人工知能の応募も可能!?理系文学「星新一賞」が未来すぎる

ringo-mikan
日本を代表するSF作家・星新一の文学賞が出来ました。さすが、SF作家の文学賞だけあって、募集要項がなかなか斬新です!

「星新一賞」が始まりました!

日本を代表するSF作家、星新一。
「ショートショートの神様」が募集する作品は、よその文学賞とはまったく違います!

▼星新一とは

星新一
1926年〈大正15年〉 – 1997年〈平成9年〉
日本の小説家、SF作家。小松左京、筒井康隆と並んで日本SFの御三家と称される。

400字詰め原稿用紙にして10数枚程度のショートショートと呼ばれる小説形式を得意とし、当用漢字しか用いない平易な文章、時事風俗や固有名詞、性や殺人を描かない透明感のあるその作風は、年齢性別国籍を問わず広い読者層、とくに小中学生の子供たちに支持され、「ショートショートの神様」と呼ばれた。

刊行部数は、新潮文庫だけでも3000万部に及び、今なお増刷・復刊が行われている。翻訳は「ボッコちゃん」の英訳(1963)を皮切りに、旧ソ連から東欧諸国の言語、中国語、韓国語、スペイン語、ベンガル語、エスペラント語まで20言語以上延べ650件以上。
星新一公式サイト-プロフィール-

ヒサミチ@hisamichi

星新一がよく言ってるけど、自分の作品が時代を越えて生き永らえたのは固有名詞を廃したからだって 登場人物の服装や価格相場まで 腐りやすいものは描写しない SFだから出来る事、という気もするけど、たとえば吉田健一には似たような意志を感じる amazon.co.jp/gp/product/412…

亜貴斗@1akito2

星新一のショートショートの中でこの(おーいでてこーい)が一番好きです。社会性がありぎてコワいくらい!!三分半の作品です。よければ感想ください。 youtube.com/watch?v=hgWOHz…
星新一の作品をアニメ化した動画です。3分半。星新一を知らない方は、まずこれを見てみて!

▼たくさんの著作は、いま読んでも色あせず、ファンは多い。

yosimasa4403.N@yosimasa4403

【ショートショートの神様】星新一 の名言貼ってく【再掲】: youtu.be/9wffoHMgxys @youtubeさんから
高校生時代に星新一ばっかり読んでた。おっさんになって思うのは結構考え方に影響受けてるなあって。

U@ebleco

創作してると不意に「このアイディアは俺が知らないだけで、星新一が既にショート・ショートとして完成させているのではないか」っていう強迫観念に駆られる時がある。他にも「この能力って既に俺の知らないドラえもんのマイナーな秘密道具であるんじゃないか」とか。先人が強すぎて勝てる気がしない。
星新一は面白いのに、星新一っぽい小編は面白かったためしがない。そう考えると、星新一の小編は、ショートショートのお手本なんかじゃなくて、とんでもない奇形なんじゃないかって思う。

マルキン@ma_ru_kin

星新一先生が生きていたら、ツイッターを見てどんなショートショートを考えるだろう
今日6日は、俺の人生に最も多大な影響を与えた、”ショートショートの神様” 星新一さんが生まれた…降臨した日。もし、氏がご存命でツイッターをやりはったら140文字を完璧に操りはるやろな~。………まず自信持ってハッキリ言えるのは、決してこんなオチの無い呟きはしはれへんわ(笑)
きれいなオチのある話すべてに「星新一のショートショートみたいだな」と言う人。

▼作品の中には、未来を予言したような作品も!

不動明@DoDoDoDaDaDa1

SFを’胡散臭く’見る人も多いだろが、これほど未来を’予言(実現)’させてくれるものはないだろう。 いろんな科学者や、宇宙飛行士等は絶対に影響を受けているはずだから。 手始めは 「星新一」 お薦め bit.ly/Uu6QtA bit.ly/JFQPLr

英俊=영준@youngjoon0425

前からずっと思ってたけど
マイナンバー制度って
星新一の「番号をどうぞ」の世界やん(笑)ってずっと思ってた(笑)
星新一はやっぱりスゴイ!
この時代を予想してたんやから!

後藤紋絢子@goricafe_achako

改めて、星新一の未来予想力はすごかったんですネ。預言者だったのだろうか。40年も前に、SNS, twitter世界の発想、オレオレ詐欺、臓器移植 etcが正確に描けていたなんて脱帽。 – 4/15放送(名古屋は今頃放送。)ビーバップハイヒール 出演:筒井康隆、新井素子ほか より
昭和51年に書かれた星新一のコラムに、まさに現代のコンピュータ時代におけるいくつかの問題点が予想されてた。まるで予言書みたいだとびっくり。ノストラダムスとかみたく、詩や暗号みたいなものじゃなく、同じ日本語で普通の文章だから、意味があやふやにならず解りやすい。やはり凄い人だったな。

夜舟@yofune_arou

手塚治虫とか星新一とか未来をかなり現実的に予想する人たちの頭の中はどうなってんだ。
何が見えてるんだ。
そんな人たちの人生は楽しいのだろうか、哀しいのだろうか。
Digitally generated image depicting binary code in space

▼そんな彼の名前を冠した「星新一賞」とは?

課題 :あなたの理系的発想力を存分に発揮して読む人の心を刺激する物語を書いてください。
(規定字数:10,000文字以内)
日経「星新一賞」公式ウェブサイト

応募部門は、一般部門とジュニア部門の2部門です。
日経「星新一賞」公式ウェブサイト

ジュニア部門は中学生以下のみが応募可能です

原則、電子ファイルのみ受付けます。
日経「星新一賞」公式ウェブサイト

手書きの原稿は受け付けません!テキストファイルのみ。

人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。
日経「星新一賞」公式ウェブサイト

えっ、どういうこと???

ただしその場合は、連絡可能な保護者、もしくは代理人を立ててください。
日経「星新一賞」公式ウェブサイト

秋津環@aki_tama

「や、またずいぶん奇妙な小説の賞ができたもんだな」 エヌ氏は携帯の画面を見ながらそうつぶやいた。
RT @tokoroten: 人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。 / “日経「星新一賞」公式ウェブサイト” b.hatena.ne.jp/entry/hoshiawa…
「星新一賞」の応募規定に「人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます」とあるのはジョークではない。協力団体に「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」が名を連ねています。いまごろ応募作を執筆(?)中かも。

秋津環@aki_tama

@ogaok 人間以外人工知能もオッケーってあたりがいかにも星新一に相応しいって感じがしますよね~ 結果がすごい楽しみですっ

▼「きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ」とは??

星新一のショートショート全編を分析し、エッセイなどに書かれたアイデア発想法を参考にして、人工知能におもしろいショートショートを創作させることを目指すプロジェクトです。
きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ

2012年9月にスタート。2017年頃の「新作発表」が目標です。
きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ

今回の応募には間に合わなさそう?しかし、今後はわかりません!!

▼審査員も豪華!

瀬名秀明(作家)
1968年生まれ。東北大学大学院薬学研究科修了、薬学博士。『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞、『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞。『希望』『小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』(原作=藤子・F・不二雄)など小説作品のほか、科学とSFの交流を目指した編著『サイエンス・イマジネーション』や、科学の想像力と勇気を描いた『インフルエンザ21世紀』など著書多数。東北大学機械系特任教授も務めた。
野口聡一(宇宙飛行士)
1965年神奈川県生まれ。東京大学大学院修士課程修了。石川島播磨重工(現IHI)入社後、1996年NASDA(現JAXA)が募集していた宇宙飛行士候補者に選定される。2005年スペースシャトル「ディスカバリー号」で宇宙へ。3回の船外活動のリーダーとして任務を遂行。2009年、フライトエンジニアとして日本人初のソユーズ宇宙船に搭乗しISSに約5ヶ月半滞在。宇宙滞在時間は日本人最長となる。2012年、JAXA宇宙飛行士グループ長就任。
朝倉啓(株式会社IHI 常務執行役員 経営企画部長)
1980年、石川島播磨重工業(現IHI)入社。極低温ヘリウム回転機械技術の研究・開発に長年従事する。1998年、欧州合同原子核研究所(通称CERN(セルン))に、陽子を加速させる超電導磁石の冷却機能を担う「コールドコンプレッサー」のプロトタイプを納入。CERNは2012年7月にヒッグス粒子を発見。(ヒッグス粒子との断定は2013年3月。)世紀の発見を縁の下の力持ちとして支えると共に、10年以上の歳月を経て、仲間たちと研究成果を結実させた。2013年4月より現職。

途中審査を含む審査は、ここでご紹介した方以外にも、作家、科学者・研究者などによって行う予定です。
日経「星新一賞」公式ウェブサイト

▼小説を書く?プログラムを書く?

日経 星新一賞では、皆さんが心に抱く大きな夢や、誰も思いつかないような未来、そしてこれまでの価値観を変える新鮮かつ大胆な発想をお待ちしています。
日経「星新一賞」公式ウェブサイト

協賛企業IHIからのコメント

SFは、想像できないことを想像する世界です。星新一賞における「理系文学賞」という、これまでにない視点から、とんでもない想像力が発動され、見たこともない世界が立ち現れそうです。楽しみでもありますが、おちおちしてもいられません。挑戦状、受けて立ちましょう。
日経「星新一賞」公式ウェブサイト

協力団体、日本SF作家クラブからのコメント

tokoya@tokoya

星新一賞への応募、今から応募作を書き始めるのと、小説を書く人工知能のプログラムを書き始めるのとでは、どっちが早いだろうか…(笑)。
hoshiaward.nikkei.co.jp/index.html 日経「星新一章」とな。応募要項に、「人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。」とあるのが素敵。よし、私も、今から小説執筆ロボットを開発しよう! 材料はたくさんあるぞ! アマゾンダンボールが!

応募は7月25日受付開始です!

https://matome.naver.jp/odai/2137325901397977001
2013年09月16日