コロナでベネチア運河が透明に?衛星写真でわかるコロナの地球への影響が凄い。

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瞬く間に世界中に拡散されたコロナウイルス

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で214万人を超え、死者は14万3744人となった。
210を超える国・地域で感染が報告されている。
ロイター通信

そんな中、地球の環境問題に思わぬ影響が

事例① ベネチア運河(イタリア)

新型コロナウイルスの影響によりイタリア全土で封鎖措置が敷かれる中、水の都として世界的に知られる同国のベネチアでは、観光客の出すごみがなくなり水上交通量もほぼ皆無となって、きれいに澄んだ運河の水が住民の目を楽しませている。
時事ドットコムニュース

2019年4月13日撮影のベネチア運河


https://matome.naver.jp/odai/2158718423365133001/2158718750366290903

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2020年4月13日撮影のベネチア運河


https://matome.naver.jp/odai/2158718423365133001/2158718750366291203

中央の運河の水が、ボートの往来現象による泥の浮遊の減少、観光客によるポイ捨ての減少などの影響で水が青く見えるのが分かる。

事例② 中国の大気

世界で最も空気が汚いとも言われる中国沿岸部


https://matome.naver.jp/odai/2158718423365133001/2158718750366291603

PM2.5の問題も深刻だ。

新型コロナウイルスは中国の都市の「肺」をきれいにしたーNASA

NASAと欧州宇宙機関(ESA)の汚染監視衛星は、中国上空で二酸化窒素(NO2)の含有量が大幅に減少していることを検知した。この変化が新型コロナウイルス拡大後の経済成長の鈍化に、少なくとも部分的には関連していることを示す証拠もある。

NASAの研究者によると、NO2汚染の減少はまず武漢近郊で現れ、最終的には全国に広がったという。NASAゴダード宇宙飛行センターで空気の質を研究しているフェイ・リュー氏は、「特定のイベントが原因で、このような広大な地域で(編集部注:二酸化窒素含有量の)急激な減少を目にしたのは初めてだ」と語った。
NASA

事例③ 地球が静かになっている

地球は我々の生産活動により微妙に振動している。


https://matome.naver.jp/odai/2158718423365133001/2158718750366292603

ベルギー王立天文台にある地震計の計測結果から明らかになったのは、人為的な地震ノイズが3分の1程度にまで低下したということだ。

これほどノイズが静まり返るのは、通常ならクリスマス休暇の頃のほんのわずかな期間だけであるという。
biglobe

だが、この影響で地震ノイズと同じ高周波帯が検出しやすくなってもいる。

地上に設置された地震計は今や、100メートルの地下に置かれた地震計に匹敵する感度の良さで、小さな地震や採石現場の爆破を検出できるようになった。

大学間地震学研究所連合(IRIS/アメリカ)の地震学者によれば、仮に封鎖措置が今後さらに数ヶ月続けられるなら、世界の各都市にある地震計で、地震の余波の位置を普段よりも高精度で検出できるようになるかもしれないそうだ。

ノイズの減少は、海の波が砕けて発生する振動など、自然な背景振動を利用して地殻を調査する学者にとっても都合がいい。

火山活動と変化する地下水面は、自然発生した波動が伝わる速さに影響する。そこで、波動が検出器に到達するまでにかかった時間を観測することで、火山や地下水面を研究することができるのだ。

今のように人為的な雑音が少ない静かな条件であれば、普段ならかき消されてしまう周波数の波動もきちんと検出できると期待できる。

事例④ 地球規模の大気の変化

各国の政府は航空便の運休や大都市での外出規制に加え、工場の稼働停止など、様々ま新型コロナウイルス対策を導入している。これにより環境破壊の問題は改善に向かって進んでいるとの見解をエジプトにあるアインシャムス大学のヴァヒド・イマム教授が示した。
26日に欧州の調査機関が発表した環境保全に関する報告書によると、欧州の主要都市では直近の4週間で大気汚染が急速に改善された。大気汚染度はローマで26~35%改善したほか、マドリードでは40%に達している。
新型コロナにより「地球は息を吹き返した」=専門家 – Sputnik 日本

飛行機などの減便、工場の閉鎖などが大気状態の向上に思わぬ効果を与えているようだ。

紹介したように、コロナウイルスがもたらした、たった一つの功績は地球環境の改善だったようだ。我々はこの事から日常の生活において地球への関心をより深く持つ必要があると言えるだろう。

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https://matome.naver.jp/odai/2158718423365133001
2020年04月18日