音楽の起源には諸説あり、
そして、確固たる証明は不可能である。
その中で有名なものはいくつかある。
・言語起源説
・感情起源説
・労働起源説
・信号起源説
・魔術起源説
ほかにも
恋愛起源説、求愛起源説、リズム衝動起源説、
呪詛起源説、、肉体衝動説、自然模倣説などがある。
古くは音楽の起源を言語とするものと、
そもそもの言語の起源を音楽とするという説なども。
ダーウィンも言語よりも音楽のほうが先としていた。
そのためダーウィンは求愛起源説としている。
哲学的や生物学的にも入り乱れてしまう。
近年では、民族音楽学が発生し、
その起源をクルト・ザックス(1881-1959)は
「言語起源」と「感情起源」が混ざり合って
「旋律起源」として進んだと研究発表をしている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
言語起源説について
ジャン=ジャック・ルソー(1712-1778年)
「言語起源論」
ルソーは言語も音楽も本質的起源が同じく
情念の表現にあるとしたもの。
ハーバート・スペンサー(1820-1903年)
言語のアクセントと旋律の関係性を
示すことで説明している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
感情起源説
ヴント(1832-1920)
叫び声など、心理学的アプローチによる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
労働起源説
エンゲルス(1820-1895年)
集団で公道するための掛け声
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
信号起源説
シュトゥンプ(1848-1936)
離れた場所での合図として
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
魔術起源説
コンバリュー(1859-1916年)
雨ごいや悪霊払いなどから
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
–ルソー名言集– (Jean-Jacques Rousseau ジャン=ジャック—)フランスの啓蒙思想家。理性に対して感情の優位を主張し、人為的な文明社会における人間の堕落をつき、自然に帰ることを説いた。「人間不平等起原論」「社会契約論」で人民主権を説いて大革命の原理を打ち出し、「新エロイーズ」で情熱の解放をうたってロマン主義の源流をつくり出し、「エミール」で自然に即した人間像を示し、「懺悔…
服部裕子『音楽の起源』 出典:岩波書店「科学」2015年9月号
https://matome.naver.jp/odai/2158760477049054901
2020年05月15日