【文壇の一匹狼】幸田露伴 散りても散りても後より後より新しき花の咲き出づる

koitate2016
些細なやうで重大な事、努力論、五重塔

幸田露伴

この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは
自分で強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ
『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦

日本の作家です。尾崎紅葉と共に紅露時代を築く。

代表作は、『努力論』『五重塔』です。

尾崎紅葉は沢山の弟子がいましたが、幸田露伴は一匹狼という感じです。

ご存知の通り、娘の幸田文も、作家です。

DMMゲーム『文豪とアルケミスト』では、子安武人さんが演じています。

幸田露伴と聞いて、荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』を思い浮かべる方は、沢山いそうだ。

それ『ジョジョの奇妙な冒険』じゃなく、『太臓もて王サーガ』じゃないですか!

COWBOOKS@COWBOOKS

村松友視氏の道案内で読む「幸田文のマッチ箱」。「露伴の躾」の章、幸田文と露伴の小気味よい親子関係が、気持ちをシャンとさせてくれる。「物事は何でもいつの間にこのしごとができたかというように際立たないのがいい」とは、幸田露伴の言葉。(落田) pic.twitter.com/UOsAQMvR
幸田露伴の短編小説『夢がたり』の口絵。年方は、尾崎紅葉、幸田露伴、尾崎紅葉といった明治の文豪たちの小説の口絵を描きました。ちなみにこの女性は小説には全く登場しません。年方、ちゃんと小説を読んでいたのでしょうか…。「水野年方」展は12/11まで原宿の太田記念美術館にて開催中。 pic.twitter.com/N6GSkuQUvc

山村雅治@masa_yamr

承前)義仲寺を終の場に選んだ人たちがここに集う。幸田露伴は芭蕉の発句を杜甫の漢詩、西行の和歌に並べて論じた。異論はない。彼らは、僕が少年のときに詩と感じた詩を書いていた。芭蕉を俳聖と崇める気持ちはむしろ芭蕉をおとしめる。彼は人間のなかの人間だった。 pic.twitter.com/14GWZXEkPG

些細なやうで重大な事

然らば如何にして、物に接すべきか。
それには、その物を愛する、この心がけが最も重大なものであつて、これは仁である。
その物を理解し、正しく取り扱ふ、これは次に大切な心がけであつて、これは義である。物に接するにも仁義が第一である。
『些細なやうで重大な事』幸田露伴

努力論

努力は一である。併し之を察すれば、おのづからにして二種あるを觀る。一は直接の努力で、他の一は間接の努力である。間接の努力は準備の努力で、基礎となり源泉となるものである。直接の努力は當面の努力で、盡心竭力の時のそれである。
『努力論』幸田露伴

努力して努力する、それは眞のよいものでは無い。努力を忘れて努力する、それが眞の好いものである。
『努力論』尾崎紅葉

五重塔

鷹鸇の飛ぶ時よそ視はなさず、鶴なら鶴の一点張りに雲をも穿ち風にも逆って目ざす獲物の、咽喉仏把攫までは合点せざるものなり。
『五重塔』幸田露伴

細川圭一@hosokawakeiichi

五重塔 /幸田露伴
隠れていた宝石を掘り当てた気分。
「職人気質」の人におすすめ。 pic.twitter.com/39SkXVLOUo

掬屋 一@omu_subi_ya

荷風ノ散歩道をずーっと行ったところにある白幡天神社には、永井荷風の文学碑と、幸田露伴の文学碑があります。露伴の方はあまりにシンプルなんですけど、裏側にちゃんと説明書きがあります。
露伴も晩年、市川に移り住んでいるんですよね(荷風がいた時期ともかぶっている) pic.twitter.com/aJ95mMfF5s
https://matome.naver.jp/odai/2157280579783262901
2020年07月10日