【失われし遺産】世界のロストテクノロジー5選!

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ロストテクノロジーとは、何らかの理由により現代では失われてしまった科学技術である。似た言葉にオーバーテクノロジーが挙げられるが、こちらは時代錯誤の工芸品(オーパーツ)を指し、主に創作の世界において使われる。

◆ギリシア火薬

東ローマ帝国で使われた古代の兵器。ギリシアの火やギリシア火とも呼ばれる。水を吸って燃え上がるため、液火とも呼ばれる。

7世紀後半にキリスト教徒のシリア人カリニコスが発明したといわれている。
ギリシア火薬 – Wikipedia

空気に触れると着火する燃える液体で、ホースなどから発射し火炎放射器のように使用したという。言い伝えでは、この火は水中でも燃え続け、水をかけるとかえって燃え広がったとされている。

この液体の製法は東ローマ帝国の国家機密であったため門外不出とされていた。10世紀の皇帝コンスタンティノス7世は、息子のロマノス2世に対し「聞かれても絶対教えてはならない」と書き残している。このため帝国の滅亡と共にその製法は失われ、現在に伝わっていない。

◆曜変天目茶碗

曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)は、天目茶碗のうち、最上級とされるもの。

曜変天目茶碗は、現在の中国福建省建陽市にあった建窯で作られたとされる。
曜変天目茶碗 – Wikipedia

現存が確認されているものは世界でわずか4点(または3点、後述)しかなく、そのすべてが日本にあり、3点が国宝、1点が重要文化財に指定されている。いずれも南宋時代の作とされるが、作者は不詳である。形状、大きさがいずれも酷似していることから、同一人物の作ではないか、とも言われる。

南宋のある時期、建窯で数えるほどわずかな曜変天目茶碗が焼かれ、それから二度と焼かれることは無く、なぜ日本にだけ存在し、焼かれた中国には残っていないのか、大きな謎として残っている。

全ての茶器、茶道具の中でも恐らく最高値の逸品です。
世界の謎と不思議: 国宝 曜変天目 茶碗の中の宇宙

大正7年に売買された時の価格は16万8千円。当時の1円を現代の1万円で換算すると16億8千万円です。

大正7年の労働者家庭の生活費は1か月28円、大学年間学費55円、小学校教員初任給12-20円、日雇い労働者の賃金1日1円99銭。

2011年、勤労者世帯の1か月平均の生活費は30万9千円(総務省統計局)、国立大学年間授業料(標準額)53万5千800円(文部省令)。

大正7年(1918年)の1円を、2011年(平成23年)の1万円と換算して大きな違和感はありません

◆汝窯の青磁

青磁の最高級品として著名。
澄み切った青空のような色彩(一部釉薬にメノウを混ぜ込んでピンク色を呈することもある)で知られ、現存数は少ない。復元への試みがなされている。

◆ダマスカス鋼

ダマスカス鋼(ダマスカスこう、英: Damascus steel)は、かつて生産されていた木目状の模様を持つ鋼の名称である。強靭な刀剣の素材として知られるが、19世紀に生産が途絶えたため製法がはっきり分かっていない。

この鋼材の起源はインド発祥のウーツ鋼であるが、それがシリアのダマスカスで刀剣等に加工されていた。中世の十字軍遠征で兵士が西洋に持ち帰り、ダマスカス刀あるいはダマスカス鋼として西欧世界に知られるようになった。

ウーツ鋼とも呼ばれる高炭素鋼材、インドの一部地域に由来する鉄鉱石を原料とする。
ダマスカス鋼 – Wikipedia

ウーツとは地名ではなくサンスクリット語で「硬い」あるいは「ダイヤモンド」の意。
その特殊な不純物の組成から、るつぼ内で製鋼されたインゴット内にカーバイド(Fe3C)の層構造を形成し、これを鍛造加工することにより表面に複雑な縞模様が顕れる。刀剣用の高品質の鋼材として珍重された。

◆古刀(慶長年間以前に製作された日本刀)

慶長年間以前に製作された刀を古刀と呼ぶが、この年代を境として日本刀の製作方法や用いられる鉄材に大きな変化があった。

慶長年間以降の日本刀を新刀と呼ぶが、不思議なことに鉄の精錬技術が未熟であったはずの古刀期の日本刀の方が、刀鍛冶同士の技術交流や鉄の精錬技術が進んだ新刀期以降の日本刀よりも優れた作品が多いとされている。

現代刀 硬い / 古刀 軟らかい
古刀と現代刀

現代刀を天然の粗砥や備水砥で研ごうとしてもツルツル滑ってしまいます。それに比べ古刀は砥石がキチンとかかります。

昔は天然の砥石しか無いので当然といえば当然なのですが、刃物は研いで使う物という基本原則にのっとり、昔の刀工は地鉄を意識して軟らかくしてあるのかも知れません。

少しオーバーなイメージですが現代刀はガラス的で古刀は粘土のような感じです。実際、古刀を研いでると金属でない違う素材のような感覚になる時があります。

現代刀 錆びやすい / 古刀 錆びにくい
古刀と現代刀

刀を研ぐ時、錆びない為に苛性ソーダを桶の水にいれるのですが、古刀は大さじ半分以下で大丈夫なのに、現代刀は一杯以上必要なものがあります。←個体差はありますが平均すると、こんなもんです。

https://matome.naver.jp/odai/2135338261155548201
2013年06月08日