ルネサンス絵画まとめ

moko39
ルネサンス期の名画を簡単にまとめました。西洋美術の入門としても。

ルネサンス(仏: Renaissance 直訳すると「再生」)とは、一義的には、14世紀 – 16世紀にイタリアを中心に西欧で興った古典古代の文化を復興しようとする歴史的文化革命あるいは運動を指す。
ルネサンス – Wikipedia

それまでの自然を無視した表現から決別し、古代のような写実的で自然に忠実な芸術をめざす運動です。

初期ルネサンス

マザッチョ『貢の銭』
神殿への税を支払うことが出来ないペトロに対し、キリストが魚の口から銀貨を見つけるように説いたエピソードを描いています。
この時代には革新的な遠近法を用いています。
フラ・アンジェリコ『受胎告知』
聖母マリアのところへ、受胎告知にやってきた大天使ガブリエル。
フラ・アンジェリコとは、『天使のような画僧』という意味。とても敬虔な修道士だったようです。
フィリッポ・リッピ『聖母子と二天使』
ボッティチェリの師であるフィリッポ・リッピ。
それまでとは一線を画す生き生きとした人物描写が特徴です。
同時期のフラ・アンジェリコとは対照的に、二十歳以上年下の修道女と駆け落ちするなど、恋多き自由奔放な男だったとか。
ボッティチェリ『プリマヴェーラ』
中央奥にいるのは愛の女神ヴィーナス。
神々が戯れ遊ぶ春の庭園を描いています。
右端の西風の神ゼピュロスが、ニンフのクローリスを連れ去ろうとしています。そして…
ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』
海で生まれたヴィーナスを、ゼピュロスとその妻フローラが陸へ届ける場面。
このフローラは実は『プリマヴェーラ』のクローリスと同一人物。攫われたあとにゼピュロスの力で花と春の神フローラになったのです。
ちなみに『プリマヴェーラ』でクローリスの隣にいるのもフローラ。ややこしい。
ヤン・ファン・エイク『アルノルフィーニ夫妻像』
非常に精緻で写実的な作品。
奥にある凸面鏡に写った夫妻と画家の姿までリアルに描き込まれています。
ヤン・ファン・エイク『宰相ロランの聖母』
左に描かれた宰相ロランの依頼で描かれた作品。
聖母マリアが幼いイエスをロランに見せています。
室内から遠景までつながる奥行きの表現がすばらしい。

イタリア盛期ルネサンス

レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』
絵画や彫刻のみならず、建築や自然科学にまで精通した『万能人』ダ・ヴィンチの傑作。
キリストが処刑前夜の晩餐を12使徒とともにしている場面。
レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』
おだやかで神秘的な微笑みと所作。
盗難に遭ったこともありましたが、返って来ました。
ミケランジェロ『最後の審判』
バチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂に描かれた大作。
世界の終末において、キリストがすべての人間に裁きを与える場面。
ミケランジェロの死後ふんどしが書き足されたのは有名な話ですね。
ラファエロ『アテナイの学堂』
プラトンとアリストテレスを中心に、
古代ギリシアの哲学者たちがいる情景。
細かい設定を知ることで一層楽しめる作品です。
ラファエロ『システィーナの聖母』
ラファエロといえば聖母子や天使の愛らしくも優雅な絵画が有名です。
下の方にいる二人の天使はさまざまな商品に利用されているので、この絵を知らなくても見たことがある人は多いと思います。
ラファエロ『ベルヴェデーレの聖母』
ラファエロの聖母子をもう一つ。
たおやかで本当に美しいですね。
ジョルジョーネ『テンペスタ』
おだやかな日常と迫り来る嵐を描いた、最初期の風景画です。
寓意性のありそうなモチーフがちらほら見受けられますが、何を意味しているのかわかっていないそうです。
ジョルジョーネはそもそも作品数も少なく、最も謎に満ちた画家であると言われています。
ティツィアーノ『ウルビーノのヴィーナス』
なんとも挑発的なポーズの美女。
貞節の寓意として描かれる犬が眠っているというのもおもしろいですね。
ティツィアーノ『ディアナとアクタイオン』
猟師アクタイオンが女神ディアナたちの水浴を誤って目撃する場面。この後、報いとして鹿に姿を変えられ、自分の連れていた猟犬に食い殺されてしまいます。

マニエリスム

ルネサンス期に培った手法を踏襲しつつも、単なる自然の模倣を超えた表現を目指した時期。
現実にはありえない人体の動きなどが特徴です。

ヤコポ・ダ・ポントルモ『十字架降架』
淡くも劇的な色使い、悲愴に満ちた表情、やわらかな曲線がすてきです。
ブロンズィーノ『愛の勝利の寓意』
こちらも現実にはあり得ない身体の動きをしていますが、
それが実にエロティックな効果を発揮していますね.
ジュゼッペ・アルチンボルド『夏』
果物や野菜を組み合わせて顔を作っています。
この他にも、本を組み合わせた『司書』、
花を組み合わせた『フローラ』など奇抜な作品が多数。
エル・グレコ『オルガス伯の埋葬』
スペインの画家、エル・グレコの傑作。
上部には天界、下部には聖人に埋葬されるオルガス伯。
https://matome.naver.jp/odai/2135359824780889801
2012年11月25日