■小学校の鏡
廃校になったある小学校にある大きな鏡を
深夜2時ちょうどに見ると怪奇現象が起きるという話を聞き、
夏に友人三人と早速行ってみた。
その学校は山奥にある木造の学校の校舎で
いかにも廃校という感じだった。
玄関を入るとホコリっぽい匂いが鼻にツンときた。
例の鏡は玄関の突き当たりん右に行くとすぐそこにあった。
もうすぐ2時になる、蒸し暑いなか三人とも固唾をのんで鏡を見守った。
2時になった!!…だが、特に変化はなく、
長袖の三馬鹿がこちらをじっと見ているだけだった。
遂に五分が経過し、これ以上見ても無駄と思い、三人で大したことないな、
と笑いながら校舎を後にした。ふと、友人たちの服装を見て、
蒼くなって動けなくなってしまった・・・。
【解説】
鏡に映っている自分たちは長袖だったが、
自分たちの服装は半袖だったから。
■俺が妹の部屋で
先日、俺が妹の部屋で大便していたら、
旧・日本兵の格好をした見知らぬ男が入ってきた。
最初は泥棒かと驚いたんだけど、
無言のまま血走った眼でこちらを睨みつけてくる。
ちょっと薄気味悪くなって、「貴方は誰ですか、何をしているんですか?」って尋ねたら、
「バカヤロー!」って叫んでそのまま霞みたいに消えてしまった。
その後、帰宅した妹に事情を話したんだけど、
泣き叫ぶばかりで話にならなかった。
両親も怒鳴ったり喚いたりするばかりで、その男の話は何も出来なかった。
もしかすると家族は俺の知らない秘密を抱えているんだろうか?
いま思い出しても背筋が凍る思いだ。
【解説】
主人公が妹の部屋でじさつ(首吊り?)→糞便垂れ流し
日本兵の格好の霊→日本のために命がけで戦った彼からしたら、
自ら命を絶つような主人公に苛立ちを隠せなかった。
主人公はもう死んでいるので、妹や家族には姿が見えず、
何を言っても取り合ってもらえない。
■作文発表
私はN小学校の教師をしています。
そこで発表された小学2年生の発表です。
…..
わたしのおとうさんとおかあさんは毎日しごとに行っています。
そして、いつもつかれて帰ってくるおとうさんとおかあさんをみて
おてつだいをしようと思いました。
まずはせんたくものをしました。
赤いティーシャツは洗ってもとれませんでした。
次にあらいものをしました。
ほうちょうを洗うとき先っぽに赤いものがついてたけど気にしないであらいました。
そして最後の部屋の片づけをしました。
おかあさんの部屋のベットの下におおきなおにんぎょうがありました。
もしかしてクリスマスプレゼントかな?と思いました。
【解説】
赤いティーシャツ→血のついたティーシャツ
包丁の先っぽ→血がついてる
おかあさんの部屋のベットの下→死体
■雨の日の運送作業
「わたしはいつものようにトラックで荷物を届け先へ運んでいたんです。そしたら……」
と語るトラック運転手。
運転手の相方が助手席に座っていたところ、
急に道のど真ん中に人が現れて助手席にいた相方を
殴り倒して犯人は逃走してしまったようだ。
「誰か相方さんに恨みを持ってる人はご存知じゃありませんか?」
と警察に聞かれると
「分かりません。すごくいいやつなんですけど」
と運転手は答えた。
それから数日後、犯人は逮捕されたそうだ。
【解説】
犯人が助手席の相方を殴った。
↓
雨の日に窓を開けたまま運転するのはおかしい。
↓
窓は閉まっていた。
↓
外からの犯行は不可能
↓
犯人は車内にいた。
■姉とある日のこと
俺には姉がいる。
姉ちゃんは足が悪く、いつも左足を引きずって歩いている。
俺はいつもその姿を見て申し訳ない気持ちでいっぱいになるんだ。
俺が小さい時に車に引かれそうになって、それを姉ちゃんがかばってくれたんだ。
そのときに左足を怪我して、麻痺の後遺症が残ってしまった。
…と母さん達から聞いた。俺は幼かったので覚えていないのだ。
姉ちゃんには凄く感謝してるんだ。だって命の恩人だから。
俺と姉ちゃんは今でも仲が良い。
「ふぅ、終った!ちょっと休憩。…あー、俊太!人の所有物勝手にあさらないでよっ」
「いーじゃん、漫画借りるくらい。今いいところだからもう少し待っててよ」
「もぅ、仕方ないなぁ。大学のレポート書き終わったら読もうと思ってたのにー。
…じゃあ紅茶でも飲んで待ってようかな」
姉ちゃんはそう言って立ち上がろうとしたから、
「俺が持ってくるよ!ちょうど何か飲みたいと思ってたから。ちょっと待ってて」
と言って、姉ちゃんの返事を聞く前に俺は一階のリビングに降りた。
紅茶を持って部屋に入ると、姉ちゃんの瞳には涙が浮かんでいた。
俺はびっくりして
「どうした!?足が痛いのか!?」
と聞いた。
「違う…。私は…俊太がそうやって私の事を気遣ってくれてるのが嫌なの」
それは思い掛けない台詞(ことば)だった。
「え…?」
「左足の事、申し訳ないと思ってるのかもしれないけど、私はもう気にしてないから」
「でも、俺のせいで…」
「俊太のせいじゃないの!だからそんな風に思わないで!事故の事はもう忘れて?」
姉ちゃんは椅子から立ち上がりそう言った。
「分かった。でも俺は、責任感とかそうゆーんじゃ無く、
姉ちゃんの役に立ちたかっただけなんだ。
ただ、姉ちゃんの笑顔を見ていたいだけなんだ」
「そんな事言ってもらえる資格は無いわ。でも私は今は俊太が生きてて良かったと思ってるよ」
俺は ようやく紅茶を置き、姉ちゃんに近づきそのまま抱きしめた。
顔は見えなかったけど、泣いているのは分かった。姉ちゃんは俺に言った。
「ありがとう。…ゴメンね」
【解説】
姉は、俊太(俺)を殺そうとしていた。
姉は俊太を道路へ突き飛ばしたが、
弟をよけようとハンドルをきった車が 姉のいる方へ突っ込んでしまった。
「今は俊太が生きててよかったと思ってる」
→昔は思っていなかった
■路地裏で
今日は見たいテレビがあったのに予定より仕事が長引いてしまった。
だから私は少し怖かったけど近道のために路地裏を通って帰ることにした。
そして最初の角を曲がった五メートルほど先に服が乱れ、
周りにお金を散らばらせた女性の死体が転がっていた。
私はすぐに悲鳴をあげ路地裏を出てから警察に電話した。
それから警察と一緒にもう一度現場に行ったら
服の乱れた女性が一人転がっていただけだった。
私はそれを見てまた悲鳴をあげてしまった。
【解説】
私が最初見たときにはお金が散らばっていたのに
警察と見たときにはお金が散らばっていなかったので、
これは強盗殺人で最初私が女性の死体を見つけた時には
まだ犯人はすぐ近くに潜んでいた。
■暇つぶしチャット
とある暇つぶしチャットでの会話。
A『俺の母ちゃんなんでかはわかんないけど最近ラリっちゃってほんとやべぇよーってかボケ?w』
B「どんなふうに?」
A『いきなり叫び出したりさぁ…昨日なんか裸で俺の風呂入ってるとこにきたからなw』
B「母ちゃんいくつだよ(笑)」
A『もうすぐ60のババアだよw』
B「きっつー(笑)」
A『うわまた叫び出した…wっていうかこlt』
B「お?出たな問題の母ちゃん(笑)」
B「おい、どーしたー?おーい。おちたか?」
A『うん、キーボード落とした(笑)』
B「おどかすなよー(笑)」
【解説】
Aの発言のなかで「(笑)」は全部「w」で済まされていた。
しかしキーボードを落としたと言ったあとは「(笑)」になっている。
そしてBの言った「おちたか?」とはキーボードの事ではなく
チャットルームを退室したのかという意味で使われた。
Aは途中で母親に殺された、もしくはパソコンを使えない状況に追いやられた。
普段チャットなどしない母親が「おちる」の意味を勘違いした。
そして今までの会話でAが「w」しか使わないという事も知らずに最後の文を打った。
■家がおかしい
最近 家 がおかしい。本当に些細なことなのだが、
外出してくると、家のものが少し動いてる気がする。
友達には「気のせいだって」と言われた。
だが やはり気になるため家に防犯カメラを設置した。
それから毎日外出後に防犯カメラをチェックするようにした。
が、まったくものは動いてなかった。でもそれだけで安心してはならない。
よく、「家の中に潜んでいる」というのも聞いたことがある。
なので、家のすみずみまで探すことにした。
はじめに押入れを探した。が、人なんていない。
その他にも タンス、風呂、トイレも探した。やはり何もいない。
ふと鏡を見た。まあ当たり前だが人らしきものは見当たらない。
「・・・・・もしかして、屋根裏?」と思い、
ゾクゾクしながら屋根裏も探して見た。・・いなかった。
やはり気のせいか・・・防犯カメラ代無駄にした。
そしてそれから引っ越すまで何も起こらなかった・・・。
【解説】
鏡を見た時、誰もいないのはおかしい。
普通は自分の姿が鏡に映るはず。
■座敷童
今日、俺は友達と5人で座敷童が出ると噂の廃虚に来ている。
怖いなーなんてありきたりな会話をしながら進んでいったが、
特に何事もなく出口に着いてしまった。
なんだよ嘘かよーと友達5人は皆文句を言っていたが俺だけは正直ホッとしていた。
【解説】
冒頭の文から廃虚に行ったのは、
5人(俺と友達4人)という事がわかる。
しかし、文句を言っていた友達というのは5人。
つまり、1人増えている。
■凶器
とある日の事…
俺はAを自宅に呼んで一緒にゲームをした。
俺とAは夢中にゲームをしていたが、
途中で飽きて一緒にTVを見る事にした。
といっても、夕方なのでほとんどがニュースばかりでつまらなかった。
だが、ある一つのニュースに俺達は興味をもった。
「昨日、未明○○県、◇◇町で殺人事件がありました。
発見された遺体は◇◇町に住む△さんで空手の師範をしているとのことです。
遺体はバラバラになっており…………なお、凶器は特定されていません。」
俺「おいおい、地元じゃねーかよ」
A「マジかよ…、怖ぇーww」
俺「この頃、こーゆー物騒な事件多いよなぁwww」
A「あぁ、本当怖ぇよwwww。うん?おっと、もうこんな時間だ!悪い!俺塾あるから帰るわ!」
俺「そうか、お前も事件には気をつけろよ。ま、柔道2段のお前には関係ないかww」
A「まぁなwww、包丁なんて怖くねーしーww」
俺「そうかwww、じゃ、またな!」
A「おう!また明日!」
Aはダッシュで玄関をでて、帰っていった。
俺はふぅっとため息をついて自室に戻ろうとした…
その時、恐ろしい恐怖を感じた。
まさか………
【解説】
Aはズバリ、ニュースで言っていた殺人事件の犯人。
ニュースでは凶器は特定されていないというのに、
Aは包丁は怖くないと言っている。
「俺」は、それに気づいたのである。
■第一発見者
東京の某署に勤務する刑事の私。
今日は先日起きた殺人事件の第一発見者に話を聞きに彼女の家までやってきた。
第一発見者の彼女、実は銃で撃たれて殺された被害者の奥さんでもある。
彼女は事件当時、殺害現場である自宅にいたのだが事件にはまったく気づかなかった。
普通ならここで怪しむべきだが、今回は気づかなかった事こそが普通だった。
なぜなら彼女は耳が聞こえないから。
「去年まではね、この耳もちゃんと聴こえてたんですよ」
なるほど、だからか。
耳が聴こえないときいていたので喋ることもできないのかと思ってたけど、
耳が聴こえないとは思えないほど綺麗にしゃべっている。
「耳が聴こえてればすぐ事件に気付いていたのに…。
事件があったっていう時間もこうしてこの縁側でお茶を飲みながら庭を眺めてたの。
犯人を逃してしまったのは全部私のせいだわ…」
『そんな事ありませんよ。』
慰めの言葉を紙に書いて彼女に渡したその時、
向かいの家がリフォームでもしているのか工事の音が鳴り響いた。
なるほどね、この音じゃ耳が聴こえてたとしてもちょっと銃声はわかりづらいかも…。
彼女は声を少し大きくして言った。
「風が強くなってきましたね。中で話しましょうか。」
【解説】
彼女は耳が聴こえないはず。
なのにどうして工事が始まってからは声を大きくして話していたのか。
彼女の耳は聴こえている。
■芳香剤
あるところに、1人の若い女性が、一人暮らしをしていた。
その女性は、最近家にセンサー付きの芳香剤をおきはじめていた。
プシュッてなるやつ。
ある日、女性が仕事から帰ってきたらすごく部屋が荒らされていて、
カギが掛かっていなかった。
女性は、「あちゃー。カギをしめるの忘れたー。」と言いながら、
部屋に入り、何か取られていないかを確認した。
幸い何も取られてなく、本を読んで気持ちを落ち着かせた。
「なんかいい匂いがする。」
【解説】
カギを閉め忘れたのを、確認したあと、カギを閉めていなかった。
最後の 「いい匂いがする。」は、芳香剤の匂いで、
その芳香剤はセンサーで動くから、女性が芳香剤を動かすのは無理。
つまり、女性が本を読んでいた時に泥棒が入り、
その泥棒が芳香剤の前を通ったということ。
■お隣さん
つい先日、お隣さんからペットにあげるためのエサを分けてもらった。
たぶん月に1~2回はウチに来ていたと思う。
そして何ヶ月かして、外出している間にペットがいなくなっていた。
ドアは半開きで、その日は鍵をかっていなかった。
念のため鍵をかけておいて、すぐにお隣さんに相談したら、探すのを手伝ってくれた。
しかし、うちのペットが見つかることはなかった…。
お隣さんは、
「そんな落ち込まないで、お肉でも食べましょ。」
と言って、玄関のドアの鍵を開けてくれた。
そして、お隣さんが用意してくれたから揚げを食べて、絶句した…。
【解説】
なぜ、家の鍵をお隣さんが持っているのだろうか。
お隣さんは家にあがったとき、鍵を盗み、
外出している間にペットを連れて行った。
■母の弁当
僕は、一人のDQNに毎日のようにいじめられていた。
僕のイライラはいつも、女手一つで僕を育ててくれた母に向けられた。
一番ひどかった時には、朝起きた時、母の顔が傷だらけだった日だ。
母は、こう言った。
「今日はケンちゃんの好きなハンバーグをいれたよ」
そして、学校へ行くと、弁当を忘れてきたDQNが僕の弁当を全部食べてしまった。
「お前んちのババアけっこううめえもんつくるじゃねーか!」などと言って食ってしまった。
僕はショックで走って家に帰った。
家では母が泣いていた。
そして、僕の顔をみるなりこう言った。
「生きていたのね!ケンちゃん!」
そして、この日を境に僕の反抗期も終わりを告げた。
次の日から僕がDQNにいじめられることはなくなった。
【解説】
母は、僕が暴力を振るったことにより腹を立て、ハンバーグの中に毒をいれた。
しかし、DQNが弁当を食べてしまった為、ケン(話し手)は死ななかった。
母は、自分がしたこととケンが死んでしまったと思って泣いていた。
そのDQNが死んだ為、次の日からいじめはなくなったということだ。
■悪い夢
ボロマンションに住んでるおれはいつものように布団の中にはいる・・・。
そして、悪い夢をみる。
これが毎回おきるのだ。
困ったことにそれが誰かに見られている夢。
起きる時には寒さと体の痛み・・・。
そして、ふいに寝てしまう。
再び起きた時には何もない・・・。
最近は家がさみしくなったように思えるが、
夢なのか現実なのか、困ったことに見境がつかない。
【解説】
毎晩、寝てる時に泥棒がはいり、
物を少しずつ盗み部屋の主に暴行を加えている。
起きて、ふいに寝てしまうのは、
泥棒になんらかの薬を飲まされている。
■新妻
2ヶ月という短い期間の交際を経て、俺たちはめでたくゴールインした。
妻とは中学校の同窓会で再会した。
中学のときは、はっきり言ってクラスでも地味な存在で
みんなから軽いイジメに会っていた。
でも今はそんな事も昔のことと思っているらしく
いつも明るく振舞ってくれる俺は妻を心から愛している。
そんな俺がいつも楽しみにしているのは何と言ってもご飯だ。
彼女が作る料理はとても美味しいなんてったって料理免許も持ってるらしい。
何故かしらないがこの前引き出しをあけていたら
薬品なんちゃらとか書いてある免許まで持っていた。
俺はなにか料理に使う薬品でもあるんだろうと思って聞かなかった。
俺には関係のないことだからそんな妻はきょうも美味しそうなにおいを
ただよわせながら晩御飯をつくっている。ん?ピーナッツの匂いがしてきた。
晩御飯は何かたかのしみだ。
【解説】
実は妻は中学の時の事をまだ恨んでいるだから主人公に復讐するために整形をし、
薬品免許までとったのだ。
最後のピーナッツの匂いとは青酸カリで、
青酸カリはピーナッツの匂いがするのだ。
と言うことは主人公が非常に危ない。
■アマガエル
俺の姉は車通勤なんだけど、いつも近道として通る市道がある。
それは川沿いの両脇が草むらになっている細い道なんだけど、
そういう道って雨が降った時とかアマガエルが大量に出るんだよね。
で、ある雨の夜。
案の定カエルだらけの道を姉は家へ向かってたんだけど、
前方にノロノロ走る軽自動車がいたんだって。
運転者は姉ぐらいの若い女の人らしいんだけど。
10kmぐらいのスピードでフラフラ走ってて追い越したくても追い越せないんだって。
「ここ通るの始めてなのかな?カエル避けて走るなんて無理なのに」
と思いつつしばらく後を走ったんだと。
右へ左へフラフラ時々ブレーキ踏んだりして全然先に進まない。
姉も我慢の限界で、クラクション鳴らしたそうな。
前の車の女は後続車が来てるのに気づいてなかったらしく
驚いたようにビクッとして、猛スピードで走って行ったんだって。
「なんだ真っ直ぐ走れるじゃん」と言った姉貴はその直後顔が真っ青になった。
【解説】
前の車の女はわざとカエルを踏んで走行していた。
■英雄視された男
ある日、電車のホームから飛び込みをした人を助けようとして、
一緒に亡くなった男がいた。
彼の勇敢な行動に、彼を悼み、
そして彼を勇敢な男として英雄のように町の人々はあがめた。
それから、この町一帯の駅での、
飛び込み自殺者の数は激減したという。
【解説】
実は、この英雄視された男は、助けようとしていたのではなく、
むしろ人を突き落としていた殺人者だった。
だから、彼が亡くなったことで、
ホームへの飛び込み自殺が減ったのだ。
■殺人事件と心霊写真
少し前の話だ。
仲間内の罰ゲームみたいな感じで俺は心霊スポットに行くことになった。
そこは二階建ての空き家で、昔起きた殺人事件で住んでた女が殺されたらしい。
んでまぁ、ちょっと勇気だして行ってきたわけだ。
その家で唯一の階段がグチャグチャに壊れていたせいで
事故があった二階の部屋にのぼれなかったが、それでもだいぶ怖かった。
単純に言うと心霊現象は起きた。しかも何回も。
ドアがバンバン閉まる音がしたり、上の階からドンドンと足踏みする音がしたり、
何故か鈴の音が聞こえたり・・・。
俺は耐えられずにすぐさま逃げた。
しかし後で友人にこの時の話をしたところ、
実は心霊現象は先回りした友人の仕業だったらしい。
【解説】
友人が先回りで二階に潜んだ後に何者かに階段を壊された。
■早着替え
僕と友達は一緒の帰路で、その日も一緒に帰り道を歩いていた。
学校から僕らの家はそう遠くはなかった。
帰り道の間、友達と遊ぶ約束をした。
友達は家に帰って着替えたら僕の家に来るといった。
僕は急いで家に帰り鍵をしめ、急いで二階に上がった。
部屋に入り、カバンを投げ捨て着替えはじめた。
すると、すぐにピンポンとチャイムがなった。
早いなと思いながら、階段を下りると玄関には友達が立っていた。
「早かったな」
「早着替えだけは得意なんだ」
そういえば友達は体育の時間も誰よりも早く着替え終わっていたな・・・。
僕たちは公園で遊ぶことになった。
【解説】
僕は鍵をしめたのに玄関に友達が立っている。
■タワーマシーン
ある日友達と三人で新しくできた遊園地にきた。
とても快晴で遊園地日和である。ここの遊園地は、
空港も近いため様々な外人もこれるようになっている。
外人に向けて英語、中国語、が表示されているなどと設備も完璧。
ここの遊園地の見所は、コーヒーカップが早く回る、
タワーマシーンといって、空にも近いほどの高さから急降下
、ジェットコースターが世界最速でスリルがあるなど人気の乗り物は長蛇の列である。
友人と三人で、タワーマシーンに乗ることをきめたが、長蛇の列だっため並ぶことにした。
そんなとき2人の友人がタワーマシーンを見上げながら
友人A「はやくおちないかなー」
友人B「な。まじで落ちる時ってハラハラするよな!
この前テレビでみたときもたまらなかったよ!また、ニュースでやらないかなー」
友人A「いやいや、ここで見るのが1番じゃね?絶景じゃん!」
友人B「確かに!はやくおちろー」
会話の盛り上がりについていけなかった。だってしまいには、
タワーマシーンに向かって叫んでるだもん!
しかし、俺はほんとの意味を知りその友人たちとは、
少し距離をおことくにした。
【解説】
「はやくおちないかな」
というのは、タワーマシーンではなく飛行機。
最初の文で、空港が近いとかいてあり飛行機がよく飛んでいる。
友人Bは、テレビで飛行機が落ちるニュースをみて楽しんでいる話をしている。
タワーマシーンに向かって叫んでいるのではなく飛行機に向かって叫んでいる。
■連続殺人犯
ある町で連続殺人が起こっていた。
その犯人は若い女性だけをターゲットにし何人もの若い女性が殺されていた。
その町に住むAさんは仕事を終え自宅のあるマンションに着いた。
Aさんの自宅は13階にあるため、エレベーターを利用している。
今日も普段通りエレベーターに乗り13階のボタンを押した。
すると前方から1人の男が急いで駆け込んで来て12階のボタンを押した。
Aさんは殺人事件も起きてるし、
エレベーターの中で男性と2人という状況に恐怖を感じつつも我慢するほかなかった。
男性は無言のまま背を向けボタンの前に立っている。
Aさんは男性を不気味に思い早く時間がたつのをひたすら願った。
そうしているうちに男性が押した12階にエレベーターが到着した。
男性はそのままエレベーターを降りAさんは何もなかったことに胸をなでおろした。
すると、エレベーターの扉が閉まった瞬間、
男性はこちらを振り返りニタ~~と笑うと、包丁を取り出し、階段を上り始めた。
【解説】
この男性は連続殺人の犯人で、Aさんはこの後この犯人に包丁で刺され殺された。
12階で降りた犯人は階段で13階に上がった。
エレベーターの中のAさんはエレベーターを止めることも扉が開くのを止めることも
不可能なため抵抗できずに絶望の中殺された。
■願い事
ある家に強盗が押し入り、父親と母親を殺しました。
強盗は子供部屋へ入り、そこにいた小さな男の子に向かって言います。
強盗「お前の両親を殺害した。これからお前も殺害する。
ただ、一つだけ願いを聞いてやる。殺してほしくないと言えば生かしてやろう。
願いは必ず守ってやる」
男の子「さつがいってなに?」
強盗「この世から消えて、二度と友達と会えないってことだ」
男の子は叫びました。
男の子「嫌!…僕、殺害いや!」
強盗「それが願いか?」
男の子が首を縦に振った瞬間、強盗は男の子を殺しました。
【解説】
「僕、殺害いや!」→「ぼくさつがいいや」→「撲殺がいいや」
殺され方をお願いしてしまった。
■友達と喧嘩
友達と喧嘩をした。
おれはその友達の事が好きだったカッコ良くてスタイルよくて
身長高くて完璧な奴だっただか、もう今はちがう俺は言ってしまった
「死ねブス カス クズ ブス ブス ブス」
あーあもうなんて事をしてしまったのだろうか。
【解説】
主人公はなぜ友達の事をカッコ良いと言ったのにブスと言ったのか。
ブスというのはブサイクという意味ではなく包丁で友達を刺している音なので
主人公は友達を4回刺している事になる。
だから友達も言い返していない。
■マンションの母子家庭の家族
私は一人でマンションに住んでいる。
部屋は端っこのあたるかな。
つい最近、新しい家族が隣に引っ越してきた。
どうやら母子家庭のようだ。
私の所にも挨拶しにきてくれて、とても仲良くなれそうだった。
ところが、その家族が越してきてから、
他のマンションの部屋の住民たちは次々と引っ越していった。
その時のマンションの床は赤く塗装されているとこだったので、
なぜ新しくなるのにいなくなったんだ?と、不思議に思った。
私は、金銭面などの関係で引っ越さなかったが。
ある日、その母子家庭の子どもが、
まだ残っている別の部屋の人達にクッキーを配っていた。
気の利く子だな、と感心していたが、
私のところにはこなかった。
代わりに、私にこれだけ言った。
『逃げて、、、』
と。
私は怖くなって必要なものだけ持って逃げた。
【解説】
人がいなくなったのは越してきた家族に殺されたから。
実は母子家庭ではなく、ちゃんとした核家族だった。
赤い塗装は住民たちの血液。
クッキーは毒物入り。
『逃げて』・・次はあなたの番だから、
その前にここから立ち去って
■茶封筒のビデオ
私は大学生、ある日バイトで遅くに帰宅。
すると、郵便受けに少し大きめの茶封筒が入っていました。
家に入り開けて見ると、中にビデオテープが1つだけ入っていて、それ以外何もありません。
気持ち悪くなった私は、茶封筒にビデオテープをしまいその日は眠りにつきました。
それから二週間程経ったある日私の部屋で女子会をしました。
気の合うメンバーとの飲み会だったので、かなり盛り上がりました。
すると、メンバーの1人が例の茶封筒に気付き、
面白がって何々と中身を取り出しました。
「なにこれぇ?あんた嫌らしいビデオでも隠し持ってるんじゃないの?」
と冷やかしはじめました。
私が「違うよぉ」と経緯を話すとニコニコしながらビデオを再生し始めました。
すると映ったのは、部屋で3、40代の男が女性下着を頭などに身につけて
バカみたいに踊っている映像でした。
周りは大ウケでしたが、私はただ1人ゾッとしました。
【解説】
男が映っているのは私の部屋で身につけている下着も私の物。
■贈り物
売れっ子アイドルになればファンからの贈り物なんて当たり前。
今日もたくさんの贈り物が届いた。
その中に薄っぺらい封筒があった。
いつもは物が届くはずなのに。
まぁ、ファンレターかなんかだろうと開けて見た。
明らかに人の爪だった。
気持ち悪くなってすぐ捨てた。
明日も早いし早く寝なきゃ。
ライブも大成功に終わり握手会も沢山のファンが来てくれた。
汗ばんだ手を洗おうとしたら血だらけだった・・・。
【解説】
爪の贈り主が握手会に来ていた
■引き取らなければよかった
昨日、養子を引き取ったんだ。
俺は友人にその子を見せたら、
「何か俺と似てんなこの子。仲良くなれそうだよ。」っていってさ。
ある日、友人が家に泊まりにきたから一緒に食事したわけ。
そしたら引き取った子が「この人誰?」って友人に言い出して
「この前紹介しただろ?」って言ってもまだ「この人誰?」って言ってるからさ。
友人を帰らしたんだ。
その夜、友人は交通事故で亡くなった。
次の日、俺にまで「あなた誰?」って言ってきた。
俺は「だから俺は」って言いかけた時気づいた。
その時俺は思った「引き取らなければ良かった・・・」
【解説】
養子の子は霊が見える子だった。
だから、友人に「この人誰?」と言ったのではなく
友人の後ろにいた霊に言っていた。
そのため、霊がついていた友人は交通事故にあった。
次は、友人についていた霊が俺につき養子の子は「あなた誰?」と言った。
■友達
私は、息子が小学校2年生になったので、そろそろかなと思い、部屋をプレゼントした。
決して大きな部屋では無いが、息子はとても喜んでくれた。
それからというもの、毎日毎日友達を連れて来ては何やら静かに遊んでいる。
友達が帰るときは少し引きつった表情を浮かべ、悲しげに見送っていた。
私は息子に部屋をプレゼントして、本当に良かったと思った。
ある日、そんな息子が私に
「友達ってなぁに?」
と、聞いてきた。
私は不信に思いながらも、
「いつも連れてきてるじゃないか」
と答えた。すると、息子は難しそうな顔をして、
「じゃあ、友達なんていらないや。」
と言いながら、自分の部屋に入っていった。
その時私は何も考えませんでしたが、
今思うと息子の話をよく聞いてやれば良かったと後悔しています。
【解説】
息子はいじめられていた。
■宝石発掘ゲーム
気付くと僕は暗闇の中にいた。
手元にはピッケルと光る物体が一つ置いてある。
どうしたものかと起き上がろうとすると、同時に後頭部がズキズキと痛んだ。
どうやら僕は気絶し、誰かにココへ連れて来られたらしい。
僕は後頭部の痛みに耐えつつ立ち上がると、頭上でアナウンスが聞こえた。
「今皆様が居るのはとある鉱山です。そこで皆様に宝石を発掘して貰います。
今、皆様の手元にある光るモノが宝石です。
それと同じ宝石を一番取れた人は家に返して差し上げましょう。」
成る程、僕らに宝石を発掘させて売りさばく気だな。
どうりで土臭かった訳だ。
僕は宝石と先程のピッケルを拾い上げ、
目の前の土の壁に思い切りピッケルの尖端を突き刺した。最後にまたアナウンスが言った。
「因みに皆さんの持ってるのは全て同じ宝石です。」
【解説】
・視界の悪い中で採掘するのは素人にとっては困難極まりない。
・参加者全員が一つずつ目的の宝石を持っている。
つまりピッケルは他人を殺して宝石を奪う為の物。
開催者は宝石を発掘するゲームと称して殺し合いをさせようとしている。
■二匹の飼い猫
俺は実家に住んでいるんだが、訳あって両親がいない時間の方が多い。
夜も俺は1人で過ごしている。
もちろん寝る時だって家の中には俺以外の人間はいない。
そこで問題なのは、俺が臆病だということ。
他に誰もいないとなると、不安で仕方がない。眠れないこともよくある。
そんなことが続いてしまうと体調にも影響がでると思ったので、
少しでも不安を紛らわそうと最近猫を二匹飼い始めた。
これが効果的で、最近ではよく眠れるようになった。
まあ、たまにどちらか一匹がベッドの下に入って物音をたててしまうときは少しビビるが、
もう一匹が見守るようにそばにいてくれるから安心だ。
昨日 またベッドの下に入り込んで物音をたてたみたいだったが、
今度は二匹ともそばで見守ってくれていた。不安なんて全く感じなかったよ。
かわいいもんだな、猫って。
これからも安心して暮らしていけそうだ。
【解説】
猫は二匹しかいないのに、
二匹ともそばにいたということは猫がベッドの下で物音をたてた訳ではない。
■山へハイキング
友達と山へハイキング。
楽しい時間になるはずだったのに!
今、私は友達の手を引き奴等から逃げている。
探検気分で獣道を探索していたら急にでてきたのだ。
逃げても逃げても脇道から奴等が飛び出て来る。
鉈を手にして…
しばらく逃げ続け気が付いたら誰も追い掛けて来ていなかった。
安心からの脱力により地面にへたり込んだ。
友達はまだ不安がっているのかてを握り締めたままだ。
「いつまで握ってるの?もう追ってこないから安心して!」
振り返るとそこに友達はいなかった。
【解説】
手は握ってる筈なのに友達はいなかった=友達は逃げている途中で手を切断されていた。
■レストラン
この前、友達がウェイターやってるレストランに、一人で晩飯食いに行ったんだ。
ウェイトレスに案内されてテーブル席に着くと、
俺の前と、向かいの席にメニューを置いて行った。
何だ?と思っているうちに友達が水と紙おしぼりを持って来た。
そして「おい、珍しいな」なんてニヤつきながら、
向かいの席にも水とおしぼりを置きやがる。
いい加減薄気味悪く感じながらも注文すると、
「で、お連れさんは何にする?」と聞くものだから、いや、一人だよと反論。
すると友達は怪訝な顔で
「あれ、店に来た時、女連れじゃなかったか?」などと小声で言う。
曰く、「髪の長い、白いワンピースの女を連れて入ってくるのを見た」と。
「今はいないのでトイレにでも行ってるんだろうけど、
てっきり彼女なんだろうと思った」、と。
もちろん俺に心当たりはないから否定したら、逆に向こうが気味悪いものを見るような目でこちらを見る始末。とうとう何だか寒気がしてきた。
…と、不意に友達は吹き出すと、「いや、わりーわりー」と謝り始めた。
「今日は客も少なくて暇してるところにお前が来たもんだから。
ほら、よくあんじゃん?誰もいないはずの席にコップを置く店員、て怪談。
あれをやって、お前ビビらせて遊ぼうかと、水持って行く時に急に思いついてさ」
そして「本当スマン。こんな事して遊んでたのバレると店長にどやされるから、
黙っといてくれよ」と食後のコーヒーをサービスしてくれた。
ちょっとムカついたが、真相がわかったので責めもしなかった。
ま、コーヒーが美味かったので許すが、心臓に悪いから次からは勘弁してくれ。
【解説】
友達はただの冗談で俺をだましたが・・・
一番最初のウエイトレスは友達でも何でもないはずなのに
俺と向かいの席にメニューを置いた。
そう、そのウエイトレスには見えていたのだ。
俺と共に入店するもうひとりの姿を・・・
■出張先のホテル
ビビりな俺はカ゛クフ゛ルでその夜ベッドに入った。
案の定深夜にドアをノックする音がする。
ホテルの人かな? と思い声をかけたが返事がない。
もうドアを見るのも怖くてひたすらノックの音がする中夜が明けた。
ノックが止んだ後俺はすぐチェックアウトした。
出張から帰って同僚にノックの話をすると「やっぱり出たか」とこんな話をしてくれた。
そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。
その人は運悪く部屋の中に閉じこめられて、そのままなくなったそうだ。
ああよかった、ドアを開けていたら
今頃どうなっていたことか。
出張で泊まるホテルは同僚が出るぞーって散々脅していたところだ。
【解説】
同僚はこう言っている。以前火事になった際、
逃げ遅れた人は運悪く部屋の中に閉じ込められた・・・と。
それを聞いた俺はドアを開けなくてよかったと思った。
しかし、よく考えてみると・・・
部屋に閉じ込められたということは、
部屋の内側からドアを叩いていたのではないのだろうか・・・
俺のいた部屋から「ドンッドン!」と叩いていたのではないだろうか?
■夜の散歩
僕の趣味は夜の散歩。
今日もゆっくり歩き続ける。
街灯もない夜道は真っ暗でほとんど見えないけれど、
毎日歩いている道だし、真っ暗にも慣れたので平気だ。
ふと見上げると、窓から女の子が顔を覗かせている。
明るい部屋の逆光で、顔はよく見えない。
僕が軽く手を振ると、彼女はかくりと頷いて、手を振り返してくれた。
何となく嬉しくなって、僕は歩く足を速める。
窓の光の漏れる位置に差し掛かったところで、僕はもう一度窓を見上げた。
彼女の姿はもう見えなくなっていて、がっかりしたのだけれど。
【解説】
街灯もない夜道でなぜ彼女は僕が手を振っているのを見ることができたのだろうか?
彼女ははたして人間なのだろうか?
■俺の思い
子供の頃は幸せだった。父の趣味でジュークボックスがあったのを鮮明に覚えている。
真冬には寒がりの俺に、
裏地が二重のジャンパーを母が繕ってくれた。
いい両親だった・・。
俺はそんな幸せを、21歳の時に些細な喧嘩で壊してしまったのだ。
そして転機は今年が明けたばかりのある日、訪れた。
俺は薄ら寒い七畳半の部屋でただゴロゴロしながらだらけた時間を過ごしていた。
唯一の存在だった18歳の彼女にフラれ完全に鬱だった。
親と喧嘩して飛び出してもう四年、バイトで食いつないではいたものの、
社会的にも死んでいるも同然の状態。友達もいない。
だから、そんな俺の部屋、16号室のチャイムは当然ほとんど鳴ることが無い。
だがその日は続けて五回も鳴らされた。そういえば昨日もおとといも鳴ってたな、
どうせろくな用じゃないと思って出なかったが・・・。
俺のとこに来訪者などいないし。
そう考えているともう一度鳴った。
しかたがないのでインターホンを取ると、
武士のごとく厳しい顔をしたお兄さんが映っていた。
俺宛に両親から宅配物が届いているという。
今日で来るの3回目なんですよ、といかつく言われた。両親から贈り物だって??そんなことありえない。
だが彼の苦労を重視して出ておいた。
見ると差出人はたしかに両親だった。
なんだと思って開けてみると15mm程の海で取れる貝殻と、手紙が入っていた。
手紙は十行くらい。
「久しぶりですね。あなたのことが気がかりで手紙を書きます。
慎二、今までいろいろあったけど私たちはあなたのことを愛しています。
いつまでそっちにいるつもりですか?
パチンコばかりやっててが無いならこっちに来てはどうでしょう。
地元でも年じゅう七丁目のお店でスロットやってたものね。でもいいんです。
あなたはもう十二分に頑張りました。冬の九木湾の海は綺麗ですよ。いつでも待っています。」
読み終わって俺はしばらくぼう然としたが、直後に大声を出して号泣した。
13日の契約更新でバイトはやめよう・・・。
そして両親と静かに暮らそう。
そう思った。
裏地を二重にしたジャンパー・・・。
23の時に自分で縫えるようになったんだ。
ちゃんと着ていくよ。
【解説】
話の1行ごとにある数字を、数字ごとに並び変えてみる。
『俺の両親は昨年の冬海でおぼれて死んだのに・・・』
という言葉が浮き出てくる。
なぜ今この宅配物が俺の元に届いたのか?宅配物がもっと早く届けられていたのなら、
俺と両親の運命も大きく変わっていたに違いない・・・
■俺と彼女とK
俺は腐れ縁で付き合っていたカノジョを殺すことにした。
高校生時代から、永年連れ添ってきた女なんだが最近結婚しろとかウザいからな。
でも、最近の警察は優秀だから、下手に証拠とか残すと捕まりそうだ。
やっぱり殺人は俺には荷が重い。
そんな時、昔の友人に呼ばれ、家を訪ねてみた。Kという奴で、
今は人気推理作家として名の売れた存在だ。
高校生時代はあいつは根暗な奴で、しょっちゅうイジメの対象にされていたな。
ま、主にいじめてたのは俺とカノジョなんだけどさw だってウザかったしwww
Kは、でも笑顔で俺を迎えてくれた。昔の恨みは忘れているようだし、
最近喧嘩で作った俺の頬の大きな切り傷についても何も聞いてこなかった。
ま、俺もその方嬉しいけど。
一緒に茶を飲みながら、俺とKは語り合った。
主にKの仕事の内容。
俺が「推理作家って、どういう風にストーリーを考えるんだ?」と尋ねたら、
Kは笑顔で答えてくれた。
「今考えているのは、男が女を殺すストーリーさ。男は女を自分の家で刺し殺すんだ。
その後、『外出先から帰ったら家に死体が転がっている』と警察に通報するのさ。」
「でも自分の家で殺したら足が付くだろ。それにその後警察に通報って……。」
「そこがその犯人の頭の良いところでさ、
警察もまさか犯人がそんなバレバレの行動をするとは思わないだろ?
だから男は容疑の圏内から真っ先に外れるって寸法さ。」
「なるほど。男は他に何か気をつけることはあるかい? 完全犯罪を狙うなら。」
「ふむ。例えば、凶器の包丁は近所のスーパーで堂々と買うこと。
下手に顔を隠した方が怪しまれるんだよ。そのナイフにはしっかり指紋を残すこと。
警察はその指紋がお前のものだなんて考えもしないし、かえって操作を混乱させられる。」
さすが、推理作家のKは言うことが違う。俺は、その計画でカノジョを殺すことに決めた。
俺は帰り際に、意味深にKにこう言ってやった。
「ありがとう。お前と話していて気が晴れたよ。」
何もわかってないKは笑顔でこう答えた。
「それほどでもないよ。あくまでも俺は推理小説のネタを話しただけさ。」
(注:以上の書き込みは完全なフィクションであり、作中の殺人計画も完全な絵空事です。)
【解説】
Kは高校時代俺にいじめられていた。
Kはこのチャンスを待っていたのだろう。
俺が彼女を殺す為に推理小説のネタを聞いていると察知したKは
俺が捕まるような殺人計画を話していく。
人間の恨みとはなかなか消えないものである。
■遊園地
夏休みって事で彼と遊園地のお化け屋敷に入った。
とにかく私は怖がりで、中が真っ暗なだけでもうガクブル。
彼の腕を肘ごと抱え込んで、目もつぶって俯きながら歩いた。
彼に胸が肘に当って気持ちいいwとか言われたけど、恐くて怒る気にもなれなかった。
彼は「こんなん作りもんじゃんw」って言うんだけど、
私はもうキャーキャー叫びまくり。
目をつぶってて何も見えないから彼がたまに
「うわっw」とか言うだけでビクビクしてしまった。
最後の方なんて「もう少しだから頑張れw」
なんて彼に背中をさすられながら半泣きで、何とか出口まで歩いた。
外に出て彼の腕を放すと、くっきりと私の手形が付いててどんだけだよ自分w
とあまりのへたれっぷりに笑ってしまった。
【解説】
お化け屋敷に入っている時、
彼は私の背中を「頑張れw」といいながらさすってくれたはず・・・
だけど私はずっと彼の腕と腕組みしていたわけで・・・
それではあの時背中をさすってくれたのはだれなのだろうか・・・
そして最後に彼女が腕組みを放した時、くっきりと手形がついていたが・・・
腕組みをするときは手形なんてつかないはずだが・・・
■1人暮らし
大学生になって念願の一人暮らしを始めた 立派ではないけど俺の城だ 自由って最高!
・・・だけどひとつだけ気になることがある 3ヶ月たつが隣の住人を見たこと無い。
たしか入居してるって不動産屋が言ってたけど・・・なんか気味が悪い・・・ 。
更に気味が悪いことに夜中になるとその部屋から女の押し殺したような笑い声が聞こえる。
毎日決まって3時ぐらい・・・ヤバイ女でも住んでんのかな?
ある日体調が悪く大学をサボっていたら不動産屋が新しい客を連れてきたのが窓から見えた。
そこで隣の入居者についてちょっと聞いてみた。
『ああ、隣は君と同じ歳の男の子だよ、同じ大学の子じゃなかったかな?多分今いるよ』
俺は思いきって挨拶しに行くことにした。
「こんにちはー、隣のものですけど・・・」
『はーい、なんですか?』 (お、いた!)出てきたのは普通の男だった。
「いやー、なんか越してきて一度も会ってなかったんで・・・
なんか不動産屋から同じ大学とも聞いたんで・・・」
『ああ、君も○△大学なんだ、これから宜しく!
俺いつも遅くまで居酒屋でバイトしてるからあまり家に居ないんだけどね』
(なんだそういうことねw)
俺たちは他愛も無い話をした。
「そういやあ時々女の子の声するけど・・・」
『ああ、彼女同じバイトなんで一緒に仕事入った日は時々終わってからこっちに来てるんですよ』(マジかよ!?うらやましいなあ・・・)
「ふーん、そうなんだ、じゃあ彼女さんに宜しく」
『もし良かったら今度一緒に部屋で酒でも飲みましょう!そっちの彼女が来てる時に』
(チクショー・・・俺彼女なんかイネーよ・・・)
【解説】
話の中で俺は最初にこう書いている。
『気味が悪いことに夜中になるとその部屋から女の押し殺したような笑い声が
聞こえる毎日決まって3時ぐらい・・・ヤバイ女でも住んでんのかな? 』
そして隣人はこう話している。
『ああ、彼女同じバイトなんで一緒に仕事入った日は時々終わってからこっちに来てるんですよ』 声は毎日聞こえてくるのに実際隣人が彼女を家に連れてくるのは時々なのだ。
つまり俺が毎日聞く声と隣人の彼女の声は別物。さらに最後に隣人はこう話している。
『もし良かったら今度一緒に部屋で酒でも飲みましょう!そっちの彼女が来てる時に』
なぜ隣人は俺に彼女がいると思ったのか?
その理由はただ一つ。俺の部屋から女の声が聞こえてくるからだ。
これから考えられることは一つしかない。俺と隣人の壁の間に女がいる・・・。
そしてその狭い隙間に入れる人間などいない・・・。
■赤い部屋
ある地方の女子大生が東京の大学に進学が決まり、
東京に一人暮らしする事になりました。
とあるマンションで生活を始めているうちに、
ある日部屋に小さな穴があいてるのに気づきました。
その穴は隣の部屋に通じていて、なんだろうと覗き込みました。
すると、穴の向こうは真っ赤でした。
真っ赤な背景の中を、黒い影がちらちらと動いています。
隣の部屋は赤い壁紙なのかな、
と思いつつ次の日も次の日もその女子大生は穴をのぞいていました。
いつ見ても赤かったので、
隣の部屋が気になる女子大生はマンションの大家に聞いてみることにしました。
「私の隣の部屋にはどのような人が住んでいるんですか?」
大家は答えます。
「あなたの隣の部屋には病気で目が赤い人が住んでいますよ。」
【解説】
語り手が見ていた赤い部屋とは部屋ではなく隣人の目。
そしていつ覗いて見ても赤かったということは隣人は常にこちらを覗いていたことになる。
お分かり頂けましたか?
そう。 ずっ…と、見ていたんです。貴方のお家にも、穴、開いてませんか?
是非、覗いてみてください。
■変質者
先日、地元のトイレで覗きされてしまいました……orz
きれいなトイレではないので、普段は行きたくはないのですが、
そのときは我慢出来ずに駆け込みました。
用を足して立ち上がると、不意に背後から視線を感じました。
ふと後ろのドアの方を見ると、トイレの床から約5センチの隙間から覗かれてたんです!
男性の目が、そこに2つ横に並んで私をジッと見てました。
確実に一部始終見られてます…最悪
もう恐怖と動揺で頭がパニックになり、
震えが止まらず他の誰かがトイレに入って来るまで外に出られませんでした。
みなさんも気をつけて下さいね。
【解説】
もちろんこの話はただの変質者の話ではありません。
地面からたったの5センチぐらいの隙間からあなたは両目をだす事はできますか?
■自殺ムービー
ある日彼からムービー付きメールが届いた。
何かと見てみると彼が自殺する内容だった。
縄に首をかけて首を吊って苦しそうに、
もがいて彼は逝った。
そこでムービーは終わった。
【解説】
このムービーは誰が撮って、誰が送った?
録画できたとしても送信ボタンを押したのは…?
■パズル
やっぱパズルっていいよね!
最近一人暮らしになって部屋のインテリアとしてパズルを飾る事にしたんだよ。
光を浴びて、暗くなると光ってるっていうやつで、
その光が綺麗でいいんだよ。
この前も夜帰ってきたらそのパズルが光ってて、ま
るで僕を出迎えているようだった。
今度は200ピースのパズルでも買ってこようかな。
【解説】
夜帰ってきたらどうしてパズルは光ってたか。
このパズルは光を浴びないと光ることはない。
しかも帰ってきたのは夜なのでずっと真っ暗なはずだったということは
彼が帰って来る前に部屋に誰かがいたことがわかる。
■視線
自分の部屋にいると、ずっとどこからか視線を感じるような気がする。
部屋で机に向かっていると必ず誰かから見られるような気がする。
あまりにひどいので、外から誰か覗いているのかと思い、
カーテンを開けて窓の前に立ち、外を見てみた。
一瞬自分の背後に人影が映り、びっくりした。
けれどよく見たら、窓と向かい合わせになった背後の鏡に、
自分がうつっていて、それが窓に映っていただけだった。
こっちを向いて立っている鏡の自分をみながら、
そうか、いつもの視線の主はこれだな、と思い、また机に向かった。
【解説】
鏡には背を向けているので、鏡には自分の背中がうつるはずなんですが…
■停電
風呂上がり、わたしはくつろぎながら髪を乾かそうと思い、
ドライヤーを部屋に持って行き、ソファーに座り、
スイッチをいれてテレビをつけた。
するとちょうど怖い番組でもやっていたのか、
血だらけの女の人が映った。
その瞬間、部屋は真っ暗になり停電になった。
私はテレビの光をたよりにブレーカーを直しに行った。
【解説】
停電したはずなのにテレビだけうつっているのはおかしいですね。
■トンネル
あるところに通ると必ず幽霊にあうトンネルがありました。
トンネルの近くにある中学校の女子が三人、そこに肝試しに行くことにしました。
夜行くと怖いのでお昼に行きましたが、お昼に見てもトンネルはやっぱり怖く、
三人手をつないで走り抜ける事にしました。
トンネルを抜けた後、息を切らしながら三人は言いました。
「真ん中で良かった」
【解説】
□〇〇〇□ ○→女子 □→幽霊
■とあるレストラン
ある日、私は森に迷ってしまった。
夜になりおなかも減ってきた。
そんな中、一軒のお店を見つけた。
「ここはとあるレストラン」変な名前の店だ。
私は人気メニューの「ナポリタン」を注文する。
数分後、ナポリタンがくる。
私は食べる。
なんか変だ。
しょっぱい。
頭が痛い。
私は苦情を言った。
「スイマセン作り直してきます。御代も結構です。」数分後、ナポリタンがくる。
私は食べる。
今度は平気だ。
私は店を出る。
しばらくして、私は気づいてしまった…ここはとあるレストラン…
人気メニューは…ナポリタン…。
【解説】
この話には諸説があります。
・店の前にThis is a restaurantfamous for neapolitan.と書かれてあった。
This is a restaurant (ここは とあるレストラン)
famous for neapolitan (ナポリタンが人気です)だと思った。
だが本当はThis is a restaurant famous for neapolitan (ここは不潔で有名な店だよ)だった。
それを店を出てから気がついたというアメリカンジョーク。
napolitanは汚いというスラングがある。
・ナポリタンはアメリカではナポリタンアイスクリーム、ナポリタンピザ、 ナポリ風トマトソースの俗称として使われる。
ナポリタンアイスはストロベリー・バニラ・チョコレートの三色アイス。
これが「血・大便・精液」の色に似ていることから
ナポリタンアイス=汚物入りの食い物というスラングがうまれた。
This is a restaurant famous for neapolitan.
「ここは汚物入りのようなひどい飯を出すレストランだ」という意味。
・Neapolitanといえば、ストロベリー・バニラ・チョコレートの三色アイスクリーム。
そこからスラングとして「パートナーの鼻を殴って血を出させ、
顔に精子をブッカけ、大便をのせる」というプレイを指すこともある。
レストランで最初に出てきたのはこれ。数分後に出てきたのはアイスクリーム。
また、ナポリ病(Neapolitan disease)といえば梅毒。
最後にこれをもらったことに気付いた。
■風呂
怖いから部屋から風呂まで全部電気つけて風呂入ってきた\(^o^)/
だるまさんが転んだは平気だったむしろ風呂でて部屋の電気つけるとき
掛けてた靴が落ちた時のほうがビビったw
【解説】
この話はシンプルでいいですね。
部屋の電気は全部つけたはずなのに風呂からあがると電気は消えていた。
なぜでしょう?
■小屋
真冬の出来事です。
ある男達が登山に出掛けて行きました。
歩いているうちに雪が降りだし、風が吹き… 前に歩けないような悪天候。
すると目の前に運良く山小屋が見えたので非難することにしました。
小屋の中は寒く、疲れきった男達はいつ寝てもおかしくない状態…
しかし眠ってしまったら死んでしまうかもしれない…すると、一人の男が言いました。
「一人一人が部屋の隅に座り、隣の人の肩を叩き叩いた相手の場所に移動しよう」
こうして四人は朝までお互いの肩を叩き合い、無事生還する事ができました。
【解説】
彼らがやった方法には1つ欠点があります。
最初にaがbに、そしてbがいた所にaが残り次にbがcの所へ、
これを繰り返すとdはaがいた所に行くと誰もいないはずです。
ようするにこの方法は5人いないとできないのです。
■メール
パソコンをしていると一通のメールがきた。
なんだろうと思い開いてみると「ひとりになったら死ぬ」の一言しか書いてなかった。
俺はちょっとビビった、イタズラメールだと思ったのだがその後すぐに、
同棲している彼女が「コンビニに行って来るから-」と言ってきた。
俺は一瞬焦った。
このままだとひとりなる…いや、でもあれはただのイタズラだ。そうに違いない。
まさか彼女に「怖いから行かないで」とも言えるわけがない…
「じゃあ行って来るから-」
「……うん」三十分後なんだ、大丈夫じゃないか!
ビビらせやがって…やっぱりイタズラだったんだな。
それにしてもあいつ帰ってくるの遅いな。
【解説】
きっとメールの内容は彼女のことだったんでしょう。
■閉じこめられた
俺は知らない男にいきなり変な部屋に閉じ込められた。
真っ白な壁紙に、携帯電話と、段ボールがいくつかあり、それ以外は何もない。
すると、俺を閉じ込めた男からその携帯電話に電話がかかってきた。
俺『もしもし、』
男『そこに段ボールがあるだろう?その段ボールには一円玉が入ってる。
たくさんね。君には、その中から、両面に1の柄が入った偽一円玉を見つけて欲しい。』
俺『なんでおれがそんなことしなきゃいけねぇんだよ!!?』
男『見つけたら、その携帯電話で写真を撮ってメールに添付し、僕に送って欲しいんだ。
アドレス帳には僕のアドレスしか入ってないからわかるはずだよ』
俺『おいっ、ちょっと待てよ!!俺をここから出しやがれ!』
男『見つけれたら出して上げるよ』
そこで電話は切れた。
俺は意地になる性格で、挑発に乗りやすい。
段ボールを蹴っ飛ばし、偽一円玉を探し始めた。
…あれから何時間経っただろう、俺は見つけた。
偽一円玉を。
俺は死ぬまでこの部屋から出られないだろう。
【解説】
男は俺に写真を送れと言った。
写真では、一円玉の両面を一度で撮ることはできず、
偽一円玉を見つけた証明にはならない。
よって、この部屋からは誰も出ることはできない。
■地球の奇跡
僕は自分の部屋でテレビを見ていた。
その番組は「地球90億年の軌跡」。
地球の90億年間の歴史の中で起こった出来事を分かりやすく解説する番組だ。
僕は科学が好きでよくこんな番組を見ていた。
番組が終わると、僕は部屋の灯りを消して布団に入った。ふと窓の外を見ると、
そこには満天の星空が広がっていた。
だが次の瞬間・・・。
「ピシッ」
よく見ると窓にヒビが入っている。そしてそのヒビはどんどん広がっていった。
僕の顔は一瞬で凍りついた。
しかしもう遅かった…。
部屋の窓は不快な断末魔の叫びをあげ、満天の星空に吹き飛んだ。
その後、彼の家族を見た者はいない。
【解説】
僕は宇宙船の中にいて、窓ガラスが割れたため、
気圧の差により船内の空気が一気に宇宙に逃げ、
宇宙船に乗っていた僕の家族は全員死亡した。
地球90億年の軌跡とあるが、現在の地球の年齢は約46億年。
つまりこれは現在から約44億年もの未来の話。
ちょうどこの頃には太陽の死期が近付き巨大化し、地球は太陽に飲み込まれるか、
地球があったとしても生命が住めない環境になると予測されている。
つまり僕は現在地球上にはいない。
また、「満天の星空」や、窓ガラスが割れる時に外に破片が吹き飛んだ事、
窓ガラスが割れただけで家族全員が死亡した事などからも推理できる。
■大好きなパパ
僕はファザコンと言っていいほどのパパ好きだ。
家にいても、ずっとパパと一緒。
パパの仕事も手伝うんだ。
こないだは、一緒に海に行ったんだ。
パパったら5mも高い塀から落ちちゃって心配するよりも、
まず大笑いしちゃった。
そんなパパへ、これからも僕は一生懸命がんばってパパを楽にしてあげるね。
今度は一緒に登山でも行こうね。
【解説】
僕はパパを殺そうとしている。
海に行って5mの塀からパパを突き落としたのだ。
僕は一生懸命がんばってパパを楽にしてあげるねとは、
一生懸命殺そうとがんばって、パパを殺して楽にしてあげるねということ。
今度は登山でパパを殺そうとしているのだ。
■ライト
「なぁ、肝試しいかね?」
俺はそう言ってみんなを誘い数年前に廃墟になったラブホテルに行った。
その時は人数もいたからあんまり怖くないだろうなと思いながら行ったんだ。
そして廃墟に着いて
「2人組に別れて行くか?10人いるから5組だな」
俺達は5組にわかれて廃墟に入ったんだ。
最初は俺と親友のAがトップで入り5分おき位に次々と入って来た。
4階まであったっけ?
4階までいって全部の部屋に入って最後は外に出てきた。
「なーんもなかったなー」
「ホンマになかったなー、噂の幽霊とかガセちゃう?」
そうゆう雑談をして、皆はまだかなと思って振り向いたら、
5箇所ライトが着いてるのが分かった。
俺は驚愕した。
【解説】
「俺」と「親友A」はすでに外に出ている。
ならライトは普通4つ。
なのにライトは5つあった。
一つは噂にあった幽霊
■寝起きの出来事
目が覚めると授業は終わっていた。
ヤバい……まさか寝過ごしてしまうなんて。
しかし、時既に遅し。クラスの人々は楽しそうに会話を繰り広げている。
当たり前だが、誇張や嘘は付き物だ。数分後、暫く我慢していたがやはり耐え切れず、
僕は教室を逃げるようにして出た。
煩くてたまらないのだ。
静かな場所……屋上にでも行こう。
屋上に向かって歩いていると友人に会った。
「お。◯◯じゃん」
「あ」
「相変わらず暗い顔してんなwww」
う……。
まさか友人に会うなんて。
「そういやこの間聞いたんだけ…」
キーーーーーーン
もうきた……煩い。頭が割れそうだ。
「通り魔なんて物騒だよなー。殺しとか考えられな…」
「ごめん。もう行くわ」
「え、あぁ」
さっきから煩くてたまらない。
相手の返事も聞かずに去った。
屋上の側では女子が3人溜まっていた。
「最近痴漢にあったんだけど」
「うっそ!?最近泥棒や通り魔とか不審者っていう危ない人多くない?」
「春だからかねー(笑)」
「流石春って感じ(笑)」
「あ、ねぇねぇ。春といえばさ……新しいクラスのA子ってうざくない?」
「わかるーwww」
「性格悪いよね」
キーーーーーーン
ああ、煩い。
こんな場面で鳴るなんて、うざくないと思うんなら正直に言えよ。
「他人に合わせて馬鹿みてぇ」
あ。心の声がつい。
「え。なに今の」
「何いきなり」
「きも」
あ、そこは耳鳴りしないんだ。煩くないんだ……。
落ち込みつつも屋上に到着。
誰もいない中、風に当たる。本当、寝起きは大変だ。
15分位の間上手く制御出来ない。
嘘を知らせる耳鳴りが煩くてたまらなくて仕方なくなる。
あーあ。
これさえなかったら嘘を見抜く力は凄く便利なんだけど。
あと、5分位したら制御出来る様になるかな。
【解説】
友人との会話中、耳鳴りは鳴っている。
耳鳴りは嘘だから友人は通り魔の話を聞いてはいないのに知っている。
「殺しとか考えられない」と思っていない。
つまり、友人は通り魔。
■自動洗浄機能付きトイレ
一人暮らしの俺は、掃除が嫌いだ。
そこで、最新機能のついたトイレを部屋につけた。
そのトイレは十分ごとに水を流して洗浄してくれる優れものだ。
一つ仕事が減ったと思った。ある日、仕事から帰ってトイレに行くと、
トイレットペーパーが浮いていた。
どうやら、朝流すのを忘れたらしい。
しかし、自動洗浄機能のおかげで、匂いは消えていた。
感心、感心。
【解説】
十分ごとに水が流れるのに、
なぜトイレットペーパーは流れていないのか…。
つまり、十分以内に誰かがトイレに入り、
まだ家の中にいる可能性が高いということ。
■母
母「ちゃんとお留守番してた?今からケーキ買って帰るね」
子「うん、分かった。早くかえっってきてね。」
母「すぐに帰るわよ。待っててね」
子「うん」
ピンポーン
家のチャイムが鳴った
子「あ、だれかきた」
母「ん?」
子「ぼく、出てくるね」
母「ダメっ!」
子「もう玄関の前だよ」
母「開けちゃダメッ!!」
子「あれ、おまわりさん?」
あれから10年、未だに母には会えていない。
【解説】
母は誘拐犯。
子供は幼い頃に誘拐されたため、誘拐犯を母だと思っている。
ようやく誘拐された子供の居場所がわかり警察が救助しに来た。
■最終間近の路線バス
最終間近の路線バス。
少し酔っていたせいかうつらうつらとしていると
降車ボタンが押された音にはっと目を覚ます。
次は私が降りる停留所。
いかんいかん乗り過ごしたら大変な所だった。
私が一人降りると、乗客のいなくなったバスは発車する。
乗客がいないのはご苦労なこったな。
【解説】
「乗車ボタンが押された音にはっと目を覚ます」
→他の乗客はいないはずなのに誰がボタンを押したのだろうか?
■俺の彼女
A「おい、お前彼女できたんだろ。」
B「どんなやつだよ?」
俺「え?彼女?あ、ああ。可愛いかったよ」
A「いいなあ~俺も彼女欲しいわ」
B「本当だよ」
A「てかさ、ヤったの?」
俺「うん。もちろん。やったよ」
B「あ~まじ羨ましい」
A「楽しい?」
俺「ああ。やめれなくなるくらい。」
【解説】
俺の趣味は人殺しで、彼女をつくり、殺した。
Aが言った「ヤったの?」というのと俺が言った「やった」では意味が違う。
「可愛いかった」と過去形だったのは、すでに殺していたから。
■僕の友達
今日、僕の友達がうちにあそびにくる!
その時メールがきた、内容は
『KRSTYR』
『OOIEAU』
意味がわからないからほおっておいた。
僕「なんかお菓子でも用意しておこう。」
「ピンポーン」
僕「きたな!」
友達「おじゃましま~す!」
あっていきなり友達が、あの意味のわからないスペルを言い始めた。
その時、思ったこいつのことを誘わなきゃよかった。
【解説】
『KRSTYR』
『OOIEAU』
これはローマ字で上と下の文字を繋げると、殺してやるとなる。


