【2012年度大賞作品追加】1度読んだ方が良い!文化庁メディア芸術祭マンガ部門歴代大賞作品

hekotare24

文化庁メディア芸術祭マンガ部門とは

文化庁メディア芸術祭マンガ部門(ぶんかちょうめでぃあげいじゅつさい まんがぶもん)は、日本の文化庁が主催する文化庁メディア芸術祭の一部門として1997年から開催されている漫画賞である。
審査員は主に漫画家から成り、「クリエーターがクリエーターを選ぶ」ことが賞のポリシーとなっている。自社の作品に偏りがちな出版社主催の賞と違い、審査員の推薦や公式サイトでの一般推薦、メディア芸術祭事務局のリサーチなどで広く集められた作品が選考対象となる。出版された作品に限らず、一般人の自薦による作品も対象としている。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門 – Wikipedia

第1回(1997年)大賞

マンガ日本の古典(22名の漫画家)
日本を代表する22人の漫画家が古典作品を分担して描いています

第2回(1998年)大賞

坂本龍馬(黒鉄ヒロシ)
写真の残っている登場人物は、写真を参考にして描かれているのがとてもいい。略して描いているところも、それぞれの本人の特徴がよくとらえられているのが素晴らしい。そして、ギャグや少々ブラックなユーモアを交えながら、残された資料に忠実に、ほぼ史実通りに描かれている

第3回(1999年)大賞

アイ’ム ホーム(石坂啓)上下2巻
主人公の家路久(いえじ ひさし)は、エリート銀行員でしたが、左遷された単身赴任先で一酸化炭素中毒になり、5年間の記憶を失ってしまいます。その5年間とは、彼が最初の妻子と別れ、今の妻と結婚し、息子が生まれた時期なのです。だから、久には、今の家族が仮面をかぶった他人のようにしか見えません。彼は、自分と家族を探すために、過去に自分と関わった様々な人たちと出会い、次第に過去の自分の「真相」が明らかになっていきます…。

第4回(2000年)大賞

バガボンド(井上雄彦、吉川英治)
剣における天下無双を目指し、殺し合いの螺旋の中へと身を投じていく宮本武蔵。同じく、剣の道を究めんとする者たちは、放浪の人(バガボンド)となり、その運命に翻弄されていく──。井上雄彦が吉川英治の小説をもとに描く、大胆かつ斬新な「宮本武蔵」。

第5回(2001年)大賞

F氏的日常(福山庸治)
『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)1993年4月10日号より掲載されている1コマ漫画である。漫画というよりも風刺画的要素が強い。

第6回(2002年)大賞

セクシーボイスアンドロボ(黒田硫黄)
七色の声を操る少女・ニコは、その観察眼を見込まれて謎の老人からとある誘拐事件への助言を請われる。事件を解決に導いたニコは、以降コードネーム「セクシーボイス」を名乗り、謎の老人の様々な依頼を相棒の青年・ロボとともに解決していく。

第7回(2003年)大賞

カジムヌガタイ-風が語る沖縄戦-(比嘉慂)
外に敵。内にも敵。過酷な戦火の中、揺れ動く沖縄住民たち。宿命として、その時代その場所に生きる事しか出来なかった人々の悲劇――。受け入れがたき戦争の真実を描く

第8回(2004年)大賞

夕凪の街 桜の国(こうの史代)
広島市の基町にあった原爆スラム(「夕凪の街」)を舞台にして、被爆して生き延びた女性の10年後の心の移ろう姿を描く

第9回(2005年)大賞

失踪日記 (吾妻ひでお)
「消えたマンガ家」とまで言われたSFマンガ(あるいはギャグマンガ)作家による、ノンフィクション作品である。1度目の失踪を描いた「夜を歩く」、2度目の失踪を描いた「街を歩く」、アルコール依存と治療の時期を描いた「アル中病棟」の3つのエピソードを収録している。

第10回(2006年)大賞

太陽の黙示録 (かわぐちかいじ)
舞台は大震災で富士山噴火や首都・東京及び関西水没により国土の五分の一を失い、地割れによる日本海峡誕生で本州が東西に分断されてしまった近未来の日本。南(サウスエリア)をアメリカ、北(ノースエリア)を中国に管理され、福岡と札幌にそれぞれ首都を構えて互いに自らの正当性を主張する南北両政府、分断された国民、台湾へ流れた難民、全世界に散った『棄国者』などを描く。

第11回(2007年)大賞

モリのアサガオ(郷田マモラ)
新人刑務官である及川直樹は、死刑囚舎房に配属される。深く反省している者や無気力な者、自らの罪を罪と思わない者など死刑囚の性質も様々であった。そんな彼らと接していく中で、直樹は死刑制度の是非について深く考えるようになる。それとともに、死刑囚・渡瀬満との心の交流を深めていく。

第12回(2008年)大賞

ピアノの森(一色まこと)
町外れの「ピアノの森」で育った少年カイの物語。はじめは楽譜すら読めないカイが周囲を取り巻く人々によりピアニストとしての才能を開花させていく過程を描いている。

第13回(2009年)大賞

ヴィンランド・サガ(幸村誠)
11世紀初頭の北ヨーロッパ及びその周辺を舞台に繰り広げられる、当時世界を席巻していたヴァイキングたちの生き様を描いた歴史漫画である。

第14回(2010年)大賞

ヒストリエ(岩明均)
紀元前4世紀のギリシアやマケドニア王国・アケメネス朝ペルシアを舞台に、古代オリエント世界を描いた作品。マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた書記官エウメネスの波乱の生涯を描いている。エウメネスはプルタルコスの『英雄伝』(対比列伝)などにも登場する実在の人物である。
エウメネスはギリシアの都市国家カルディアの名家の息子として育てられ、陰謀によって一時は奴隷に身を落とすものの、時代の荒波に揉まれながらその才能を開花させていく。

第15回(2011年)大賞

土星マンション(岩岡ヒサエ)
地球全体が自然保護区域となり、地上に降りることが許されなくなった時代。人間は遙か35,000メートル上空に浮かぶ巨大なリング状のマンションで暮らしていた。 地球の周囲をめぐる上層・中層・下層からなるその巨大なリングシステムで、主人公・ミツは生まれ育った。ミツは中学卒業と同時に、亡き父と同じ職種「コロニーの窓拭き」を始める。ベテラン窓拭き職人「仁さん」とコンビを組むこととなったミツは、さまざまな困難を乗り越え、仕事を通し、色々な人と出会い一歩ずつ成長していく。

☆★☆【!!new!!】第16回(2012年)大賞☆★☆

闇の国々
フランス・ベルギーのコミックの人気シリーズ。
マンガ部門初の海外作品です。

「闇の国々」作品概要

われわれの現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群「闇の国々」。そこで繰り広げられる摩訶不思議な事件の数々を描く、フランス・ベルギーのコミック(バンド・デシネ[以下BD])の人気シリーズ。これまでに10の言語に翻訳され、数々の賞を受賞している。現在までに、正編12冊、番外編12冊の計24冊が刊行されており、日本語版第1巻となる本作『闇の国々』(2012年刊行)には、そのなかから3作品を収録。ある日突然増殖しはじめた謎の立方体に翻弄される人々を描く『狂騒のユルビカンド』、巨大な塔の秘密をめぐる冒険から、数奇な運命へと導かれる男を描く『塔』、未知の天文現象により、体が斜めに傾いてしまった少女の半生を描く『傾いた少女』など、あらゆる芸術への深い素養に根差した重厚なストーリーを、1ページに1週間かけるという、緻密にして技巧の粋を極めた絵で描く。以下、『闇の国々Ⅱ』に続き、2013年にかけて全4巻で刊行予定。
原書の出版年月:1985年1月~1996年1月
翻訳書の出版年月:2011年12月19日

「闇の国々」受賞に対する声

漫棚通信@mandanatsusin

「闇の国々」と「ムチャチョ」の受賞は当然でしょ。ともに日本マンガ読者に衝撃を与える作品でした。

ベデくん@BD_kun

日本よこれがバンドデシネだ!!!『闇の国々』が第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞ベデ!!!! #バンドデシネ

iwa_jose@iwa_jose

メ芸祭のマンガ部門大賞『闇の国々』か!!!

「闇の国々」贈賞理由

ブリュッセルの同じ中学を卒業した2人の作家、絵を担当するスクイテンと脚本担当のペータースによるシリーズ『闇の国々』。各話に人間の主人公はいるが、異世界をまるごと作り出すこと─その構築された世界・建造物・背景─が本作の主役であるといえる。フランス語圏のマンガ=BDのかたちで発表され、イラストワークの緻密さとともに、すでに各所で高く評価されている。そのシリーズの全貌が、やっと日本で翻訳出版されはじめ、ペータースの脚本の素晴らしさとあいまって堪能できるようになりつつある。シリーズ最初の作品が世に出て30年近く経つが、本作は時空を超えて新しい。日本マンガは世界に誇る文化だと打ち出すならば、世界のマンガのレベルを知る必要があるだろう。本作はそれを知るにふさわしい作品。文化の違いに触れる喜びと、面白い作品は文化の違いを超えて共有できるという喜び、本作はそれを同時に感じさせてくれる稀にみる作品である。
第16回文化庁メディア芸術祭

来年も楽しみですね。とりあえず「闇の国々」Amazonで注文しました(笑)

https://matome.naver.jp/odai/2134742752211374501
2012年12月18日