南米の「光るゴキブリ」が、「2012年の新種トップ10」に選ばれた!

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2012年に発表された新種のうち、特に興味深いものが選抜されたリストに、ひときわ「異彩」を放つ「光るゴキブリ」がノミネートされました。どんなゴキブリなんでしょうか。

アリゾナ州立大学の生物種探査国際研究所により、「分類学の父」カール・フォン・リンネの誕生日(5月23日)に合わせて発表されており、今年は6年目です。「光るゴキブリ」以外にも面白い生物が選ばれているので、興味のある方はチェックしてみてください。

今回のリストでもっともレアな存在とされたのは、光るゴキブリである。
【閲覧注意】光るゴキブリ!?人の目をした猿!? 昨年登録された生物新種TOP10発表 – IRORIO(イロリオ)

その名は「ルキホルメティカ・ルケ」

まるで宇宙人のような姿。
生息地は南米のエクアドル。
エクアドルの位置。
赤道直下です。

目的は「擬態」

擬態によって、毒性のある虫に似せることで、捕食者に対する自己防衛機能を発動させるのだという。
飛ぶだけじゃない。やつらは光ることだって出来るんだ(日刊テラフォー) – エキサイトニュース

つまり、「俺は危険だから食べるなよ!」とアピールしているのです。

この光るゴキブリは、発光を防御的な擬態に用いることが知られている唯一の生物だ。
Lucihormetica luckae – Wikipedia, the free encyclopedia

(原文)L. luckae is the first known species to use bioluminescence for defensive mimicry.

光るコメツキムシ。
この仲間の、毒を持っている虫に擬態しているそうです。具体的な種類までは分かりませんでした。

…もう絶滅してしまったかも?

この光るゴキブリは絶滅が危惧されており、もしかしたら既に絶滅してしまったかもしれない。
Top 10 new species of 2012

1939年に標本が採集されて以来、一度も見つかっていないのです。では、「なぜ2012年の新種トップ10」に選ばれたかというと…、その標本を基にして、2012年に新種として初めて発表されたからです。

(原文)L. luckae that may be endangered or possibly already extinct.

2010年12月、トゥングラワ火山が噴火。
この噴火により、ゴキブリの生息地が壊滅的な被害を受けたそうです。

ルキホルメティカ・ルケは、進化上の“一発屋”に終わるかもしれない。
ニュース – 動物 – 南米の光るゴキブリ、有毒昆虫を擬態 – ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)

せっかく面白い性質を獲得したのに、火山の噴火のために後の世に受け継がれず…。自然界は厳しいです。

おまけのトリビア。

この光るゴキブリの学名「ルケ」は、この新種を発表した研究者の娘の名前から命名された。
Light-mimicking cockroaches indicate Tertiary origin of recent terrestrial luminescence – Springer

父親からまさかのプレゼント。ゴキブリに自分の名前がついた、というのは…どんな気持ちなのでしょうか。

(原文)luckae, after Lucka (Lucia), daughter of the senior author.

https://matome.naver.jp/odai/2137078621569594001
2013年06月09日