絶対おすすめ!アメリカンウイスキー(バーボン・テネシー)まとめ

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アメリカンウイスキー全般、バーボンウイスキー、テネシーウイスキーなど、実際に飲んだものだけをご紹介!
ブッカーズ
クラフトバーボンの代名詞
クラフトバーボンとは、厳選した最上級の原料をはじめ、仕込みから蒸溜、貯蔵までつくり手の特別な意図や思想が色濃く反映されたバーボンのことを言う。加えてスモールバッチ(小ロット)と呼ばれる、生産数量が限定された製品でもある
ブッカーズは樽から出した原酒に水などを一切加えずにボトリング
その為、アルコール度数は64.45度もある
口に含むとその強さに圧倒されるかと思いきや、豊かな香りと甘さが口いっぱいに広がり、アルコールの強さをやわらかくしている
最強の味、最強の香り、最強のアルコール度数、名実共に最強のバーボンである

ブッカー・ノーの最高傑作であり、スーパープレミアムパーボンの頂点に立つ逸品とされる。フレッドによると、「父がビーム家主催のバーベキュー・パーティーで賓客だけに振る舞いつづけるうち、あまりにも評価が高いので製品化した」ものらしい。6~8年熟成樽のなかから最高峰としてふさわしい熟成をした原酒を厳選してヴァッティング。割水や濾過など一切おこなわず、そのままボトリングしている。製造年によって度数や香味に微妙な違いがあり、それがウイスキー通を魅了しつづけている。

ノブ・クリーク
クラフトバーボン
シリーズのなかでも最も長い9年を超える熟成をした逸品「ノブ クリーク」
6代目ブッカー・ノウが禁酒法以前の“本来あったバーボンの姿”を目指して復刻
アルコール 度数100プルーフ(50%)の力強いバーボンである

禁酒法施行以前のバーボンが力強かった理由のひとつとして、1897年に制定された法律ボトルド・イン・ボンドがある。当時、水で薄めた粗悪品や混ぜ物をしたイミテーションが出回り、市場の混乱を招くとともに酒税という国家財政への影響が懸念され、定められたものだ。
1蒸溜所で1年のうちの1シーズンだけ蒸溜したものだけを樽詰めし、政府税官吏監督のもとで4年以上熟成、アルコール度数50%以上で瓶詰めする。この条件を満たした製品に限りボンデッド、またはボトルド・イン・ボンドと名乗ることができるというものだった。この品質保証により深遠で力強いリッチなバーボンが誕生していった。「ノブクリーク」はその当時の味わいを復刻したものである。

ヘンリーマッケンナー
アイルランドの蒸溜所で働いていた時の経験を持つ移民、ヘンリーマッケンナーが手掛けた一品
深いコク、熟成感溢れたその風味は人々の評判になり、流通量が少なかった為、いつしか『幻のバーボン』と呼ばれるようになった
現在は安定供給されている、とても飲みやすいバーボン
ヘンリー・マッケンナー シングルバレル10年
ヘンリーマッケンナーの選び抜かれたひとつの樽のウイスキーのみをボトリングした贅沢なバーボン
アルコールの尖った感じが程よく取れ、第一印象は「甘い」
香りも豊かで、スムーズ
フォアロゼス ブラック
個性あふれる香りを持った原酒を選び抜き、やや長めの熟成にこだわったフォアローゼズの上級ラベル
洋梨やプラムを想わせる熟した果実香やスパイシーさが、心地よいオーク樽の香りとマッチ
芳醇な香り、まろやかな味わいで、ライトな口当たり

フォア・ローゼズは他のバーボンと同様、トウモロコシとライムギを主に原料としている。これらを素にした、オリジナルレシピのマッシュビル2種類と自社培養の酵母5種類が組合わされてる。出来上がった原酒は、オーク製の新しいバレル(樽)のなかで、少なくとも五年間は熟成のときを持つ。この過程によって、風味と色合いがバーボンに加わる。
フォア・ローゼズ・バーボンは、その貯蔵の仕方で他のバーボンと区別される。フォア・ローゼズの場合、他のケンタッキーの製造業者が、各階のあいだの温度差を利用して、ウイスキーを熟成させるため使う、時に八階建てにもなる建物の代わりに、一階建ての倉庫で貯蔵を行う。

エズラブルックス
内側を焦がしたホワイトオークの新樽で4年以上熟成させ、木炭でろ過しているのでとてもマイルドな口当たり
口に含むと麦の香りが優しく広がる

19世紀の初頭にケンタッキー州の西北部、デーヴィス郡オーエンズボロで創業した”メドレー社”により、1950年代に商品化
バーボンの数々の名品を生み出したメドレー家は、ケンタッキーで代々続く蒸留一家の名門である
『エズラ・ブルックス』はそのメドレー社のメイン・ブランドとなる
1993年、デイビッド・シャーマン社が『エズラ・ブルックス』ブランドの所有権を獲得した
デイビッド・シャーマン社は現在ではLUXCO, Inc.(ラクスコ社)と名称を変更、『エズラ・ブルックス』の本格派の味わいを受け継ぎ、この偉大なウイスキーを大切に育てている

オールドエズラ12年
エズラブルックスの12年バージョン
12年以上樽熟成させており、アルコール度数を感じさせないソフトでなめらかな芳醇な味わい
申し分のない円熟さを楽しむにはストレートで味わいたい逸品
ケンタッキージェントルマン
あまり見かけないが、非常にコスパに優れたバーボン
バーボン生産が多く行われているケンタッキー州のネルソン郡で小規模ではあるが、良質のバーボンを造る名蒸留所と言われている蒸留所が造る、甘味とすっきりした切れ味が特徴のバーボンウイスキー
\1000ちょっとで買えるが、その価格を遥かに超越する味
ワイルドターキー8年
ワイルドターキーといえば8年(個人的に)
ブランド誕生から今まで変わらないレシピで作られている重厚な風味が堪能できるお酒
50度という非常に高いアルコール度数だが、その味わいは絶妙
ひと口飲めば、コクのある甘さが口のなかに広がる
味と価格を考えると、コスパは最強

ワイルドターキーの素材となる穀物の構成比率(マッシュビル)のレシピは公開されていない。原材料について、蒸留所の最高責任者(マスター・ディスティラー)のジミー・ラッセルは「全てのバーボンの中でトウモロコシの使用量が最も低く、ライ麦と大麦麦芽を多く使用している」と語り、その理由についてウイスキーに香味(フレーバー)と風味を与えるためだと述べた。
法律で定められているバーボン・ウイスキーの蒸留時のアルコール度数は80度以下であるが、ワイルドターキーは60度から65度と低めの度数で蒸留される。熟成時のアルコール度数は54度から55度となり、ボトリング(瓶詰)でも低めの度数が保たれる。このため加水量を少なく抑えることができ、フレーバーや風味を損なうことなく、原酒に近い味わいを残している。豊かな風味と他のバーボンには無いコクの強さが特筆される。完成後、万一のトラブルに備えるため、全てのワイルドターキーのサンプルがオースティン・ニコルズ社で2年間保存される。
ラベルに描かれた七面鳥のイラストも、ワイルドターキーの特徴の一つである。かつてラベルの七面鳥は正面を向いていたが、1999年より横を向いたイラストに変更された。理由は明らかではないが、一説には正面を向いた七面鳥の目が怖いという意見があったために変更されたという。

ワイルドターキー ライ
アルコール度数40.5度
原料のライ麦比率が51%以上あり、バーボンより甘さ控えめのスパイシーな味わいが特徴
しっかりとした味わいの中にデリケートなニュアンスがあり、最高のライウイスキーと称される

米国連邦政府の厳格な定義のもと、多くの規定をクリアした、ストレートライウイスキー
発酵時にイーストの活動を活発にさせるミネラルを豊富に含む、良質のライムストーン・ウォーター
50年以上使用する自家培養のイースト
WT蒸留所は、単一ブランドのみ製造のためレシピもイーストも1種類のみ
バーボンの聖地ケンタッキーの蒸留所9ヶ所の中で、単一 ブランドを製造するのは3ヶ所のみで、そのうちの1つがワイルドターキー
カナディアンは他のスピリッツ等を9%以上ブレンドし風味付けが可。着色料使用可
ライ麦比率も51%以下。バーボン同様、米国連邦政府の規定により、蒸留・樽詰め時のアルコール度数が低くしているため、原酒の味わいが濃く残る
米国連邦政府の規定により、原料に51%以上のライ麦を使用、オークの新樽で熟成される
樽香が弱く、フルーツフレーバーが特徴のカナディアンに比べて、新樽の熟成によるバニラ香とスパイシーな風味が特徴
甘さ控えめ。コーンの比率が低く、大麦の比率が高い

I.W.ハーパー
とてもメジャーなバーボンウイスキーのひとつ
原料にともろこうしを86%使用しているので、スムーズで軽い味わい
バーボン初心者でも気軽に楽しめる一本

1877年にドイツ系アメリカ人のアイザック・ウォルフ・バーンハイム(Isaac Wolfe Bernheim)によってケンタッキー州ルイヴィルで生み出された。その名は彼のイニシャル(I.W.)とその無二の親友であったフランク・ハーパーに由来する。1885年にニューオーリンズでおこなわれた万国博覧会で金賞を受賞。世界の博覧会で5つのゴールドメダルを獲得し、これらのメダルはボトルのゴールドラベルに印刷され、現在に至るハーパーのブランドの礎となった。1930年代の禁酒法の時代を経た後、バーンハイムは1937年にブランドをシェンリー社に売却している。
なお、日本においては2009年10月より麒麟麦酒(二代目)が輸入元となっている。

ジャック・ダニエル
ジャック・ダニエルズとも呼ばれる、テネシーウイスキーの代表
チャコール・メローイングという、木炭でろ過する製法により、まろやかで飲みやすい味わいとなっている
とても芳醇な味わいで、常備したい一本

原料はとうもろこし80%にライ麦、大麦麦芽を使用する。貯蔵するオーク樽はルイヴィルのブラウン・フォーマンクーパレッジで製造される。チャーリングの前にトースティングというジャックダニエル専用の低温焼入れ工程を行っている。樽は一度しか使われないが、廃棄せずにアイルランドの蒸留所へ送られスコッチウイスキーの熟成樽として再利用される。
サトウカエデの炭の生産は工場内で行われており、アルコール濃度70%のジャックダニエルの蒸留液を着火剤として使用している。 チャコール・メローイング工程では細かくしたサトウカエデの炭を高さ3mの巨大な樽に敷き詰め、蒸留所から直接パイプで運ばれてきた蒸留液を濾過している。

ジョージ・ディッケル
ジャックダニエルと並ぶ、テネシーウイスキーの人気銘柄『ジョージ・ディッケル』
ろ過製法はジャック・ダニエルと同じだが、 「チルド・メイプル・メロウィング」と呼ばれる独自の「冷却濾過方式」で、原酒を1滴1滴10日間かけて丹念に濾過させ、その後樽熟成することにより、まろやかで芳醇な味わいとなる
日本ではジャック・ダニエルのほうがメジャーだが、個人的にはこちらをお勧めしたい

1870年、ドイツ系移民であるジョージ・A・ディッケルがテネシー州タラホーマに蒸留所を建設し、念願のウイスキー造りを始めた。
禁酒法により蒸留所は一時閉鎖となるが、1958年に再開。
閉鎖前の味を取り戻そうと、閉鎖直前に書かれた製造記録を元に、マスター・ディスティラーであるラルフ・ダックスが再現し、見事に蘇らせる。
このジョージ・ディッケルの、最大の特徴は『ろ過方法』
『チルド・メイプル・メロウィング』と呼ばれる独自の『冷却濾過方式』で、原酒を1滴1滴10日間かけて丹念に濾過させ、その後樽熟成。これにより、まろやかで芳醇な味のウイスキーを造り出している。

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2017年03月23日