働く意味って何だろう?
「働く意味ってなんだろう?」「なぜ働かなくてはいけないんだろう?」そんな疑問がふと湧いてくることがあります。
働く意味、なんのために働くのか?|モチラボ
生きていくために必死に働いていた時代、少しでも豊かな暮らしをするために一心不乱に働いていた時代なら考えもしなかった疑問かもしれません。
働く意味、なんのために働くのか?|モチラボ
でも、日本は経済的に豊かになり、職業や生き方も自由に選択できるようになりました。
働く意味、なんのために働くのか?|モチラボ
自分に向いている仕事、自分がやりたい仕事がわからない時、仕事に目的ややり甲斐を見出せない時、私たちは働くことについてそんな根本的な疑問にぶち当たるような気がします。
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私たちは朝起きると職場へ行き、一日の大部分を働いて過ごしています。人生の大部分が仕事なので「何のために働くのだろう?」と思うのは、いたって普通のことです。一体、働く意味や目的は何なのでしょうか?
働く意味や目的がない、わからない時、仏教では?
働く意味が激変している!?その理由とは?
2018年5月19日の『朝日新聞』に、「『働く目的』30年で激変」という記事が掲載されていました。
働く意味がわからないたった1つの理由 – くもりのち晴れめでぃあ
記事によると、人々の働く意味が平成の30年で大きく変わったことが読み取れます。新入社員に働く目的を尋ねた調査では、「楽しい生活をしたい」が急上昇して全体の43%となり、過去最高を更新しました。
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一方、「自分の能力をためす生き方をしたい」は急落して11%と過去最低に。「社会のために役に立ちたい」も減少傾向といいます。また、「お金のため」と答えた人は、全体の4分の1でした。
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働く意味とは?仕事=お金?
仕事には当然その対価としてお金をもらうという意味があります。
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我々はそのお金で生活するわけですから、「働く=お金」というのは一つの側面であることは間違いありません。ただし、それだけでないところに悩みのタネがあります。
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例えばビルゲイツなど世界の富豪たちはもう生涯使い切れないほどのお金を持っていますが、それでも精力的に仕事をしています。
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また、ボランティアやNPOなど働いた報酬が「お金」としてはあまり入ってこなくてもイキイキと働いている人たちがいます。
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彼らにとっては「働く」とは「お金」だけではなさそうです。どちらかというと「働いた結果であるお金」よりも「働き」そのものに充実感を感じているように見えます。
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「働くことがお金を稼ぐ手段にすぎない時、それはただの労働である。」
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「一方、働くことがお金を稼ぐ手段だけではない時、働くことそのものの中に喜びや生き甲斐や自分の人生の目的を込められるとき、それは仕事になる。」と言われます。
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ただ受け身でやらされているだけの労働を越えて、そこに何かを見いだすことができるようになるか、そこに大きな隔たりがありそうです。
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それを乗り越えることができるかどうか。そこに、「働く意味」を見出せるかどうかのポイントがありそうです。
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働く意味とは?仕事が「労働」になってしまうとつらく感じる
仕事をする目的は、大半の人が「生活費」や「お金のため」でしょう。前述した内閣府の世論調査でも、53.4%もの人が「お金を得るために働く」と答えています。
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
しかし、「仕事=お金を稼ぐ手段」と考えてしまうと、「仕事=労働」と感じやすくなります。
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
お金を稼ぐためだけの「義務的な労働」となると、やりがいを感じられず、不満もたまりやすいのではないでしょうか。
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
もし、今続けている職業にお金以外のやりがいを感じられない場合は、働く場を変えて新たな目的を見つけるのもいい方法です。
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働く意味とは?やりたいこと・好きなことを仕事にする
成功した人の中には「自分がやりたいこと、好きなことを仕事にすればいい」なんていう人もいます。確かに好きなことを仕事にできればベストな気がします。
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でも、現実的にはこの言葉をそのまま無邪気に信じるわけにはいきません。
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一言で「好きな仕事」と言っても、その中には多くの「好きじゃない仕事」も含まれていますし、そもそも本当に「自分がやりたいこと、好きなこと」って何なのか簡単にはわからないから困っているわけです。
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そしてもちろん、好きだとしても才能や能力があるかどうかはまた別問題です。つまりそれで食べていけるかということです。
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やりたくてもできない仕事があるのも現実です。運良くやりたい仕事が見つかってその仕事につけたとしても、その中には「やりたくない仕事」もたくさん含まれます。
働く意味、なんのために働くのか?|モチラボ
料理が好きで一流レストランで働くことができたとしても、数年間は雑用しかやらせてもらえないのが普通です。やりたくない仕事をしっかりやりきった者だけに「やりたい仕事」をやれるチャンスが巡ってきます。
働く意味、なんのために働くのか?|モチラボ
働く意味とは?働く理由がなければ無理に働く必要はない
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働く意味とは?働く理由がなければ無理に働く必要はない
そもそも、働く理由がなければ、無理に働く必要はないのです。働く理由として真っ先に上がるのが、「生活のため」や「お金を稼ぐため」でしょう。しかし、働かなくても十分なお金がある場合はどうでしょうか?
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
働く必要や事情が発生しないのであれば、働かずに生活することも可能なのです。
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
ただ「働く必要がなければ働かなくてもいい」とは言え、働かずに暮らし続けられる状況は非常に限られています。
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
生きていれば、衣食住にお金を使ったり、税金や保険料の支払いが発生したりするからです。
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
働かずに暮らしていれば、人間関係のストレスや、時間に追われる心配も減るでしょう。しかし、働かずに自由な時間があまりにも多いのも考えものです。
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
仕事を辞めると、急にぽっかりと時間が空きます。その時間を埋めるための生きがいややりがいがない場合、生活に不満を感じてしまう人もいるでしょう。
働く意味や目的とは?高いモチベーションで仕事ができるコツを解説 | TECH::NOTE
働く意味を見出すためには?
現代の日本人の労働観、つまり働く意味は、「収入を得て生活費を稼ぎ、余ったら娯楽・レジャーに費やすこと」といえるかもしれません。
「働く意味」って何?労働の喜びが失われた理由とは | 生きる意味.net
大昔からこの労働観は存在していますし、正しい・間違っているという話ではありません。
「働く意味」って何?労働の喜びが失われた理由とは | 生きる意味.net
しかし、人生の目的が鮮明であれば、働くとはどういうことかが知らされ、「そうだ、このために働くのだ!」と働く意味を感じ意欲がわいて、人生そのものが輝き出す。
働く意味がわからないたった1つの理由 – くもりのち晴れめでぃあ
結局、「働く」とは人間の本能であり、生き甲斐です。それが無ければ退屈な人生になってしまうでしょう。
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そして、仕事とは「お金を得る手段」であると同時に「大切にする価値観」を経験する機会ということになるのかもしれません。
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自分が仕事においてどんな価値観を求めているのか、「大切にする価値観」をはっきりさせておくことは「働く意味」を見いだす上で役に立ちます。
働く意味、なんのために働くのか?|モチラボ
「働く意味」を見出したいなら、お金を稼ぐだけの単なる労働を越え、仕事そのものから大きな喜びや充実感を得られるものに自ら変えていくしかありません!求めるものでなく創り出していくのです。
働く意味、なんのために働くのか?|モチラボ
生きるためには食べなければならない、食べるためには稼がなければならない、そのためには仕事をしなければならない、この「しなければ」の繰り返しが、大人の言うところの「生活」だ。
しなければならなくてする生活、生きなければならなくて生きる人生なんかが、どうして楽しいものであるだろう。 (池田晶子(14歳からの哲学))