<閲覧注意>身の毛もよだつ本当にあった長編怖い話まとめ(22)

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<閲覧注意>身の毛もよだつ本当にあった長編怖い話をまとめました。

置いていかないで

友達(A)から聞いた話

Aは学生時代、友人Bと他県の教習所に通っていた。
(なぜ他県かというと、県内で免許を取ると学校にばれるから)
その教習所で地元の女の子2人組、C子、D子と仲良くなった。

教習所に通っている間、いつも4人で遊んで仲良くやっていたが、
AとBには地元に付き合っている彼女がいた。
C子とD子とはその場限りの遊びのつもりだったので、免許が取れた後はすっかり会わなくなった。
何度か電話がかかってきたが、居留守を使ったりして話す事すら無かった。

それから暫くしてAの夢の中にC子が出てきた。
C子はうつむいて
「もっと沢山遊びたかったのにねー…せっかく仲良くなれたのにねー…」
と呟きながら消えていった。

AはC子になにかあったのかなと思いC子に電話してみたが繋がりらない。

D子にも電話しましたがこっちも繋がらない。
連絡が取れないならしかたないと、あまり気に留めていなかった。

それかまた暫くしてD子から電話がかかってきた。
D子は沈んだ声で言った
「C子死んじゃった…」

なんでも2人で歩道を歩いていたら、そこに居眠り運転のドラックが突っ込んできて
C子は即死、D子も意識不明の重態に。
幸いD子は順調に回復し退院となったが、退院してすぐC子が亡くなった事を聞かされ、
なぜ自分だけが助かってしまったのかと、半ばノイローゼ気味になっていた。

Aはこの事をBにも話さなきゃなーと思っていた矢先、
別の友人からBがバイクで事故ったと聞かされた。
前の車を追いこそーと反対車線に出たところ対向車と正面衝突。
Aは急いで病院に行ったが、Bは意識不明のまま1週間後に亡くなった。

AはBが死んだ事をD子に話すべきか迷ったが、4人のうち2人が死んでしまい、
少し心細かったせいもありD子に電話してみた。
しかしまたしてもD子の電話が繋がらなかった。
不安になったAはD子の実家に電話をかけたところ、D子は行方不明となっていた。
ちょうどC子の事で電話をかけてきたすぐ後から。

この時からAは少しおかしくなってしまった。
なぜ自分だけが今生きているのだろう。皆に申し訳無い。
そんな思いに毎日押しつぶされそうになっていた。
その後、何日間かの記憶はもうろうとしてはっきりと思い出せなかった。
その何日間かの出来事を母親が教えてくれた。

~母親から聞いた話~

Aはすっかり生気をなくし、食事もろくに取らず部屋の篭りっきりだった。
ある日Aが部屋から出てきて、
「かーちゃん、友達が来てるからお菓子持ってきてよ」
と言いながら、ジュースとグラスを4つ持って部屋に戻っていった。

母親は
「いつの間に来たんだろう」
と思いながらも、お菓子を持ってAの部屋に。
部屋のドアを開けると、誰もいないテーブルにジュースの入ったグラスが4つ。
窓の方に目をやると、Aが窓から身を乗り出し今にも飛び降りそうになっていた。

Aの住んでいるマンションは8階、落ちたら即死である。
母親は慌ててAをつかみ部屋に戻そうとした。

Aは
「みんな待ってくれ!俺を置いて行かないでくれ!」
と叫びながら宙に手を伸ばしていた。

なんとか部屋に引き戻したものの、同じ事が何日も続いた。
さすがの母親もこれにはまいり、人づてで結構有名な霊能師を紹介してもらいお払いをする事になった。

霊能師によると、
「成仏しきれない霊にもう少しであの世に連れて行かれるところだった」と。

それからAは正気を取り戻し現在に至るのだか、この話の最後にAは言った。

「D子は未だに行方不明だけど、もう死んでるよ。だって時々3人で来るから…」
置いていかないで

天井裏に何かがいる

チャットで知り合ったタカシにそんな相談を受けたのはついこの前だ。

話を聞いてみると、前々から天井裏から物音がしていたのだが、最初はネズミか何かだと思っていたらしい。
でも、その音はネズミが走り回っている音とはとても思えるものではなく、何かが引きずられるような、そんな音だと言うのだ。

タカシの部屋の押入れには、天井板が外れるところがあるらしく、
ある日、そこから天井裏を除いた事もあるらしいのだが、その時は何もいなかったというのだ。
しかし、日に日に大きくなる天井裏の音に耐え切れず、俺に相談したらしい。

(身の回りの人に相談すれば良いだろう)

そう思っても見たのだが、どうやらタカシはヒキコモリらしく、
周りに相談できる友達もおらず、親も自分の言う事など信じてくれないとのことだった。

「最近じゃ、寝るのも怖いんだ・・・」

日に日に大きくなる音に、タカシの精神も限界らしかった。

こんなこと言うのもなんだが、俺は怖い話はわりと好きな方だ。
正直、タカシのいうことが本当だろうが嘘だろうがこういう話を聞いているだけで楽しかったのは事実だ。

「それじゃぁ・・・」

俺は、タカシにある提案をした。
内容は簡単に言うと、お互いの携帯の番号を交換し、
タカシの都合のつく日にテレビ電話でタカシの部屋を俺も確認できるようにして、
再びこのチャットで落ち合うと言うものだった。

タカシを安心させるためと言うのを理由にしたが、
俺自身、タカシの言う事を半信半疑だった事もあり、確認したかったというのが真の目的だった。

タカシは、思いのほかあっさり携帯の番号を教えてくれて、この計画に乗ってくれた。
よほど、指針的に追い詰められているらしかった。
その日は、タカシに次にその計画を実行する日を決めてもらいチャットを終えた。

計画を実行する日が来た。
すでにチャットにタカシもきており、携帯もつながっている。
ヒキコモリのせいか、タカシは携帯の画面に顔を見せる事はなかったが。

(今考えると、テレビ電話じゃなくても良かったな。携帯料金今月大変だ・・・)

そんなことを考えつつ、しばらくは普通にしょうもない話をした。

1時間くらい立っただろうか、携帯の画面が一瞬ちらついたかと思うと

「ドドッ・・・・ズリッ」

そんな音が携帯から聞こえた。

「・・・・来た」

携帯からタカシの声が聞こえた。
律儀にもチャットのほうでも同じ書き込みをしてきた。

「ドッ、ズリッ・・・ドッ、ズリッ・・・」

そんな、音が携帯から聞こえてくる。
確かに、何かを引きずるような音だ。

いやっ・・・何かが這い回っている音だ・・・

(俺は、興味本位でとんでもないところに立ち会ってしまったのでは?)

そう思いつつ、恐怖が徐々にこみ上げてきた。

タカシは余裕がなくなったのか、チャットに書き込まなくなり、今タカシを確認できるのは携帯の音声のみだった。

「うわっ・・・あぁ、助けて・・・」

そんな声が聞こえてくる。

「ガタッ・・・ガタタタタっ」

そんな音が聞こえた。
さっきまでとは違う音だ。
俺が何の音か模索していると、携帯からすぐ答えが聞こえてきた。

「あっあぁぁぁぁあぁ・・・押入れの・・・天井板をはずしてる・・・」

「えっ?」

不意に俺も声を漏らしていた。
携帯の画面でタカシの腕の後ろの方に押入れは確かに見える。

「ドスッ!」

そんな音がすると同時に、押入れの扉が少し振動した。

「落ちてきた・・・」

タカシの声だ。予想に反してだいぶ落ち着いている。

「ちょっと、見てみる」

予想していなかった言葉が携帯から聞こえてきた。
普段なら煽るところだが、今回はヤバイ。俺は、本気でそう思った。

だが、すでにタカシの後姿が携帯の画面に映り、押入れに手をかけていた。

「ちょっ!?やめっ・・・・!!」

俺が、携帯に向かって叫ぶと同時に、タカシは押入れの戸を勢いよくあけていた。

「あれっ?」

何もいない。少なくとも携帯の画面からは確認できない。
タカシが押入れの戸を閉めた。
その様子だと、タカシも何も確認できなかったらしい。

「何もいなかった」

チャットに書き込んできた。

「天井板もずれてかなった」

だとしたら、さっきまでの音はなんだったと言うのか?
俺は、タカシにそう聞こうと思ったが、ハッとして思いとどまった。

(釣りだったのか?友達か何かと相談して俺をハメたのか?)

そう考えると、納得がいく。むしろ、それ以外ありえない。
俺は、チャットに書き込み続けるタカシを見つつ、もう少し話に付き合ってから、
こっちからネタ晴らしをしてやろうと思い、ディスプレイと携帯を覗き込んだ。

「あっ?」

押入れの戸が少し開いている。
おかしい、さっきタカシが閉じたはずだ。

「おいっ、タカ・・・!?」

携帯に向かって話しかけた瞬間、ディスプレイには押入れの戸に”内側から”手が掛けられているところが映し出されていた。

(まさか、ここまで本格的な釣りだとは・・・少し早いが俺からネタバレ振ってみるか)

そう思い、携帯を取り

「タカシ!釣りなんだろ?後ろの押入れの友達何とかしろよ!マジで怖い!!」

結構、大き目の声で言ってみた。しかし、タカシからの返答はない。

仕方がないので、チャットのほうで同じことを言ってみることにした。
文を打ち込み、発言ボタンを押す。書き込まれなかった。

「えっ?」

おかしいな、と思いつつふと携帯に目を移す。
押入れはさっきより開いていた。手も見えない。
その瞬間、映像が途切れた。

「あれっ?」

なんだ?タカシが通話を切ったのか?そう思っていると

『えっ?うっ、うわぁぁぁぁぁぁあっ!!止めッ。ゴブッ・・・・・・』

携帯から、タカシの声が聞こえた。
俺は、焦り携帯を手に取り

「おいっ!タカシ!?どうした!おぃっ!!」

返答はない。チャットの方にも、書き込みがない。

「おいっ・・・まさか・・・・」

俺の頭の中に最悪のパターンが浮かんだ。
正確に言えば、”俺の考えうる”最悪のパターンだ。

「次はお前だ」

俺の頭上・・・天井裏から声が聞こえた。
天井裏に何かがいる

不気味な列

この話は俺と友人がが心霊スポットに二度と行かないと決めた話。

俺が大学生のときの話、当時俺は心霊スポットめぐりが好きで友人Aと色々な心霊スポットに行っていた。
でも相当な数行ったけどただの一回も幽霊はみなかったんだ。
だんだん俺たちも慣れてきて「幽霊に会いてー」とかふざけたこと言ってた。
心霊スポットで夜を明かすのも、心霊スポットで二人でこっくりさんとかしても怖くなくなってた。

その日も俺とAは幽霊が出ると噂の山道を深夜、二人で歩いてた。
車を下にとめて二人で山道をずんずん上っていった。
でもなーんにも出ない、とりあえず足を止めて幽霊をまつも出ない。
二人で「またはずれかー」なんて笑ったな。

んで今度は山道を下っていった。駐車場の所まで戻って休憩してると、
六、七人が山をのぼってくのが遠くから見えたんだ。
暗かったし男か女かはよくわかんなかった。全員が白っぽい服を着てたのはわかった。
でもなーんかおかしい、まず歩き方が変だった、全員が縦一列に並んで歩いてるんだよ。

軍隊の行進みたいに等間隔で、それにもっとおかしいのが全員が懐中電灯をもってて
一番前のやつ以外は、前の人の背中に光を当ててるかんじで歩いてんだよ
Aもそのおかしさに気づき、おもしろそうだってんで後ろからこっそりついていくことになった。

俺もAも当然不気味にも思ったけど、それ以上にわくわくしてたな
「あれってマジもんじゃねーか?」とか二人でドキドキしながらうしろからこっそりついてった
そいつらの懐中電灯の明かりを頼りにけっこう後ろのほうからついていったたんだ。

もちろん俺たちの懐中電灯は消してね道路は舗装されてたし、
月明かりも結構あったので真っ暗ってわけじゃなかったからなんとかついていけた。
そいつらは後ろを振り返るでもなくただ黙々と一列で歩いていった。
途中お互いに会話してる様子も無かったな。

どんどん上っていってたら、突然そいつらが止まった。それはもう計算されたかのようにピタリと
俺たちはばれたか!?って焦ったけどとりあえず後退して脇の草むらに隠れた。
このときが一番わくわくしたな、ふたりでニヤニヤしながら小声で「やべー、やべー」とか言ってた。

するとそいつらの先頭がゆっくり一番後ろの奴に向かって歩き出した、
そしてちょうど円陣を組む形になったんだ。
相変わらず暗くて顔はよくわかんなかったけどそいつら全員円の中央を向いて何かしていた

俺とAは「なにやってんだあいつらwww」とかまだ楽観視してたな。
けっこう長い間なんかしてたな、んで耳を澄ましていると
そいつらの方からなんか聞こえてくる、もっとよく聞き耳を立てると、明らかに人の声で

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」って低く呻っているのがわかった

声を聞いたらわかると思う、俺も今でも覚えてるけど聞いた瞬間これはヤバイと一瞬で思った。
これはAも同じだったらしく
さっきまでのヘラヘラした顔とはうって変わって強張ってた
Aが一言だけ「戻るぞ・・・」って搾り出すように言って俺もただただ頷いた。

んで二人でゆっくりと音を立てないように後ろを向いて山を下っていった。
後ろには光がまだあった様なのでまだ何かしてるんだろうと思ってたが。
結構離れたときかな?ふと後ろを振り向くと奴らの懐中電灯の光が突然全部消えた。
俺とAは一瞬?って思ったけど直ぐに全速力で走りだしたんだ。

声がな、ゆっくり近づいてんだよ「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」って声が

俺たちはもう死ぬ気で駐車場まで走っていった。
その間もどんどん後ろから「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」ってこえが近づいてくる
とてもじゃないけど後ろを振り向いてる余裕は無かった。

駐車場につくと急いで車の中に入りエンジンをかけて速攻で
駐車場から出て行った。運転はAがしていたんた。
車の中に逃げ込んだときから正直半分錯乱しててよく覚えてないんだが
駐車場から出て行くときチラッと例のあいつらが見えたんだ。

駐車場の近くまで来ていた。近くの街灯に照らされて初めて顔を見た。
正直錯乱してたから見間違いかもしれない
確信はないが薄暗い中でそいつらは顔が無かった。
無かったっていうか顔の部分にぽっかり穴が空いてた
本当は見間違いと思いたいが確かに穴があった

それから家に帰った俺とAはお互いその話は一切しなかった。
帰りの車でもお互いずっと無言だった。
そしてAとオカルト系の話をすることは無くなったし、自然と疎遠になっていった。
俺も、多分Aも二度と心霊スポットに行くことは無いだろうと思う

結局あいつらが何なのかはわからなかった。化け物かもしれないし、幽霊?かもしれない
俺の見間違いでただのキチガイだったのかもな

ただただ怖ろしい体験だったのは事実です。
不気味な列

盗まれたiPhone

そろそろ目が覚めてきたから初投稿、文才はないのでご容赦を。

一昨日、仕事帰りに行きつけのゲームセンターで三国志大戦をプレイしにいった。
するとよく知っている先輩のMさんが事務所の前で落ち着かない様子。
「どうしたんですか?」と聞くと「黒いバッグがちょっと眼を離しているすきになくなった」との話。

災難だな、と思ってコーヒーを買って渡して2人で雑談していたら、
奥の方から店員が小走りで駆けてきた、手には何となくなったはずのバッグ。
Mさんが「どこにあったの!?」と焦りながらも尋ねると「便器の裏にありました」との事。
中に入っていたiPhoneとお札を入れていた財布はお亡くなりに・・・・

店長さんが防犯カメラを遡って追ってみます、と言ってくれたのでお願いして30分くらい待つ。
すると社員さんが犯人が分かりました、ただ・・・と何やら煮え切らない様子

その社員さんが言うには
「手にバッグらしきものを持っている人物を捉えたんですが、暗くてハッキリとは見えません。
ただしバッグがなくなった時間から今までにバッグらしきものを持ってトイレに入り、
手ぶらで出てきた人物は一人だけなのでまず間違いないはずです。」との事。

Mさんが「どういう奴だ?」とやや熱くなって更に聞き返す。
買って一月も経たないうちにiPhoneを取られたのだから気持ちは分かる。
「浮浪者風で茶色のズボンに黒のベストで顔はわかりません、よく映っていないんです・・」と社員さん。

ゲーセンは暗いからそんなものかな、と思ってた。
カメラを見せてくれとMさんは食い下がるが、カメラの位置が分かってしまいますし
警察機関に証拠として提出は可能ですが、お客様にお見せする事はできませんと断られる。

結局、警察が来てカメラの映像を見ても取った瞬間も人物もはっきりと見えないので状況証拠にしかならず、
仮に犯人らしき人物を見つけても認めさせる事は難しいとの事。

少し置いて「ただねぇ・・」と警察の方
「私も店長さんとカメラ何回も見たんだけど、どうもおかしいんだよね。カラーだし、
トイレの前、私も見てきたけど照明たくさんあるんだよ。でも、俯いてるわけでもないのに
顔だけが真っ暗になってるんだよね・・。私、個人としてはこいつが犯人だとは思うんだけど」

結局、被害届のみを提出して(おまわりさんが書き間違い多くて待たされた)
夜中の二時すぎにお礼を言って二人で飲みに行こうと退店。先輩の自転車を取りに、他愛もない話をしつつ歩く。
そういう事もありますよ・・・だの、こういう時期ですからみんな苦しいんだろうな・・・等と

街頭も少ない真っ暗な路地
ここに自転車を止めているんだ、待っててくれとMさん
次の瞬間「うわああああああああああああああ!!!!!」とMさんの叫び声が・・・・
走って向かうと俺にもすぐその意味が分かった。

水色の鮮やかなビアンキの自転車のサドルの上にMさんのiPhoneがぽつんと置かれていた。
俺たちは見つかってよかったなんていう気持ちが沸くはずもなくただ呆然と立ち尽くすしかなかった。
で、ようやく落ち着きを取り戻して本体を調べると間違いなくMさんの物である事が分かってくる。

ただし、カメラロールに新しい写真が10分程前に何枚か追加されてた。
Mさんの自転車をいろんな角度から撮影したものだった。
以上、失礼しました。でも、全部事実です。
盗まれたiPhone

音楽準備室

中学校時代に体験した不思議な出来事。

中学時代、私は吹奏楽部に所属していました。
部員も少なく、放課後の練習も殆ど個人練習ばかりで、私は友人と音楽準備室で遊ぶのが日課のようになっていました。
遊び方も今にして思えばくだらないもので、大型楽器が仕舞われている戸棚の中に隠れるというものでした。

事件当日……その日は私とS君以外音楽室に来ている者はおらず、私たちはいつもの遊びに興じていました。

私が隠れた戸棚は、抜き差し型の鍵がついており、外側から鍵をかけることが出来ます。

さて、私は戸棚の暗闇の中でS君が見つけてくれるのを待っていました。
しかし一向にS君は現れません。戸に耳を密着させても外から何一つ物音がせず、
少しばかり不安になった私は外に出てみようと戸を引きますが……

びくともしません。

鍵はかかっていませんでした。抜き差し型なので、差し込んだら必ず音がなりますし鍵が内側に入ってくるのが見える。

ゆえに鍵がかけられていないのはすぐに分かったけれど、どれだけ力を込めても戸は開かない。

――きっと、S君が外側から押さえつけているんだ。

不気味に思いながら、そんな考えが脳内を過り、
S君が音楽室に入るまで大笑いをしていた駄洒落を言ってみることにしました。
笑わずとも、何かしらの反応はあるはず。

が、これも反応無し。それどころか、いきなり、外側から戸を爪でひっかくような音が鳴り響きました。
ちょうど猫が爪とぎをするような感じで、ガリガリ……ガリガリ……と。

「おいおい……ふざけるのも大概にしようよ」

と、息苦しさを感じつつ、少し怒気をこめて言ってみると、今度は……。

ドンドン! ドンドン!

突然爪とぎの音から、戸を激しく叩く音に変わりました。
これはただ事ではないと直感した私は、不安と恐怖で全身が凍りつき、
耳をふさいで音が止むのを待っていると、音楽室の扉が開く音が聞こえ、
あまりにもあっけなく引出しの戸が開きました。

顔をのぞかせるS君。

「まだ隠れていたんだww」
などと言うものですから、こっちはすっかり怒って

「悪ふざけもいい加減にしろ!」
と怒鳴っていると……。

「は? 俺って今まで職員室で先生と話していたんだけど?」

「なら確かめに行くぞ!」

ということで職員室に向かい、先生に話を聞いてみれば、確かにS君は先生と話していました。
私が閉じ込められている間……ずっと。

ならばアレは一体誰の仕業だったのか?

S君に先ほど起きた出来事を話しながら、今日はもう帰ろうとということで音楽室にカバンを取りに行った。

音楽室と音楽準備室の位置なのですが、

音楽室

下駄箱     音楽準備室

入口

といった作りになっていて、準備室の扉付近には大きなティンパニが置かれている。
S君がふと、音楽準備室の方に目を向けると、彼は顔を真っ青に染め上げて一目散に走りさってしまいました。

カバンも何もかもを放り出して……。

一体どうしたのかと、私も準備室のティンパニの下側に目を向けてみると……

青 白 い 顔 の 女 が こ ち ら を 見 て い た

悪戯が成功した時のような笑顔を浮かべて。

それ以来、私たちは「遊び」を一切しなくなり、
卒業した今、後輩たちに話を聞いても不思議な事件は起きていないとか。

あれは一体、誰だったんだ?

以上です。長文失礼いたしました
音楽準備室

お札

俺が某飲食店で働いてた頃。

チェーン店の中でも古いが馴染みのお客さんや3世代で楽しむ人達がいたから
トップクラスの売上を出してる繁忙店にいたんだ。

基本調理場なんだが、必要に応じてレジにもたつし接客もしてたんだが、
歴史あるせいか汚くて転勤した初日から残って少しづつ掃除していったんだ。
不用品の整理とか木材で出来てるとこにワックスとかだんだん綺麗になり、
最初は警戒してたバイトの子らもちょっとづつ手伝いにきたりとコミュツールにもなった。

で、表の掃除がすすんだからレジ裏に手をつけようと
壁に備え付けてある棚を開けたら忘れ物箱があったんだ。
もうホコリもかぶってるし日付の付いた紙が貼ってあるんだけど3年前とかゴチャゴチャして汚い。
で、箱を取り出そうとしたらたまたま近くにいた10年働いてるベテラン女子が「あっ」って言ったんだ

ん?と顔を合わせると「なんでもない」と言う。
じゃぁ掃除を続けようと箱を出しホコリを拭こうとしたら箱の入ってた棚の
奥に違和感を感じて覗いてみたら お札 を発見した。

あまりに不自然な位置に貼ってあることと、
さっきの女子の反応が気になって聞いてみたんだけど、知らないと言う。
ふーんとその日は終わったんだけど、
だんだん気になって他の従業員に聞いたけど、誰も本気で知らなさそう。

だからその女子に「あれ汚いから剥がそうと思ってさ」と話したら
顔色代えて「ダメ」と訴えかけてくる。
「なんで」と聞いたら今度は教えてくれた。

何でも店舗が出来た当時から社員は年に1度怪我をするらしい。
救急車を呼ぶほどではないけど、病院に行くレベルとのこと。
でも当然だけど怪我が起きる→お札をはろう にはならないままだったけど、
そういうことを気にする人が社員になって話をしり
お札をもらってきて貼ったようだ。そしてそれを貼ったら怪我はピタリと止んで、
バイトも店長も社員も入れ替わり、そのことを知っているのはその子だけになっていたそうだ。

だが当時20代で、夜遅くなって深夜店舗で寝泊まりしているときに
店員を呼ぶピンポーンがなっても「はい?」とその席まで行く俺。
誰もいない店舗の事務所にいたらドアノブがガチャガチャ回されて
ハサミを持って確認したら誰もいない。とかいうことを経験してた俺は

迷わず剥がした。
その子はあわわしてたけど、まぁバイトが怪我しないなら良いやと思ってさ

そしたら次の日曜日に混んだ。
1時間待ち2時間待ちと俺なら帰ると思うほど待つお客さんが多かった。
調理が楽しい俺は厨房でノリノリだったけども、
なんかの食材が切れて裏にある冷蔵庫からそれを取ってこようと
小走りで途中のドア(アルミの軽い奴)をトン。と開けて通過しようとしたら

そのドアはバネ?とかで自動で閉まるタイプではなくて、手で開けて、手で閉じるものだったんだけど、
トン。
と開けて開いたのを確認したのに ビュンっって感じで戻ってきた。
こう切れた人がドアをバンっと閉じるような感じ。

それが俺の顔面に直撃して左目のマブタを切った。
痛くはないけど、ビュッと血がでて、左半分真っ赤かな顔大したことじゃないんだけど、当然顔に傷は残った。

お札ってこういう意味だったのかな。。。と思いつつもまぁいいやで済ませた俺が甘かった。

店舗には社員が二人いたんだよ。

店長と俺

俺は血を流したけど、店長は何もおきてなかった。強いて言えばバイトに嫌われていた。
えぇすごく。とにかくすごく
でそのお札を剥がした1ヶ月後位に店長の具合が悪そうな日が続いて少ししたらカミングアウト。

「白血病になった」

???となったけど、知ってる人は2~3人だから
黙ってて欲しいということと薬飲んでるから大丈夫という話。

時々休みがちになっていって、バイトの子(お札の子)と話してて、
まさか…・お札は関係ないよね。という話になった。
なのに何故か元のお札を貰ったところに休みを合わせて行ってきた。

で、同じように貼ったら店長の症状も軽くなったらしい(らしいというのは貼ってすぐに俺転勤)
俺の代わりに配置された社員も怪我はしてないようだった。 まぁお札は大事だねという話。
お札

人身事故

去年の実体験の話をします

6月の半ば頃の話。
当時俺はバイク買ったばかりで、大学が終るとしょっちゅう一人でバイクに乗ってあちこちを走り回っていた。
その日も特にする事がなかったので、次の日休みという事もあり神奈川方面へ結構な遠出をした。

で、その帰り道、たしか夜の12時過ぎくらいだったと思う。
道とかも適当で標識を頼りにあまり車通りの多くない道を世田谷方面に向かって
進んでいると、急に前を走っていた車が急ブレーキを踏んで蛇行しガードレールにぶつかった。

目の前で事故を見たのは初めてだったのでかなりびっくりしたが、そうも
言ってられないので、ひとまずバイク路肩に停めて車のほうへ駆け寄った。
車の窓から中を覗き込むと、中には女の人がいて両手でハンドルを持ったまま
頭を項垂れてガタガタ震えている。

「え?これヤバくね?」と思い、とりあえず窓越しに「大丈夫ですかー?」と
声をかけたのだが、女の人から返事は無い。
結構パニック気味だった俺は、ここで警察に電話しないととふと気付いて110番をした。

警察を待っている間、俺が何度か「大丈夫ですかー?」と聞いていると、女の人はやっと車から降りてきた。
見た感じ怪我は無さそうだが、顔色は真っ青で何かぶつぶつと呟いている。
少し呟きが気になったので、「どうしたんですか?」と口元に耳を近付けると、
震えた声でとんでもない事を呟いていた

「子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…子供轢いちゃった…」

俺はかなりギョっとした。
事故の瞬間を見てはいたが、子供なんていたか?
記憶を思い返しても道路に人影があったようには見えなかった。
慌てて道路の方を振り返ったが、どこにも子供の姿はない。

俺は女の人を路肩に座らせて、あちこち歩いて見て周ったのだが、子供なんてどこにもいない。
そうこうしているうちにパトカーがやってきて、警官が2人降りてきた。

警官に俺が事情を話し、警官もかなりあちこち探してみたのだが結局子供はいなかった。
俺も色々事情を聞かれたのだが、少なくとも俺は女の人の乗る車が急ブレーキを踏んで
ガードレールにぶつかったところしか見ていないし、道路に人影も見ていない、
俺は自分の記憶にあるとおり警官に伝えた。

再度警官が女の人に事情を聴きに行き、俺もいっしょに聞いていたのだが、女の人が
言うには急に道路わきから子供が飛び出してきて、衝突する音も聞いたという。
でも現実にはどこにも子供の人影は無い。

警官の一人がパトカーに戻り無線で何か話し始め、もう一人の警官が女の人に
怪我はないかとか痛い所はないかとか聞いていたとき、急に女の人が道路わきにあった
カーブミラーを見て

ぎゃあああああああああああああああ

と物凄い絶叫を挙げた。

びっくりして俺と色々聞いていた警官もカーブミラーを見た、カーブミラーには俺が
一番手前に、歩道の路肩に女の人が座り、その横に警官が屈んでいたのだが、
女の人と警官の後ろ、本来誰もいないその場所に子供が写っている…

年は4歳か5歳くらい、ちょっと良いところの幼稚園児が着る様な服を着て、
無表情に鏡越しに俺たちを見ていた。

俺と警官はたぶんほぼ一緒に後ろを振り向いたと思う。
しかし、そこには誰もいなかった。
もう一度ミラーのほうを見ると、そこには俺たち3人しか写っていなかった。

女の人はこれで完全にパニックになって、とても話が聞けるような状態では
なくなってしまい、警官が呼んだ救急車でそのまま運ばれていった。
そして、俺には一応あとでまた事情を聞くかもしれないと住所や電話番号を聞き、
最後に「ああいうのはさっさと忘れたほうが良い、気にしないほうが良いよ」と言ってきた。
が、そう言っている警官もかなり顔色が悪かったが…

その後、警察からは特に連絡など何もなかったので、申し訳ないが後日談とか
真相とかいわくとか、そういうのは全く解りません…

以上で俺が体験した話は終わりです。
人身事故

郵便受け

大学卒業後からずっとアパートの4階で一人暮らしをしており、
月に1度くらいの友人との宅飲みをのぞけば、
来客がほとんどゼロの静かな部屋でそれなりに快適に過ごしてきた。

ある夜、近所のコンビニで酒とつまみを買い足しに出掛けて、10分ほどでアパートに戻ってきたのだが、
なぜか1階にある郵便受けが完全に開いた状態になっていた。

もともとポストに鍵なんて掛けてないから
別段気にするほどの事でもなかったのだが、他の号室の郵便受けはしっかり閉じている中、
自分の部屋のポストだけが不自然に全開にされているのは少し気味が悪かった。
ただその時はあまり気に留めず、郵便受けをパタンと手で閉じて、
そのまま階段をのぼり自分の部屋に戻った。

ほろ酔い程度に酒を飲んで、座椅子に寄りかかりながら良い気分でテレビを眺めていた時だった。

「ピンポーン」
とチャイムが鳴り、それに続いて、「ごめんくださーい」と中年男性らしきやや太めの声が聞こえた。

時刻は午後11時をまわっていた。テレビの音量は控えめだったし、
窓も閉じていたため、苦情はまず有り得ないだろうと
思っていたのだが、この時に胸騒ぎというか、嫌な予感がしていた。

なぜなら、先ほど下の郵便受けが自分の号室のところだけ
不自然に開かれていたことを思い出したからだった。
今にして思えば、あのポストはひとりでに開いたのではなく、
誰かに開けられたものだったように思う。

嫌な気持ちを抑えつつ、玄関のドアを開けようと照明のスイッチを入れた。
オレンジ色の白熱灯が玄関付近を照らし出したとき、ドアの向こうで「コン、コン、コン、コン、コン」
と変な音が聞こえた。その音はドアの間近で鳴っており、
ノックというよりは何か固いものをドアにぶつけているような音だった。

「コン、コン、コン」という音はしだいに大きくなり、
「カン、カン、カン、ガン、ガン、ガン、ガン、ガン!ガン!」と
ますます激しい音になっていった。

アパートのドアには小さな穴があり、それを通してドアの
外側に立つ来客を屋内側から覗けるようになっている。
来訪者がいったい何をしているのか確認しようとその穴を覗くと、あまりの光景に全身が凍りついた。

ドアの向こうには、見知らぬ女が後ろ向きに立っていた。
まず目に入ったのはバサリと垂れた真っ黒の長い髪。
こちらに後頭部を向ける姿勢で突っ立っていて、こちら側からその女の顔はまったく見えなかった。

その女は真っ白の浴衣のような着物を着ており、まるで棺桶に入った死者のような姿をしていた。
想像して欲しい。アパートの鉄製のドアの向こうに立つ、白い着物の女の後ろ姿を。
あまりにも不自然な光景を目の当たりにして、途方もない絶望感だけが全身を支配していた。

例の音はさっきよりも恐ろしい大きさになり、
「ガン、ガッ、、ガン、ガン、ガン!」と、とんでもない音量で響いていた。

しかし、ドアの向こうの女は何の前触れもなく視界からフッと消えて、音も聞こえなくなった。
なぜかその時、自分の命が助かったんだという妙な実感?が湧いて、ドアを開けることができた。
女が立っていたはずの場所には何もなかった。念のため1階のポストの中身も確認したが、
チラシ一つ入ってはいなかった。

これまで来客自体が皆無といっていい部屋だったのだが、
この日の来客だけは明らかにマトモな人間ではなかったと確信している。
全開にされた郵便受けとの因果関係は分からない。やはりあれは幽霊か何かだったのだろうか。
今も、1階の郵便受けを見るたびに自分のところだけ開いているのを思い出し、ヒヤヒヤしている。
郵便受け

糞ばばあ

伊集院光が昔アルバイトしてたスーパーがある団地での話。

今から十数年前のことになるが当時小学校低学年だった俺は友達数人と団地内で遊んでいた。
缶蹴りだったか、ドロケイだったかなんだか詳細は忘れたが、まあそんなことして遊んでいたんだよ。
そうして遊んでいたら俺たちの方に向かって一人の婆さんがとぼとぼ歩いて近づいてきた。

そして唐突に俺らに話しかけてくる。
「あなた達、楽しそうねぇ。おうちは近いのかしら?
私お散歩してたらおうちがわからなくなっちゃったの。あなた達、私のおうちどこだか知らないかしら?」

完全にボケ老人だった、俺は糞ガキで遊びに夢中だったしあんまり関わりたくなかったので
「いやあ、知らないっすねえ。ゆっくり思い出せば意外といけるんじゃないっすか?」とか言って
スルー決め込もうとしたら親が宗教やってて純真で親切なK君が
「俺たちで、このおばあちゃんの家探してやろうぜ!だってこの団地に住んでる人間は
みんな仲間じゃんか!」とか言い出して、結局俺らはその婆さんの家探しを手伝う羽目になった。

とりあえず団地内を歩いてるおばちゃんとかに、この婆さんの家がどこだか知らないか聞いて回ってみた。
そうしたら意外にも、婆さんの身元をしってるおばさんにはすぐぶつかった。
「あら、○○さんのところのおばあさんじゃない。○○さんの家なら×号棟の■階よ。
でも今の時間だと息子さん仕事で留守じゃないかしら?○○さんのおじいちゃんが
亡くなってから息子さんと二人暮らしのはずだから。多分誰も居ないはずよ。」

そのおばさんに案内されて婆さんの家まで行ってみたが案の定留守で鍵がかかってた。
おばさんが、婆さんに鍵持ってないの?とか聞いていたが婆さんは
「私のおうちの鍵はお父さんがもっていますよ。」
とかアルツな返答するばかりで要領を得ない。

親が宗教やってるK君の家も同じ×号棟だったので、K君が母親呼んできた。
で、寒いし、婆さんを外でほっぽらかしにしておけないと言うことで、
婆さんの家に張り紙をして、婆さんの息子が帰ってくるまで
K君の家で預かることにした、おばさんは帰った。

夕焼けチャイムが鳴るまで時間があったので俺たちはそのまま婆さんごとK君の家で遊ぶことにした。
K君の家は親が宗教やってるくせに、メガドライブが置いてあって俺らは
「おそ松くん」とか「マジカルたるルートくん」とか糞ゲーを小学生なりに楽しんでいた。
しかし、糞ゲーしていたらなんか糞臭い。

その場にいたFが、「おいK、おそ松君が糞ゲーすぎて、
本当に糞の臭いしてきたぞ!」とか言い出してKが切れて。
「はぁ!?おそ松君は糞ゲーじゃねーよ!お前がファミコンしか持ってないからって
いちゃもんつけんなら家でファミコンやってろよ!(ママ)」
とか言い返すが確かに糞くさい、まあ真相は婆さんが漏らしてたわけですが、
そっしてここからが地獄の始まり。

K君の母親が婆さんを着替えさせようとして近づくが、
さっきまで大人しかった婆さんが人が変わったような様子で暴れだす。
「ヒィィイイイイ!!ヒィィイイイイ!!いやだあああ!助けてええ!ヒィィイイイイィィィ!!」
しかも動物みたいな、赤ん坊みたいな、とにかくやたらと不快な声でわめき続ける。

K母が風呂場に連れて行こうとするが、婆さんが暴れて漏れた部屋が部屋に散らかる。
おろおろするしかない俺ら、糞が飛び散って食えなくなったおやつ、
本当に糞ゲーと化したメガドライブとおそ松君、泣き出すK君。
そして、

俺は糞がつくのが嫌でベランダに避難したが逃げ遅れたFやにも糞は飛び散っていた。

その後、婆さんの叫び声を聞きつけた近所の人が
糞まみれになりながら取り押さえて風呂場に連れ込むまでこの地獄は続いた。
しかし、やっと地獄から開放されると思ったのもつかの間だった。
近所の人で、婆さんと糞をどうやって対処しようかと途方にくれている所に、一人のおっさんが現われた。

そう、この婆さんの息子だ、その息子は
「すいません、お袋がご迷惑なってるって張り紙よんできたんですけど」とか、
この惨状をみながらぬけぬけと抜かしやがる。

だけどもう、一同文句をいう気力も無いので婆さんをとにかく引き取ってもらうことに。
しかし息子を引き合わせると婆さんがより一層怯える、そして叫ぶ。

そして叫ぶ婆さんに息子が恫喝、
「てめえ!ババア!!死にぞこ無いの分際でふらふら歩き回るんじゃねえ!
あと自分で撒き散らした糞は自分で掃除しておけよ!掃除終わるまで帰ってくるんじゃねえぞ!」とか、
わけの分から無いこと言い出す始末。

K母も近所の連中も唖然。K母が半泣きで「掃除は良いから、早くつれて帰ってください。」
息子が「へへへっ、すいませんね。じゃあお言葉に甘えて失礼しますね。」
てなやり取りのあと力ずくで婆さんを連れ帰った。

ちなみに、後で聞いた話だとこの息子、本当は仕事はしてなくてパチンコに行ってたらしい、
なので夕方前の時間に家にもどって来れたみたい。
K君の家はそのあと近所の人に手伝って片付けられたそうだ、あと、K君はその日Fの家に泊まったらしい。

俺にとっての地獄はここで終わり。

しかし、その婆さんは自分の家も忘れるほどのアルツのくせに
K君の家はしっかり覚えていたらしく週に2~3かい訪ねてくるようになったという。
もちろんあんなことがあったので家に上げるようなことはしなかったが、
婆さんはかなりしつこく呼び鈴を押したり。
「ここは私のおうちよーー!」とか家の前で叫んだりかなりの大迷惑だったそうだ。
結局この訪問は婆さんが死ぬまでの間、期間にして半年チョイ続いた。

その後俺は婆さんが死んだと聞いて、K君に「これでやっと、あの地獄から開放されたな!」と言うと
すっかりやさぐれたK君は「あの糞ババア、死んでも毎日家にきやがる。
ドアを閉めても勝手に家に入ってくる。しかも毎回毎回あの不気味な
叫び声と糞の臭いを残して行きやがる。もう!いい加減にしてくれよ!!」とあの時
Fにおそ松君をけなされた時以上の切れ方。

結局K君の家はは婆さんの訪問から逃げる為に引っ越すことになった。
しかし引越し先は、婆さんが死んで、息子も引っ越して空室になった、元婆さんが住んでた部屋だった。

K君によるとその部屋には婆さんの幽霊は出ないらしいので、俺が言うことは何も無い。
糞ばばあ

開けてよー

じゃ、投下させていただきます

すごく微妙な話で道徳的に気分が悪くなる人がいるかもしれない
あらかじめ謝っとく、障害者が出てくるけどそういった人たちを差別するつもりはありません

俺の住んでる地域は、田舎ほど関係が密接でもなく、都会ほど我関せずでもなく
アパートなんだけどなんとなく他の部屋の人のこと知ってるし
大家も同じとこ住んでてよく挨拶したり雑談したりするし、
でも噂話とか悪いのに限って耳に届きやすい、そんな場所

俺はそこに何年も住んでて、他の人もあまり出たり入ったりしないから
なんとなく下で顔合わせて、あー○階の××さんだーとわかって挨拶、顔見知りとはたまに立ち話もした
そのアパートに一人おっさんが住んでた、たぶん俺より前から
そしてたぶん娘と思われる女もいた、その娘さんは見た瞬間、ああ知的障害のある人だってすぐわかる人で
奇声あげたり、ブツブツ何か言ってたり、すごい格好で外出たりとかあった

ちょっと怖いなとは思ったけど、相手は女だったし、
父親も何考えてるかわからん不気味な人だったから極力関わらなかった
どういう生活してるのかまではわからないけど、娘さんは月何日かこっちで親父さんと暮らして、
それ以外はどこか別のとこで生活してるっぽかった

んで、ある時、夜中にその娘さんが大声で喚いてるわけだ
そういうこともあるけど、その日はもうずっと、俺が聞いてただけで1時間は休みなく騒いでた
ドアをドンドン叩いたり蹴ったりしながら「開けろよーー!開けろ!!」って騒ぐの
父親に締め出されたにしても騒音迷惑すぎると思ったけど、やっぱり関わりたくない

次第に同じ階の別の部屋のドアとかもたたき出して「開けてよ!開けてよ!」って涙声なの
その娘さん、結構いい年なんだけど、口調が舌ったらずで、
それで子供みたいに「開けてよー」て泣き叫ぶわけだ
怖かったけどなんか胸も痛かった

誰か別の部屋の人が警察呼んだみたいで、娘さんは連れてかれたけど
翌日、耳にしたこと、あの部屋の親父さん、亡くなってたそうだ、ちょっと前に
事故死って言ってたけど、状況的には自殺じゃないかって

それを娘さんは知らずにいつも通り泊まりに来て、鍵を開けてもらえず騒いでいたらしい
もうなんともいえない気持ちになった

それから娘さんはまた来た
今度は事情がわかってるから余計に怖いし悲しい
ドア開けて出て、そこにお父さんはもういませんよって言ってやる勇気もない
(恥知らずに本音を言えば声かけて逆ギレされたらイヤだって思いもあった)

何日か娘さんは通ってきて騒いだけど、しばらくすると来なくなった
ほっとしたのも束の間
嫌な噂ばかり聞こえてくるもんで、娘さんが亡くなったそうだって聞いた(死因は聞いてない)
他人事だってわかってるのに強烈にあの「開けてよー」が記憶に残ってて落ち込んだ

夜眠れなくなって、病院行ったりもした
夜にドアの外遠くで「開けてよー」って声がかすかに聞こえる
聞くたびに、開けてあげなくちゃって気になって怖い
声が聞こえなくなるとすごい罪悪感で気分が悪くなる

他の人も同じような経験でもしたのか、結構長く住んでたはずの人も一人二人と出て行った
新しく入る人は、挨拶も会釈もしないで目すらあわせずすれ違うドライな若者タイプが多かったかな

新規の人はあの出来事を知らないからか、特に何が気になる風でもなかった
ほとんど口きかないからほんとのところはわからんけどね
特に付近でホラースポットだと話題になることもなかった

俺もさっさと出払えばよかったけど、懐事情とか仕事とかいろいろあって、ずるずる残ってた
もしかしたら、もうあの「開けてよー」が聞こえてるのは
俺だけかもしれないって思うと余計に出て行きにくかった

だから「開けてよー」って声が近づいてるなと思った時は、どうしようか本気で悩んだ
近くにくるとドンッドンッて叩く音もかすかに聞こえてくるようになった
もし俺の部屋のドアを叩かれて「開けてよー」って言われたら、開けなくちゃいけないって本気で思った

部屋が違うぞ馬鹿野郎とかこっちくんなとか勘弁してくださいとかもう頭の中ごちゃごちゃ
ほとんど俺が病気みたいになってた

んで、同僚A(妻子持ち)に2年以上も昔のことを未だ気にしてるのは異常だって言われてハッとした
なんかつい最近の出来事ってイメージがずっとあったけど、実際その出来事から2年は確実に過ぎてる
もう幻聴ってレベルじゃない、そもそも俺はそれまでこの「開けてよー」を神経過敏での幻聴だと思ってた

そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない、どっちにしろ俺が参ってたのは事実だってんで
Aが一日泊めてくれたんだ、奥さんと子供いるのに
そしたらその日は全然聞こえてこない、「開けてよー」が

朝起きてからAにそう言ったら、
「じゃあやっぱりあのアパートにいるから聞こえるんだ。早く引っ越せ」って言われた
すごい当たり前の対応なんだけど、こうやって一晩泊めて貰った上でこの言葉だからね、

俺(たぶん一生独身)ちょっと泣きそうだったわ
決心ついて即効次探して手続きして引っ越した
環境変えたおかげか、幻聴「開けてよー」もなくなって不眠もだんだん解消されてきた

憑いてくるタイプじゃなくてよかったって今は笑って言えるけど
もしあの「開けてよー」が俺の幻聴じゃなくて本当の霊現象だったなら
今もまだ「開けてよー」ってドアを叩いているのかな、誰かそれが聞こえる人はいるのか

誰か開けてくれる人いるのか、誰も聞こえてないのに続けてるのか
考えるたびにどうしようもない罪悪感で息苦しくなる
開けてよー

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2019年07月21日