絵本を超える読み聞かせ！３歳からはじめる「素話」とは

２歳から３歳に向けて、子どもの理解は「見るもの」から「聞くもの」へ発達
２〜３歳児向けの「お話」と話し方のポイント: 素話・絵本の魅力と話し方のポイント・テクニック 　保育士・子育てママ編

２歳までは、視覚的なものへの興味のほうが強く、想像力も充分に育っていません。

言葉だけでストーリーをイメージすることができないうちは、話の流れより、絵と一緒に語りかけることも大切なようです。

文字に対する敏感期 ３歳半～５歳半
英才教育・知育・子育て情報　by英語本.com : 3.モンテッソーリ教育～発達の第一段階における敏感期

３歳を過ぎると、子どもの性格にもよりますが、文字に興味を持ち出し、絵本を見せると、知っている文字を指差したり、文字に注意が向くことが増えてきます。

絵本を読むときには、このようなことを止める必要はありませんが、素話を取り入れることで、物語を楽しむ時間も守ってあげることができます。

聞く人が想像力を働かせること
「遊びの文化」長崎の素話 － 活動報告

絵本のように絵がない分、自由なイメージで物語を受けとめることができます。

特に文字に関心を持ち始める３歳以降は、絵本を見せると、物語より文字に目が行ってしまい、話が聞けなくなる子も出てきます。

文字への関心もいいですが、素話にすればその問題も解決です。

「集中力」も養う
埼玉県川口市の『しば幼稚園』

語りは絵を頼りに話を理解することができないので、自然と人の話を聞くようになり、集中力が養われます。

手ぶらで楽しめる
素話、はじめました。 : さんにんひぐらし

絵本は大きく、おでかけには荷物になってかさばりますが、素話のテキストは普通の書籍サイズでたくさんの物語が収録されているし、覚えてしまえば手ぶらも可能です。

たくさんのお話を覚えるのは難しいですが、子どもは同じ話の繰り返しをむしろ好むもの。

子どもの集中力に合わせて、短いお話から毎月一遍ずつ暗記すれば、子どもの成長に合わせて自分の記憶力もアップ…するかもしれません。

寝かしつけにも最適
素話 | ブログ　Kotonoca / コトノカ

電気を暗くして、子どもが目をつぶったまま聞くことができるので、絵本のようにいつまでも寝ない…という事がありません。

子どもを寝かしつけるのには、真っ暗にして親も横になるのが一番といいます。

お話を覚えてしまえば、親も本を読む必要がないので、真っ暗闇で一緒に寝そべりながらお話ができますね。

①わかりやすい言葉で話すことができるものを選ぶ

②わかりやすく、簡単な内容のものを選ぶ

③子どもが共感できるものを選ぶ

④夢のあるものを選ぶ
「お話(素話)」の基本的な注意点: 素話・絵本の魅力と話し方のポイント・テクニック 　保育士・子育てママ編

素話のスタートは「わかりやすさ」が一番です。なにより自分も覚えやすいですしね。