<閲覧注意>本当にあった怖い話「メールの指示」「病院勤務の怖い体験談」「指輪の行方」

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<閲覧注意>本当にあった怖い話「メールの指示」「病院勤務の怖い体験談」「指輪の行方」についてまとめました。

メールの指示

空気読まずに去年の実体験を書きます

去年の3月の事、俺は高校を卒業し大学へ通うようになるまでの数週間、暇をもてあまして
ひたすら遊び歩いていた。
そんなある日の夕方、友人(A)から「暇だからドライブ行こうぜ!」という電話がかかってきた。
俺は「野郎2人で夜中にドライブとかアホかwwww」と答えると、Aはまあいいから
とりあえず来いと言う。
断ってもどちらにしろする事が無い俺は、とりあえずAとの待ち合わせ場所に向かう事にした。

待ち合わせの場所に着くと、Aが親から借りたらしい車に乗っていたのだが、なんとAは一人
ではなく車内に女の子が2人いる。
2人ともどこかで見た事があるなとおもったら、俺達と同じ高校の隣のクラスの生徒だった。
事情を聞くと、Aがだめもとでメールして誘ったら意外な事にあっさりドライブへ行くのを
おkしてくれたらしい。

(女の子2人は、仮にB美とC子としておく)

4人でとりあえずファミレスでちょっと早めの飯を食い、どこへ行くかという話になったのだが。
こんな田舎に遊びにいけるような場所も無く、意味もなく「海を見に行こう」という話になった。
車を走らせ車内でわいわいやっていると、C子が自分の携帯をみながら半笑いで「ちょっとやめてよー、
誰こういうことするの」と言いながら自分の携帯画面を見せてきた。
そこにはメール画面が映し出されており、

「ぅ繧¶ソ√次の信号のある交差点を右?¶???≫? ̄?μ??¢??・!!!」

と、文字化けした記号の中に文章がある。
差出人を見ると「通知不能」と表示されておりわけがわからない。
俺はメールなんてしていないし、Aは運転中でできるわけがない、B美はそもそもC子の
隣に座っていたのでメールをすればすぐに解る。

が、当時の俺はそこまで頭が回らず、誰かが悪戯したんだろうと思い「面白そうだから
指示どうりにしてみね?」とふざけ半分に提案した。
(多分このとき、みんながみんな「3人のうち誰かが悪戯しているんだろうと思っていたのだろう)
するとAもB美もC子も面白そうだからと同意した。

Uターンして来た道を戻り、メールがあった地点の交差点を曲がってみた。
そのまま道なりに進みながら、俺達は「誰だよーw」などと笑いながら“犯人探し”をしていた
のだが、5分ほどするとまたC子の携帯が鳴りメールが届いた。

そこにはやはり通知不能の差出人で

「ケΤ鏤ア次の信号を左、縺・励さ繝¶そのまま直進∵悽代阪k縺ョ」

と書かれている。
そしてさっきと同じように指示通り進んだ。

暫らく進むと、B美がおもしろ半分に「○○君(俺)が犯人じゃないのー?」と、俺を疑い出した。
たしかに、C子とB美は後部座席で隣り合って座っているのでメールするのを見逃すとも思えない、
Aは運転中なのでメールするのは無理そうだし、前を向いているので俺が見えない。
助手席にいる俺は3人の死角にいることになる、たしかに一番疑われて当然かもしれない。
当然俺はやっていない、そもそもC子のメアドを知らないのにできるわけがない。俺は「いやちがうってwほんと俺じゃねーし」
と弁解し、「じゃあ全員携帯を見える場所に出そうぜ、それでメールが来るかどうか確認しよう」「まあ俺達以外の外部の
誰かが悪戯でやってたとしたらそれでもメール来るがなー」と提案した。
誰が犯人であれ、これで少なくとも外部のやつか3人のうち誰かかは解るはずと、その時の俺は思った。

全員がドリンクホルダーのところに携帯を置き、暫らく車を進めていると…、メールは来た。
しかし、今度はC子ではなくAの携帯にだった。
そこには

「∋縺′○○書店の怜#喧/交差点を左?/」

やけに指示が具体的だ…
が、俺は皆に俺の予想を説明した。
「これ、俺達の知り合いの誰かが悪戯でやってるんだよ、その場にはいなくても、ルートを
指定していたのはこのメールなんだし、どこを曲がれば次に何があるかなんて解ってて当然だろ?」と。
そして「こうなったら最終的にどこにつくのか確認してやろうぜwww」と、女の子の手前強がって
みせた。
Aも「だよなーw」とノリノリで答えたし、B美とC子も「でも怖いー」とか言いながらもノリノリだった。
しかし、当時の俺は気付かなかったが、この説には致命的な欠陥がある。

そもそも「最初のメール時にどこを走っていたのか」が解る訳が無いので、遠隔地から具体的指示
など出せる訳がないのだ。
しかも、実は最初にメールが来てから交差点をいくつか通り過ぎていたので、一応Uターンして
メールが来た場所らしい交差点まで戻って曲がったのだが、うろ覚えなのでそこが本当に指示通り
の交差点だったかどうかわからず、完全に指示通りきていたかどうかも怪しい。

自説の欠陥に気付くこともなく、その後も俺達はメールの指示通りに進み、とうとう人気も明かりも無い
山道へと入っていってしまった。
途中、トイレ休憩ということでドライブインに寄った時、俺はAにこっそりとこう聞いてみた。
「で、誰にメールするよう指示したんだ?」と。

俺はAが“そういう演出”をしているんだと思っていたわけだ。
するとAは、「いや、俺じゃねーし、お前が誰かにやらせてるんじゃなかったのか?」と言ってきた。
結局、どっちも犯人ではない事がわかり、じゃあB美かC子が誰かに指示してるんだなという結論に
なったので、後で聞いてみる事にした。
車に戻り2人に事情を話したのだが、2人とも俺かAが指示していたのだと思っていたという。
嘘をついている様子もないし、むしろ俺達が犯人じゃない事に驚いているようだった。

なんとなくそれで車内の空気が微妙になってしまったのだが、気を使ったAが「まあゴールして
みれば解るだろうし進もうぜ!」とみんなを励まし?た。

それからも人気の無い山道を差出人不明の怪しいメールの指示通り進んでいると、今度は
俺の携帯にールが来た

「ぅ繧¶次のY字路を左鞁臣?」

道を進んでいくとたしかにY字路はあった。
が、俺達は進むのを躊躇して車を止めた。
指定された道は舗装もされていない真っ暗な林道で、道幅も狭く一度入ればUターンすることすら
できなさそうだ。
しかも、正規の道ではないのかカーナビにも道が写っていない。
ついでにその道の入り口の脇には上半身部分が欠けてなくなった道祖神のような石像があり、
更に不気味さを演出している。

B美が不安そうに「…ほんとに進むの?」と聞いてきた。
俺も流石に不安になり「これはちょっと…ヤバくね?」と言った直後、突然Aが車を発進させ
問題の横道へと車を進めていく。
俺は慌てて「おいA!ちょっと待てって!いちど車止めろよ!」と肩をゆすったのだが、
Aはそれを気にもせずどんどん脇道へと入っていく。
B美もC子も軽くパニックになり、「ちょっとふざけるのはやめて!」と怒り気味に言っている。

俺はAの顔を覗き込んだのだが、Aの様子が何かおかしい。
目はうつろで表情もなく、これだけ周囲で大騒ぎしているのにそのことを気にする様子すらない。
何かがおかしい、そう思った俺は咄嗟に体を乗り出し、クラクションを押しながらおもいっきりサイドブレーキ
を引っ張った。

車がガクンと揺れて止まり、ビーーー!というけたたましいクラクションの音が真っ暗な山道に鳴り響いた。
すると、Aが突然「うおっ?」と言い、正気に戻った?のかあたりをキョロキョロしながら「ちょ…なんでこの道
に入ってんの?????」と言い出した。

車は舗装された道から20mほど進んだところで止まっている。
俺とB美とC子は、Aに何考えているんだと、悪ふざけにもほどがあると言ったのだが、A本人は自分が
車を動かしたという自覚すら無いのか、「えっ?…えっ?…どうなってんの?」ときょとんとした顔で
言っていて会話が全くかみ合わない。

するとその時、まだドリンクホルダーのところに置きっ放しだった全員の携帯が一斉に鳴り出した。
各々が携帯を確認すると全員同じ文章のメールが届いていた。

「¶???そのまま披 ケΤちょくしん、いそげ縺ッ縺・・」

4人でメールを確認し合い沈黙していると、C子が「これ…どうなってんの…」と頭を抱えて泣き出してしまった。
B美は耐えているようだが明らかに涙声だ。
するとまた全員の携帯に一斉にメールが来た

「k縺ョ・溘こっちにこい、∪縺・!!はやくしろ」

もう何がなんだか解らなくなったおれは、Aに「とりあえずもと来た道に戻ろう」と言った。
Aも「だよな、なんかこれは流石にやべーよ」と車をバックさせようとしたのだが、ガリガリガリ!ギィィと音がして
クラッチを踏まずにギアを入れようとしたような、変な音がするばかりで一向に車が後ろに進まない。
Aが「あれ?おかしいな、どうなってんだ???」と不安そうな顔で必死でシフトレバーをバックに入れようとしている
のだが、どうしてもシフトレバーがバックに入らないらしい。

そうこうしていると、かすかに曲がりくねった道の先から何か音が聞こえてきた。
俺はAにちょっと静かにしてみてくれ、と言って窓を開けて耳をすましたのだが、確かに何か聞こえる。
遠すぎてはっきりとしないが、微かに

シャン…シャン…

と鈴を鳴らすような音と、複数の人が枯葉を踏んで歩く音が聞こえてきた。
何かがこっちに近付いてきている?

B美が俺に「どうしたの?何か聞こえるの?」と不安そうに聞いてきた。
俺は「解らないけど、何か鈴の音みたいなのと足音みたいなのが聞こえてくる」と正直に答えた。
隠すと逆に余計に不安にしてしまうんじゃないかと思ったからだ。
B美はそのままそれ以上追求せず、まだ泣いているC子を慰めていた。

俺はもう一度Aに「まだバックできそうにない?」と聞いた。
Aは「無知っぽい、どうなってんだよ…」と答えた。

この時、3人からは解らなかったようだが、俺は完全パニック状態になってしまっていた。
そして、何を思ったのか「音の正体を確かめてくる」と言って、3人の制止を全く聞かずに1人で
車を降りて走り出した。
パニックになると人は意味不明の行動を取る時があるというけれど、この時の俺はまさに
それだった。

暫らく真っ暗な道を走っていると、鈴の音と足音が大きくなってきた。
そして、更に進むと10mくらい先に人影が見えてきた。
俺は「なんだ、人じゃん」と思い、声をかけようとしたが踏みとどまった。
理由は解らない、解らないのだが、その人影を見たときに異常に背筋が寒くなると言うか、
今まで感じた事の無いような悪寒と恐怖心を感じたからだった。
“それ”は白っぽい服を着た集団で棒のようなものの先に沢山の鈴が付いたものを持っていて、
それが歩くたびに鳴っているらしい。
人数は10人くらい。

ただそれだけなのだが、俺は“それ”を見たときに「あれはヤバイ」「近付いてはいけない」
「早く逃げないと」と心の底から感じていた。
今から考えると、外見上の何かからそう感じたのではなく、その集団の雰囲気とういうか
気配と言うか、そういうものが俺にそう感じさせていたんだと思う。
理屈じゃない。
とにかく俺は「ここから早く逃げないと」と後ろを振り返ると全力で来た道を走り出した。
車まで戻ると、俺はAに「シフトをニュートラルに入れて外にでて俺と一緒に車を押せ!」B美には「運転席に乗って
ハンドル持っててくれ!」「理由は後で話すから2人とも早くしてくれ!」と錯乱気味に言うと、
俺もAと一緒に車を押した。

AとB美は、あとから聞くと俺の物凄い取り乱した状態に圧されて理由を聞く余裕なんて
無かったらしい。

車がゆっくりと動き出した、後ろからは鈴の音が徐々に近付いてくる。
鈴の音が近付くたびに、俺はどんどん焦ってきて「もっと押せ、早く!」と怒鳴り声をあげていた。

車が10mくらい進んだ頃、車内からC子の悲鳴とB美の「何か良く解らないけど早くして!」という
絶叫が聞こえてきた。
どうも車の中に置きっ放しの俺達の携帯がさっきからずーっと鳴りっ放しでメールを受信し
続けているらしい。

更に車を押し続けもう少しでもと来た道に出る所まで来た時、クラクションが大き鳴らされた。
俺とAがふと運転席のほうを見ると、B美がボロボロと涙を流しながら道の奥のほうを必死で
指差している。
俺とAが後ろを振り返ると、さっきの“それ”がもうすぐ側まで来ていた。
距離としては7~8mくらいだろうか。
全身の毛が総毛立つとはこの事を言うのだと思う、俺もAもB美もC子も今まで感じた事の
無いような恐怖心を感じていた。

俺とAは汗だくになりながら全力で車をもと来た道に押し出すと、大急ぎで後ろを振り返ること
も無く車に乗り込んだ。
そして、B美がそのまま物凄い勢いて車を走らせその場から逃げ出した。

車はさっき寄ったドライブインにたどり着いた。
俺もAもB美もC子も何かが吹っ切れてしまったように放心状態で車内で黙り込んでいた。
ふと俺は自分の携帯が目に留まり画面を見てみた。
メールが37件も溜まっている。
中身を見てみると全てあの文字化けしたメールだった。
そして、最後のメールにはこう書かれていた。

「ゆるさア#・障/ない」

背筋がまた寒くなった。
俺は3人にメールの内容を見ないでそのまま消すように言うと、朝になったら近くの神社で
お払いしてもらおうと提案した。
その後、街中に戻りファミレスで朝まで時間をつぶし、俺達は近くの神社で御払いをして
もらった。
結局あの集団の正体はわからない、そもそもなぜあんなメールが来たのか、何故俺達
なのか、あの集団が俺達に何をしようとしたのか全てが何もわからない。
お払いのとき全ての事情をありのままに話したのだが、神社の神主さんも、こんな話は
聞いた事が無いと首を捻っていた。
ただ、お払いが効いたのかその後俺達には何も起きていない。

以上です。
長々とお付き合いありがとう御座いました。
終わり
メールの指示

病院勤務の体験談

病院の心霊現象という話をよく聞くけれども、
自分では1回しかそれらしきことは体験していません。
自分が零感なのか、どうなのか、その辺はわかりかねますが…。
少なくともオカルトチックな話が好きな医師はおりますが
自分がそういうものが見えるとかいう人には会ったことないですね。

今勤めている病院は歴史が古い方で、先の大戦中には陸軍関係者がよく入院していたとか。
そのため、ゲートルを巻いた兵隊さんの幽霊が出るらしいです。
『らしい』というのも、なにせ、勤めて5年目で初めて知りましたから。

たまたま入院していた世間話の好きそうなご婦人に聞かされました。
『ええ、実は見たんですよ』系の話を期待されていたようですが、
本当に知らなくて彼女をがっかりさせてしまいましたが、しかたありませんよね。
病気を治すだけで満足してくださいとしか言いようがありません。

病院で寝ると金縛りや幻聴が多いのは確かです。
突然ズキズキ頭が痛い感じがして意識が遠のきそのまま深く眠りこむこともあります。
しかし、週に10回当直していれば、過労で寝起きに変な感覚にもなるでしょうw

そもそも、金縛りになるような時はソファーで体を縮めて仮眠していたり、
患者さんのモニターや壁一枚向こうのナースステーションの話が聞こえる状態だったりと
明らかにおかしな状況で寝ていますしね。
心霊より自分の健康という意味で洒落にならない。

病院自体もだいぶ建物が昔とは建て替えられています。
第二次世界大戦中から現存する唯一の建物には、現在病室は一つもなく、
更衣室や私たちの医局があります。特に、我らが医局はその中でも最下層なので半地下状態。

オカルト好きの某ナースからは
「あんな廊下が真っ白になるほど霊の立ち込めたところに良く入れますね!」とか
言いたい放題に言われてますが、別に喘息にも肺炎にもならない分、
禁止されてるはずの紫煙の立ち込めた看護師休憩室よりはましなんじゃないですかね。
愚痴になってしまい申し訳ありません。

くだんの患者さんに日本兵の霊が出る話を聞いてふと思い出したのは、ある当直明けの午後の事。
ほとんど寝れない夜間救急勤務後でも帰ることなど許されません、少なくともうちの病院は。
(うちだけでもないと思います、とんだブラック業界だ…)

幸い手術も外来もなく、病棟の患者さんも全員落ち着いていたため、
医局で調べ物をしながら疲労の余りそのまま突っ伏して寝てしまいました。
正確にいえばそれこそ金縛りに近く、体は突っ伏したまま動けないけれど頭は半分起きている状態。

「ああ、今日も疲れてるな…いつかこのまま死ぬんじゃないかな…」
と思いながら、休憩と割り切って半分うとうとしていました。
しばらくするとコツ…コツ…と固い靴でコンクリートむき出しの床を歩く音がします。
うちの病院では基本的に革靴は内科部長クラス以外ほとんど誰も履きません。

理由は音がするし、ダッシュもできないから。逆に言うと外科系だと部長クラスでも走らされます。
そもそもガタが来たドアが全く軋まなかったのも不思議な話。
誰か入ってきたのにも気がつかずに寝ていたのかと、内心驚きました。
一応起きなければと思うが、体が動かない。
「ああ、サボってるのがばれた…まあいいか…仕事はすませたし」
そう思ってると、誰かが話しているのが聞こえました。

『よく寝てるなあ』『慣れですかね』
聞き覚えのない声の会話。
嫌な感じは受けませんでしたが、すぐ後ろからコツコツ音がする割に、気配を感じません。

足音はすぐ後ろを行ったり来たりしています。
『度胸があるなあ』
『いつ見てもいますねえ』
『肝の据わるに越したことはないが、恥じらいがないのはどうしたものか。嫁に行き遅れはしないだろうか』
黙れおっさん。思わずカチーンと頭に来ましたが、涎が出ているのを自覚してる分何も言えない。

はい、親にも心配されてます。少子化の原因のうちの一人です。わかってるからもう何も言わないで。
痛む心を抱えつつ、そのままぐっと寝込んでしまいました。
『これこれ』と言われながら軽く頭を叩かれてはっと目が覚めたのは2時間後くらい。
余りに感触と声がリアルだったので、思わず口元がべちょべちょのままでキョロキョロしましたが、
やはり周囲は無人。
一応顔を洗って化粧を直して、汚れた本はこっそり引き出しに隠してから病棟に戻りました。

あれが兵隊さんの幽霊X2だとしたら、ドアの音がしなかったのも靴音も納得はできます。
でも、心配してくれるは起してくれるは、幽霊であったとしても、まるで「心霊いい話」。
少なくとも患者さんの言うような身の毛もよだつような体験ではないなあ、と思いました。

前置きが長くなりましたが、本当に洒落にならなかったのはこの後日の話。
医局に泥棒が入るらしい、とうわさが流れるようになったものの、普通に生活していましたが、
ある夜に相変わらず遅くまで仕事をしていると、廊下の方からガタガタいう音が。
え?と思っていると我が医局のオンボロドアを外から誰かがガタガタやる音がするのです。

最近どうやら物騒らしいということで、古い木製のドアに内側から簡単な閂を最近つけていて
一人でいるときにはそれを下すようにしていたのですが、医局員はみな当然知っています。
すりガラスの窓で明かりがもれていますので、中に誰かがいるのは一目瞭然。
ですから事情を知っていれば、声をかけてあけるように頼めばいいだけの話。

不審に思ってドアの近くまで寄った瞬間。
ガタガタガタガタガタガタ!!!!と激しい音と衝撃。
ドアの閂はもう外れそうなほどで、特に向こうがぐっと押した瞬間は少し隙間が空きます。
とっさにまずい!と思い、内側からほぼ体当たりするようにドアを押し返します。

ドアの向こうからはおそらく2人ほどの男の話声。
言葉からして外国人、それもおそらく2ちゃんねるで比較的嫌われている某隣国人と推察されました。
ますますまずい。あれほど冷や汗が出たことは覚えがありません。
ガッガッガッガッと、おそらく蹴っているのでしょう、ドアの下の方がきしみ、一瞬板が浮きます。
持ってくれ、戦前からの木板とか悪口言って悪かった、頼むから折れないでくれ。
もう、ありとあらゆるものに心の中でお願いしました。

定番の神様仏様。
忙しくて余りお墓参りできていないご先祖様に、まだピンピンしている田舎の祖父母4人。
小言が嫌なのと本当に忙しいので余り帰省していない両親。
この間出てきたおせっかいやきな兵隊さんの幽霊(推定)。
天国にいるはずの看取ったペット達。

祈りが聞いたのか廊下の音はひとまず落ち着いたのですが、今度は後ろから声が聞こえます。
廊下からも返事をするように声が。思わずぎょっとしました。
つまり、半地下の私の部屋を挟んで男たちが外国語で会話しているのです。
そして、バリーン!と大きな音を立ててガラスが割れました。

もう駄目だ…と半分覚悟を決めたのですが、奇跡的に助かりました。
というのも、その窓を半分ふさぐ形で大きな書棚があったのです。
吹っ飛んできた本が頭に直撃して涙目になり、
後からそこは見事なたんこぶとなって10円ハゲができましたけれど。
すぐさま侵入できなかったことと、思ったより大きな音がしたことで、向こうも慌てたのでしょう。
そのまま大声で話をしてバタバタと立ち去りました。
私はドアに寄りかかったまま、しばらくへたり込んで動けなかったです。

そのあとは通報して大騒ぎになりましたが、廊下に出た瞬間が一番洒落になりませんでした。
たぶん慌てて置いていったズックから少し中が見えていたのですが、
定番の「バールのようなもの」はじめ、「金づちらしきもの」や、
むしろ包丁なんじゃないかと思うようなサイズの「ナイフらしきもの」が見えてましたので…。

ドアを開けてそれを見た瞬間、それこそすぐドアを閉めて立てこもり、半泣きで電話しました。
ほんとあれは死ぬほど洒落にならなかった。
あの時ドアが空いていたら、あるいは本棚の位置が少しずれていたら、
本当に死んでたかもしれませんしね。
それ以来、医局がトラウマになって、今は周囲の好意で更衣室に全部荷物を運び込んでいます。
ちなみに今でもたまにうとうとしてしまうことがありますが、不思議と金縛りはなくなりました。

以上、長くなりましたが、幽霊よりも生きてる人間が洒落になりませんよというお話。
予想外に長くなって申し訳ありませんがこれで終わりです。
病院勤務の怖い体験

指輪の行方

大学時代にサークルの先輩から聞いた、当時高校生だった先輩の友達が体験した話です。
その先輩は高校時代は部活には入っておらず同好会として
放課後十数人でサークルのような活動をしていました。
同好会の名の通り部活ではないので部費というものが我当てられるはずも無く
部長もしくはそれに近い立場の人間一人もしくは二人が毎年夏休みに、
形だけのいわば顧問の先生の知り合いがやっているペンションで住み込みで
2週間程バイトをして同好会の部費に当たるお金を稼ぐのが
代々受け継がれている言わばしきたりのようなものでした。
先輩(仮にA先輩とします)が3年になったときにその友達が部長になり
部長の彼(Bさん)が夏休みにペンションにバイトに行く事になったそうです。

ペンションに着いたBさんは早速顧問の先生の知り合いのペンションオーナーと面通しすると
施設の部屋数や施設、仕事の内容などの説明を受けました。
長期休暇という言わばペンションにとって稼ぎ時なだけに
仕事量の多さに絶句しながらもふとペンションの見取り図を片手にペンションの中を案内してもらうと
ふと疑問に思う出来事にあいました。かきいれどきで満室が続いているにもかかわらず、2階の2-2号室の
扉に使用厳禁と書かれた張り紙がされてその部屋だけ使われていないのでした。
その件に関してオーナーに尋ねると、「あぁ、ここはエアコンが故障しててね、去年から使って無いんだよ」
と一言、‥去年までは?とさらに疑問に感じ詳しく聞き返すと、「‥‥いや、ちょっとな‥‥。」
と怪訝な表情でオーナーは言いました。

ちょうど休憩時間になりBさんは他の従業員の人たちにこの事に関して問いただして見ることにしました。
「ココってもしかして幽霊がでる開かずの間ですか?(笑)」とBさんが尋ねるとと
それまで談笑していた従業員達の顔が一気にくもりその場はシーンとなってしまいました。
Bさんが「もしかしてやばい事聞いちゃいました‥か?」と言うとBさんの隣に座っていた男の従業員が
おもむろに口を開きました。「‥‥実は、そうなんだよね‥‥‥‥」
その従業員の話によると、ちょうど去年の今頃まではその部屋は普通に使われていたそうです。
このペンションは予約制なんですがちょうど去年の今頃、旅行系の雑誌のフリーライターをやっている女性が
アポ無しでペンションにやってきたそうです、本来なら予約していない客は泊めない事にしていたオーナーでしたが、
このお客に関しては旅行系雑誌のフリーライターという事でもしかしたら宣伝になると思い、
ちょうど空いていた2階の2-2号室に止まってもらう事にしたのでした。

料理にもいつも以上に手をかけいざ食事の時間になり2-2号室の女性客を呼びに行ったオーナーの奥さんは
とんでもない物を見てしました。浴室のドアノブに紐をくくりつけて首を吊っている女性の死体でした。
部屋の中には遺書があり、プロポーズしてもらった男性に裏切られた事を悩んでの自殺という事でした。
それ以降この部屋に泊まった客からは、エアコンやテレビがいきなり止まったり勝手に付いたり
夜中に風呂場から女性の泣くような声が聞こえたり風呂場のドアが勝手に開いたりというふうに
怪奇現象のようなものが起こるとのクレームがあり、事件後まもなく封鎖して去年から開かずの間として
封印していたという事です。

Bさんは霊現象やそのたぐいは一切信じないタイプでした。その話を聞いたBさんは、バイトの2週間の期間
その部屋に自分を泊まらせてくれとオーナーに申し出ました。本来なら従業員専用の相部屋に2週間泊まる予定だったので
本来なら一般客に開放する部屋だけに従業員部屋とは雲泥の差なうえに自分がそこに泊まって
何も起きなければこれから普通にこの部屋を開放できて売り上げにも貢献できると考えたのでした。
オーナーは渋りながらも、去年から一年たっているしとりあえずOKを出す事にしました。
Bさんは大喜びで2-2号室に荷物を移動しました。しかしそれを怪訝な表情で見るオーナーの杞憂も無駄に終わりました。
Bさんはバイト期間の2週間を何事も無く過ごしてしまったのでした。
そう‥バイトの期間の2週間までは‥‥

バイトを終え、予想以上の働きでかきいれどきに多大な貢献をしたBさんはオーナーから臨時手当をもらうと
上機嫌で下宿している寮へ帰っていきました。
翌日の朝ふと携帯の呼び出し音で目覚めたBさんは携帯に出ました。
B「はいもしもし‥」「‥‥‥はど‥こ‥‥」 B「‥え?もしもし?誰?」「‥ぃわは‥どこ?」‥ガチャッ‥ツーツーツー‥‥‥
間違い電話か?と思い気にも留めずBさんは下宿先の自分の部屋で夏休みの宿題を始めました。
次の日の夜、だいぶ宿題もこなしそろそろ寝ようかと思った頃、叉携帯に電話がかかってきました。
‥ピッ‥‥B「もしも~し」「ぅび‥わはど‥こ‥‥?」B「‥‥はい?誰ですか?」「ゆ‥ぃわ‥‥はど‥こ‥?か‥え‥‥‥て‥‥」
うわ‥いたずら電話?気持ち悪いなぁと思いBさんは携帯を切りました。
ちょっといやな予感を感じながらも気にしないように勤めながらBさんは眠りに付きました。

ふと目が覚めると夜中の2時でした。のどが渇いたBさんはふと冷蔵庫に手を伸ばそうとした瞬間
携帯が鳴り響きました。誰だこんな時間に‥‥彼女の○○かな‥と番号費通知の表示を推理しながら
携帯にでました。
B「誰?」 「‥ゆびわか‥えし‥‥て‥」 B「‥‥(‥まさか‥‥)」「‥指輪返して‥‥」
Bさんは全身にいやな汗がどっと噴出してくるのを感じました。思い出したのです、バイト最終日に
自分が泊まった2-2号室を大掃除していた時にベッドの裏から出てきた綺麗なトパーズでできた指輪を
黙って持ち帰ってきてしまった事を‥‥‥そしてそれを当時付き合っていた彼女にバイト代で買ったと嘯いてプレゼントしてしまったことを‥‥‥
「‥‥返して‥ゆ‥び‥‥わ‥‥‥」 こ の 世 の も の じ ゃ な い
電話をブチ切ったBさんは彼女が心配になり彼女の携帯に電話をかけましたが電源が切れているらしく出ません。
その後は携帯の電源を切って眠れない夜を過ごしました。

次の日朝一番で彼女の家に向かったBさんは見てしまいました。
彼女の家の風呂場のドアノブで首を吊っている薬指が根元から無くなっているBさんの彼女の姿を‥‥
彼女の部屋には粉々になった携帯が散乱していたそうです。
Bさんは半分狂いそうになりながらも指輪を探しました‥おそらく半狂乱になりどこかに投げ捨ててしまったであろう彼女だけしか、いや、彼女さえもどこに投げ捨てたか理解できていないであろう指輪を必死に‥‥‥

その後Bさんってどうなったんすか?‥‥と私がサークルの先輩に聞くと、
ノイローゼになったBさんは両耳の鼓膜を潰し精神病院に入院しているそうです。
退院してもしばらくするとまた鼓膜を自ら潰してしまい入退院を繰返しているそうです。
私が、Bさんとはたまに連絡取ってるすか?と聞くと先輩は一言、
「取ってない‥‥いや、取れないって言った方がいいのかもな‥‥」
どういう意味ですか?と聞くと一言‥‥

だってあいつの実家電話今は家族全員使ってないんだ‥‥‥
指輪の行方

https://matome.naver.jp/odai/2155243245851507101
2019年03月13日