BANANA FISHとアメリカ文学 soul is always with you

ポケナイ

彼らが世界を破壊する
彼らが世界を穢す
彼らが調和を乱す
彼らが全ての命を殺す
全ての命が救われる
永遠の平和が訪れる
一つの命を殺すことによって
一つの種の命を殺すことによって
何も間違っていない
何一つ間違っていない
真理 正義だ

私が常に憂慮しているのは、いつかはついに、人間を殺すのに最も手っ取り早い方法がとれる、何らかの秘密が発見され、諸民族、諸国民全体が滅ぼされてしまうのではないかということです。

別冊少女コミックに連載されていた吉田秋生先生の、男性同士の友情を描いた名作漫画です。

かなり古い漫画なのですが、2018年アニメ化されたので、そこで観た方も多いかと。

アニメの各話のタイトルは、アメリカの有名作家の有名作品が、使われています。

文学好きにとっては、すぐ分かると思います。その各々の作品について、適当に紹介していきます。

……ラストは、いつも通り、ほもねたでおとそうと思ったけど、やめた。(ほもは気まぐれ)

1バナナ・フィッシュにうってつけの日(A Perfect Day For Bananafish)

2異国にて(In Another Country)

アーネスト・ヘミングウェイ

3河を渡って木立の中へ(Across the River and Into the Trees)

アーネスト・ヘミングウェイ

4楽園のこちら側(This Side of Paradise)

5死より朝へ(From Death to Morning)

6マイ・ロスト・シティー(My Lost City)

7リッチ・ボーイ(The Rich Boy)

8陳腐なストーリー(Banal Story)

アーネスト・ヘミングウェイ

9ワルツは私と(Save Me the Waltz)

10バビロンに帰る(Babylon Revisited)

11美しく呪われし者(The Beautiful and Damned)

12持つと持たぬと(To Have and Have not)

アーネスト・ヘミングウェイ

13キリマンジャロの雪(The Snows of Kilimanjyaro)

Kilimanjaro is a snow-covered mountain 19,710 feet high, and is said to be the highest mountain in Africa. Its western summit is called the Masai “Ngaje Ngai,” the House of God. Close to the western summit there is the dried and frozen carcass of a leopard. No one has explained what the leopard was seeking at that altitude.
『The Snows of Kilimanjaro』Ernest Miller Hemingway

キリマンジャロは標高6007メートルの雪におおわれた山で、アフリカ大陸の最高峰である。西側の頂はマサイ語で「ヌガイエヌガイ」、神の家と呼ばれている。その神の家の近くに、一頭の干からびた豹の屍が横たわっている。そんな高きところで豹が何を求めていたのか、説明しえた者は一人もいない。

ヘミングウェイの隠れた名作です。死にいく者の、現実と夢が交差する。

ヘミングウェイというと、豪快な作家というイメージがありますが、この作品は、非常に繊細で美しい。

なお、↑の映画は、アーネスト・ヘミングウェイの『キリマンジャロの雪』を題材にした作品ではありません。

フランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーの詩からです。

14夜はやさし(Tender in the Night)

15エデンの園(The Garden of Eden)

アーネスト・ヘミングウェイ死後

16哀しみの孔雀(Lo, the Poor Peacock)

17殺し屋(The Killers)

アーネスト・ヘミングウェイ

18海流のなかの島々(Islands in the Stream)

アーネスト・ヘミングウェイの死後

19氷の宮殿(Ice Palace)

20征服されざる人々(The Unvanquished)

アーネスト・ヘミングウェイ

21敗れざる者(The Undefeated)

22死の床に横たわりて(As I Lay Dying)

23誰がために鐘は鳴る(For Whom the Bell Tolls)

我は人類の一人なれば
誰の詩も我を傷つける
誰が為に弔鐘は鳴ると問うなかれ
弔鐘は汝が為に鳴る

アーネスト・ヘミングウェイのスペイン内戦を題材にした作品です。

反ファシスト軍のロバート・ジョーダンと、両親を殺された女性マリアとの、恋愛を書く。

題名の誰が為に鐘は鳴るは、イギリスの詩人ション・ダンの言葉に由来します。

終わりの橋の場面は非常に有名かと。橋と言えばこの作品と女神問弧印ですね。

24ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)

J・D・サリンジャーの青春小説です。有名な作品ですので、読んだ方も多いかと。

村上春樹さんが翻訳なさっています。

彼は、自分に大きな影響を与えた作品として、以下の三作品をあげています。

『グレート・ギャツビー』『ロング・グッドバイ』『マナツノヨノノンケ』

25 真夏の夜の淫夢(A Midsummer Night’s Nasty Dream)

彼らが世界を破壊する
彼らが世界を穢す
彼らが調和を乱す
彼らが全ての命を殺す
全ての命が救われる
永遠の平和が訪れる
一つの命を殺すことによって
一つの種の命を殺すことによって
何も間違っていない
何一つ間違っていない
真理 正義だ
真夏の夜の淫夢

They destroy the world
They jealous of the world
They disturb harmony
They kill all lives
All lives are saved
Eternal peace comes
By killing one life
By killing the life of one species
Nothing wrong
Nothing wrong
Truth Justice

https://matome.naver.jp/odai/2156375410000558401
2020年07月12日