今年は巳年!!蛇の豆知識

umagatahaniwa
蛇に関する雑学・豆知識をまとめてみました。

来年の干支は、蛇。
あなたは、蛇についてどのくらい知っていますか?

どうして、「巳」が蛇なのか?

干支「巳」は、甘藷では「止む」という意味で、草木の成長が極限に達した状態を表しているとされています。
後に、庶民に十二支を浸透させるために、わかりやすく動物の蛇を当てたと言われていますが、その理由ははっきりしていないようです。
2013年の干支

「巳」(み、し)という字は、胎児の形を表した象形文字で、蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われ、「起こる、始まる、定まる」などの意味があります。
2013年(平成25年)の干支~巳・蛇の豆知識 [暮らしの歳時記] All About

また、蛇は脱皮をすることから「復活と再生」を連想させ、餌を食べなくても長く生きることから「神の使い」として昔から崇められてきたそうです。

蛇が舌を出し入れしているのはなぜ?

口の中には、ヤコブソン器官という、嗅覚をつかさどる感覚器があります。
舌を頻繁に出し入れするのは、この器官に、舌に付着させた匂いの粒子を送っているためです。
クイズ集団Q21 公式ブログ/【答】蛇の舌 – GREE

蛇の舌先が2つに分かれているのは?

ヤコブソン器官は1 対、つまり2つありますからそれに対応して舌も2つに分かれているのです。
また舌先が二つに分かれていることで、「立体的に臭いを感知」できるという利点もあります。
二つに分かれた舌先に到達する臭い物質の時間差を利用して、臭い物質の来る方向を感じ取るわけです。
#7.ヘビの舌 [爬虫類・両生類] All About

人間も左右の耳で「立体的に音を感知」しています。

蛇の毒について

毒ヘビの毒は何のためにあるのでしょうか。
これはむしろ身を守るためというよりも「餌を捕らえるため」なのです。
ヘビの毒ってなんだろう? ヘビのToxicology [爬虫類・両生類] All About

毒蛇は、最初から毒を持っていたわけではなく、獲物を簡単にとるため、
つまり獲物を動けなくするために唾液が進化して毒を持つようになりました。

「蛇には耳がない」って本当?

ヘビは人間を含めた他の動物のように、大きい耳介(耳たぶ)や外耳がなく、体の外側に耳の穴がありません。
しかし耳の内部構造の痕跡は「柱耳骨」という小さな骨として現在も存在しています。
これから蛇が姿を現す季節になりましたが、マムシは草刈り機等の騒音でも逃げない… – Yahoo!知恵袋

音は聞こえませんが、足が無いぶん体全体を地表に付けており、そのため振動は感じることができます。
ヘビについて質問ですが、ヘビには音を聞くとか聴覚はありますか?ヘビをペットに… – Yahoo!知恵袋

インドでは、蛇使いが笛を吹くと、壷の中からコブラが現れ、笛の音にあわせてくねくね踊るシーンがよく見られます。
でも、蛇には耳がないから、笛の音は聞こえないはず・・・・。
では、どうやって蛇使いは蛇を操っているのでしょうか?

蛇使いのテクニック

ヘビ使いは足を踏み鳴らしたり、籠をつついたりしてコブラに刺激を与えます。
あのコブラですから当然地面や籠を伝わってくる振動には敏感。
籠から鎌首をもたげて辺りを見回します。
そこでヘビ使いが笛を動かしたり、体をゆすったりするとコブラも身構えてそれに合わせて体をくねらせるのです。

ですから、あのコブラの踊りは笛の音にうっとりしていたり、調教されていたりするわけではなく、むしろ怒っているのです。
ヘビ使いのテクニック : 動画ちゃんねる

蛇の尻尾はどこから?

ヘビにもちゃんとした胴体としっぽの区別があります。
ヘビをひっくり返してみると、腹の部分は幅の広いうろこが連なっています。
このうろこは「腹板」と呼ばれます。
この腹板が終わると、「肛板」と呼ばれる少し腹板よりも大きめのうろこがあり、この肛板の下端に「総排出口」と呼ばれる人間でいえば肛門にあたる器官が開いています。
頭から腹までヘビの体をたどっていくと、ここが末端にあたるわけです。
ですから、総排出口から先がヘビのしっぽということになるのです。
ヘビのしっぽ

蛇の種類にもよりますが、尻尾の長さは大体数センチから20センチぐらいなんだそうです。

メスしかいない!?

「ブラーミニメクラヘビ」はメスしか存在せず、受精を経ずに卵を生み繁殖する「単為生殖」で個体数を維持するのが特徴。
雑多な世界のニュースに好奇心。

温暖で湿潤な気候の南西諸島 や伊豆諸島 、小笠原諸島 にかなりの個体数が生息しているが、地表にめったに姿を現さないこともあって見かけることは稀。
全長は160-220mmで日本一小さなヘビである。
ブラーミニメクラ蛇|TABOWのブログ

蛇口=蛇の口?

日本で初めて水道が開設されたのは明治20年の横浜でした。
水道が敷設された当初は、道路の脇に設けられた共用栓から水を出して利用していました。
当時の共用栓はほとんどがイギリスからの輸入品で、ほとんどのものにヨーロッパの水の守護神である「ライオン」のレリーフがついていました。
つまり、もともとはライオンの口から水が出るのが一般的だったわけです。

その共用栓が徐々に国産化されていく過程で、ヨーロッパの影響からの「ライオン」が、中国や日本の水の守護神である「龍」の形に変わってきました。
そして「龍口」がいつしか「蛇口」と呼ばれるようになり、「蛇体鉄柱式共用栓」が正式な名称となりました。架空の動物の竜の元になった生き物が「蛇」であるため、日本になじみがある身近な「蛇」の名称が使われるようになったようです。
ことばのレシピ@あははっ 語楽 蛇口の語源

蛇が空を飛ぶ!?

パラダイストビヘビは、東南アジアのジャングルに生息する体長50~100cmの小柄なヘビです。
パラダイストビヘビの特徴は、他のヘビと違い、助骨を広げることができます。
そうすることによって、身体を扁平にして空気抵抗を受ける面積を増やし、そして激しくS字に蛇行運動させることで空を滑空します。
ただ落ちているだけでなく、ある程度軌道を変えることもできます。
その距離100mにおよぶこともあります。
これは、天敵に逃れるためや獲物を追って滑空すると言われています。
空を飛ぶヘビ!トビヘビ (YouTubeおもしろ爆笑動物館[無料動画])

発見!?身体の色を変える蛇

東南アジアのボルネオ島で、カメレオンのように体色を変化させる新種のヘビが発見されました。
体長は約50cmで、ナミヘビ科ミズヘビ属の毒ヘビと見られています。
このヘビ、捕獲時にカメレオンのように体色を変化させ、研究者を驚かせました。
WWFのコンサルタントを務めるドイツの爬虫類研究者マーク・アウリア博士が、捕獲し、バケツに入れたヘビを数分後に取り出そうとしたところ、赤褐色だったはずのヘビの色が、白く変わっていたのです。
体の色を変えるヘビは世界的に珍しいとされており、その現象は科学的にはまだほとんど解明されていません。
発見!?身体の色を変えるヘビ ~ボルネオ島で新種|インドネシアの森林保全|WWFジャパン

ちなみに、この蛇は、発見されたカプアス川流域にしか生息していない固有種である可能性が高いとされ、「カプアスカワヘビ」と名付けられました。

https://matome.naver.jp/odai/2135636545064693301
2013年01月17日