氷食症(ひょうしょくしょう)は、氷を無性に食べたくなる病気。 鉄分の欠乏によることが多い。
主たる原因は、鉄欠乏であり、鉄欠乏性貧血および、その前駆状態である「貧血がない鉄欠乏症」でも氷食症は起こる。
体温を、腋下と口腔内で比較したとき、口腔内が高いことから、口腔内を冷やすためではないかという説や、鉄欠乏により食嗜好が変わるという説があるが、未だ不明な点が多い。精神疾患である強迫性障害の一つとして見られることもある。
なお、氷を大量に食べることにより鉄分の腸管吸収が低下し、鉄欠乏を招くという逆の発想からの説もあるが、鉄剤治療に際して、氷食症合併群と非合併群の間にその治療効果・速度に差のないことから、疑問視されている。
具体的には”一日に製氷皿一皿以上の氷を食べるような場合”に初めて、この氷食症が疑われるのだそうです。
氷食症の特徴的な6つの症状をチェック!
1 無性に氷が食べたくなり、一日に製氷皿ひと皿以上の氷を食べる
2 眩暈などの貧血症状がある
3 口の中の温度が高く、冷たいものを欲しやすい
4 持久力が低下した(疲れやすい)
5 顔色が優れない
6 寝起きや寝つきが悪い
貧血とは何でしょうか?
•貧血は、赤血球数の低下、または、ヘモグロビンの値の低下を来した状態
•血液が不足した状態の総称です
•立ちくらみなどを貧血とは呼びません月経などで鉄を失う機会が多いので、鉄欠乏性貧血が若い女性に多いのは当然といえます。
貧血症状を伴うようなら病院へ
病院では、貧血や鉄欠乏症を調べる血液検査を行います。
ヘモグロビンが正常値を下回っており、平均赤血球血色素濃度(MCHC)が30以下だったら、鉄欠乏性貧血の可能性が高いです。
また、トランスフェリン飽和度が15%以下で、血清フェリチン値が13ng/mlだった場合は、鉄欠乏症と考えられます。氷食症と診断されたら、鉄剤の一種フェロミア錠などを服用し治療します。
多くの場合、1ヶ月ほど飲み続ければ貧血も氷食症も治りますが、再発を防ぐためには3~4ヶ月の服用が必要と言われています。
なぜ、3ヶ月も鉄剤?
•鉄剤の吸収は極めて不良です
•毎日、少ししか吸収されません
•吸収された鉄は、ヘモグロビン合成に使われます
•貧血が改善した後に、骨などに鉄の貯蔵が始まります
•鉄の貯蔵が出来て、治療が終了します
鉄剤服用による副作用としては、時に軽い腹痛、食欲低下、便秘あるいは軟便を訴える人がいます。
こうした症状が強ければ医師に相談して、別の薬に変更したり、1回の服用量を減らすか、毎日服用できなければ1日おきの服用でもかまいません。
また、副作用ではありませんが、鉄剤服用中は便が真っ黒(タール便)になることを、知っておいてください。
鉄が多い食事
•いわし
•かつお
•レバー
•わかめ
•卵黄
•ひじき
•のり
•ほうれんそう
関連する診療科目は以下の通りです。
内科
婦人科
産婦人科

