■世界中に生息する「ヘビ」
トカゲとは類縁関係にあり、南極大陸・極地を除く全大陸に分布。
その正体はヤマタノオロチ!?日本最強の毒蛇、ヤマカガシとは?(tenki.jpサプリ 2017年08月30日) – 日本気象協会 tenki.jp
これまでに3000種以上が確認され、大きさは様々だが、いずれも体が細長くて四肢が退化しているのが特徴。
ほとんどの人がヘビを嫌う理由 秘密は6500万年前の太古にあった : J-CASTニュース
■そんなヘビについて衝撃のニュースが
米科学誌『サイエンスアドバンシズ』に20日、「ヘビは7000万年にわたり後ろ足を持っていた」という論文が発表された。
CNN.co.jp : 初期のヘビ、7千万年にわたり足があった 新化石から判明
■ヘビの進化
ヘビの起源には不明な点も多いが、1億7400万年前~1億6300万年前にトカゲの一部から派生。
ヘビの起源、従来説より7000万年さかのぼる 国際研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
当初は4本の手足があったが、現生のヘビのような生態に進化(退化)したと考えられている。
「4本脚のヘビ」の化石が見つかる – ITmedia NEWS
■しかし、多くの謎が残っていた
これまでに発見された化石記録からは変化の様子が分からず。
CNN.co.jp : 初期のヘビ、7千万年にわたり足があった 新化石から判明
そのため、ヘビに手足があった期間については「四肢のない現在の体形に適応するまでの過渡期に過ぎない」との見方もあった。
CNN.co.jp : 初期のヘビ、7千万年にわたり足があった 新化石から判明
■今回の研究結果は謎を解き明かす大きな手掛かりに
研究者は、アルゼンチン・パタゴニア北部にある9,300万年前の白亜紀後期の地層から「ナジャシュ・リオネグリナ」という原始的なヘビの頭がい骨の化石8個を発見。
CNN.co.jp : 初期のヘビ、7千万年にわたり足があった 新化石から判明
ナジャシュは頰骨弓などトカゲに似た原始的な特徴がある一方、頭がい骨から頰骨につながる骨がないなど、現生のヘビに近い特徴も併せ持つ。
「ヘビの祖先」の謎に迫る(石田雅彦) – 個人 – Yahoo!ニュース
あごの関節の一部などにはヘビとトカゲの中間的な特徴も見られる
この化石を分析した結果、7000万年の間、後ろ足を備えた体形で安定的に生息していたことが分かったという。
CNN.co.jp : 初期のヘビ、7千万年にわたり足があった 新化石から判明
■単なる過渡期ではなかった
ヘビの手足は移動には使われず、獲物や交尾相手をつかまえるために使われていたと考えられている。
「4本脚のヘビ」の化石が見つかる – ITmedia NEWS
今回の分析結果から、後ろ足もヘビの役に立っていたことがうかがえる。
古代のヘビには4本足があった。ただし、陸地を歩くためじゃありません | ギズモード・ジャパン
さくらさく@snowmoon_sakura
初期のヘビ、7千万年にわたり足があった 新化石から判明(CNN.co.jp) headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191121-…
■ちなみに…
現生する一部のヘビにも足の名残がある
現生する一部ヘビにも足の名残があり、例えばニシキヘビには蹴爪状の後ろ足の痕跡(大腿骨といわれている)がみられる。
蛇とは (ヘビとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
一体どんな過程で手足のない状態に進化したのか…ヘビの歴史を深く辿る研究は、まだまだ続きそう。
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