1 デジタルファブリケーションとは?
デジタルファブリケーションとはレーザーカッターやCNCマシン、3Dプリンタなどの、コンピュータと接続されたデジタル工作機械によって、3DCGなどのデジタルデータを木材、アクリルなどの様々な素材から切り出し、成形する技術である。 欧米などではこの技術がすでに普及していて、現在日本でも徐々に浸透してきている。
OKOLAB.net » デジタルファブリケーションを用いた設計手法の研究−間伐材を用いたシェルターをケーススタディとして−
2 具体的にどんな事が出来るの?
メイカームーブメントには、三つの大きな特徴がある。(中略)
①デスクトップのデジタル工作機械を使って、モノをデザインし、試作すること(デジタルDIY)
②それらのデザインをオンラインのコミュニティで当たり前に共有し、仲間と協力すること
③デザインファイルが標準化されたこと。おかげでだれでも自分のデザインを製造業者に送り、欲しい数だけ作ってもらうことができる。また自宅でも、家庭用のツールで手軽に製造できる。これが、発案から企業への道のりを劇的に縮めた。
クリス・アンダーソンが唱える「モノのロングテール」とは | ihayato.news
わかりやすく言うと…。
例えば「このコートにぴったり合うハンガーが欲しい」と思ったとき、未来社会では、すぐにそのハンガーをプリンターで出力できるようになります。瓶やペットボトルのキャップを紛失しても、すぐに自宅で印刷できるようにもなるでしょう。
クリス・アンダーソンが唱える「モノのロングテール」とは | ihayato.news
3 新しいビジネスモデル
機器の価格も安くなってきているので、その内、家庭用でもかなりのクオリティが期待出来るかもしれません。
実際にある3Dプリンタデータのマーケットプレイスです。
こんなものまで!?~具体的なプロダクト集~
4 想定される課題
① 複製の悪用
ドイツのセキュリティ・コンサルタント、通称「Ray」氏のワークショップでは、3Dプリンターやレーザーカッターを用いて簡単に手錠の鍵を複製できることを示し、手錠メーカーに迫りくる問題を提起しました。
3Dプリンタ凄すぎた…高度な手錠の鍵を簡単に複製 | ガジェット速報
② 著作権の問題
ただ、自分でデザインできるようになり、スキャンの対象にそこまでのコンテンツ力がなければ、代替される可能性もあります。
つまり、あまり縛り過ぎると、「別になくても良い。新しく自分で作るから。」となりかねません。どこまでオープンにするか。ビジネスモデルが大事になると思います。
③ 既存業種への影響
例えば、安価でプロトタイプが作れれば、試作金型にも影響を与える気もします。現状量産は困難ですが、そもそも家庭に3Dプリンタが普及すれば、コモディティ自体の大量生産は必要なのでしょうか?
究極、壊れたら家でプリントすればいいわけで、自分でデザインする事も可能です。今はコストの問題等もありますが、将来的には克服される課題だとも思います。
5 デジタルファブリケーションの作り出す未来とは?
様々なメリット・デメリットはありますが、デジタルファブリケーションの作る未来はより便利になり人々を豊かにします。総じてメリットの方が大きいでしょう。
又、これらの普及により、法的なフィルタリングが入るのは当然ではありますが、成長を阻害しすぎない施策を考えて頂きたいです。もちろん、その為には使う側のモラルも求められます。
6 デジファブを体験しよう!
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 1F
サイトリンクです。
http://makezine.jp/
日時:
2012年12月1日(土)12:00~17:00、
2日(日)10:00~17:00(予定)
会場:
日本科学未来館 企画展示ゾーン(1階)ほか
東京都江東区青海2-3-6
入場料:
前売:大人 1,000 円、18歳以下 500円
当日:大人 1,500 円、18歳以下 700円
※ 小学校未就学者は無料
※ 期間中1日限り有効
日本, 東京都江東区青海2丁目3−6

https://matome.naver.jp/odai/2135210095090379001/2135329942745142103
2 具体的にどんな事が出来るの?
3 新しいビジネスモデル
4 想定される課題
①複製の悪用
②著作権の問題
③既存業種の淘汰
5 デジタルファブリケーションの作り出す未来とは?
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