「彼女の私生活」日本語訳ドラマ動画OST主題歌メイキング音楽キム・ジェウク×パク・ミニョン

kyunlovestory
あらすじ美術館で主席学芸員として働きプライベートはK-POPアイドルを追っかけるヲタク女性と美術館の館長で彼女の上司であり絵を描けなくなった画家との出会いを描いたラブコメディーアイドルのヲタ活、学芸員の仕事にも触れる兼お仕事ドラマ キャスト チョン・ジェウォンOneアン・ボヒョン キム・ボラ

主題歌MV動画・歌詞日本語訳

彼女の私生活OSTpart1((G)I-DLE) 「Help Me」 MV
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日本語歌詞・和訳
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彼女の私生活OSTpart2「ふわふわ」ホン・デグァン
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日本語歌詞
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ost part 3 IN2IT(인투잇) – Shining Star
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彼女の私生活OSTpart4「Mayby」イ・ヘリ (Davichi)
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日本語歌詞・和訳
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彼女の私生活OSTpart5 1415 「Happy」
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日本語歌詞・和訳
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彼女の私生活OSTpart6 ハ・ソンウン「Think of You」MV
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日本語歌詞・和訳
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彼女の私生活OSTpart7 RUNY「smile again」MV
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日本語歌詞
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オープニング
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オープニング・エンディング曲 U-mb5 「 I Wanna Be (Feat. KLANG)」
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メイキング動画
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https://www.youtube.com/watch?v=i9FIr6ZkbTw
”…似てるなあ~シアンに…”
”…

…1987年に製作された作品です”
”…韓国人だったのね”
”…繊細な線と調和のとれた目鼻立ち、完璧なバランスが特徴だ”
”…何のお話でしょうか……?”
”…作品の題名はライアン・ゴールド”
”…もしかして…そちらのこと…?”
”欲しいんですか?”
”…はい?…いいえ!”
”てっきり欲しいのかと思いました
じーっくり眺められるので”
”はあ…”
―ヤバい人だ

https://www.youtube.com/watch?v=kLlf5aovs0Q
シアンが泊ったことのあるスウィートルームに泊まって聖地巡礼して励まそうとしてくれる

―「…私、好きな人がいるんですけど…でも私たち…簡単に会えるような関係じゃなくて…」

―「愛する人」って言われて当たり前のように異性を思い浮かべること自体が偏見で差別だ。それも彼女は勇気を出して本当のことを話してくれたっていうのに!…それを嘘だと思っただなんて

”…ホントお前にはがっかりだよ”

”…チャ・シアンさんですよね?”
”…チャ・シアン?!”
”WhiteOceanのチャ・シアン…知らないんですか?”
”…あ~っ!チャ…シ…アン?
…聞いたことがあるような…私、アイドルには詳しくなくて…
みんな同じ顔に見えちゃって誰が誰なんだか…
それにかわいい顔の人って苦手なんですよね~マジで大っ嫌い!!!

…ところでここにはどうして?

https://www.youtube.com/watch?v=-PdHreRsa70
ドラマ「ごめん愛してる」オープニングテーマ

…私は今日…私が愛する人を知らないと言って
嫌いだと嘘をつきました

…ヲタバレを防ぐためにはどうしようもなかったんです

…ですが…だとしてもなぜ…大嫌いだなんて…”

―私は大きな罪を犯しました

https://www.youtube.com/watch?v=sr3JaQ3h7YA
ドラマ「ごめん愛してる」の主題歌
パク・ヒョシンがカバーした「雪の華」

”…シアン…ごめんね…こんなヒドい私を許して…

…シアン”

―「ごめん、非オタぶる」―
※ごめん愛してるのパロディーBGMも「ごめん愛してる」

カラオケ曲
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https://matome.eternalcollegest.com/post-2140595791647206501/2155504808173318503
https://matome.eternalcollegest.com/post-2140595791647206501/2153548785653410703
https://matome.eternalcollegest.com/post-2140725658969207501/2140725770369881603

https://www.youtube.com/watch?v=NEag6b1v8sw
https://www.youtube.com/watch?v=L15ZZX9n56M

「…この人がシアンに似てる新しい常連さん、イケメンでしょ?」
”…紹介するわ、私の元職場の館長で元上司のライアン・ゴールドさん
…ここがお気に入りなんですか?
一応聞きますけどこれからもここに来られるご予定なんでしょうか?
そんなわけないですよね~…”
”…お暇なんですか?”
”ええ、とある方に職場をクビにされてものすごく時間が有り余ってるんです”
”私は暇じゃないんです、とある方に痛い目に遭わされましてね
…注文していいですか?”
”ご注文は?”
”ホットミルクで”
”そんなメニューはありませんけど”
「ラテのコーヒー抜き…」

”ラテのコーヒー抜…
…だったらコンビニで牛乳買って飲めばいいのに”
”…ただの牛乳じゃない、そちらの真心がこもっているんだから
…抜いてくれって言われたら抜いてください”
”………どうしてコーヒーを抜くのよ!!!?
ラテの中でのコーヒーはずっと大切な役割だったのに!
今さら抜いてくれなんて言われたらコーヒーの立場はどうなるのよ?!!!
何も言えずに追い出されたコーヒーの気持ちが館長にわかるんですか?!!!!”
「エスプレッソ抜きのホットミルクですね~
…カードをお預かりいたしま~す」
”…………こんなのラテに対する冒涜よ!!!!!
そんなものがおいしいわけがない!!!”

「…私の経験上、性格がより汚い方の言うことを聞く方が波風が立たずに済むんです
私が見るにオン館長よりは館長の方がずっとずっとマシなのではないかと思いまして」
”それはどうも”
「ですからソンさんの解雇はなかったことにしてください」

”…いらっしゃいませ~!……。”
”……お時間ありますか?”
”そのようなメニューはございませんが”
”…カフェの仕事は楽しいですか?

…私の行動は行き過ぎていたかもしれない
いくら君について何も知らなかったとはいえ、勤続5年という経歴は信じるべきだった
…申し訳なかった。謝る”
”本気でおっしゃってるんですか?
…そうですか、謝罪は受け入れます”
”…よし!じゃあ明日からまた出勤…”
”…受け入れるのは謝罪だけですから
退職の手続きはそのまま進めてください”
”…ソンさん?”

”なんですか?ライアンさん!?
…あなたが謝ればすべて元通り、何事もなかったかようにでもなると思ってるんですか?
あなたの気分で解雇、あなたが謝れば即復帰しなきゃいけないんですかね?私は!!?”
”…そういう意味ではなくて”
”私が気が付いてないとでも?!
トラブル続きだからって私に戻って来て欲しくてわざと申し訳なさそうなフリしてるだけじゃないですか!私が戻らなきゃ美術館がちゃんと機能しないから”
”そうなんだ!だから責任感を持って…最後まで最善を尽くして…”
”…人を簡単に切っておいて、自分の尻拭いまでさせる気?!
どうしてそんなに身勝手なんですか?!”
”気持ちは分かるが、もう少し別の言い方があるだろう?”
”気持ちが分かるのなら、自分でオブラートに包んでもらえます?”
”…つまり絶対に戻ってこないと?”
”…ええ、戻りません”
”…わかりました
…冷静になってみるとここの方がお似合いだ、ソンさんには”
”…それはどうもありがとうございます…お…客様!
…お飲み物はいつものでよろしいでしょうか?ラテのエスプレッソ抜き?”
”…とある方のせいで夜勤しなきゃいけなくてね
…アイスミントチョコで!!”
”では、冷たいアイスミントチョコでよろしいですね!?”
”…ほんとムカツク!”

”…合わない!…合わないんだ!
…俺と韓国は!!

…マジで合わない!!

…美味いな…クソ!

…あのクソ女…!!!……。”

https://www.youtube.com/watch?v=HHT-0v7qcvM
”昨日…”
”…昨日はコーヒーアレルギーだと知らずに私は取り返しのつかないことをしてしまいました
本当に本当に申し訳ありませんでした”
”昨日…”
”…昨日私は頭がどうかしていたようで、館長に対してあのようなことを
本当に私はどうかしていたようです”
”昨日…”
”…昨日は私が…”
”…いい加減話させてくれないか?!!

…昨日どうして私が倒れていると?”
”画家のアンさんが館長と直接お話をして誤解を解きたいと連絡をくださって
そのお話をお伝えしようと館長室へ行った時に”

”連絡できない状況にあることは?”
”はい、時間も遅かったのでメールでお伝えしておきました
とりあえず展示は館長の提案通りにすると、詳しいことは退院後に会うということになりました”
”…わかりました
ではアンさんともう一度ミーティングの席を設けてください”
”はい……

…はい?!
…ということは許していただけるんですか?私のこと”
”…じゃあ誰かさんみたいに謝罪だけ受け取りましょうか?!!法的な手続きに出て?!”
”いえ!
チャンスさえ頂ければ、ライアン・ゴールド館長とともにチェウム美術館のために一生懸命働かせて頂きます!”
”…もう帰ってください”
”ゆっくり休んでくださいね!”
”…ソンさん!”
”はい!”
”明日は美術館に出勤はせずにミーティングに直接向かってください”
”アンさんとのミーティングですか?”
”いえ、収集家とのミーティングです
WhiteOceanのチャ・シアンさんです”
”はい…?!!”
”作品のために会うんですからたとえアンさんが嫌いな相手だとしても個人的な感情は出さないでください”
”……はい”

https://www.youtube.com/watch?v=8HJv8V5lpxM
”…ヤバイ…どうしよう…私今なら死んでもいい”
”ソンさん?そんなにチャ・シアンさんが嫌いなんですか?
…顔に出すぎじゃないか?”
「イ・ソルをご存じなんですか?!」
”その作品をお持ちだということを偶然知って…”

”…えっ?シアンに熱愛報道?!

…これ私じゃん!”

「信じがたい真実よりも、信じられる嘘の方がマシだって思いませんか?」

”こんなのを見るためにヲタ活してるのかなってさ…”

「無理すんなよ!」
”いい子~!”

”ソンさん、私がしますよ
あなたの彼氏”

https://www.youtube.com/watch?v=r-8YteJ-4CE
韓国では1点しかないはずのシアンと同じジャケット₍パパラッチしたストーカー的ファンがあげたプレゼント₎をアメリカから来た館長が着てたことにより熱愛報道が出たときにいろいろ余計に拗れちゃう

”…私はタクシーで帰りますね
館長はお車ですもんね?”
”…エレベーターに乗って来たけど?”

”…館長のお宅もこのマンションなんですか?!!!!”

”…”

https://www.youtube.com/watch?v=FnP39NFz-L0
「…恋人には話されたんですか?」
”…恋人?…私に恋人がいるの?”
「またまた~この前の飲み会の時に酔っぱらって自分からおっしゃってたじゃないですか~
…何だっけ?そう!”笑顔がすご~く可愛くて~ …すごく仕事ができる人”だって」
”…あ~~~っ!”
「思い出しましたよね?!」
”…恋人じゃないのよ”
「恋人でもまだ付き合う前だとしても、彼の写真をSNSで公開するんです!
そうすればシアンの彼女じゃないんだ、別に付き合ってる男がいるんだってすぐに明らかにできるじゃないですか」
”…そうじゃなくてね”
「…一緒に撮った写真ありますよね?私選びますから~」

”…ソンさん!!!!!!!!!!!!!

…勤務中では?私語が多いかと”
”…失礼しました”
「なんでこれが私語になるのよ?!職員の安全に関わる話なのに!!」
「Mr.ゴールドは情もないんだな」
”職場の上司に対してそんな言い方はないでしょ?!
…情の欠片もない方よ 笑”

”パク室長!!!
今、ネットにはソンさんの個人情報であふれていて
美術館の掲示板には悪質なコメントや脅迫文までまだ会議中だって言うんですか??!!
他にもっとやることがあるんじゃ…”

…また連絡します

…チャ・シアンさんの事務所の方では積極的に対応をとるよりも他の話題で流れてくれるのを待っていると
…こんな対応はないと思うんだが
ソンさんはどう思う?”
”もう嘘がバレてしまった状況ではどんな対応をしたとしても何の効果もないと思います
時が過ぎるのを待つこともいい方法だと思います”
”最初に間違った記事を書かれたときにもっと強く訂正してくれるよう最後まで粘るべきだった
申し訳ない、私のミスだ”
”どうして館長が謝るんですか?
…このまま終わるはずだったのに…すべてはあのサセンファンのせいですから!!!”
”サセンファン?”
”…ああ!…私もよくは知らないんですが、サセンファンというのは芸能人の私生活₍サセン₎にまで付きまとうファンのことです
ファンというよりは、ストーカーという方が正しいですかね
…とにかく、そのサセンファンが私の写真をネットに上げたことによってこんな大事になってしまったそうです”

”…加害者はすべて警察署にいるそうです”
「良くないことでよくお会いしますね
…この前倒れていて病院に運んだ時も

…覚えてないんですね」
”…ソンさんからご友人の話は聞いてなかったので”
「普通は彼氏に思われるんですけどね」
”………ご挨拶が遅れました
チェウム美術館の館長のライアン・ゴールドです”
「…私も館長なんですよ、道場の

…ドンミとは

…ドンミの兄です、どうも」

”そうすることしかできなかったあの子たちの気持ちが理解できるからさ”
「俺にもそんな風に寛容で慈悲深い気持ちを持ってくれたらうれしいんだけどな」
”だから今あんたは生きてんのよ”

あ~お兄ちゃんだったのか~

とか思ってたら、えっいとこ?

と思ったら赤の他人だった事実

兄弟なのに彼氏だと思って嫉妬される流れ見たかったなって思ったら
お兄ちゃんだと思ってた館長が「ドンミさんは一人っ子ですよ?」って言われて驚愕してるって流れに
これからライバルになるのか…?
2人でいるときの感じ明らかに兄弟感薄かったもん
それとおバカなのかと思ってたら北京オリンピックの銀メダリストってすごい人だった

アイドルと熱愛報道出たドンミは辞めさせてとか言い出すので弱み持ち出して館長がちょっと挑発したら

ドンミが平手打ち食らっちゃって

”…ソンさん”
”…はい、館長”
”…直帰しろと言ったはずです
どうして戻ってきたりするんだよ?!”
”お渡しする書類があったので
…ですが、ここまで怒られるようなことではないかと”
”……今日はもう帰ってください”
”はい”

”…どうして帰らずにここにいたんですか?今日はいろいろと大変だっただろうに”
”…大変だったからです
私は辛くなると絵が見たくなるんです”
”絵が慰めになるんですか?”
”…ちょっと不思議な慰められ方なんですけど
こういう日は自分自身に問いたくなるんです
いろんなことが起きて、心も体も疲れ果てて、でも誰もわかってくれるわけでも認めてくれるわけでもない
なのにあなたはそんなにこの仕事がしたいの?
あの作品にはそれほどの価値があるの?って”
”…そんな価値があるんですか?”
”いいえ、どんなに芸術が偉大だとしても生きている人間より偉大なわけないじゃないですか

どんなに惨めでもあの壁に綺麗に飾られている絵よりも私は立派なんです
私はこうして生きていて、これからも生きていくんですから

…あっ!館長の前でする話じゃなかったですよね!?
…ただ、そう言い聞かせてるってだけの話です
もちろん、館長の作品は私よりなんかずっとずっと素晴らしいです”

”…私もそう思っていたんだ
私の作品は素晴らしい作品だと、俺の過去なんかとは比べものにならないくらいに

…私が海外に養子に出されたことは知っていますよね?
実の両親に捨てられた子供、口も満足に話せない子供
それでからかわれて、後ろ指をさされて無視されていた子供

…だが、そんな子供が描いた絵は褒められ続けた
絵を描いた私が、ただ生きているというだけで私の作品より偉大だと感じたことはなかった

…ありがとう、教えてくれて

…それと、申し訳ない”
”はい?…何のことですか?”
”ウン館長にイヴァノフの作品のこと話したんだ、どこにあるのかって
…それで”

”…あっ、だから叩かれたんですね

…平気なフリなんてすることなかったんだ、恥ずかしい”
”…ソンさん”
”忘れてください!
…私も忘れますから!!

…行きましょう!!”

”…館長は謝るのが上手なんですね

…あっ、いい意味で言ってるんですよ?
さっきのことだって館長が言わなければそのまま終わったことだったのに
…間違いを認めて、それを自分から話して謝ることって簡単にはできることじゃないから
…それも上司が部下のためにだなんて余計にです”
”情はないですが、卑怯なのは嫌いなので”
”…聞かれてたんですか?!”
”私を捨てた無責任な人たちのようにはなりたくないんだ
…送ります、今日は一日大変だったろうしそれと…”
”…私に申し訳ないから、ですか?
まだ忘れられないんですか?!忘れてくださいって言ったはずです!”

https://www.youtube.com/watch?v=sO8JsgsbQRM
”…今日は歩いて帰ります。ちょっと外の空気を吸いたいので”

―”どんなに惨めでもあの壁に綺麗に飾られている絵よりも私は立派なんです
私はこうして生きていて、これからも生きていくんですから”

”…ソンさん?

…大丈夫ですか?

…ちょっと待っててくださいね

…お前一体何なんだよ?!!
あいつはな、俺の彼女なんだよ!?

…俺の彼女だって言ってんだろ?!!!!!!”

https://www.youtube.com/watch?v=rz-7atfckCU
”…うん、彼氏なの”

「…どうして館長なんだよ?!…俺もいるのに」

”…チャ・シアンさんのファンサイトの管理人さんに返さなきゃいけないものがあるんだ

…どちらさまですか?!”

”…今回のことは全部私のせいなの”

「チェウム美術館でたくさんのことを拝見させていただいて確認したいんです…」

「ってことがあのおばさんがシアンのファンだって可能性もあるってこと?!」

”…特別なファンのようですね「シアンは私の道」さんは”

「秘密守ってくださいますよね?」

”…嘘は一度だけで充分

…こんなことを言うのはお恥ずかしいんですが”

”俺を持って行けばいい、彼女なんだから”

”…あいつはな、俺の彼女なんだよ!?

…俺の彼女だって言ってんだろ?!!!!!!”
「あ~そうですか、それはおめでとうございま~す」

”…職員の安全のためですもん、そう言いますよね!わかります!!

…とにかく忘れますから!…私はもう全部忘れたので!…ホントに本当です!!”
”…ソンさん”
”はい”
”…僕がなりますよ”
”…何のことですか?”
”…ソンさんの彼氏に”
”………はい?!”
”俺を使えばいい”
”……す…すみません 笑
…面白かったのでつい 笑
…私今日初めて笑いました 笑”
”笑わせるために言ったわけじゃありません”
”…ということは館長は私のことが好きなんですか?”
”それは絶対にないです”

”じゃあなんで彼氏になるとか言うのよ?!「欲しいんですか?」とか「使えばいい」とか何なの?!こっちは全然いらないのに!!”
”…全然いらな………少しの間という意味です
少しの間彼氏がいるふりをしますっていう意味です”
”…はい?”
”私と恋人のふりをすればいい”
”…。”

”ソンさん、さっき私が言ったこと考えてみてください”
”さっきのことを恥ずかしく思ってご提案されているのなら…”
”ソンさんの個人情報が一日も経たないうちにすべてネットに流れてしまった
…家族、友人、そういう人たちの個人情報まで流れてしまう可能性もある
それでも大丈夫なんですか?”

―「もしここままあんたがシアンのファンでファンサイトの管理人だったってことまで全部バレちゃったりなんかしたら…」
―”「ヤバすぎる!!!”」

”…ですが”
”…チャ・シアンさんの家に一緒に行ったのも私で、あの服を貸したのも私です
服のことに関しては事務所側の勘違いで記事にされ…”
”…事務所側のついた嘘でこんな大事になってしまったんです
ですからこれ以上嘘を重ねるのは違うと思うんです”
”その嘘一つですべて解決するとしたら?
ユさんが言っていたようにソンさんが付き合っている人を公にすることが一番簡単ではあるんだが…”
”恋人がいなきゃ公開できませんから”
”だからです”
”もし私が嘘をつくとして、どこに載せるんですか?
私個人のSNSに急に載せるというのは、さすがに怪しまれませんか?”
”それは私が検討しておきます
ソンさんはするかどうかを検討しておいてください、では”

”遅くなってしまい申し訳ありません、館長”
”出勤しなくていいと言ったはずですが、大丈夫だったんですか?”
”はい、カフェで時間をつぶして美術館の前に誰もいないことを確認してから来たので
お気遣いさせてしまい申し訳ありませんでした
しばらくは記者を避けて…”
”避けるのではなく、利用してみるというのはどうですか?”
”…利用というのは?”
”ソンさんと私が一緒にいる姿を見せるんです
例えば出勤と退勤を一緒にするとか、そうしていれば自然と記事なる気がするんだ”
”記事になるでしょうね
…チャ・シアンの女は二股だった、チャ・シアン一方的にフラれる、チャ・シアン裏切られる
…そのうち私の訃報記事まで出ることになるかと

…今、ファンたちはメディアの言葉も事務所の言葉も信じないと思います
たぶんファンサイトの情報を信頼するかと”
”…ファンサイトの情報を信頼する

事務所の公式発表よりも、ファンサイトのストーカーの言葉を信じたように?”
”……ええ…まあ…そうではないかと?”
”だとしたら私たちも同じ方法を使えばいいということですね”
”同じ方法…ですか?”
”それは私の方でもう少し検討してから伝えるよ”

―「僕のことを一番わかってくれているのは”シアンは私の道”さんだって思うんです」
―”…特別なファンなんですね「シアンは私の道」さんは”
―「芸能人の写真を撮ってサイトに上げる人のことを”ホームマスター”って言うんですけど
”シアンは私の道”さんは僕にとってだけじゃなくて、他のファンにとっても特別なはずですよ
前に僕たちが公演中にメンバー同士で喧嘩してそれが顔に出てた、だから解散するみたいな噂が流れたことがあって、その時に”私の道さん”がその公園で撮られたホームマスターさんたちみんなの写真を集めてそんなことないし、喧嘩する時間なんてなかったってことを証明してくれてファンたちを安心させてくれたことがあったんです
それ以降ファンたちは”シアンは私の道”さんを信頼し始めたというか
事務所よりいい仕事をする人なんです」

”…館長!”

―@ライアンゴールドさんが@シアンは私の道さんをフォローしました

”…ソンさん?”

―@ライアンゴールドがあなたをフォローしました

”…もしかして携帯にまでファンが何か?”
”…違います!!!

…何でもありません!”

―”事務所の公式発表よりも、ファンサイトのストーカーの言葉を信じたように?”
―”だとしたら私たちも同じ方法を使えばいいということですね”

”…まさか
…そんなわけないわよね?”

”…ところで館長
さっきおっしゃられていた方法というのはどういうものなんですか?
ストーカーと同じ方法?というのは??”
”…ああ
ソンさんは、知らないだろうけど「ホームマスター」という人がいるんです”
”…ホ…ホームマスター…ですか?!”
”アイドルの写真を撮ってネットに載せる人
だからファンの間でも有名な人なんだよ”
”はあ…それがどうされたんですか?”
”チャ・シアンさんのホームマスターに返さなきゃいけないものがあって
連絡するついでにお願いするのはどうかなと思ったんです
私たちがどんな弁明をするよりもホームマスターさんが言う言葉がファンにとっては一番信頼できる言葉だから”

”でもその人はそんなお願い聞いてくれますかね?
聞いてなんてくれなさそうですけど?”
”ちょっとその人は私に借りがあるのでね
もし協力してくれたら協力してもらいますか?”
”いいえ!!!!

…私の性格上嘘はつけないもので!”
”…ソンさん!”
”たとえどんなに時間がかかったとしても噂が落ち着くまで私は静かにしますので

…行きますよ!”

普段は家で応援しているだけのファンが熱愛説で居ても立っても居られなくなって暴走して交通事故を起こしてしまう
それを知って静かに待っているだけではダメなんだと思いなおすドンミ

―館長の言う通りだ…一度嘘をつくだけでいいんだから…

”…それとソンさん

……ソンさん??”

”…あの…館長!”
”…何かあったんですか?全然会議に集中できてなかったみたいだったけど?”
”申し訳ありません
…実はチャ・シアンさんの件で
あの恋人のふりをするという件なんですが、試しにやってみるのはどうかなと思って
冷静に考えてみたら時間に任せるというのは無責任なんじゃないのかなという気がしていて
…昨日のシアンさんの交通事故の件も気にかかりますし”
”わかりました、やってみましょう”
”…ですが、具体的にどうされるおつもりなんでしょうか?”
”前に私が話したホームマスターさんに私たちをインタビューさせてくれと頼むつもりです”

「…ホームマスターにインタビュー?!
…シアンは私の道を呼んで?!」
”そうなの 笑”
「ホームマスターのこと誤解してるんじゃないのそれ?
どこから教えてあげればいいのかしら?」
”私、納得させられちゃうところだったんだから 笑”
「何がそんなにおかしいのよ?
どうするつもりなのよ?!!」
”こっちにも考えがあるの”

―@シアンは私の道さんがあなたをフォローしました

―こんにちゎぁ~~

「こんにちゎぁ?!」
”えっ?何?おかしい??”
「何がしたいの?」
”…えっ、だから普段の知的な私とは正反対でこそ私ってバレないでしょ?”
「そんなことしなくたってバレないと思うけど?」
”そっか!”

https://www.youtube.com/watch?v=fUs8cvXz1Y8
”「シアンは私の道」さん…ですか?

…チャウム美術館の館長のライアン・ゴールドです
覚えておられるかどうかわかりませんが、以前に一度空港でお会いしたことがあります
写真を撮っているときに脚立から落ちたことありますよね?”
”…あっ…私の下敷きになられた方!”
”………はい、あの下敷きになったのが私です”
”…あの時は本当にすみませんでした”
”謝ってほしいわけじゃないので
「シアンは私の道」さんの手帳を私が持っているので連絡をしたんです”
”あれ、ライアンゴールドさんが持っていたんですね
お返しいただけるだなんてありがたいです”
”ところで…ご用件はそれだけですか?”
”…それが…その”

”………チェウム美術館ということは、シアンとスキャンダルになったあの学芸員の方もそちらにおられるんですよね…?”
”…実はそのことでご連絡差し上げたんです”
”どうしてですか?”
”…その学芸員は私の彼女なんです”

「何これ!すっごく面白い!!で、ライオンは何て言ってるの?」

”…つまり、うちのホームページにお二人のインタビューとカップル写真を載せて欲しいということですか?”
”はい!”
”ですが私が直接そちらに向かうのはちょっと…
別にいい方法があることはあるんですけど…
…信頼していただけますか?”

”…ソンさん、同伴者がもう一名必要なんだ
偽のカップルの偽のデートを撮ってくれる偽のパパラットが”
”…はい、ちょうど適任者がいます”

”…館長!”
「…こんにちは
館長さんとははじめましてですよね?」
”…ソンさん

…ちょっと”
”…私ですか?”
”…適任者ってあの人のことなんですか?!”
”あの子写真撮るの上手いので”
”ソンさんと私が恋人同士のふりする写真を?!!”
”はい!”
”………あの人が?!!!!”
”はい!”
”…まあ逆に自分の目で見た方が気が楽かもしれないしな”
”はい?”
”いえ、何でも”
「ポーズの参考になるかなと思って、パパラッチ写真を探してみたんです
…こういうのとか、こういうの」
”…これはちょっと”
「これくらいしないと!!!30超えた大人同士の付き合いなんだから!
館長もそう思いますよね?」

”社内で隠れてを恋愛してる警戒心の高いカップルというコンセプトで!”
”……何考えてんのよ?!”
「どうして?」
”もしあんただったらこんなことできるの?!”
「うん。」

https://www.youtube.com/watch?v=G-9H2OzM0ys
”…会社でこんなことする人いないでしょ?!”
「付き合ってるんだから何だってやるわよ!!
本物の社内カップルなんてこれ以上のことするらしいわよ!!動物園みたいに!」
”ここは美術館なの!!”
「芸術こそ欲望の産物なんじゃないの?!欲望を込めた演技をお願いね!!
…ただの演技なんだから!

…ドンミ!この人が欲しいって目で見なきゃ!!」
”そんなのどうやれっていうのよ!!??”
”どうせならちゃんとやりましょう”
”ちゃんとやってくださいよ?”
”…しますよ”

「…館長さん!
ちょっと硬すぎるんで、もう少し自然にしてもらえますか?」
”…………ソンジュさんは普段からこんな感じなんですか?”
”…こんな感じ?というのは?”
”ソンさんが他の人といることやスキンシップしているのを喜んだり”
”…ああ、変わってるので!……すごく喜びますね
…私が誰と付き合って、何があったとか…そういうの興味があるみたいで
なのに結婚はするなとか言って…”
”…ソンさんはそれでいいんですか?!!
大丈夫なんですか?!!”
”…良くはないですけど…別に文句を言うほどではないというか…”
”…どうしてそこまで我慢するんですか?!!!”
”…あの子…お金持ちなので 笑”

「ねえ!もう超最高!!!私の方がドキドキしちゃう!!!」
”…もうこの辺で

……あれはソンさんのプライベートだ!!!
俺の知ったこっちゃない!!!
…俺には何の関係もない!!!”

「…館長行きましょう!」
”…どこに行くんですか?
もう写真は撮ったはずです”
「…館長さんは恋愛したことないんですか?
やるならきっちりやらないと!レッツゴー!」

「…では説明しますね!簡単なことです
お二人はデートをして私が本当のパパラッチみたいに隠し撮りをします
なので私が見えない場所にいたとしても私のことは探さないで下さいね!」
”…なんでここまで”
「館長~恋愛したことないんですか?」
”ありますから!!恋愛もデートも山のように!!”
「ですから、山のような経験通りにしていただければいいので!!

…ちょっと!!!こんなのがデートなの?!!」

”何が?”
「今のこれはね3,40年連れ添った夫婦が家でごはん作るの嫌だからって外食して家に帰る
そういう雰囲気なの、それも食事中に喧嘩した後の感じ」
”細かいのね”
「デートなのよ?!!
…こういうことよ!!」
”…ちょっと!!!”
「…じゃなかったらああいうの!」
”…ちょっと!!!出来るわけないでしょ!!!”
「そんなわけにはいかないわよ!??数千人を騙さなきゃいけないのよ?!!
…じゃなかったら手をつなぐとか」

―”…名前はすべて覚えてたので挨拶はこの辺で”

”手を繋ぐのが嫌なら寄り添って歩くくらいは?”
”私が提案したんだから、やるならちゃんとやりましょう”

「…ウンギ、あんたドンミのこと好きでしょ?」
「…おい!こんなことで何言い出すんだよ!!
…俺はただ妹を心配する兄貴としてだな」
「…で、どうなの?
血もつながってないのに妹も何もないでしょ?!
…いい、よく聞くのよ?女にとって血のつながらない男は2つのうち1つなの
”警戒したくなる男”と”警戒したくない男”どっちかにでもなりたいのなら兄妹ごっこなんてやめることね!…幼馴染ごっこなんてもうする年じゃないでしょう?」
「……指さすな!!

…何言っちゃってんだよ?!!マジで……」

https://www.youtube.com/watch?v=gocMSsj21M0
”…家に帰るならちゃんと帰るって言ってから帰ってよ!?
…うん、ゴヌは大丈夫だったのよね?…わかった、じゃあまた連絡する~

…館長、ソンジュがちょっと用事が出来てしまって先に帰るそうです”
”写真は?”
”もう十分撮れたそうです”
”じゃあもう帰りましょう

…ここは子供たちが多いんですね”
”あれくらいの年の子たちを連れて来るのにぴったりの場所なんですよ”
”ソンさんも子供の頃に来たことが?”

”もちろんです
ここら辺に住んでる子たちはみんな来たことあると思いますよ…

……館長!
私たちもう少し遊んでから帰りませんか?
…私も遊園地は久しぶりですし、…それに館長も韓国に来てから美術館とご自宅の行き来だけじゃないですか…”
”病院もだ”
”……それにあの子たちの中にもしかしたらチャ・シアンさんのファンがいるかもしれませんし
目撃者になってくれるかもしれません!”
”ですね、目撃者は多い方がいい”

”…あっ…すみません

…学生時代を思い出してしまって
館長の前でこんな話をするのは恥ずかしんですが、 学生時代に絵画コンクールを賑わせてたこともあるんですよ
…だからあの頃は当たり前に美大に進学するって思っていて、画家になるものなんだと思ってました…美大の入試前に急に手首を骨折するまでは
…私、再試験受けたんですけどね
だけどその時病院の先生が2度と手が使えなくなるって脅すのですごく怖かったです”
”2度と絵を描けなくなるんじゃないかって?”
”はい、まあでも今思うとあの時の経験に助けられたこともあるんです”
”どういうことを?”
”私の願いは、美大に行って有名な画家にならせてください、ってことじゃなかったんです
…どうかもう一度絵を描かせてください、だったんです

…どうです?まあ画家の絵ではないですけど、まあ悪くはない絵でしょう?”
”だからライオンじゃなくてライアンなんだって…”
”プレゼントします!”

”…手つなぐの嫌いだったんじゃないんですか?”
”…子供の手を振り払うようなことはしたくなかったので”
”…どうしてですか?”
”昔のことを思い出したんです
…手を繋ぐのが嫌なんじゃなくて、握った手をはなされるその瞬間が嫌なんです
はなしながらいなくなって、自分一人になってしまう気分というか”
”だから最初から手を繋がないんですか?
…私は手つなぐの大好きです、ソンジュが言うには酔うともっと酷くなるって”
”酒癖?”
”…なので、もしも…もしもですけど、誰かの手を繋ぎたいとか、繋いだまま手をはなしたくないときは私の手貸しますよ!”
”…借りるのは今日はこれくらいで”

”…送ってくださってありがとうございます”
”当たり前ですよ、彼女なんだから”
”今日は楽しかったです!…デートのフリですけど!!”
”うまいこと行くといいんですが”
”写真は私がホームマスターさんに送ります”
”……はい、では私はこれで
ではまた明日”
”…はぁ…すごい申し訳なくなるわ…”

「…何だよ?そんなに驚いて、後ろめたいことでもあるのかよ??

…どうしてよりによってライオンなんだよ?!
どっちみち偽物の恋人なら誰でもいいわけだろ?!
なのにどうして館長なんだよ?!!……俺だっているのに」
”…なるほどね~~~あんたお金が欲しいんでしょ?”
「は?」
”そりゃ言いづらいわよね~~偽の恋人のふりしてお金もらおうだなんて”
「お前俺のことなんだと思ってんだよ?!」
”ほら、今はこれしかないの
まだ必要なら給料日にあげるから!”
「…そういうんじゃないって」
”ナム編集長は今大変な時期なんだから
芸術作品がお金になる時代じゃなくなったんだから
あんたが貸したお金も返ってこないかもしれない”
「貸したわけじゃねえよ、あげただけだから」
”あら~親孝行な息子じゃん!
とにかく、お金が必要なら私に言って!
少額なら私に、高額ならソンジュにね!
お金が欲しいって素直に言えばいいのにどうしてそんな遠回しに言うのよ?他人な仲でもあるまいし”
”…他人だろ!!!”
”他人だったらいいのに!!
だってあんたと私じゃカップルだって言って誰が信じるのよ?!
使えないんだから!!!…じゃあ!”

―シ、シシ…シンディー?!

「うちのインターンです、人員追加を要請したら館長が採用されたみたいで」
「こんにちは、今日からチェウム美術館でインターンをすることになったキム・ヒョジンです
チェウムではたくさんのことを見て…確認したいんです
これからよろしくお願いします」

―…何を見て、何を確認するって言うの?!!!

”…実は私、今まで黙ってたことがあって

…私、館長と付き合ってるの”
「…はい?!!!」
”…私の彼氏なの!”
「…冗談言わないでくださいよ~~ありえない!!!」
”ダ~リン~♡

₍す・み・ま・せ・ん₎”

https://www.youtube.com/watch?v=2t-zjrLgFiQ
5話予告日本語訳
「…誰も知らなかったみたいですね、付き合ってるってこと」

「いや、今すぐカミングアウトさせてでもすべてを明らかにさせるからな!」

”…私に柔道を教えてくれませんか?”
「何なんだよ?!俺を投げたい理由は何なんだよ?!」

”…好きなんですか?”
”…館長が思っているよりもずっとずっと”

”大人の男が責任を取るって言ったんなら最後まで責任を取るべきでしょ?!!
…いくら恥ずかしくて戸惑ったとしてもよ!!!?”

「絶対に何かある!!!絶対に私が暴いてやるんだから!!!」

「”シアンは私の道”さんはそんな写真撮る人じゃないと思うけどなあ」

”愛してる人を見ているんですよ”

5話

”…ちゃんと説明してもらえますかね?”
”…それが…その”
”…ソンさん?!!!”
”新しいインターンの子なんですが…
あのインターンの子は、私の画像をネットにあげたファンなんです”
”…キム・ヒョジンさんがチャ・シアンさんのストーカーということですか?”
”はい”
”…でもどうしてそれを?”
”……写真を撮っているのを見たんです
…あの日、チャ・シアンさんの家の前で…私が…

…キム・ヒョジンさんは不採用にしていただけますよね?
美術館の中でまで付き合っているふりをするわけにはいかないじゃないですか”
”付き合っているふりは続けないといけません
…どっちみち彼女は辞めさせられないので”
”どうしてですか?!”
”キム・ヒョジンさんは前任の館長の娘なんです”
”……今、誰って言いました?!!”
”インターンでなくても、どうにかして美術館に勤めさせようとしていたので…
だからソンさんに謝罪するということを条件に…”
”…オン館長の娘?!!!”
”…はい”

”…何してるんですか?勤務中ですよ”
「…館長…勤務中にこういうことしても良かったんですか?!」
「インターンの子が教えてくれなかったらずっと知らないままでいるところでした
…芸能人でもないのにパパラッチされるだなんて酷すぎる!!!
…訴えるんですよね?」
”このままやり過ごしましょう
…おかげで鎮静化したのも事実なので

そろそろその画像も消してもらうように…”
「このサイト、インターンの子が教えてくれたんですが、この管理人さん相当変わっているようですね
”あなたの鎖骨にハアハア”
”あなたが好きすぎて死にたいのに命が一つしかない”
”シアンの太ももが…”」

”…私たちが付き合っているからと言って何も変わることはありません
美術館の中ではきっちりと館長と学芸員として…”
「…お二人はお付き合いして何日なんですか?」
”…何…日?…”
”…キム・ヒョジンさんは出勤初日にそんなことが気になるんですか?”
「…勤務中だからかなあ~?
お二人の目からは全然恋してる感じが伝わってこないので」

「…何だよこれ?」
「前に言ったじゃない、恋愛してるふりした写真」
「デート写真って言ってたろ?!…こんなのやりすぎ…」
「…すっごくお似合いでしょ?
だって私が撮ったんだもん!

…わ~大変、シアンのファンがインターンで美術館に来たから
ライオンとの偽装恋愛美術館でもこのまま続けなきゃいけないんだって」
「はぁ?!
…こんなことだろうと思った、俺が…!!」

”…美術館でよくお会いしますね
ソンさんに会いに?”
「はい、ちょっと言ってやりたいことがあったので」
”何の話ですか?”
「…いえ、全然話通じる奴じゃないんで
…じゃあ」
”…館長さん
…柔道が習いたいんですが”
「館長さんがですか?
…意外ですね、いいですよ
時間があるときに道場に来てください」
”今、お忙しくなかったら行ってもいいですか?”
「…今すぐにですか?
…いいですよ」

キム・ジェウクは左利きなので館長も柔道は左投げ!!

「…一体何者なんだよ?」
”…どうですか?教えがいあります?”
「聞いたことに答えろよ?
…どうして初心者のふりなんかしたんだよ?」
”オリンピックのメダリストをマットに投げつける方法がこれしかないから”
「だからなんでそんなこと?!!!
…俺を投げたい理由は何なんだよ?!」
”このまま話しちゃっていいんですか?
別に私の方は全然かまわないんですけど、情移っちゃうんじゃないかなって”
「…話してください
これだけ投げられたんだから聞く資格はあると思うんですけど?」
”…美術館でソンさんが話していた話を偶然聞きました”

―「最初から正直に話してたら終わってたことだろ?!それをここまで大事にしてお前いつまで嘘つくつもりだよ?!」
―”あんたにとってはただの嘘かもしれないけど、私にとっては人生のすべてが懸かってるの!だからあんたは邪魔しないで!!!”
―「いや、今すぐカミングアウトさせてでもすべてを明らかにさせるからな!」

”…ご存じの通りソンさんは社会的弱者です
保守的な韓国では余計にそうでしょう
だからソンさんが自分自身を守るためにどんな嘘をついたとしても
私は支持し見守るつもりです
少なくても美術館内では平和でいて欲しいので

…ですからナム館長もご友人の意思に背く行動は慎んでいただきたいです”
「…は…い??」
”今日のことは内密に
私が知っていることをソンさんが知ったら彼女が困るでしょうから
…ではこれで”
「…し…ゃかいてき…?何て??
ねえ!!!…どういう意味ですか?
弱者…?って???

…なあドンミって社会的弱者なのか?」
「誰がそんなこと?」
「ドンミと美術館で話してるのライオンに見られたっぽい
俺がカミングアウトさせるって言ったのを」
「バカじゃないの?!何考えてんの?!!アホなの?!!」
「もう十分ドンミに殴られた」
「あんたよく死なずに生きてるわね」
「だろ?
俺がめちゃくちゃ殴られてたってのにドンミが弱者だって」
「それを見てたの?
…それはさ、ライオンがまだドンミに殴られたことがないからよ」
「だろ?お前が代わりに説明してくれよ?!」
「…ホテルで部屋を交換してくれた時の…?
そうですよね?」
”はい”
「あの人が館長さんだったんですか?!!」
”ええ!!”
「どうして今まで言ってくださらなかったんですか?」
”わざと知らんぷりされてたのでは?”
「どうしてそんなことするんですか~?!
おかげであの日スウィートルームでドンミと楽しく過ごせたんですから!!!」
「また俺抜きでスウィートルームに泊まったのかよ?!
どうしてそういうときだけ俺だけ仲間外れ何だよ?!」
「あんたといたって不快なのにどうして一緒に行くのよ?!」
「友達だろ?仲間外れにすんなよ?俺だって友達だろ?!!」
「うるさいなあ…」

”…ソンさんとは…ただのお友達なんですか?”
「ええ友達ですよ?」
”…そうではなくて…ただのお友達なのか、とJust Friend?”
「Of course~!」
”……どうして友達同士でホテルに?!!”
「またどうせヲタ活だろ?」
「…最近~遠くに行かずに~近くのホテルで~
休暇を楽しむというのが流行りなんですよ!…ホテルバカンス的な?」
”だってカミングアウトさせるって!!!言ってましたよね???”
「あれは…」
「…偽の恋人のふりです!
…最近、館長とドンミが恋人のふりされてるじゃないですか!
それにこの子が気に食わなくて、それ言いに行ったのよね?そうでしょ?」

「ええ~本当に気に食わないんですよー」
「…館長さん大丈夫ですか?」
”…私は…誤解を

…申し訳ありませんでした”
「…何だよ?誤解って?」
「………はぁ?!なんて誤解してくれてんのよ?!!!!」

「…世の中に辛くない仕事なんてどこにもないですよ
…まあでも…社内恋愛中なら、辛くはないでしょうけど?」
”…ああ…見たんですか?”
「”シアンは私の道”さんのサイトで見ました
学芸員のお姉さんと撮られた写真
…でも”シアンは私の道”さんはあんな写真を撮るような人じゃないんだけどなあ…おかしいなあ…」

”…絶対にあの写真は送ってないはずなのに”


―「シアンは私の道」さん
おっしゃられた通りのコンセプトで撮った写真を添付して送ります
難しいお願いを聞いてくださり本当にありがとうございます

―削除しますか?
―はい

”…今までのこと全部が私の性的趣向を誤解してたからだったなんて
どうしてそんなことの区別もつかないの私”


―「シアンは私の道」さん、手帳はどんな方法で返せばいいですか?

「…館長!
今日は素敵なところにデートに行かなきゃいけないですね~
ソンさんをこのまま家に帰してしまうのはすご~くもったいな…」
”…会議を始めます”

―勘違いしてたことが恥ずかしいのかな…?

”…ソンさんの考えはどうです?”
”……はい?”
”会議に集中してください”
”すみませんでした”

”…困難であればあるほど、努力する意味がある
私が直接向かいましょう、家の場所は?”
”江原道です”
”江原道…だと今日中には無理だから…
来週の休館日に行ってきます、住所を”
「…館長おひとりで行かれるんですか?

…一人で向かいます
…会議はここまで」

”…何なの?!…誰も勘違いしてだなんてお願いしてないのに!!!
どうして私に当たるわけ?!!!!
いくら恥ずかしくて戸惑ってるとしてもよ?!!!
恋人のふりをしようと提案してきたのもライオンだし、シンディーをインターンとして受け入れたのもライオンじゃない!!!!
…なのに!大人の男が責任取るべき行動をしたんなら最後まで責任を取るべきでしょ?!!!
そう思わない?!!!!”
「…あら~うちのドンミちゃんおしゃべりが上手ね~~!

…でもどうしてそれをライオンに直接言わないで私に言うわけ?」
”…ライオンの顔に書いてあるの
フェンスを超えるな、俺は危険な獣なんだって”
「ねえドンミ?今一番危険なのはライオンじゃないの
私たちの本業よ!」

”…ユン・テハの最後の作品持ってるのお前か?”
「…どちらさまですか」
”Many Peopleはお前だろ?”
「……ライアン?!!!」
”ユン・テハの未公開作品が何なのかお前知ってるのか?”
「私に何も言わないで韓国に行っちゃって、私の電話にも出てくれなくて…
メールも既読がつかないし…なのに今こうして初めて電話してくれた第一声がそんなことなの?!!」
”忙しいんだ答えてくれ
ユン・テハの未公開作品が何なのか…”
「答えるのはそっちが先!
…私に会いたい?」
”…。”
「…私に会いたい?」
”…会いた……切るぞ”

「…

…ちゃんとこの耳で私に会いたいって言ったの聞いたからね!」
”…何考えてんだか”


「一つの部屋で二人が一夜を過ごすのよ
想像力を刺激するようなこと」
”…なるほど…でもどうやって?”

”…ダーリン~ドア開けて~”
”………一人で行くと言ったはずです”
”先生すごく人見知りしなんですよ~…”
”大丈夫ですから”
”館長が大丈夫だとしても先生はどうでしょうか?
…お願いをする立場なので気遣いは必要ではなでしょうか?”

https://www.youtube.com/watch?v=CTkXnVc5PSg
車でドンミがノリノリで聞いてた曲

”…保険会社に任せましょう”
”ですね、それがいいと思います”
”大変でしたよね?”
”いえ、この年で免許も持ってない私が悪いので”
”ここから大分あるみたいだから先生も待ってますし私たちは歩いて向かいましょう”
”はい
…私、大丈夫です”
”着ててください”

https://www.youtube.com/watch?v=dj4pJYGACTE
”…ソンさん?大丈夫ですか?”
”…何でもないです”
”…手伝いましょうか…?”
”…はい”
”…入ります”
”…スカーフに髪の毛が絡まってしまって

…ボタンに髪の毛が………

ありがとうございました、外してくださって(脱がせてくださって)…

…スカーフを”
”…先生は頑固なんですよね?”
”…はい…たぶん”
”もう一度お願いしてみましょう”
”…はい”
”外で待ってます”

”…館長寒いですよね?
…こっちに来てください、私はそっちに行くので”
”大丈夫です”
”明け方はもっと冷えますからこっちに”
”ソンさん、大丈夫ですから!”
”…

…館長”
”…はい”
”…館長が私とソンジュのことを誤解していたこと、聞きました
だからチャ・シアンさんのファンに酷い目に遭わされるんじゃないかって恋人のふりを提案してくれたのも”
”同情で言ったわけじゃありません
同情するようなことでもありませんし”
”理由が何だとしても、感謝してます
館長が思ってるよりもずっとずっと”
”…ソンさん”
”はい?”
”一つ聞いてもいいですか?”
”はい”

https://www.youtube.com/watch?v=pXemyDmcP88
”……写真撮るの好きなんですか?人物写真”
”…ああっ!
これのことですか?…私がこの写真を好きだって言ってたこと覚えてくださってたんですね~”
”……ええ”
”すごく印象的だったんです、普段風景だけを撮っていた方が最後に公開した写真が自分自身の人物写真だったなんて”
”病院に戻る前に最後の挨拶として残したんじゃないですか?題名もグッバイだし”
”先生がつけた題名は「アンニョン」です
英題は自ら付けられたわけではありません
…私はその翻訳が誤訳だって思ってます、いえ絶対にそうです”
”…根拠は?”

”見てみてください、もし本当に「アンニョン」がグッバイという意味で自分自身に対する別れの挨拶だったとしたら先生は絶対にカメラのレンズを見ていたはずです
なぜなら写真家にとってカメラというのは自分自身の分身のような存在だから
…それにもし今まで生きてきた世界への最後の挨拶だったとしたらきっと視線をもっと遠くの下の方に向けていたって思うんです、もしくは横の姿に視線が向くようにしたとか”
”「アンニョン」がグッバイではなく初めて出会った世界
これから向かう世界に向けたものだとしたら?”
”私もその可能性を考えてみたんですけど、だとしたらきっと視線を空を向けていたんじゃないかなって”
”じゃあソンさんの仮説は?”
”カメラの前に誰かがいるんです
この眼差しは別れの悲しみや死を前にした人の眼差しじゃない
愛する人を見ているんです
…残したかったんです、その人を見ている眼差しを、その人に伝えたい挨拶を
「アンニョン?僕はここにいるよ。僕はいつだってここで君を見ているよ、アンニョン」”
”…アンニョン?

…。”
”…ただの私の仮説です!

…お疲れですよね?ゆっくり休んでくだ…”
”…ええ!”

”…お疲れさまでした
外泊までさせるつもりじゃなかったんですが”
”…外泊できてうれしかったです!!”
”…はい?”
”いえ…そういう…意味ではなくて…
…ヒョジンさんのことでです、ヒョジンさんが私たちのことを疑いの目で見ていて監視されていたので
…実はだから今回のことも、もっと恋愛している雰囲気を出そうかと思って”
”…わかりました、じゃあキム・ヒョジンさんのこともっと完璧に騙しましょう”

”…ラテさん、「シアンは私の道」へようこそ~~!”


―ラテさん、「シアンは私の道」へようこそ~~!

”…お会いできて光栄です、ソン・ドンミさん”

6話 セリフ日本語訳

―明日の午前11時特別展の会議があります 学芸員ソン・ドンミ


―「シアンは私の道」さん、手帳はどうやって返したらいいですか?
―こちらからまたご連絡差し上げます

”…あれが全部同一人物だった?

…よし、入会してやろう

…ライアン…ナ・ヒヨン…

…俺が絶対に使わないハンドルネーム
…ラテ!

…いつ沼落ちしましたか?

…落ちた?

…仁川国際空港で下敷きされました”
”…下敷きにされた?
…何それ羨ましい~~!

…あれは沼落ちじゃなくてただの事故……”

―”…ボタンに髪の毛が………”
―”「アンニョン?僕はここにいるよ。僕はいつだってここで君を見ているよ、アンニョン」”
―”…アンニョン?”

”…あ~熱い!
…もう熱帯夜来ちゃったのかな~

…お願いだから頭の中から消えてよ…どうにかなっちゃいそう…”

”…出張になんて着いて行くんじゃなかった、全然眠れなかったじゃない”
”…ソンさん?”
”…館長!!おはようございます!”

第6話
「沼落ち₍事故₎多発地帯です」

”…何よ?”
「ライオンとの出張1泊2日だったって」
”だから何?”
「何もなかったのか?」
”何もって?”
「男女が1泊2日だなんて…」
”ちょっと!うちの館長のことなんだと思ってんのよ?!!
うちの館長はね、そんな人じゃないんだから
…さっきもね、バイクが館長の車の後ろからぶつかって来たの
なのにね、これからは運転に気を付けるんだぞってまずは病院にって送っていったの”
「いつからライオンに対する評価がそんなに高くなったんだよ?!!」
「…で?本当に二人は何にもなかったの?!!!」
”うん”
「…残念

…で、一体ジュヒョクはいつ来るのよ?!!!」
”だからジュヒョクは病院に行ったって言ったじゃない?”
「「えっ?!」」
”だからさっき話したじゃない、バイクが館長の車にぶつかって来たって

…あれ?私、ジュヒョクのバイクだって言わなかったっけ?”
「えっ?!!!!」

”…ライアン・ゴールド
…ライアン…どうしてあなたはライアン・ゴールドなの?”
「…ゲシュタルト崩壊だよ!!!!」
”…ビックリした!”
「…見たんですよね?ゲシュタルト崩壊の動画
ずっとライアン…ライアン…って同じ単語を見ているとその単語がその単語に見えなくなってくる…今、ライアンって名前がライアンに見えなくなってますよね?!」
”…そうじゃなくて

…ところでどうしたの?徹夜?”

―この掲示板は、優秀会員以上が閲覧できます。レベルアップテストに合格してください

”…テスト?!!”


―手帳は以下の郵便局私書箱へお願いします


―とても忙しくしばらく郵便局には行けそうにありません。お急ぎでしたら直接取りに来てください!

”…キムさん?”
”……館長!そんなにお忙しいんですか?”
”どうして急に?”
”…今日は…お忙しいですよね?
朝から交通事故で病院にまで送って来られて”
”…ですね!今日に限ってとても忙しい”

”…なので…私がお手伝いできることがあればすぐにおっしゃってくださいね
…例えば銀行に行かなきゃいけないとか、個人的なお使いとか?
…もしくは郵便局に行かなきゃいけないとか?”
”…あっそうでした!郵便局に行かなきゃいけない用事がありました”
”そうなんですか?!では私が行ってきますね!!!”
”☎……チャ・シアンさん!”
”…チャ…シアン…さん?!!”
”…ええ、今日チャ・シアンさんが美術館に来るそうなんです”
”今ですか?!!”
”そうみたいです
…ソンさん郵便局にはいつ…?”
”…あっ、この仕事終わらせてからですよね~?
また今度にしますね!”

”…もしかしたら主席学芸員が出席しなきゃいけない会議なのではないかなと思いまして

…では失礼します”

「もしよかったらこの後飲み会なんですがシアンさんも一緒にいかがですか?」
「…飲み会僕も参加していいんですか?」
”…ダメですよ!”

「…お二人はいつからお付き合いしてるんですか?」
「僕もそれずっと気になってました!」
「どっちが先に好きになったんですか?!」
”あのね、会食の席も勤務の延長だから公私はきっちり…”
「ソン先輩、お酒がマズくなるじゃなですか~」
「館長~教えてくださいよ~社内恋愛の秘訣~!!」
”ソンさんが話しますか?私が話しますか?”
”…私たちが最初に出会ったのは確か中国のオークション会場でしたよね?”
「…美術館で会ったのが初めてじゃなかったんですね~!」
”その時に私が…”
”…欲しいって言ったんです”
「はい?!」
”ソンさんが”

―”繊細な線に調和のとれた目鼻立ち、完璧なバランス…印象的な作品ですね……欲しい”

”…私がですか?!”
”…違うんですか?”
”……ええ、まあ?私が…そう言ったんです”
「ソンさん大胆なんですね!」
”そのあと韓国に帰って来て再会したのが…ホテルだったかな?
…私の部屋に来たがるんだ”
”…館長!?”
”…断ったんだが、美術館でまた再会して”
「…だから解雇したんですね!!!」
”そのくせ後悔したのかカフェまで訪ねてきたの
ごめんな、会いたかった、許してくれ~~って!”

―”…つまり絶対に戻ってこないと?”
―”…ええ、戻りません”

”わんわん泣いて私に謝ってくるんだも~ん!”
”…かと思ったら!ソンさんは私を家に帰してくれないんだよ!?…一晩中”
「一晩中ですか?!!」
”何言い出すんですか?館長!?”
”あの夜、俺のこと家に帰らさせてくれなかったろ?手だけ繋いで寝るからって”
「ホントなんですか?!」
”……うん…私そういうとこあって…”
「じゃあチャ・シアンとのスキャンダルの時は?
どうしてすぐに言わなかったんですか?」
「否定してすぐに職員同士で付き合ってるだなんて言えるわけないじゃない
分かりますよ、私たちはその気持ち」
”…ありがとう”

”館長は飲まなくてもいいですよ”
”飲みますけど?”
「彼氏のこと心配してるんですか~?」
”そうじゃなくて、社長はコーヒー苦手だから”
”お酒は強い方なので”

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