◆いまや4組に1組が「姉さん女房」の時代
じつは厚生労働省の統計によれば、妻が年上の夫婦は2000年以降増加傾向にある。
2010年にはなんと全体の23・6%つまり、およそ4組に1組が年上女房という数字が出ている。
しかもその内訳をみると、女性が「4歳以上、年上」という年齢差の開いた夫婦が6%以上いる。
女性の方が大幅に年上の交際といえば・・・
お笑いコンビ・ピースの綾部祐二さん(34歳)と、元横綱・“若貴兄弟”の母である藤田紀子さん(64歳)の交際が報じられ、ネット上でも話題を集めた。
他にも、8月上旬にテレビ番組で結婚を発表したばかりの
タレントの磯野貴理子さん(48歳)が記憶に新しい。彼女のお相手は、24歳年下の一般男性だ。
最近、このような“年上女性との恋愛”に関する話題が続いているわけだが
ネットリサーチサイト・マクロミルで20代の男女を対象に行った
「“年の差婚”に関する調査」の報告を見ると・・・
★20代の男女各200人にアンケートした結果!
「結婚を考える場合に何歳年上までが対象になるか?」の質問に・・・
「3歳年上まで」(24.0%)
「5歳年上まで」(38.0%)
「10歳年上まで」(27.0%)
それより年上の女性を「結婚対象となりえる」とした人は、わずか6%に過ぎなかった。
★また年上との交際が可能と答えた人たちに
「年上の女性と付き合う場合、相手に期待すること」(複数回答可)という質問には・・・
「落ち着いた雰囲気がある」(60.5%)
「人の気持ちをくんでくれる(言わなくても分かってくれる)」(53.7%)
「一緒にいると成長できる」(52.6%)
「包容力がある」(51.1%)など
いずれも年上ならではの人間力に期待する項目となった。
◆40代女子たちが求める〝癒し〞と〝ときめき〞
◇いまの40代女性にとって、20代男性はどこが魅力なのか?
①コミュニケーションスキル
アラフォーともなれば女性も男性もそこそこプライドがあるので、同世代だとぶつかることも多い。
けれど、いわゆる草食系のメンタリティを持つ20代男性は、決して上から目線でモノをいいませんし、細かなところまで気配りできる。
彼らが女ゴコロをくすぐるような接し方をしてくれれば、女性としては『自分をこんなに大事にしてくれるのか』と感激するのは自然な反応です。
②完璧な相手より、経験やスキルなど何か足りない相手のほうが「補い合える」という気持ちが働く
アネゴ肌だが甘えたい気持ちもある40代女子にとって、相手が未熟だからこそ、自分の弱さをみせることに抵抗がなく、男性に甘えやすいといえる。
③実際に若い異性とつき合うことで「自分もまだ若い」と思える
最近は40代といっても〝イケてる女性〞が多い。実際に若い恋人がいるのは、実年齢より見た目が若い人が多いという。
④体力的な優位性に惹かれている
まだ独身のアラフォー女性にとっては出産も視野に入れての恋愛ですから、単純に生殖能力も『若い方がいいよね』と思う部分があるらしい。
結果・・・
女性からすれば、同世代以上の男性はいかにもオジサンだから、自分と釣り合うのは年下と考えるのも無理のかもしれない。
確かに男女雇用機会均等法の施行などにより、社会へ出ることが当たり前となったこの世代の女性たちは、いくつになってもおしゃれや美容に手を抜かず、仕事や自分磨きに対する努力を厭いとわない。