怖すぎて「やだぁ」って思わずカマっぽくなった怖い話まとめ

rrreiru

1.お迎え

ある知り合いの保母さんから聞いた話

仕事中に子供を預ける施設で一人の子供が
だれもいない空中を見上げてしゃべっていた
「ママ、ママ、」
その子の母親が迎えに来る時間は過ぎていた。

突然、電話が鳴り出し電話を取りにいこうと
したがその子が窓に向かって走りだしたので
その子供を抱えて制止した。

しばらくして電話に出ていた別の職員さんに
廊下から呼ばれて行ってみると小声で
「大変、○○ちゃん(その子)のお母さんが交通事故で、、」

保母さんは思わずその部屋に残された子供を抱き締めた。
「○○ちゃん、、おかあさんがね、、」
ふと子供が見上げてる小窓を見つめると保母さんは「ひゃっ!」声にならない悲鳴をあげた。

2階にあるその窓にべたべたといくつもの手のひらの跡がついていたそうである。

2.祖父からの電話

10年ぐらい昔。

日曜の朝の9時35分。
父親はパチンコ、母親はクリスチャンなので日曜礼拝、妹はたぶん睡眠中、俺はTVゲーム中だった。
突然電話が掛かってきたのだが、母方の祖母からだった。

母親と同じで婆さんもクリスチャンなので、日曜礼拝のことだろうと思っていたら、
どうやら誰宛とかじゃないみたいだった。
内容は、『みんな大丈夫?誰も亡くなってない?怪我してない?』。

親は出掛ける前に「行ってくるわ」と顔を出したので、いつも通りなのは確認済み。
妹は知らんが、昨日の晩は一緒に飯食ったし元気だろう。
そもそも『亡くなってない?』なんて電波な質問に対して、「あぁ元気元気」と適当にあしらった。

婆さんは、そんなこと言うタイプではない。
気味の悪さからゲームに集中出来ず、確認した方がいいのかなぁと引っかかりつつも、
考えるほど嫌な予感がし、恐怖で確認できないでいた。

9時45分。
起きたらしい妹がパジャマ姿で部屋に入ってきて、とりあえず妹は安心。
しかし一言、「ゴンタ死んでる」。

寒気がした。
死んだ人が別れの挨拶をするって話しはありがちだが、
愛犬でも似たようなことがあるというのを身を持って知った。

愛犬と婆さんの面識は3回もないと思う。家族旅行の時に預けたぐらい。
電話の内容から察するに、何かが亡くなったのを感じたんだろうか。
不気味だ。

3.埋めたハズ

ラジオで聞いた、カメラマンの方が体験した話。

ある雪山へ助手と撮影に行った。雑誌の仕事だった。

撮影何日か目に助手が怪我をした。

まだ予定枚数が撮れていないので、雪山を降りる事は出来ず撮影続行。

助手の怪我は悪化し、何日後かに助手は死亡。

それでも仕事を終えていなかったので山を降りる事は出来なかった。

仕方無く泊まっていた山小屋の側に助手を埋め、一人で撮影を続けた。

朝、カメラマンが目を覚ますと何故か助手の死体が横にある。

「埋めたはずなのにな…」

と、また助手の死体を埋めて撮影へ。

これが何日も続くので、流石におかしいと思い始めた。

そこで最終日、自分の寝姿が映る位置に、連続写真が撮れるカメラを設置して寝た。

次の朝、やはり助手の死体は自分の横にあった。

下山して会社に戻ったカメラマンは、昨夜山小屋に設置したカメラのフィルムを自分で現像した。

そこに映っていたのは、起き上がり、寝袋から出て、山小屋から出て、助手の死体を担ぎ、自分の横に置く、自分の姿だった。

4.無医村

爺ちゃんは当時、凄い田舎の山村に住んでいて、村にはあまり評判の良くない医者が一軒しかなかった。

ある時、爺ちゃんの知り合いの年配の男性が盲腸になり、仕方なくその医者に手術してもらったのだけど、膿の処置が悪く腹膜炎を起こしてしまったんだ。

これは市の病院へ運んで腸を出して洗うしかない、ということになった。

しかし真冬で豪雪地帯のためバスは動かないし、鉄道は最初から無い。

けれど運の良いことに、たまたま村に陸軍の部隊が駐屯していて、事情を話したら馬そりに乗せて市まで運んでもらえることになった。

早速、鎮痛剤を打って毛布でくるみ、そりに乗せた。

でも物凄い苦しみようで、のたうち回るようにして毛布を引剥してしまう。

そして村の医者を恨み、悪口を言い続けていたという。

医者がちゃんと処置していればこうはならなかったのにという、逆恨みに近いものだったらしい。

あまりに暴れるので道中、看護兵が一人その人に付いて様子を見てくれていたのだけど、とうとう行軍中の夕方に亡くなってしまった。

これはその看護兵がきちんと死亡を確認しており、間違いは無かったらしい。

それでもう病院に運ぶ必要も無いからということで、途中の民家に遺体を置かせてもらい、村から人を出してその人の家へ戻すことになった。

そこで民家の人に事情を話し、毛布にくるんだまま戸板に乗せて馬小屋に寝かせて置いた。

そして朝になり、その家の人がお線香を上げようとしたら、毛布だけが残されていて遺体が無くなっていた。

どこで見つかったかと言うと、男性を手術した医者の家の前。

カチカチに凍り付いた状態で両目を見開いたまま、医者の玄関前の雪の中に突っ立った状態で死んでいた。

戸を開けてすぐにそれを見てしまった医者は、仰天して腰を抜かしたらしい。

それが関係しているのかどうかは分からないけど、その医者も一年と経たない内に心臓病で亡くなった。

上に書いたように看護兵がその男性の死亡を確認しているし、そもそも豪雪の中を夜から朝にかけて歩いても、到底辿り着ける距離ではなかったと、爺ちゃんは強調していた。

それから、後日談と言えるか分からないけど、その村はずっと無医村の状態が続いているらしい。

村の診療所にいくら新しい医者を迎えても、皆一年ほどで辞めてしまうのだそうだ。

5.心霊トンネル

私は東北は岩手県に住んでおります。それも岩手といってもほぼ青森県との県境の田舎町に居ます。

その日は地元のお客さんの奥さんの実家へ商品の納品があり青森県のとある場所への配達でした。

配達ルートを見た時点で私は「あちゃーここはあそこを通らなきゃならないな~」とちょっといやな予感がしたのです。

そうその場所とは青森では割と有名な(心霊スポット紹介雑誌、数誌に掲載)場所でして簡単に説明すると
その場所は青森県の南部にある小さなトンネルです。
数年前の夏に暴走族同志の抗争があり、あるチームの少女が敵対するチームの数名に拉致され
暴行を受け置き去りにされたのであります。

心身ともにボロボロになった少女は現場の近くにあった神社の
鳥居に近くにあった白っぽい縄で首を吊り翌日、神社へ来た神主さんに遺体を発見されるという事件がありました。

その後、その場所や付近を通ると昼夜関係なく、茶髪でワンピースを着た白い紐を首から下げる
または手に持った少女を見かけるとか、カーステレオのラジオから突然雑音がしたり雑音に混じって
「お前も仲間だろ」「絶対にゆるさない」「殺してやる」など恨みのこもった声が聞こえたりすると噂がたちました。

興味本位で現場に行った若い連中などは急にエンストしたり、ライトのバルブが切れたり、
エンジン停止中でカーステもオフの状態でスピーカーから声がした。

また、車2台で出かけた連中は前の車は急にエンスト停車後ろの車はブレーキが効かなくなり
追突事故を起こすこともあったそうで、どうしても行くなら車は1台で行った方が・・・などのつまらない噂もたちました。

話は戻りますが、配達相手の都合で夕方に納品して欲しいと連絡があり、しぶしぶ出かけました。

いよいよ現場に近づく頃、出来るだけ仕事に集中しようと心がけていると急に「きーん」と耳鳴りが
やばいかなと思いながらも無事トンネルを抜けしばらくすると耳鳴りも治まっていました。

配達先で商談も有った為に家路につく頃は午後8時過ぎ、夜とはいっても深夜では無いの事と、机仕事が残っている為
例の場所を迂回することはあきらめ、来た道を戻ることにしました。

都内に居る方は想像できないと思いますが、田舎の道路には外灯などは国道、県道、
大きな町道以外はほとんど無く夜はほんと寂しいものです。

例の場所へ近づく頃、またあの「きーん」と耳鳴りが、それも来た時よりもひどく頭に響くような不快感で。

しばらく行けば治まることを信じながらも、そのような感じから少し怯えてしまい多分錯覚と思えるのですが
後ろに誰かが居るような気配も(軽トラックなので後部座席は無いはずなのですがそう感じました)

しかしここで「バックミラーを見たらいけない!」と思いとにかく運転に集中をしました。

しばらくして耳鳴りが解ける頃、ほっとしてバックミラーを見てしまいました。

月明かりしか無い筈なのにぼんやりと立っている人の姿、頭をうなだれた姿勢…

そう首を吊られた時の姿勢でさらに視線をずらした時、バックミラーに映る私の顔半分の目の脇にもう1つ目が、
目だけが映ってました。人の姿よりもむしろその目に驚き、車を停車。

頭の中で「御先祖様、助けてください」と祈りながらも再度恐る恐るバックミラーを見るともうなにも見えませんでした。

何とか気を落ち着かせようと努力しながら安全運転を心がけ無事地元へ、

自宅へ帰る途中、地元の神社へよってお参り(地元の安心感か夜の神社でも怖さはなく、むしろ安堵感が)して帰宅しました。

6.動く人形

あれは、僕が幼い頃(5~6歳だったと思う)の体験で
僕の家には和室があるのですが、その部屋には京人形らしきものがあります。

その人形の話なんですが、毎晩動くんですよ・・・。

僕は幼い頃はいつも10時ごろに寝ていました。

そして僕はかなりのおばぁちゃんっ子だったので、その部屋で一緒に寝ていたんです。
そして僕は毎晩のように、3時になると目が覚めて横をみると
廊下の奥からその人形がこちらにむかって歩いてくるんですよ!

怖くなって僕は

「おばぁちゃん!人形が・・・。!!」

と言って起こすと、おばぁちゃんは、
廊下に向かって行きその人形を押し返すような仕草をするんです。

すると人形はまた廊下の奥の方へ消えていくんですよ!

朝になってその人形をみるといつものように、ショーケースに収まっているのです。

それが、毎晩のように続いたんですよ。

あれから10年以上過ぎたある日おばぁちゃんと家族で怪談というほどのものでもないですが
そういった話をしているときに、そう言えば僕は、幼い頃に人形が来る夢をよく見ていたよ。

と家族全員にいうと、おばぁちゃんが

「そういや~アンタは小さい頃、人形がくる!人形がくる!っていうから
おばぁちゃん毎晩3時ごろおこされて、見えもせぇ~へんもんを押し返しとったわ!」

って言ったんです。

僕は凍りつきました。

「アレは夢じゃないんだ・・・。」

というような体験です。

https://matome.naver.jp/odai/2156333075766091601
2020年03月08日