古い家電を楽器が楽器に!?”和田永さん”がすごい

BKB250
古い家電を楽器に変える和田さんがすごいので、まとめました。

和田永さんのプロフィール

2010年、多摩美術大学情報デザイン学科卒業。オープンリール式テープレコーダーを楽器として演奏する「Open Reel Ensemble」で「第14回学生CGコンテスト」インタラクティブ部門優 秀賞を受賞。またブラウン管テレビを用いた「Braun Tube Jazz Band」では「第13回文化庁メディア芸術祭」アート部門優秀賞を受賞。そしてミュージシャンとしてバンド「蒸気青月楽団」も率いている。
和田永 | WIRED東京人 | WIRED

オープンリール式テープレコーダー、Mac、ブラウン管テレビ、iPhone。アナログとデジタルを融合した独創性にあふれる作品を創り上げ、さらに楽器として演奏する。そのパフォーマンスは、音楽ライブという言葉では表現しきれない、コミュニケーションするアート。彼の果てしない想像力が、世界中を夢中する日も近い。
和田永 | WIRED東京人 | WIRED

ブラウン管を楽器に変える

和田永の家電楽器創作の原点となった「ブラウン管ガムラン」を発展させた「ブラウン管ドラム」は、ブラウン管テレビが発する電磁波を素手でキャッチし、足に接触させたコイルを通してギターアンプから音を鳴らす。
アーティスト・和田永が音楽を媒介に人と人を結び付ける――「鉄工島FES 2018」レポート | Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ

して、スネアやタムのように並んだブラウン管の足元には、コイルを巻きつけたキックペダルによって重低音を打ち鳴らす大型ブラウン管もバスドラのごとく鎮座し、頭の高さには砂嵐とともに「ガー」という高音を響かせる通称「砂嵐ンバル」のブラウン管もセットされ、生のドラムセット彷彿とさせる配置がされている。
アーティスト・和田永が音楽を媒介に人と人を結び付ける――「鉄工島FES 2018」レポート | Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ

2012年の地デジ化以降、(ブラウン管テレビは)大量に破棄される運命にありますし。まぁ墓場になっているわけですね。
海外で連日アンコール。扇風機を奏でる日本人アーティストとは? アーティスト和田永が語る「祭り」のアップデート法

僕はこういった機械を集めてきたり、いろんな方から寄付をいただいたりしながら、機械の中を開けて、いじったり遊んだりしてきているわけです。
海外で連日アンコール。扇風機を奏でる日本人アーティストとは? アーティスト和田永が語る「祭り」のアップデート法

そうすると、日常を便利にするという役割においては撤退した存在なんですけど、やっぱりそこに、電気、電磁、電子、電波の科学的な面白さだったり、先人たちの知恵と工夫と技術がこの中にめちゃくちゃ詰まっている事に気づくんです。
海外で連日アンコール。扇風機を奏でる日本人アーティストとは? アーティスト和田永が語る「祭り」のアップデート法

最近は家でテレビばっかり弾いていました
#CRTelecaster #Telework
#electronicosfantasticos pic.twitter.com/Va6I4CFTWI
https://www.youtube.com/watch?v=su5SWneTuIM

扇風機を楽器に

扇風機の楽器もありまして、このプロジェクトの特色である、あらゆる人も巻き込みながらっていう中で生まれた楽器なんです。
海外で連日アンコール。扇風機を奏でる日本人アーティストとは? アーティスト和田永が語る「祭り」のアップデート法

この扇風機をどのように演奏するか? 楽器作りからバンドとしてやったら面白いんじゃないかということで始めてみました。そこにエンジニアの方も集まってきて、光を電気の波に変えるピックアップだったりっていうのを作っていく。
海外で連日アンコール。扇風機を奏でる日本人アーティストとは? アーティスト和田永が語る「祭り」のアップデート法

ここで登場したのが、会社員でエンジニアをやっている方なんですけど。
この方に最初の原理みたいなものを共有して、メンバー内でのオープンソースをやってみたら、僕とは無関係に、しかも僕に内緒で(笑)アップデートを始めて、Excelを駆使して、楽器を改良し始めたんです。
海外で連日アンコール。扇風機を奏でる日本人アーティストとは? アーティスト和田永が語る「祭り」のアップデート法

どういった原理かというと、穴の開いた円盤が回っているんですね。そこに光を当てると、光が点滅する。その点滅をそのまま電気の波に変えて。そうすると、スピーカーが震えるんです。

たとえば、「穴の数×扇風機の回転数」で振動数が出てくるんで、穴を計算していくと音階ができていったり。昔の映写機とかはそういった原理で録音しているんですけど、それを扇風機に転用して、楽器を作っているんですね。
海外で連日アンコール。扇風機を奏でる日本人アーティストとは? アーティスト和田永が語る「祭り」のアップデート法

扇風琴。東芝は扇風機界のギブソン
#arselectronica ’19
#electricfanharp #electronicosfantasticos pic.twitter.com/VJz8P9o8B3
https://www.youtube.com/watch?v=auLvE7K1kAo

オープンリールも楽器に変える

「オープンリールって、あのオープンリールですか? 昔のオーディオマニアの人たちが使ってた、テープレコーダーのでっかいやつ?」
アーティスト・和田永の魅力を解く――異色のバンド「Open Reel Ensemble」単独公演レポート | Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ

Cocotameの編集担当者から、原稿執筆依頼の電話をもらったとき、筆者の最初の反応は、たぶんこんな感じだったはずだ。
アーティスト・和田永の魅力を解く――異色のバンド「Open Reel Ensemble」単独公演レポート | Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ

オープンリールを楽器として演奏している、変わったスリーピース・バンドがいるんです」(どういうこと?)。「YouTubeにも動画をあげていて、海外からもがんがんコメントが付いてます」(へえ、そうなんだ)。「リーダーの和田永って人は、オープンリール以外にも古い家電を楽器再生させる『エレクトロニコス・ファンタスティコス!』というプロジェクトをやっていて、先日、文化庁の芸術選奨メディア芸術部門で新人賞も獲りました」(おお、なんか知らんがすごそうだ……)。
アーティスト・和田永の魅力を解く――異色のバンド「Open Reel Ensemble」単独公演レポート | Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ

https://www.youtube.com/watch?v=bteEX0TbElA

Twitterの反応

3号@Third_Man333

和田永さんすげえ。天才の類ですね。

ぽそ@Gomafu@Posoya17423

和田永氏が動画をあげる度に、けんちゃんと「この人本当に変態だよね…すげぇや…」って話してる。

オープンリールでの演奏は本当に素晴らしいから、是非生で体感して欲しい!!! twitter.com/wyrm06/status/…

晩秋仁@1104_bansyu

和田永さん、現代の平賀源内っぽいな

詳しく知りたい方はこちら

https://matome.naver.jp/odai/2159080956509188901
2020年05月31日