事件から7年…中国人を射殺した警察官「正当防衛」と認められる

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2006年6月、栃木県で逮捕の際、抵抗した中国人を射殺する事件が起こった。発砲した警察官は正当防衛になるのかが裁判の争点だったが、ついに最高裁で無罪が決まった。事件発生から7年。これまでの経緯は?

2006年、栃木県で起こった警察官が中国人を射殺した事件

栃木県上都賀郡西方町真名子の現金自動預払機(ATM)の近くで、不審な動きをしていた2人を警察官が発見
栃木県中国人研修生死亡事件 – Wikipedia

職務質問したところ、2人は逃走、逃走者のうちの1人、住所不定の羅成(ルオ・チェン)-当時38-が近くの民家に逃げこんだ
栃木県中国人研修生死亡事件 – Wikipedia

栃木県警の巡査部長、平田学被告(37)は公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しようとした
警官発砲、無罪確定へ 栃木市内の中国人死亡 – MSN産経ニュース

羅成が重さ3キロの石灯籠の宝珠を振り上げ抵抗したため拳銃を発砲
発砲致死の警官 無罪確定へ : 栃木 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

石灯篭の宝珠
上に乗っている部分が「宝珠」

検察は不起訴としたが遺族が訴え裁判になった

事件は宇都宮地検が不起訴処分としたが、遺族が宇都宮地裁に付審判を請求し、認められた
発砲し死なせた警官の無罪確定へ【全国・海外ニュース/ 社会】- 大分合同新聞

特別公務員暴行陵虐致死の罪に問われました
警察官発砲は「正当防衛」 上告棄却で無罪確定へ

・付審判とは?

、公務員などの職権乱用事件などで、告訴・告発した人が検察官の不起訴に不服な場合、裁判所に審判を求めることができる手続き
発砲致死の警官 無罪確定へ : 栃木 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

裁判所による「起訴」といえ、極めて珍しい
発砲致死の警官 無罪確定へ : 栃木 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

一審・二審共に無罪だった

発砲が警察官職務執行法(警職法)の定める正当な職務行為に当たるかが争点だった
西方の警官発砲、最高裁が上告棄却、無罪確定へ |下野新聞「SOON」

原告の指定弁護士側は「警棒や威嚇射撃などで対処できた」と主張
警官発砲、無罪確定へ 栃木市内の中国人死亡 – MSN産経ニュース

1審の宇都宮地裁は、男性が灯籠(とうろう)の石で警察官の頭を攻撃しようとしていたと指摘し、「非常に危険で悪質。警察官の発砲は正当防衛に該当する」として無罪
警察官発砲は「正当防衛」 上告棄却で無罪確定へ

そして4月22日、最高裁で上告が棄却され無罪が確定した

最高裁第2小法廷は22日、検察官役の指定弁護士の上告を棄却した
発砲致死の警官 無罪確定へ : 栃木 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

これを受け栃木県警は

「本件における拳銃使用は適法な職務執行であることを一貫して主張してきたところであり、上告審においても適切な判断がなされたものと受け止めている」とコメント
西方の警官発砲、最高裁が上告棄却、無罪確定へ |下野新聞「SOON」

栃木県警の松田正司首席監察官

ただ、この事件は民事でも遺族が訴えており、現在も裁判中

栃木県に対して日本円で5,000万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした
栃木県中国人研修生死亡事件 – Wikipedia

民事訴訟では、2009年4月23日宇都宮地方裁判所は、遺族側の訴えを退ける判決を下した
栃木県中国人研修生死亡事件 – Wikipedia

しかし、2011年4月28日東京高等裁判所は一審の宇都宮地裁判決を変更し、栃木県に対し遺族へ約1000万円の支払いを命じた
栃木県中国人研修生死亡事件 – Wikipedia

発砲前の警棒による制圧や威嚇射撃を行える可能性にふれ、適切な拳銃使用を定めた警察官職務執行法に違反するとした

https://matome.naver.jp/odai/2136675105919177401
2013年04月24日