「映画に命を助けてもらった」橋本愛の言葉が人々の心を掴んでる

kazoone

■存続危機に直面している日本のミニシアター文化

新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う自粛要請により、危機的な状況に置かれている全国の映画館。
カラテカ矢部、ミニシアター・エイド配信ライブに参加(お笑いナタリー) – Yahoo!ニュース

日本の映画文化の存続に関わる厳しい情勢を迎えているなか、経営難に陥った単館系のミニシアターへの支援的な動きが広がっている。
ミニシアター苦境で問われる芸術文化支援の在り方:紀伊民報AGARA

日本映画においても、ミニシアターはキャリアの浅い映画人が羽ばたくため場所で、多くの映画人はフリーランスとして活動しており、彼らが仕事を無くすと映画文化そのものの根幹を失う。
是枝監督や安藤サクラさんら呼び掛け、ミニシアター救済を国に要請 新型コロナ感染拡大で危機|社会|地域のニュース|京都新聞

せんきち@SENKICHI71

新型コロナが収束まで年単位かかるなら大量の飲食店、居酒屋、ミニシアター等が潰れる。収束後、新たにそういう業種で起業するか?きっとしない。政府が保護しないことが明確になった状態でリスクを犯すやつはいない。コロナ収束後の世界が大きく変わったままだろう。日常はもう戻らない。
月5000万円の売上がゼロになった。都の2営業所100万円、国の200万円だけの補償では会社が生き残るためには全然足りない。渋谷と吉祥寺の家賃だけで500万を超える。今、アップリンクでは100人以上雇用している。かろうじてオンラインでの見放題で多くの応援を受けて、あとひと月は生きながらえる。

まさや@brilliant_world

もしミニシアターがなくなったら…
公開される作品が半分以下になります
人気作品以外制作されないので新人監督が生まれなくなります
役者さんや裏方さんが大量に仕事を失います
ひいては映画業界が衰退します
#もしミニシアターがなくなったら

■映画や映画館を支えようと、支援の輪も広がっている

政府へ「上映自粛によって生じた損失の補填」と「終息後の集客回復に向けた支援」の要望を求めるネットの署名活動「SAVE THE CINEMA」は8万人を突破。
ミニシアター支援のさまざまな方法 | シネマズ PLUS

全国の小規模映画館を支援するため、映画監督の深田晃司と濱口竜介が発起人となって立ち上げたクラウドファンディング『ミニシアター・エイド基金』は総額3億3000万円に。
ミニシアター・エイド基金は総額3億3000万円に、深田晃司と濱口竜介が感謝(コメントあり) – 映画ナタリー

また、作品を上映する独立系配給会社も深刻な状況を迎えており、「Help! The 映画配給会社プロジェクト」も立ち上がり、世界20地域を超える映画人から動画メッセージが寄せられている。
映画配給会社を救え!15日より緊急プロジェクト開始 – シネマトゥデイ

■そんな中、コメントを発表した一人が橋本愛

「こんにちは。私は昔、映画に命を助けてもらいました。体こそ生きてはいましたが、心の息の根は止まったまま。何を食べても、誰と会っても、どうにもなりませんでした」と動画の中で自身の経験を話し始めたのは俳優の橋本愛。
橋本愛がミニシアター支援で語った「私は映画に命を助けてもらった」|LITERA/リテラ

これは小規模映画館を救う「ミニシアター・エイド基金」の動画で、多くの著名な賛同者たちがコメントを寄せている。
小規模映画館を救う「ミニシアター・エイド基金」国内最速で1億円達成 – SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)

橋本は「身体は一度死んでしまえば二度と生き返ることはできないけれど、死んだ心は蘇生することができる。生き返らせることができる。それができるのは、文化・芸術に他なりません。」と続け、文化や芸術は最後の砦である事を語り、「絶対に生きて、生きて、生きて、生きて、またミニシアターで会いましょう。」と締めくくった。
俳優 橋本愛 【ミニシアター・エイド基金賛同コメント】 – YouTube

ぽよよん姫@poyoyon2018

#橋本愛 さん【ミニシアター・エイド基金賛同コメント】

基金募集は完了してもこの言葉は永遠に記憶しておきたい

▶️youtu.be/NgOJ1KD0Hkk

死に瀕したひとの心が救われなければいけないように、危機に瀕した文化と芸術を救わなければ、文化と芸術に救われたわたしも死んでしまうと思うからです twitter.com/c4dbeginner/st… pic.twitter.com/9TxE0zUQwo

■彼女の言葉に、自分も映画に救われたことがある…と思い返す人が次々と

ゆずれもん@yuzulemon_25

橋本愛さんの文章を読んで思い出したけど、私も映画に救われた1人だった。映画を通して知らなかった世界のいろいろなことを知った。今も映画が好き。音楽も舞台も大好き。生きていくために必要なものは衣食住だけじゃない。
#文化芸術復興基金を作ろう
橋本愛さんのコメントを見て、10代の不安定な時期に中野武蔵野館、自由が丘武蔵野館、早稲田松竹、早稲田ACTミニシアター、BOX東中野、ユーロスペースなどに入り浸っていた頃のことを思い出しました。自分の場合、10代を乗り切れたのは映画とか音楽とか漫画とか本のおかげなんですよね。 https://t.co/3081tdiqwU

ササラモサラ@sasara_mosara

橋本愛さん……俺も映画館がなかったら本当にやばかったよ……学生時代なんてたぶん乗り越えられなかった

hotategai@OjYpdd3JbYwZmIe

橋本愛様
響き渡った…そうだ、私も昔映画に救われた。
そしてのちにバレエに救われ、劇場に通うことに救われ。
絶やしてはならないこんなに豊かなものたちが。私には本当になくてはならない。youtu.be/NgOJ1KD0Hkk

■映画以外にも様々な文化に当てはまる言葉だった

だよしぃ@purity_hair

橋本愛さんの言葉。「映画」だけでなく、どんな「心の拠り所」にも言えること。 twitter.com/save_the_cinem…

houzou1947@houzou1947

女優・橋本愛さん「私は映画に命を助けてもらった」「文化・芸術は最後の砦」 lite-ra.com/2020/05/post-5…
「ミニシアターがなくなることは人の命がなくなることに等しく、世界の死を意味する」と。これは、ミニシアターや映画だけではなく、音楽や小説、マンガにも置き換えられる

よだか@vIjM5t

ミニシアターもそうだし、ライブハウスも劇場も書店や古書店も、全部私にとって大切な場所だった。本と音楽と映画と漫画がなければ、私の心はとっくの昔に死んでたと思う。不要不急じゃない、生きるのに必要不可欠なんです、文化と芸術は。
芸術支援を不要と攻撃する百田尚樹と対照的! 女優・橋本愛が「私は映画に命を助けてもらった」「文化・芸術は最後の砦」 lite-ra.com/2020/05/post-5… @litera_web
…橋本愛さんの言葉に、深く、深く、深く共感。私はアニメに、ライブハウスに救われました。昔も今も。何度も何度も。生きたい。みんなと。

cokiah$@Co_kiaH

私が救われたのは映画に、だけじゃない。音楽、舞台、美術館、みんななくなってほしくない。
#文化芸術復興基金を作ろう

■パンデミックの状況で芸術や文化を守ることの大切さを訴えているドイツ政府

ドイツでは新型コロナウイルスによる経済への打撃を緩和するため日本円にして約88兆円の経済支援策が承認され、特にフリーランスや芸術家への支援が注目を集めている。
“失われたものは簡単には再生されない”見習うべきドイツの支援(TOKYO MX) – Yahoo!ニュース

メルケル首相は「私たちの⽬的は、ドイツの幅広く多彩な⽂化的環境が、パンデミックを乗り越えたあと、この深い中断を克服したあと、存在し続けられること」と語った。
芸術支援は最優先事項。ドイツ・メルケル首相が語った「コロナと文化」|美術手帖

モニカ・グリュッタース文化相も「文化は良い時にのみ与えられる贅沢ではない」「アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在」と断言し、大幅なサポートを約束している。
ドイツ政府「アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ」大規模支援 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

これを読むと、メルケル首相のアートに向ける思考の眼差しにとどまらず、現場にも向かい意見を交換しあう相互共助の姿勢がよく理解できます。
安倍首相とメルケル首相、何故こんなにも違うのでしょう。
芸術支援は最優先事項。ドイツ・メルケル首相が語った「コロナと文化」bijutsutecho.com/magazine/news/…

ちびちび@67aktsukiniwa

今さらながらドイツの『文化芸術は必要不可欠なだけでなく生命維持に必要なのだ』『文化は良い時にのみ与えられる贅沢ではない』という言葉が羨ましい。
これ、政治家さんが言ってるのよな。日本との違いに目眩がしそう。
チケットの払い戻しをしなければ寄付扱いにして減額してくれるってよ、日本は。

よしぼう@bafkm

ミニシアター系の映画館が苦境に陥り、このままいけばつぶれてしまう。ベルリンの副市長とお話をしたとき、彼は「ウイルスを全て殺したとしても、それで文化を殺してしまっていたら、ウイルスと戦った意味がない」と言っていた。施設を継続させていくことが大事になると思う。
news.j-wave.fm/news/2020/04/p…

■映画も美術も音楽も舞台も…日本も大切な文化を守ろう

現在、映画だけでなく、美術館、アート関係者、劇場、舞台芸術、ライブハウスなど音楽業界、さまざまな文化と伝統をサポートするクラウドファンディングや基金が広まっている。
アート、音楽、文化をサポート:クラウドファンディングと募金先まとめTokyo Art Beat – ニュース、レビュー、インタビュー

さらに、音楽・映画・演劇が手を取り合い、「文化芸術復興基金」の創設と、文化が必要不可欠なインフラであることを認識してもらうことを目的とした共同キャンペーンなども実施される。
SAVE the CINEMAさんのツイート

ミニシアターエイドの発起人でもある濱口竜介監督は、「先は長いです。急ぎすぎず、一人ひとり無理のない範囲で、ちょっとずつ積み上げましょう。」とコメントを寄せている。
小規模映画館を救う「ミニシアター・エイド基金」国内最速で1億円達成 – SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)

SAVE the CINEMA@save_the_cinema

RT希望

#文化芸術復興基金を作ろう

舞台・ライブハウス・ミニシアターの三者が「文化芸術復興基金」の創設と、文化が私たちの生活や心にとって必要不可欠なインフラであることを認識してもらうことを目的に共同キャンペーンを準備しています

#舞台芸術関係者要請 #SaveOurSpace #SaveTheCinema

artgoes999@artgoes195

さりとて個人支援にも限界が。映画館やばい劇場やばい本屋やばいライブハウスやばい、、あらゆる業種あらゆる経営やばいので、クラウドなんとかではもう救いきれない…。

Miyo★ Love&Peace♡@korosuketenten

ライブハウスにしろミニシアターにしろ一般人に基金募集していっぱい集まって微笑ましいけどなんか違うと思う。よくやった!なんて言ってたらシメシメってなっちゃう。ライブハウスだってほんと小さいとこなんてクラファンなんて無理だしそもそもきちんと見合った保証がないとダメでしょ。

下田悠子@ykrrr99

橋本愛さんの素晴らしいスピーチに、自分も動かなければと思った方も多いと思います。ただ、濱口監督もおっしゃっているように「あくまで自分の生活を最優先に、物・心両面で支障がない範囲での支援」でよいのだと思います。
https://matome.naver.jp/odai/2158976799607418701
2020年05月20日