ラーメン通を名水の町でご招待

samurainahibi

京都ラーメン

天下一品、ますたに、新福菜館、第一旭、ラーメン横綱。「あっさり」「薄味」な京都のイメージと違って、何故かこの地で生まれたラーメンは「こってり」「濃厚」……。しっかりした味を楽しませてくれる京都ラーメンは今や全国的にも有名になっています。
そんな日本屈指のラーメン処である京都の中でも知る人ぞ知る激戦区、それが伏見なのです。

水が伏せる場所

京都市の南にある伏見。
豊臣秀吉が臨終を迎えた地でもあるこの場所は、かつて「伏水」と呼ばれていました。読んで字の如く、良質な地下水が豊富に産出するため、古くから酒造りが盛んに行われている所です。
調理に際して水をふんだんに使うラーメンの名店が、この伏見に集うのも必然とさえ言えるのではないでしょうか。

宇治伏見Walker

1日3食ラーメン3日間

人間同じ物を食べ続けると、飽きが来るのは避けられないもの。その限界を1日3食3日間として、伏見に3日間滞在する人に是非味わってもらいたいラーメンを出してくれるお店をピックアップしてみました。

1日目 棲み分け成功? 伏見桃山近辺

京阪伏見桃山駅の半径500m圏内に、伏見を代表するラーメンの名店があります。近すぎず、遠すぎず、程よい距離感を保っているこれらのお店で一杯食せば、ここに来たことが間違いでなかったと感じられるでしょう。

大黒ラーメン

外観
住宅街の真ん中に、黄色のわかりやすい看板と原色の暖簾が現れます。「味は一番だ」の言葉が印象的。
大黒ラーメン
日本, 京都府京都市伏見区京町大黒町118−5
大黒ラーメン
「伏見の女酒」と呼ばれるまろやかな甘味を生み出す地下水を使った醤油ベースのスープは格別で、月に一度は行きたくなります。

玄屋ラーメン


食べログ 玄屋 by hanatane
外観
伏見区役所の近くに位置し、昼時は職員さんはもちろん大勢の御お客さんが訪れます。
玄屋ラーメン
日本, 京都府京都市伏見区東組町698

食べログ 玄屋 by りゅ@
酒粕らーめん
ある意味最も伏見らしいラーメンと言えるでしょう。味噌の風味と酒粕の味わいが絶妙です。

大中

外観
近鉄桃山御陵前駅の改札口を出て、道路を渡った向かい側のガード下に、この大中はあります。
大中
日本, 京都府京都市伏見区観音寺町214
ラーメン
最初はちょっと物足りない、と思うかもしれませんが、卓上の複数の調味料で自分好みにアレンジすれば一気に美味しくなります。普通のラーメンでも他店のチャーシュー麺くらい焼豚が乗せられているのも魅力。

鳥せい本店(おまけ)

外観
伏見で旨い鳥料理を食べたければここ。平日、休日問わず、案内を待つお客さんでごった返しています。
京都・伏見神聖酒蔵 鳥せい 本店
日本, 京都府京都市伏見区上油掛町186
鶏ラーメン
ラーメン屋さんでは無いですが、昼2時までの限定メニューで楽しめます。鳥の香りがしっかりしたスープは、一食の価値有りです。

ちょっと寄り道① 御香宮神社

伏見桃山駅を出て、東に300mほどの所にあるのが、御香宮神社。境内には名水百選にも選ばれた御香水が湧き出し、多くの人がお水をもらいに訪れています。
濃厚なスープを受け止めた舌やのどを甘露で癒すのも、伏見を味わう楽しみの一つです。

2日目 駅から遠くても行列 横大路~下鳥羽

車が無いと行きにくい場所なのですが、行って損はない名店が揃っています。

銀閣

外観
駅からも遠く、立地が良いとは言えませんが、駐車場はいつも車で埋まっていて、行列の絶えない老舗です。
ラーメン銀閣
日本, 京都府京都市伏見区下鳥羽城ノ越町90
ラーメン
濃厚なスープがしっかり麺に絡みつき、口の中に麺をすすり入れると幸福感が広がっていきます。

麺や もったいない

外観
もともとイタリア料理店だった所に出来たとのことで、一見するとラーメン屋さんとは思えない雰囲気。知らないで行くと通り過ぎるかもしれません。
麺や もったいない
京都府京都市伏見区下鳥羽上三栖町20
もったいないラーメン
つけ麺がメインになっていますが(つけ麺ならベジポタがオススメ)、この背脂がスープを覆ったもったいないラーメンも見逃せません。無料サービスのキムチを入れると味が引き締まります。

二代目五山

外観
車を走らせているとたまたま見つかる、そんな風情のあるラーメン屋さんです。
二代目五山
日本, 京都府京都市伏見区横大路下三栖辻堂町13
ラーメン
この辺りは、チャーシューを売りにした店が意外と少ないのですが、ここはある意味チャーシュー(炙りとろ肉)を食べに行くつもりで行っても良いかもしれません。

ちょっと寄り道② 寺田屋

伏見は幕末に輝いた場所でもあります。
この寺田屋は鳥羽伏見の戦いで罹災し、その後再建されたという説が強くなっているものの、当時の空気を感じさせてくれる名所です。
ラーメンの合間に、歴史や龍馬を堪能してみましょう。

3日目 新たなラーメンストリート? 24号線沿い

近鉄丹波橋駅や伏見駅から歩いていける範囲に、発展途上のお店が出来てきています。出来て間もない店がこの先どのような変化をしていくのかというのも、楽しみの一つです。

よってこや 伏見桃山店

外観
24号線を車で走らせていると、右側にでかでかと書かれた「らーめん」の文字が見えて来ます。
よってこや 伏見桃山店
日本, 京都府京都市伏見区桃山長岡越中北町28
醤油ラーメン
チェーン店というだけで、敬遠するのは損。そんな気分にさせてくれる一杯を食べさせてくれます。

ラーメン荘 地球規模で考えろ

外観
最初に店の前に立つと「何なんだろうこの店は」と思ってしまいますが、よく見ると下の方にラーメン荘と書かれていて、入って良い店なんだとわかります。
ラーメン荘 地球規模で考えろ
日本, 京都府京都市伏見区撞木町1153−9
ラーメン
京都では異色の二郎系ラーメン。一度食べると、伏見でがっつりラーメンを食べたい時に、ここしか思い浮かばなくなるほどのインパクト。

陽はまた昇る(新しい店のため、食べログに利用できる写真がありません)

伏見駅の駅前に今秋出来たばかりのお店です。上の「地球規模で考えろ」ほどではないですが、看板にインパクトがあります。

京都的な「こってり」感、しっかりしたベースがあるので、さらなる成長が期待出来ます。

ちょっと寄り道③ 伏見桃山城

ラーメンでお腹一杯になった腹ごなしに、少し山の方に向かって歩いてみましょう。天守閣が見えるはずです。
秀吉最期の地、伏見城は江戸時代の初期に破却されてしまいましたが、昭和に入って、もともと城のあった北に再建されました。
現在中に入ることはできませんが、整備された庭や城の偉容は一見の価値有りです。

おわりに

朝昼晩3食3日間ラーメンを食べるというコンセプトで、伏見在住の編者がまずは読者の皆さまに食べてもらいたい店をまとめさせてもらいました。
ただ、もちろんここに挙げたお店は一部に過ぎません。
これを切っ掛けにして他にも沢山ある伏見のラーメン店巡りをしてもらえたら、これに勝る喜びはありません。

https://matome.naver.jp/odai/2135272128370501701
2012年11月14日