■いま、「ネオワイズ彗星」が世界各地で観測されている
Thierry Legault@ThierryLegault
2020年3月に発見された「ネオワイズ彗星(C/2020 F3 NEOWISE)」が今月、世界各地で観測されている。
ネオワイズ彗星、各地で観測 肉眼で見える明るさ 写真23枚 国際ニュース:AFPBB News
■ネオワイズ彗星とは
日本時間2020年3月28日、NASA(アメリカ航空宇宙局)の赤外線観測衛星「NEOWISE」が発見。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1157082.html
Met4Cast@Met4CastUK
Think how much our planet will have changed next time it passes us. pic.twitter.com/e7R0eU2BFq
太陽系の外側を球殻状に取り巻いているとされる天体群「オールトの雲」から飛来したと考えられている。
今を逃したら6800年見れない!ネオワイズ彗星を意地でも肉眼で見たい!(ギズモード・ジャパン) – Yahoo!ニュース
NASAによると、直径は約5km、核は「46億年前の太陽系形成当時の辺りに生まれた煤けた黒っぽい粒子」で覆われているとのこと。
今を逃したら6800年見れない!ネオワイズ彗星を意地でも肉眼で見たい!(ギズモード・ジャパン) – Yahoo!ニュース
軌道離心率が1に近い楕円軌道で太陽を公転しており、近日点では水星よりも内側の太陽から約4400万kmまで接近する。
NEOWISE彗星 (C/2020 F3) – Wikipedia
■国内でも肉眼で観測可能
国立天文台@prcnaoj
日本時間7月4日に太陽に最も接近し、当初の予想よりも少々明るい1~2等級の明るさ(7月8日時点)で観測。
(速報)ネオワイズ彗星が明るい(2020年7月) | 国立天文台(NAOJ)
現在は日の出前に北東の空の低い位置で、暗いところでは肉眼でも淡い尾を引いた姿が確認できる。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1157082.html
■これほど明るいのは1997年のヘール・ボップ彗星以来とも
肉眼で確認できる彗星は10年に1度で、こんなに輝くのは1997年のヘール・ボップ彗星以来とも言われている。
今を逃したら6800年見れない!ネオワイズ彗星を意地でも肉眼で見たい!(ギズモード・ジャパン) – Yahoo!ニュース
今年5月にアトラス彗星が崩壊し、スワン彗星も期待されたほど明るくならなかっただけに、三度目の正直となった
今を逃したら6800年見れない!ネオワイズ彗星を意地でも肉眼で見たい!(ギズモード・ジャパン) – Yahoo!ニュース
■7月いっぱいは観測可能
国立天文台によると、7月15日以降は「夕方~宵にかけて北西~西北西の空」に見えるようになり、7月23日には地球に最接近。
ほうき星が見える! ネオワイズ彗星が地球最接近(オーヴォ) – Yahoo!ニュース
ただし、明るさは徐々に暗くなっていき、国内で肉眼観測できるのは7月25日頃までという。
https://www.chunichi.co.jp/article/89728?rct=k_ishikawa
■次に太陽に接近するのは5000年以上先
ネオワイズ彗星が次に太陽に近づくのは5000年以上先とのこと。
ネオワイズ彗星が肉眼で見える明るさに 「北半球では近年にない明るい彗星」 – ウェザーニュース
市街地や薄明の空では双眼鏡や天体望遠鏡などを使うと見えやすくなり、適切な設定をすればカメラでの撮影も可能。
今回のチャンスを逃せば次は5000年以上先 発見されたばかりの彗星が肉眼で見られる(2020年7月14日)|BIGLOBEニュース
北海道や沖縄を除いてあいにくの空模様となっているが、夜空を見上げて探してみてはいかがでしょうか。
ネオワイズ彗星が肉眼で見える明るさに 「北半球では近年にない明るい彗星」 – ウェザーニュース
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