2020年3月16日 「やまゆり園事件」の植松聖容疑者に死刑判決
昼過ぎ、「やまゆり園事件」の植松聖容疑者に横浜地裁で死刑判決が出た。
「やまゆり園事件」とは?
「やまゆり園事件」は正式名称「相模原障害者施設殺傷事件」と言われる事件。
相模原障害者施設殺傷事件は、2016年(平成28年)7月26日未明に神奈川県相模原市緑区千木良476番地にあった神奈川県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」にて発生した大量殺人事件。
相模原障害者施設殺傷事件 – Wikipedia
事件概要①
元施設職員の植松聖容疑者が施設に侵入して所持していた刃物で入所者19人を刺殺し、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせた。
相模原障害者施設殺傷事件 – Wikipedia
事件概要②
殺害人数19人は、当事件が発生した時点で第二次世界大戦(太平洋戦争)後の日本で発生した”殺人事件”としてはもっとも多く、事件発生当時は戦後最悪の大量殺人事件として日本社会に衝撃を与えた。
※組織テロのオウム真理教事件・連合赤軍事件を除く。
※この事件が発生するまでは2008年(平成20年)に発生した大阪個室ビデオ店放火事件の16人が最多であった。
※この人数は2019年の京都アニメーション放火殺人事件(36人)で更新されている。
相模原障害者施設殺傷事件 – Wikipedia
事件概要③
容疑者の思想
植松聖容疑者は2015年6月ごろから尊敬していた彫り師に弟子入りして本格的に彫り師修業を始めていたが、同年末ごろに「障害者を皆殺しにすべきだ」と発言するなどの異常な言動が見られたことから、彫り師から「ドラッグを使用している可能性が濃厚だ」と判断され破門された。
相模原障害者施設殺傷事件 – Wikipedia
事件概要④
2016年2月ごろに「ニュー・ジャパン・オーダー(新日本秩序)」と題して「障害者殺害」「医療大麻の解禁」「暴力団を日本の軍隊として採用」などの計画を記した文章を書き記していたほか、同級生に対して「革命」という言葉を繰り返し使っていた。
相模原障害者施設殺傷事件 – Wikipedia
事件概要⑤
2016年2月18日の勤務中に同僚職員に「重度の障害者は安楽死させるべきだ」という趣旨の発言をして施設側から「ナチス・ドイツの考えと同じだ」と批判されたが、その主張を変えなかった。
相模原障害者施設殺傷事件 – Wikipedia
事件概要⑥
Twitter上の大半の反応が・・・
Twitter上の大半の反応が「この死刑判決は正しい」と述べている中。
極一部の反応
極一部では「この死刑判決は「邪魔者は排除すべき」という植松聖容疑者を肯定する事になるのでは?」との声が上がっていた。
Rem0n@Re0_Sec
ri_wata@riwata3
TBS NEWS@tbs_news
#やまゆり園 #植松聖被告 pic.twitter.com/lO9UySwXpa

雨@walt_sky
chiyoppy@chiyoppy55
雨雫@ame_no_shizuku
当然、と云えば当然の判決ですが
類似した選民思想は
この国に満ちて居る訳で。
我が身を顧みず
喜んで石を投げる人間には
なりたくないなぁ。
さるうり3@中学受験@mmelon_jkn
私は被告のその考え方は間違いだと思ってるし、死刑制度の是非についてきちんと考えた事はないけれど。
死刑判決は植松聖容疑者の思想の肯定なのか否か
日本の法制度では「死刑」という刑は、「人に対して課される物ではなく、罪に対して課される物である」という捉え方がある。
これは、「死刑」に限らず、刑法自体がそうだが。
「邪魔者(障碍者)は排除」という考えからの死刑ではなく、「19人もの人を殺害した」という罪に対する「死刑」である、という点を「思想と罪の混同」をしている人が多いのではないだろうか?
2020年3月31日「死刑判決が確定」
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、利用者ら19人を殺害し、26人を負傷させたとして殺人罪などに問われた元同園職員、植松聖(さとし)被告(30)の1審・横浜地裁の死刑判決が、31日午前0時に確定した。27日に弁護人が判決を不服として控訴したが、控訴期限の30日に植松死刑囚自身が取り下げていた。検察側が期限までに控訴しなかったため、判決が確定した。