完璧な優等生か?恐ろしい怪物なのか?『ルース・エドガー』公開は6月5日!

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17歳の高校生ルース。彼は世界を変える天才か?世界を滅ぼす怪物か?人間の謎めいた本質、アメリカの理想と現実をえぐり全米で絶賛されたサスペンスフルなヒューマン・ドラマ。主演はケルヴィン・ハリソン・Jrが務めた。公開は6月5日(金)!

●公開は6月5日(金)!

映画『ルース・エドガー』の日本公開日が2020年6月5日(金)に決定した。本作は5月15日(金)に全国公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために公開延期となっていた。
『ルース・エドガー』6月5日に公開決定 ─ 優等生の黒人高校生は「天才」か「怪物」か | THE RIVER

事前に購入されたムビチケオンライン券(前売券)は延期後の上映にも使用可能。
『ルース・エドガー』6月5日に公開決定 ─ 優等生の黒人高校生は「天才」か「怪物」か | THE RIVER

予告編と同時に解禁されたポスタービジュアルでは、ルースが大勢の観客に向けて演説する後ろ姿が、本国ビジュアルに付け加えられている。
誰からも愛される少年、その本性は…?『ルース・エドガー』予告 | cinemacafe.net

顔の左半分は隠された意味深なルースの表情と壇上に立つルースの後ろ姿、どちらも彼の顔ははっきりとは提示されない。まさにルースという謎めいたキャラクターの表裏、二面性が伝わるビジュアルとなっている。
誰からも愛される少年、その本性は…?『ルース・エドガー』予告 | cinemacafe.net

日本語公式サイト

●あわせて予告編も公開!

2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、全米の賞レースで20を超えるノミネートを達成した「ルース・エドガー」の日本版ポスタービジュアルと予告編が、このほどお披露目された。
17歳の高校生は完璧な優等生か、恐ろしい怪物か 「ルース・エドガー」予告編完成 : 映画ニュース – 映画.com

https://www.youtube.com/watch?v=c-iCB0bLf90

予告編では、エイミーとピーターの養子となったことを機に、改名したルースが「僕の元の名前は発音が難しく、父が“名前を変えよう”と。それが“ルース”。光という意味です」と語る光景からスタート。
17歳の高校生は完璧な優等生か、恐ろしい怪物か 「ルース・エドガー」予告編完成 : 映画ニュース – 映画.com

だが、ウィルソンは「彼はレポートの中で“意見の対立は銃で解決する”と書いた」「ロッカーから違法な爆発物が見つかった」と危険人物として疑っているようだ。
17歳の高校生は完璧な優等生か、恐ろしい怪物か 「ルース・エドガー」予告編完成 : 映画ニュース – 映画.com

ルースは完璧な優等生か、それとも恐ろしい怪物なのか――。「皆にとって僕は聖人でなきゃ怪物だ」と胸の内を明かすルースに対して、養母・エイミーは「真実を言って!」と苦悩の表情を浮かべている。
17歳の高校生は完璧な優等生か、恐ろしい怪物か 「ルース・エドガー」予告編完成 : 映画ニュース – 映画.com

本作品はアフリカで戦場を経験した17歳の高校生ルースの知られざる内面に迫り、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をえぐるサスペンスフルなヒューマンドラマとなっている。繰り広げられる心理戦にも注目な作品である。

●あらすじ

バージニア州アーリントンの高校生ルース・エドガーは、文武両道に秀で、スピーチやユーモアのセンスにも長けた17歳の少年だ。
映画『ルース・エドガー』関西の上映スケジュール|eo映画

アフリカの戦火の国で生まれた過酷なハンデを克服し、さまざまなルーツを持つ生徒たちの誰からも慕われている彼は、自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。
映画『ルース・エドガー』関西の上映スケジュール|eo映画

そんなルースがある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立し、彼の順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。
映画『ルース・エドガー』関西の上映スケジュール|eo映画

ルースが危険な過激思想に染まっているのではというウィルソンの疑惑は、ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターの胸にも疑念を生じさせていく。
映画『ルース・エドガー』関西の上映スケジュール|eo映画

ルースが素晴らしい演説をしたりスポーツをこなす様子は完璧な優等生といった印象を感じ、元オバマ大統領を彷彿とさせる。

●解説&見所!

『ルース・エドガー』の最もユニークな特徴は、全編出ずっぱりの主人公ルースが真意不明のミステリアスな存在であること。成績優秀なスポーツマンで、誰とでも分け隔てなく接するオープンな人柄の持ち主。
ナオミ・ワッツ、“完璧な息子”に疑念…『ルース・エドガー』5月公開 | cinemacafe.net

アフリカ系の移民であり、白人の養父母の愛に育まれてトラウマを克服したルースは、若きバラク・オバマの再来とも称され、まさに現代のアメリカン・ドリームそのもの。
ナオミ・ワッツ、“完璧な息子”に疑念…『ルース・エドガー』5月公開 | cinemacafe.net

しかし、J・C・リーの戯曲「Luce」の映画化である本作は、観る者に強烈な問題提起を突きつける。ルースの“完璧な優等生”というイメージは、彼に期待する両親や校長らが一方的に押しつけたものではないのか。
ナオミ・ワッツ、“完璧な息子”に疑念…『ルース・エドガー』5月公開 | cinemacafe.net

『Luce』by J.C. Lee
教師がオールスターの高校生であるルースについて驚くべき発見をすると、ルースの両親は、数年前に戦争で荒廃したアフリカの国から養子にした息子の理想的なイメージが崩れていく。(Google翻訳)

そして、それとは真逆の過激思想を持った“恐ろしい怪物”という見方も、極端に偏った思い込みなのではないか。人種、容姿、性別、階級、学歴、思想、信仰……いったい人間の“価値”とは、何によって決定されるのか。本作では、アメリカという国の歴史や政治をも取り込み、その理想と現実をあぶり出していく。
ナオミ・ワッツ、“完璧な息子”に疑念…『ルース・エドガー』5月公開 | cinemacafe.net

●批評家から絶賛されている!?

2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映されるや批評家の絶賛を博し、全米の賞レースで20を超える賞のノミネートを達成。
ナオミ・ワッツ、“完璧な息子”に疑念…『ルース・エドガー』5月公開 | cinemacafe.net

その年の最も優れた独立系作品を選定するインディペンデント・スピリット賞でも監督賞、主演男優賞、助演女優賞の主要3部門に名を連ねた本作は、深刻な矛盾をはらんだアメリカ社会の現状をリアルにえぐり出し、謎のベールに覆われた人間の本質に鋭く切り込んだヒューマン・ドラマ。
ナオミ・ワッツ、“完璧な息子”に疑念…『ルース・エドガー』5月公開 | cinemacafe.net

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには76件のレビューがあり、批評家支持率は92%、平均点は10点満点で7.95点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ルース・エドガー』は複雑かつ見事なストーリーを展開するために一流の俳優たちを揃えている。同作は観客の思考を喚起するようなやり方でタリムリーなテーマを扱っている。」となっている。
ルース・エドガー – Wikipedia

Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)は、アメリカ合衆国の映画評論サイト。現在では、映画のみではなくTVドラマや動画配信サービス(Netflix、Amazon Prime Videoなど)の作品も評価の対象になっている。しかし、英語圏で上映もしくは配信されている作品が対象になっているので、基本的に邦画はあまりない。

●キャスト

ケルヴィン・ハリソン・Jr(ルース・エドガー)
2013年、ハリソン・Jrはアカデミー作品賞を受賞した映画『それでも夜は明ける』に端役で出演し、俳優デビューを果たす。その後、テレビドラマへのゲスト出演や短編映画への出演を重ね、2017年、『イット・カムズ・アット・ナイト』での演技によって、第27回ゴッサム・インディペンデント映画賞のブレイクスルー演技賞にノミネートされた。2019年、主演を務めた『ルース・エドガー』と『WAVES/ウェイブス』での演技が高く評価され飛躍の年となった。
オクタヴィア・スペンサー(ハリエット・ウィルソン)
『評決のとき』で映画デビューを果たす。その他に『25年目のキス』、『ビッグママ・ハウス』、『バッドサンタ』、『スパイダーマン』などにクレジットされ、TVシリーズでは『CSI:科学捜査班』、『ウェイバリー通りのウィザードたち』、『NYPDブルー』、『ER緊急救命室』、『ダーマ&グレッグ』にゲスト出演、『Halfway Home』と『アグリー・ベティ』などには複数回出演した。2008年、映画『7つの贈り物』で小登場し、高い評価とメディアでの注目を得た。2011年、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』で主要人物の一人を演じ、批評家から高い評価を得て、アカデミー助演女優賞などを受賞した。
ナオミ・ワッツ(エイミー・エドガー)
キャリアの始まりはオーストラリアのテレビドラマやコマーシャルであった。しばらく評価されるまでに到らず、カルト映画やB級映画で食い繋ぐ苦しい時期が長く続いた。2001年、映画『マルホランド・ドライブ』の主役に抜擢され、ナショナル・ボード・オブ・レビューなど、数多くの映画賞を受賞したことを転機に、翌年に日本のホラー映画のリメイク作品である『ザ・リング』でも主演となる。2003年公開の『21グラム』で初めてアカデミー主演女優賞にノミネートする。2005年公開の『キング・コング』では「37歳のヒロイン」ということで大きな話題となり、キャリアの中で最高額となる5億$超の興行収入を記録した。
ティム・ロス(ピーター・エドガー)
1983年に映画デビュー。長年売れない俳優であったが、1992年にクエンティン・タランティーノ監督の『レザボア・ドッグス』で準主役、2年後に同監督出世作となる『パルプ・フィクション』にも出演し、注目される。1995年公開の『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』では英国アカデミー賞 助演男優賞を受賞、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。1998年には大作映画『海の上のピアニスト』で主演。同年には『素肌の涙』で映画監督デビューを果たし、ヨーロッパ映画賞ディスカバリー賞を受賞する。2001年には『PLANET OF THE APES/猿の惑星』で特殊メイクをして猿のボスを演じ、話題になった。

●劇場情報

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https://matome.naver.jp/odai/2158393824854204801
2020年06月02日