●旧型電車の置き換えから始まった105系電車
105系電車(105けいでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1981年(昭和56年)から製造した直流通勤形電車である。国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)と西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継されたが、JR東日本は既に全廃されている。
それまで地方電化線区で使用されてきた旧形電車を代替するもので、小単位編成組成に適したシステムを備える。
国鉄105系電車 – Wikipedia
●その後は、改造車が増備された・・・
地方の未電化路線にも電化が波及し、また老朽化した旧型国電の置き換えの必要もあって、新性能の短編成車両のニーズが高まる中で登場したのがクハ+クモハの2両編成を基本とする105系でした。通勤形の103系をベースにした設計ですが、ドアは3扉、先頭部の顔つきは当時流行りのパンダ顔で貫通扉を備えています。同様の設計でセミクロスシートであった119系と外見が類似しています。
ただし財政の逼迫した国鉄末期ゆえに新造は60両にとどまり、あとは103系からの改造でまかなわれました。改造車は103系と同じ4ドアで、その多くは片側(クハ側)に103系1000番台の先頭部をそのまま利用しています。
車両 105系電車
JR西日本 105系・その1(クモハ105形500番台・クハ105形0番台)
JR西日本 和歌山線、紀勢本線にて運用されている105系(4扉の改造編入車)は、1984年に電化開業した奈良線・和歌山線五条駅-和歌山駅間、紀勢本線和歌山駅-和歌山市駅間用として、203系置き換えにより捻出された103系1000番台からの改造車です。吹田総合車両所日根野支所新在家派出所所属のW9編成は、クモハ105-516+クハ105-6の2両編成で、制御車のクハ105についてはクハ103-1000から改造された車両です。モハ103-1015より先頭車化改造・1M化が行われた車両で、冷房装置は集中型のAU75形が搭載されています。
JR西日本 105系・その1(クモハ105形500番台・クハ105形0番台) | Neko Transport Museum
クモハ105-500は、モハ102・103-1000からの改造車です。クハ105-0は、クハ103-1000からの改造車です。
クハ105-100
:制御車。103系のクハ103-0番台を改造したものである。既設の運転台を
そのまま生かしたので103系そのままの非貫通正面であった。既に消滅。
クハ104-500
:制御車。モハ102-1000から改造したものである。電装を解除した他、台車を
101系の付随台車を流用している。運転台は新造した。
車体側面に電動機冷却のための通風口は残されたまま。
クハ104-550
:制御車。踏切事故で車体側面に大きく損傷を負ったクハ105-7の廃車代替車として
明石電車区のモハ102-385を改造したもの。運転台は上記のクハ105-7から
切り接いだ。
クハ104-600
:制御車。103系サハ103形を改造したもの。
国鉄 105系電車 – 水の丘交通公園
その他、仙石線用に、クモハ105-100、クモハ105-600、クハ105-100、クハ105-600が改造落成しました。また、新製車のうち、モハ105がクモハ105に、サハ105がクハ104に全車改造されました。
●仙石線は早期に引退した
これらの105系は当初は主に矢本~石巻の区間運転に使用されていました。
その後仙台~多賀城等の区間運転にも使用されました。
この105系2両編成2本は1998年(平成10年)に運用を離脱し除籍されましたが、八王子支社及び横浜支社訓練センターの訓練車として第2の人生?を歩みました。
仙石線105系電車 | としの鉄なお部屋
●JR西日本では延命工事が施工されていた!
新造車グループには延命リニューアル(社内名称:体質改善工事)が施工された。内容は、側窓の交換(113系リニューアル車と同等の上段下降・下段固定の黒サッシ)、窓枠の交換(113系と同様の銀色枠)、雨樋の張上化、内装化粧板の張り替え、腐食しやすい箇所のステンレス化などで、同時にクハ104形にトイレが設置された。紀勢本線用については車椅子対応となり、車椅子スペースも設置されたが、岡山・広島支社管内配置の車両は改造車グループと同じユニットを使用したため、車椅子対応ではなく客用ドアとトイレの間に空きスペースがある他、トイレ前の座席も存置されている。この差異は、紀勢本線用のトイレ設置に際しては沿線地方自治体の補助があったのに対し、山陽地区用はJR西日本独自の工事だったことから起きた。この新造車グループに対するリニューアルは全車両が完了した。
国鉄105系電車 – 国鉄分割民営化後の動向 – Weblio辞書
●227系投入で廃車が進行した
2013年(平成25年)3月に発表された「中期経営計画2017」で、広島都市圏(広島シティネットワークなど)への新型車両の投入と新保安システムの導入が記されていた。
JR西日本227系電車とは – Weblio辞書
新型車両227系については、今年の3月から、万葉まほろば線と和歌山線に導入してまいりました。これまで、2両編成の新型車両227系を28編成、計56両を順次導入してきましたが、9月30日(月曜日)に全車両の導入を完了します。
これに伴い、新型車両227系を使ったイベントを検討していますので、概要をお知らせします。
227系の投入完了と奈良中南部エリアの活性化:JR西日本
2019年度より和歌山地区向けの1000番台が投入される。こちらは混雑を考慮してロングシートに変更されている他、車内収受式のワンマン機器を搭載している。
227系とは (ニヒャクニジュウナナケイとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
●宇部・小野田線はBRT化されるかも!?
2018年度に宇部市とJR西日本が中心となって、小野田線と共に宇部線をバス・ラピッド・トランジット (BRT) に転換する可能性について検討を始めている。
宇部線 – Wikipedia
宇部線・小野田線のBRT化構想の場合、鉄道を廃止して線路敷地をバス専用道に転換し、バスの定時運行と高速化を目指すことが想定されています。
宇部線BRT化「想定ダイヤ」の制作で見えてきた課題とは | 乗りものニュース
、2019年1月15日に、宇部市の久保田市長が、記者会見により、宇部線の廃止・バス転換「BRT化」を表明して、各界に波紋を広げている。
【宇部線BRT化】宇部線は本当に廃止されるのか?