラを観に行くその前に!
字幕が出るとはいえ、とにかく登場人物が多い!
名前を覚えられなくてストーリーが楽しめなかった…なんて事にはならないように、大まかにでも粗筋を知ってから観に行きましょう。
ストーリー知っちゃったら観る意味無いのでは?と思うかもしれませんが、生の演奏の迫力を知れば、オペラ鑑賞の楽しみは歌にあるのだと思われる事でしょう!