IoTセンサーの最先端!IoTメーカーのデバイス一覧

tamagodiabolo
2019年EUのIoTスタートアップトップ10にも選出された、インダストリー4.0時代のサプライチェーン管理、トレーサビリティを先導するIoTメーカーのIoTデバイス、センサーを紹介します。ブロックチェーンとIoTにより非常に安全で効率的なデータ管理、共有、消費者への品質保証が実現します。

スイスのAmbrosus Innovation Lab

スイス発のブロックチェーン&IoT企業Ambrosus(アンブロサス)は、いま最もIoTデバイスで勢いのある企業と言っても過言ではありません。その理由をAmbrosusが開発しているIoTデバイス・センサーと共に説明していきます。AmbrosusはInnovation Lab(イノベーションラボ)というIoT研究所を所有しています。

IoTセンサー、デバイスを紹介する前に
AmbrosusのIoT技術を紹介する前に、Ambrosusという企業について少しだけ触れておきます。

AmbrosusはIoTとブロックチェーン両方に精通し、サプライチェーン管理(トレーサビリティ)を効率化する


https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915491303
食品、薬品などあらゆる商品を産地から消費者まで追跡
AmbrosusのIoTとブロックチェーン技術により、商品データの管理や共有、消費者へのアピール、法律遵守の証明、リコール時の迅速な対応、保険の申請などが容易に。

藤原直哉@naoyafujiwara

ブロックチェーンとIoTを組み合わせてサプライチェーンを改良
bitcoinexchangeguide.com/ambrosus-launc…

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915493803
ブランド品が偽造されていない事の証明も

食品や薬品といった生命に関わる商品以外でも、高級品の品質証明などユースケースはあらゆる業界に及びます。

以下のURLから画像のテストデータを確認可能です。これはAmbrosusのブロックチェーン(AMB-NET)上のデータを閲覧するためのWebアプリケーションです。消費者はこのようなアプリを通じて、簡単に商品の産地、流通経路や温度管理などの情報を確認することが出来ます。
https://test.amb.to/0x035b2afeff03bb632aeb15c5d4815697ceb7b5d064db8549bffb6dd387cabf26

EUのIoTスタートアップ・トップ10に選出(2019年)

2019年2月、EU-Startupsが選ぶEU圏のIoTスタートアップ企業トップ10に選ばれています。

こちらでAmbrosusが載っていることが確認できます。

欧州委員会(EC)主催の協会、INATBAの設立メンバーに

INATBAはthe International Association for Trusted Blockchain Applicationの略です。信頼可能なブロックチェーンアプリケーションのための国際協会という意味ですね。INATBAの役割は、ブロックチェーン企業と規制当局、政策立案者たちとを引き合わせ、ブロックチェーン技術を次なる段階へと引き上げることです。

Ambrosus@AmbrosusAMB

#Ambrosus becomes the Founding Member of Supply Chain Working Group at #INATBA and more great updates about $AMB shaping the future of European #Blockchain industry! D-9
$MKR $REP $EOS $BAT $BCH $BTC $BTCP $LTC $XMR
blog.ambrosus.com/ambrosus-at-in…
サプライチェーン管理、トレーサビリティをブロックチェーンとIoTで効率化するAmbrosusは、INATBAのサプライチェーン・ワーキンググループのメンバーになっています。

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768815488403
INATBA参加企業・組織
Ambrosusのロゴがありますね。

こちらで参加組織を全て見ることが可能です。アクセンチュア、NEC、富士通とそうそうたる企業が名を連ねています。

AmbrosusのIoTセンサー・デバイス一覧

それではIoTソリューション紹介していきます。

既存のRFID・IoTタグの10倍安い!?革新的なLCSタグ

LCSタグとは、Low Cost Serializationタグの略です。つまり、低コストで商品に識別番号を与えて管理する事を可能にするIoTタグという事です。どれくらい低コストかというと、なんと約1セント!既存の同様なRFIDタグ等が10セントほどなので、10倍近く安い(!)ということになります。さらにタグには電子部品が含まれておらず、簡単に印刷可能なため、既存の生産ラインに組み込むことが容易です。またそのような部品を持たないので、最も持続可能(サスティナブル)なソリューションの一つです。この価格の安さと強力な付加価値により、今まではタグ付け管理が不可能だった低価格商品にも適用可能です。


https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768815489003
LCSタグの仕様
通常のRFIDより10倍安い

英語ですが、技術的仕様の詳細が載っているPDFファイルです。

4つ目に、タグはステッカーに印刷可能です。それはつまり、商品が不正にいじられていない事を保証するためのシールとして使うことが出来るという事です。もしそのシールが剥がされればタグは送信を止め、リーダー(読み取り機)がその失敗を突き止めます。
Ambrousus進捗レポート – 2019年2月18日

不正開封、改ざん防止機能付き。さらにチップなどの電子回路や部品を持たない構造のため、同様なものの中で最も持続可能なソリューションになっています。

その他のタグ付けソリューションはこちら

OPTIC、NFC、UHFの仕様表
それらタグのモノへの統合方法一覧
開封を検知、偽造を防止するシール等

多くの環境を測定できるスマートデバイス・IoTセンサー

Ambrosus@AmbrosusAMB

What is this? Follow #Ambrosus presentation at the Crypto Valley Conference this week to find out!
$AMB #IoT #blockchain #sensors $ETC $ETH pic.twitter.com/s0BOCbcsNn

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768815489503
AmbrosusのIoTセンサーで測定可能な項目(現時点)
AmbrosusのIoT研究所イノベーションラボは、非常に多岐にわたるセンサーを利用可能にしています。

画像に記載の項目は以下の通り。
• Gyroscope
• Magnetometer /
orientation
• Pressure
• Vibration
• Carbon emissions (CO2, O2,
CH4, etc.)
• Distance (through IR, Ultrasound, laser, light rangefinder, interferometer)
• IR temperature
• Radio Frequency
• Sound intensity or
frequency
• Color / camera
• Fingerprint scanner
• Iris Eye Scanner
• pH
• Hall sensor / magnet
• Water detection / water
meter
• LIDAR, for Light Detection
And Ranging
• Nuclear

最も基本的な項目は、現在のところ温度、湿度、光量、衝撃(ショック)だそうです。4種類のセンサーが色々な組み合わせで組み込まれたケースが用意されていて、それぞれケースによって大きさやバッテリー寿命が異なります。上記の色々なセンサーに関しても要望によって追加可能で、Ambrosusに要相談です。

商品と一緒に箱に入れたり、パレットに直接組み込まれたり。様々な形で利用できるIoTデバイス


https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768815490003
タイプA
出荷目安:2日
バルク形式(商品と一緒に箱に入れる)
対応センサー:温度、湿度、ショック or 温度、湿度、ショック、光量
重さ:50g

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915490303
タイプA画像

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768815490103
タイプB
出荷目安:2週間
バルク形式
対応センサー:温度、湿度、ショック
重さ:75g

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915490403
タイプB画像

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915490203
タイプC
出荷目安:4週間
EPAL形式(ユーロパレット)
対応センサー:温度、湿度、ショック or 温度、湿度、ショック、位置(ポジション)
重さ:スタンダードなパレット重量+200g

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915490503
タイプC画像

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915490603
タイプE
出荷目安:2週間
バルク形式
対応センサー:以下4パターン
温度、湿度、ショック
温度、湿度、ショック、光量
温度、湿度、ショック、位置
温度、湿度、ショック、光量、位置
重さ:150g

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915490703
これらIoTデバイスの仕様表

その他にも、商品を守り品質を保証する様々なIoTセンサー、デバイスを開発している

その他Ambrosusが開発中のスマートボックス、スマートインクを含む様々なioTセンサー、デバイスに関する詳しい記事はこちらです。


https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915493103
不正開封防止・スマートボックス

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915493203
偽造を困難に。目に見えないスマートインク

IoTデバイスから収集したデータを安全にブロックチェーンに送る、エッジゲートウェイ

電池、もしくは電源プラグにより動作するエッジゲートウェイは、今までに紹介したようなIoTセンサー、スマートデバイスなどにデータの送信を促し(同時にいくつものデバイスと交流可能)、データを収集、分析、安全化します。そして3GやWIFIなどを使い、AMB-NETブロックチェーンにデータを送信します。


https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915491703
エッジゲートウェイを介したデータフロー
スマートIoTデバイス、RFIDタグ、QRコードなどから収集したデータを管理、処理してブロックチェーンに送信する、中継地点の役割を果たす。

エッジゲートウェイの機能① – ネットワーク機能

ゲートウェイ同士で情報共有するネットワーク機能(GPS、自動的に機内モードに移行、セキュリティ、コンピューティング)

エッジゲートウェイの機能② – メッシュネットワーク

ゲートウェイはメッシュネットワークを形成可能。センサーから集めた情報をブロックチェーンに送信する前にいくつものゲートウェイを通過させる。

エッジゲートウェイの機能③ – サイドチェーン

ゲートウェイはお互いに接続し、小さなブロックチェーンを形成可能。それにより、AMB-NETブロックチェーンに接続可能になるまでの間もデータの安全化を行える。

接続するIoTセンサー・デバイスによってカスタマイズ可能(モジュラー式)


https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915492503
エッジゲートウェイはカスタマイズ可能
どのようなIoTデバイス、センサーからデータ収集を行うかによってカスタマイズ出来ます。

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915492603
エッジゲートウェイのケース
固定箱、パレット型、手で持って扱うデバイスなど、統合の形は様々です。

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701/2155781768915492703
エッジゲートウェイの仕様表

エッジゲートウェイのファクトシートです。

マルチセンシング・IoTデバイス・プラットフォーム

マルチセンシング・プラットフォームとは、Ambrosusの様々なIoTセンサーから成るデバイスと、それらから送信されるデータを集めて分析し、ブロックチェーンに送信するゲートウェイを組み合わせた総合IoTプラットフォームの事です。

サプライチェーン管理をIoTで改善したい企業のニーズに応じて、様々なIoTセンサーやデバイス、ケースの組み合わせが可能です。

これらのIoTセンサー、デバイスに興味がある場合は

AmbrosusのIoTセンサー・デバイス、ブロックチェーンとIoTによるサプライチェーン管理、トレーサビリティの改善に興味がある方はこちらをご参照ください。

本まとめに載っているIoTセンサーなどはこの記事からもご覧いただけます。

https://matome.naver.jp/odai/2155748548316155701
2019年05月17日