生命が存在しうる惑星を3つも持つ恒星が発見
欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)は25日、太陽系から近い距離にある恒星を周回する3個の「スーパーアース(巨大地球型惑星)」が見つかったと発表した。
地球近くで3個のスーパーアース発見、全てハビタブルゾーン内 国際ニュース : AFPBB News
3惑星と恒星との距離は、水が液体で存在するのに最適な「ハビタブルゾーン」内にあるという。
地球近くで3個のスーパーアース発見、全てハビタブルゾーン内 国際ニュース : AFPBB News
3つの惑星は、いずれも地球より大きく海王星より小さいという。
同じ恒星回る3惑星、全てが「ハビタブルゾーン」に| 世界のこぼれ話| Reuters
これまでのデータを分析し、発見した
天文台の研究チームが、これまで望遠鏡で得られたデータを分析
水凍らず生物に適した3惑星、22光年の距離に : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
その結果、三つの惑星はグリーゼ667Cから適度な距離にあり、水が凍らずに液体で存在するのに適した環境にあることが確認されたという。
水凍らず生物に適した3惑星、22光年の距離に : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
太陽系から約22.1光年の距離に存在するグリーゼ667C
3惑星は、恒星「グリーゼ667C(Gliese 667C)」を周回する最大7個の惑星群の一部。
地球近くで3個のスーパーアース発見、全てハビタブルゾーン内 国際ニュース : AFPBB News
グリーゼ667(英: Gliese 667)は、太陽系から約22.1光年(6.8パーセク)の距離に存在する三重星系
グリーゼ667 – Wikipedia
さそり座の方角に位置しており、裸眼では5.89等の一つの天体として観測できる。
グリーゼ667 – Wikipedia
スーパーアースとは
スーパーアースとは地球の数倍から10倍程度の質量を持つ太陽系外惑星のこと
あと少しで宇宙人に会えるかも! 地球外生命体がいるかもしれない「スーパーアース」が発見される | ロケットニュース24
かつ主成分が岩石や金属などの固体成分と推定された惑星のことである。
スーパー・アース – Wikipedia
欧州南天天文台(ESO)によれば、銀河系内のスーパーアースは数百億個存在すると推計している。また、地球から30光年以内のスーパーアースは約100個と推計している
スーパー・アース – Wikipedia
今回の発見について科学者たちは
「近くの恒星が、これほど多くの惑星をハビタブルゾーン内に持つことを見つけたのは、心躍ることだ」
地球近くで3個のスーパーアース発見、全てハビタブルゾーン内 国際ニュース : AFPBB News
米ワシントン大学(University of Washington)の天文学者、ロリー・バーンズ(Rory Barnes)氏
「1つの惑星系のハビタブルゾーンでこうした3つの惑星が見つかったのは初めて」
同じ恒星回る3惑星、全てが「ハビタブルゾーン」に| 世界のこぼれ話| Reuters
カーネギー研究所の天文学者、ポール・バトラー氏
科学者らは、今回の発見で地球のように生命が進化する環境を持つ惑星が他にも見つかる可能性が高まったと指摘している。
同じ恒星回る3惑星、全てが「ハビタブルゾーン」に| 世界のこぼれ話| Reuters