下腿の痛みについて
◆ シンスプリントってなに?
<英:Shin splints>シンスプリントは下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生する症状のことになります。
ランニングやジャンプを繰り返し行う事で過度な負荷が加わって発生します。
◆ シンスプリントは正式名称ではない?!
シンスプリントは古典的な病名なので幅広い解釈があって内容が一定ではありません。そのため下記のような病名が一般的についています。
過労性脛骨骨膜炎(かろうせいけいこつこつまくえん)
過労性脛部痛(かろうせいけいぶえん)
脛骨内側症候群(けいこつないそくしょうこうぐん)
◆ シンスプリントの起きる原因について
https://matome.naver.jp/odai/2156263827026120601/2156263988626934403
下腿内側筋群(かたいないそくきんぐん※1)の疲労による柔軟性低下
特にヒラメ筋を主として後脛骨筋、長趾屈筋付着部(ちょうしくっきんふちゃくぶ)が脛骨の表面を覆う骨膜を牽引して微細損傷(骨膜炎)をきたします。
それが下腿内側の痛みを発生させるものと考えられます。ランナーの発生頻度が高く、その20~50%に発生するといわれます。
※1膝下の内側の筋肉の集まりのこと
https://matome.naver.jp/odai/2156263827026120601/2156263988626934303
◆ シンスプリントの症状
徐々に発生する下腿内側(主に脛骨内縁中1/3、目安として脛骨内踝より12~20cm上)の圧痛、運動時痛、腫張が主症状で、足屈筋の抵抗運動で痛みは増強します。
Stage1:痛みはあるがウォームアップにより消失する
Stage2:ウォームアップにより痛みが消失するが、スポーツ活動終了近くに痛む
Stage3:日常活動に支障はないがスポーツ活動中、常に痛む
Stage4:局所の痛みは常に存在して日常生活にも支障がある
https://matome.naver.jp/odai/2156263827026120601
2019年07月09日