三菱自慢のSUV・パジェロには十分な剛性とたくましさが込められている
三菱パジェロといえば日本のSUV、いやそんななまぬるいものではなく、まさに「4WD」を代表する名車である。しかし2006年10月の登場以来モデルチェンジはしないし、かつての盟友デリカがアクティブギアで躍進を続けるのにパジェロはなんだか地味になってしまった。2017年の月間販売平均台数90台という超マイナー車種になってしまったが、かつてはテレビ番組でダーツの賞品だった華やかしい時代を担当は忘れてていないぞ。パジェロは現行モデル。三菱が大事にしているネーミングでもある。
売れてない、古い、それでも「よさ」がある? 三菱パジェロに乗ってみた | 自動車情報誌「ベストカー」
初代は、ターボまたはディーゼルエンジンを付け加えている立派なクロスカントリー
1982年に誕生したパジェロの原点は、最大で8人乗ることができターボやディーゼルもある直列4気筒SOHCエンジンが使われ、駆動方式は悪路でも大丈夫な4WDとなっていて、前後で異なるサスペンションが用いられた。その後も惜しむことなく改良が続けられ、欧州向けや特別限定車も登場して1990年に終了した。
三菱車と旧車好きな人〄いんぺー@pajero_v63500
玉置神社@TAMAstep1982
安定性や動力性能がさらに向上した2代目は、オールホイールコントロール理念を採用
すぐに2代目となったパジェロは、室内空間や動力性能の向上だけではなく、4WDをスーパーセレクト4WDに強くして安全面にも十分な配慮を加えた。もちろんボディは前回と同じラダーフレームだが、エンジンはV型6気筒SOHC12バルブまたは直列4気筒SOHCインタークーラーが搭載され、新たにディーゼルターボも加わって最高出力が140psを達成できた。それでもマイナーチェンジを止めることなく、日本では1999年まで、海外では2002年まで展開した。
松@write4_oneself
念願の二代目パジェロ V46WG
ハゲ散らかしてお肌がボロボロなのでこれから綺麗にしていきます。
よろしくお願いします。 pic.twitter.com/Z4rQ2nfcWc
軽量化と低重心を図ってより安定した走りを実現させた3代目
3代目にたどり着いた時は、モノコックを採用して軽量化と低い重心を狙い、今までよりも優れた乗り心地と安定した操縦を両立させた。肝心のエンジンはV型6気筒DOHC24バルブ、V型6気筒SOHC24バルブで、ディーゼルからガソリンに変更となった。剛性も高くなり、自動車市場で有利となるようにとにかく全体をパワーアップさせたことが素晴らしい。
N’emesis/Exceed GSR-VR@nemesis_V93W_RS
レパード アルティマターボ@LEOPARD_ultimat
このパジェロのシャーシは、先々代や先代型で採用していたラダーフレームからラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディ(モノコックボディにラダーフレームを熔接した形)へ変更になりました。 pic.twitter.com/OZdbPKDbhl
現在まで続いている4代目は、幾度も改良を加えて特別仕様車をたくさん輩出した
4代目になっても先代から受け継がれている独自の力強い走りは変わらないが、新しい技術も取り入れている。ボディカラーは1色だけではなく2色使ったものもあり、5人乗れるショートボディや7人乗れるロングボディが登場し、よりボディの剛性を強くした。トランスミッションは4速や5速があるトルコン式ATで、エンジンは前回と同じ3L SOHC V6と3.8L SOHC V6だった。滑りやすい路面や咄嗟の急ハンドルに備えたアクティブスタビリティコントロール、勾配がきつい坂でありがたいブレーキ・アクティブスタビリティ&トラクションコントロールが追加されて、燃費基準も達成できたので、10数年経った今でも、三菱の立派な誇りとして存在し、多くの人から頼られている。
世界びっくりカーチェイス2@mst_hide
www2.famille.ne.jp/~mst-hide/inde… pic.twitter.com/TusaXfCh7F
モータースポーツにも積極的に参加して、名誉ある優勝を何回も収めた実績を持つ
これまで紹介してきたパジェロは、独自の力強い走りを見せつけるために国内や国内のモータースポーツにも積極的に参加して、ありとあらゆる優勝の回数を収めた。もちろんボディやエンジンもレース仕様に改装され、コースを走っている姿は十分に勇ましく、他の車を圧倒させたとCOBBY。
ランダーズ@landersV98W
これもパジェロならではの遊びが出来るので楽しいですよ。 pic.twitter.com/DDAcvuOoCq
N’emesis/Exceed GSR-VR@nemesis_V93W_RS
三菱パジェロエボリューション MPR13
レーシングカーというかラリーカーだけど
パジェロのラリーカーは他にも好きなのいっぱいあるけど、現時点で「最後」のパリダカのワークスパジェロってのもあって特に思い入れがありますね。 pic.twitter.com/FW3wVI2qBM
パジェロを一回り小さくしたような軽自動車・パジェロミニも健在
本来のパジェロを小さめの軽自動車にしたパジェロミニは、普通車のパジェロを運転するのはちょっと不安という人に向けて生産した、パジェロの弟分とも言える車だ。例え軽自動車になっても1気筒5バルブの直列4気筒DOHC20バルブエンジンを搭載する、4WD及び力強い印象のエクステリアを一切変えない方針を守り、高い安全性と安定性を実現した。さらに初代は従来のものだけではなく、誕生を記念したり冬道を走行するのにありがたいいくつもの特別仕様車を作り、2代目はエンジンを強くしたことを始め、衝突時のエネルギーを緩和するクラッシャブルボディ構造や、ブレーキアシスト機構などで安定した運転を可能にしたおかげで、衝突安全総合評価で一番となっていた。その後も休むことなくどんどんと進歩していき、2012年に生産を終了した。
個性的なフロントグリルを何種類も揃えたパジェロジュニアも劣らないSUVである
パジェロミニに続いて登場したのが、小型だけどSUVの性能を持つパジェロジュニアだ。もちろん4WDやSOHC16バルブエンジンを搭載して、5速MTと3速ATのトランスミッションが用いられ、本来のパジェロに劣らない安全強化も加わっているが、1代のみで2000年に販売終了した。
偏見で車を語るbot@henken_car
小型SUVの役割を十分に果たしているパジェロイオもなかなか精悍なデザイン
先ほど紹介したパジェロジュニアは、1998年に登場したパジェロイオに受け継がれた。シャーシやンpディを1から設計して最初は後輪駆動もあったが全て4WDに統一され、1.8L DOHC GDIターボエンジンが加わったものも登場した。ちなみにこれまでのパジェロシリーズの販売累計台数を見てみると、120万台を突破することができた。
個性的な車を偏見で語るbot@kuroiroSURFbot
好き勝手に車を語るアカウント@talking_car
パジェロより小さくパジェロミニより大きいジャストサイズのパジェロ。スクエアなボディは見切りが良く街乗りにも最適。悪評高いGDI仕様が有名だが普通のエンジン仕様もあります。海外仕様の顔もカッコイイ pic.twitter.com/MMZuzPAEyq