【株式】アベノミクス、長期的な穀物需要増加による株価上昇期待銘柄!

edaaki

農業の土地改良事業では2540億円を投じ、老朽化した農業水利施設の長寿命化や農地集積の加速化などに取り組む。
緊急経済対策 公共事業、エネルギー…底上げへ即効性重視 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

2013年の緊急経済対策では、東北地区への農地の復興や、TPP交渉を睨んだ農業分野の強化などを目的に経済対策を行います!

国連が発表している2010年版の「世界人口予想」では、21世紀半ばの2050年までに90億人を突破、その後は増加のペースが鈍化していくものの21世紀末までに100億人を突破するだろうと予測している。
世界人口 – Wikipedia

今後、農林水産業が重要となってくる背景には、世界の人口増加が関連しています。

2008年、穀物などの農産物価格は、2000年に比べ大豆の価格は2.5倍、とうもろこしは3倍、小麦は5倍に高騰した。これは、人口・所得の増加による食用需要の増加やエタノール需要の増加等によるものである。
RIETI – 日本の食料安全保障をどう考えるのか?

世界人口の増加、新興国の需要増により穀物価格の上昇が見込まれています。農業分野の強化は、経済だけでなく安全保障の分野でも至急対策が必要な問題です。

米国農務省による穀物のグローバル・トレードに関する長期予想。右肩上がりの増加が予測されています。

世界の穀物取引の70%は穀物メジャーによって取引されていると言われています。過去には5大穀物メジャー(米カーギル、米コンチネンタルグレイン、米クック・インダストリーズ、米ブンゲ、仏ルイ・ドレフュス)と呼ばれていた時代がありました。現在は合従連衡が進み、カーギル、ブンゲ、ルイ・ドレフュスに加えて、新興勢力であるADM、コナグラが5大穀物メジャーと呼ばれています。この内、カーギルとルイ・ドレフュスは非上場企業です。

カーギルは、非上場企業としては世界最大の売上高を誇る。
カーギル – Wikipedia

カーギルを始めとする穀物メジャーは、第二次世界大戦後、日本において米食からパン食や肉食に食習慣を変化させ、穀物輸入を増加させた米国の対日政策にも影響を与えたとも言われています。

カーギルは66カ国に15万人以上の従業員を持ち、年間売上高は9兆円にも上る。
世界の穀物市場を支配する穀物メジャー『カーギル』の謎 | web R25

世界最大の穀物メジャー:カーギルは、徹底した秘密主義から陰謀論で語られることも少なくありません。

ブンゲ (Bunge Limited ,NYSE: BG)
NYSE, New York Stock Exchange > Listings > Listings Directory

ブンゲは、オランダ発祥の穀物商社です。NYSEの上場企業なので株式購入が可能です。

アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド (Archer Daniels Midland,NYSE: ADM)
NYSE, New York Stock Exchange > Listings > Listings Directory

新興勢力であるADMは、上場企業です。楽天証券等で株式購入することができます。

コナグラ・フーズ (ConAgra Foods, Inc. ,NYSE: CAG)
NYSE, New York Stock Exchange > Listings > Listings Directory

新興勢力であるコナグラは、食肉などの食品加工に軸足を置いた企業です。

1993年 銀行団主導でフランス人実業家ロベール・ルイ・ドレフュスが経営権を握る。ドレフュスのもとでアディダスは黒字化、復活を果たした。
アディダス – Wikipedia

ルイ・ドレフュスは非上場企業です。ルイ・ドレフュス家は、穀物業界のみならず欧州経済に大きな影響力があると言われています。

オリンピック・マルセイユの元主要株主、ロベール・ルイ・ドレフュス
オリンピック・マルセイユ元監督 収賄罪で出廷 – フランス 国際ニュース : AFPBB News

ルイ・ドレフュス家は、過去にはサッカーチームにも出資していました。オリンピック・マルセイユはフランス・マルセイユに本拠地を置き、1992年に欧州チャンピオンズリーグに優勝している強豪チームです。

丸紅(株)【8002】
丸紅(株)【8002】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス

穀物関連で有望な日本株は、総合商社丸紅です。総合商社の多くが資源分野を利益の源泉とする中、穀物・水資源などの非資源分野にも力を入れているバランスの取れた企業です。

丸紅にとって過去最大の投資案件となり、買収によって穀物貿易量で約5500万トンと世界トップクラスに躍り出る。
丸紅が米ガビロン買収を発表、穀物貿易世界トップクラスに| Reuters

丸紅は、2012年に民主党政権下での円高を利用して穀物商社ガビロンの買収に成功し、穀物メジャーを射程に入れられる規模となりました。米ガビロンはコナグラから独立した穀物商社で、カーギル、ADMについで米国で3位の穀物商社です。

丸紅の12年3月期の穀物取扱量は約2200万トンで、世界では6位グループだった。それがガビロンを傘下に収めると、丸紅の取扱量は年4000万トン規模となる。穀物メジャートップのカーギルのそれは、4000万トン前後で、カーギルと肩を並べ世界首位級に浮上する。
丸紅を穀物メジャーに押し上げた、辣腕トレーダーの活躍(1/2) | ビジネスジャーナル

丸紅は、2006年に穀物市場を動かす25人のトレーダーの1人に数えられていた東食の若林哲氏を引き抜いたのを手始めにその後も辣腕トレーダーをスカウト。東食時代の若林氏は、崩壊前のソ連で米カーギルを凌ぐ量のトウモロコシを売買するなど世界に名を轟かせていました。
ちなみに東食は2004年に会社更生法を適用され、2007年にカーギルジャパンとなっています。

■中国における穀物分野の状況
中国の大規模農業を目指している企業は、中国政府の支援を受けて拡大中ですが、粉飾決済や幹部によるインサイダー疑惑により株価が大暴落(超大現代農業[00682]、緑色食品[00904])したこともあり、現時点コンプライアンス上の大きなリスクがあると言わざるをえません。

https://matome.naver.jp/odai/2135803683572656501
2013年01月13日