『溶連菌感染症』
感染経路は咳や唾液などによる飛沫感染(ひまつかんせん)がほとんどと考えられます。幼児や学童児に多く、保育園、幼稚園や学校などの集団の中で流行を認めることもあります。
『手足口病』
最もかかりやすい年齢は1~5歳ですが、成人にも感染します。成人例では皮膚症状が強く現れることもありますが、一般に症状は年齢がすすむにつれて軽くなる傾向があります。潜伏期は3~4日くらいで、全経過は1週間程度です。
『ヘルパンギーナ(夏風邪)』
感染経路は咽頭分泌物に含まれるウイルスの飛沫感染(空気感染)か、便に排泄されたウイルスの経口感染です。毎年5~9月に流行します。最もかかりやすい年齢は1~5歳です。潜伏期は2~7日くらいで、全経過は3~7日程度です。
『プール熱』
感染経路は口、鼻、喉、目の結膜から体内に入り感染します。一般的には乳幼児が多く感染します。主に保育園、幼稚園、学校等のプールで感染することが知られていますが、感染者のくしゃみや、感染者が使っていた食器、タオルを共用することによって感染することもあります。
『水いぼ』
ほとんどの場合、何年かたつと自然に治ります。ただ、ほうっておくと大きくなって数もふえ、かゆみを伴ったりします。その場合はできるだけ皮膚をかかないようにし、非ステロイド消炎剤を広くつけ、なるべく湿疹状態にならないようにしたり、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を飲ませたりします。
皮膚科に行けばピンセットで1つずつつまんで取ったり、液体窒素で凍らせてくれます。ただし、液体窒素を使う方法は、じっとしていない乳幼児には不向きです。ピンセットで取る方法は痛いうえに出血もあるので、できれば水いぼが小さくて数が少ないうちにとったほうが、赤ちゃんへの負担も少ないでしょう。
『とびひ』
水疱性膿痂疹は、初夏から初秋に多くみられ、乳幼児・小児に好発します。虫刺されや湿疹病変、すり傷などから発症し、小さな水疱ができて次第に紅斑を伴ってきます。水疱は破れてびらんとなり、離れた部位にも伝搬(でんぱん)します。黄色ブドウ球菌が原因です。
痂皮性膿痂疹は、季節に関係なく発症し、小児より成人に多くみられます。小さな水疱に始まり、膿疱(のうほう)とびらんを生じ、厚い痂皮へと変化していきます。
ペニシリン系やセフェム系の抗菌薬を内服します。有効であれば急速に改善しますが、水疱性膿痂疹の場合は軽快後も2~3日間は再発しないように内服します。痂皮性膿痂疹では腎炎の発症予防のために10~14日間の内服が必要になります。
抗菌薬を含有する塗り薬が有効な場合があります。抗菌薬の内服を行う場合では、亜鉛華(あえんか)軟膏などを貼ってガーゼでおおうことで、ほかへの伝搬を防ぐよう努めます。入浴は制限せず、泡立てた石鹸で病変部をこすらずにていねいに洗い流します。







