考えるな、感じろ…滝沢カレンの料理本がもはや文学だった（汗）

滝沢さんの料理は栄養のバランスも盛り付けもとてもよく考えられておりまさにプロ級なのですが、レシピの文章が大変独創的で幻想的でロックンロールなことになっているのが特徴。
滝沢カレンの“超感覚”レシピ本『カレンの台所』発売　君はまともに料理を完遂できるか（ねとらぼ） – Yahoo!ニュース

一例として、レシピ中に以下のような文章が出てきます。

・お醤油を全員に気付かれるくらいの量
・二の腕気にして触ってるくらいの力で鶏肉をさらに最終刺激
・無邪気にこんちくしょう
・きゃぴきゃぴ何も言わなくなったら出してくれの合図
・満タンの鶏肉を一気にパサパサ雪世界に
・お砂糖を笑わない量ギリギリ入れる
滝沢カレンの“超感覚”レシピ本『カレンの台所』発売　君はまともに料理を完遂できるか（ねとらぼ） – Yahoo!ニュース

『カレンの台所』ではイラストで作り方の補足説明もしており、レシピ本として実用的に使えるようになっているとのこと。掲載レシピは、全30品となっています。
滝沢カレンの“超感覚”レシピ本『カレンの台所』発売　君はまともに料理を完遂できるか（ねとらぼ） – Yahoo!ニュース

滝沢さんのレシピの前に膝を折ったのは、フランスでレストランを営む神谷隆幸さん。
「滝沢カレンの唐揚げレシピと比べると何て自分は文章のセンスがないのだろうと落ち込む」　シェフが滝沢の文章力の前に膝を折る (1/2) – ねとらぼ

神谷さんが見てしまった滝沢さんの今回の献立は和食で、唐揚げと炊き込みご飯、みそ汁、えのき茸に鰹節が入った梅を混ぜただけの苦労知らずの一品（本人談）、ニンジンとほうれん草の誰だって知ってる胡麻和え（本人談）の5品。最後に謎めいたメニューが2品ありますが和食です。
「滝沢カレンの唐揚げレシピと比べると何て自分は文章のセンスがないのだろうと落ち込む」　シェフが滝沢の文章力の前に膝を折る (1/2) – ねとらぼ

唐揚げのレシピは、「（ビニール袋に）冷たい何も知らない鶏肉をいれてあげます」「やれやれとボッタリくつろぐ鶏肉に上からいくつかかけ流していきます」と鶏肉の気持ちになるところからスタートします。
「滝沢カレンの唐揚げレシピと比べると何て自分は文章のセンスがないのだろうと落ち込む」　シェフが滝沢の文章力の前に膝を折る (1/2) – ねとらぼ

これ食べたいなって考えた時、今日作る料理のストーリーが浮かぶんです。子どもの時からずっとそうで。外食の時も、料理が出てくるのを待っている間、コックさんの作る様子をイメージしてみたりしますね。
独特のレシピが話題！滝沢カレンさんの「毎日台所で起きている自分と食材との物語」【カレンの台所の舞台裏・前編】 | クックパッドニュース

キャベツが踊っている感じがしたり、切られていくたまねぎのスリム感とか見て、自分も切って細くなれたらいいなと思ったり。この食材は私が痩せさせてあげることもできるんだぞと思ったり。映画じゃないけど、食材たちにもそういうストーリーがあると思うんです。
独特のレシピが話題！滝沢カレンさんの「毎日台所で起きている自分と食材との物語」【カレンの台所の舞台裏・前編】 | クックパッドニュース

例えば新しい服を買って着る時でも、自分の中で世界というかその服のストーリーを作ります。服たちに感情がないならあきらめるけど、私はあると思っていて。雨の日に着た服は、次は晴れの日に着てあげようとか。料理も同じ感覚で、毎回違うストーリーが頭の中でできあがるんですよね。
独特のレシピが話題！滝沢カレンさんの「毎日台所で起きている自分と食材との物語」【カレンの台所の舞台裏・前編】 | クックパッドニュース

料理は次へ次へと行けるから好き。失敗しても誰にも怒られないし、自分にしか降りかからないラッキーな失敗。料理はやさしいなって思います。
独特のレシピが話題！滝沢カレンさんの「毎日台所で起きている自分と食材との物語」【カレンの台所の舞台裏・前編】 | クックパッドニュース