-彼の人生とは-
シチリア島の北西部に位置するパレルモにおいて、ガーナ移民のバルウアー夫妻の長男として生まれた。生後間もなく先天性の疾患である巨大結腸症に冒され、生後の1年間を病院で過ごした。この病気を手術で根治させた後に、バルウアー夫妻はより条件の良い職を求めてブレシア県に移住した。しかし暮らし向きは良くならず、アフリカ移民の他の家族らと共に1DKのアパートをシェアするという最下層の生活を強いられている。バルウアー夫妻はやむなく3歳のマリオを里子に出し、マリオはブレシア県に住むイタリア人のバロテッリ夫妻に養子として迎え入れられた。
「もしあの人たちのところで育っていたら、今ごろはアフリカのどこかで悲惨な暮らしをしていただろう。いや、もう生きていなかったかもしれない」とも語っている。
ACルメッツァーネのユースチームからトップチームに昇格し、15歳の時にセリエC1でデビューした。同年にはFCバルセロナのトライアルを受けるも不合格であった。
オグボンナは、移民排斥路線で知られる極右政党から「外国人を代表に入れるな」と名指しで非難された。
EURO今大会のクロアチア戦でも、バロテッリに対して大量のブーイングとバナナが投げ込まれる事件があった。
「差別はどこにでもある」とバロテッリは語るが……。
まだエドガー・ダービッツがユベントスでプレーしていた頃の話だ。南イタリアのある地方スタジアムでの試合中、ボールを持った彼に「この猿め!」と叫ぶのが背後から聞こえた。振り返ると、嘲笑と憎悪の混じった声の主は、身なりのいい金髪の中年婦人だった。驚くと同時に、保守的なこの国に潜む人種差別の根の深さを見た思いがした。
もちろん、この手の話題はどの国でも、どんなカテゴリーでも事欠かない。4年前、まだセリエAにデビューしたばかりのバロテッリは語っていた。
「差別は、イタリアにも、サッカー界にも、どこにでもある。肌の色のことで喧嘩しようとは思わない。ただ、プレー中に突き飛ばされたら、相手のスパイクを踏んづけてやる。それだけだよ」
今や天才でありスーパースターのマリオ・バロテッリ。
彼の一筋縄ではなかった人生が今の強いプレースタイルを築いているように感じる。
これから、ますます目が離せない選手だ。そして温かく見守っていきたい。
決勝がますます楽しみである。

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21歳の天才と呼ばれるだけでなく、彼の問題行動や彼のプレースタイルばかり注目される。
しかし彼の人生は平たんではなかった。
今や彼がプレーする事で、数多くの子供達に夢や希望を与えている。