【トラベラーズノート】旅人よ、ノートを持って旅に出よ

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楽しい海外旅行!街歩きや移動のナビとして無くてはならないスマホですが、折角時間もお金も使って旅に出るのですから形として残る思い出にもなる旅ノートを作ってみてはいかがでしょうか

◆旅ノートで思い出を形に!!


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今まで行った旅行で作った旅ノート達。どれを手に取ってもその時の思い出が鮮明によみがえります。

筆者も勿論スマホは持ち歩きますが使い道としてはほとんどが写真撮影で、旅の情報の基本は旅ノートです。

◆旅ノートの重要性を痛感した出来事

元々筆者は旅行のしおり的なものが好きだったのでそれまでも基本的には旅ノートを作って旅行を楽しんでおりました。
ただこのご時世、「え?ノート?スマホで良くない?」と呆れられることが少なからずありました。確かにスマホでしたら荷物も一気に減ります。(でもWiFiを持たないといけないから重さ的には増えますね)

しかしある旅の途中で「旅はやっぱりノートだ!」と痛感した出来事が起こります。

忘れもしない、2016年夏のオランダのデルフトという街での出来事です。


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もう明らかにめっちゃ東洋からの旅行者な私

ある広場をちんたらと歩いていた時に、道を尋ねられたのです。
明らかに東洋からの旅行者丸出しの私に!!聞いてきたのは「いや、貴女の方が詳しいでしょ」と言いたくなるような背の高い金髪の女性。

「デルフトの駅に行きたいんだけど、スマホが動かなくて」と言いながら黒い画面を見せてきたのです。

勿論旅ノートを持っていましたのでその地図のページを見せ、「多分こっちの方をこう行けば駅だと」と教えましたが、この出来事は私の旅ノート好きを決定づける事件でありました。


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◆スマホはあくまでサブとして

そう、スマホって一旦起動しなくなったり、WiFiが繋がらなくなったら単なる板チョコのような形状の物体で、食べられる分だけ板チョコの方が偉い位。

件の女性も黒い画面のスマホを振ったり叩いたりしていましたが、もうそうなってしまったらそこから何の情報も得られないのです。なんと恐ろしいことか…

この件をきっかけに筆者は情報をノートで残しておくことの重要を再認識したのです。

勿論スマホも便利なものですので携帯はし続けますが、あくまでノートのサブ要員として。
あまり頼り切らないように心がけています。

◆旅ノート…一番簡単な作り方


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地図の部分だけを切り抜いて携帯するのが一番簡単

旅の行き先の旅行雑誌を買うと、大体小冊子として街の地図がついています。小冊子の部分を切り取って携帯するのが一番簡単な旅ノートです。

勿論冊子には街全体の地図が出ていますが、一度の旅行で訪れる場所は限られていますから「この地域は絶対行かない!」というページに、雑誌本体で見つけた行きたいお店や気になる場所を切り抜いたものを貼り付けると便利です。

また、「ホテル周辺」「駅周辺」「(お目当ての場所)周辺」など、インデックスを付けておくと、街なかでいちいちページをめくって探す時間が省けます。

こうした小冊子は薄いのでバッグに追ってねじ込むことも出来るのでとても便利ですよ。

◆旅ノート…自分の旅を組み立てる!


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サイズ的にはA6位の大きさのノートが小さすぎず大きすぎず、使い勝手が宜しいです。

ある程度旅行中のスケジュールを組み立てておくタイプの人でしたら予定に沿ったオリジナルノートを作っておくと更に便利です。

巻頭に地図を貼っておき、「1日目」「2日目」と大体のスケジュールを書いて、行きたい場所は交通手段、乗り方、食べに行きたいお店のリストなどを記入したり切り抜きを貼ったりしておきます。

その場合もインデックスで「1日目」「2日目」と作っておくと使いやすいです。


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日付ごとにインデックスを付けておくと必要な時に必要なページをサクッとめくることが出来ます。
旅の最中は時間=お金ですので1秒でも無駄にしたくありませんよね。モタモタとページをめくる時間は勿体ない!!

◆旅ノート…便利になるアイデア

旅ノートは実際の旅の途中で使えるものにカスタマイズしてみましょう。

筆者はそのページを開いた時に使うであろう会話を貼っておくのですが、これが結構役に立ちます。


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美術館や博物館に行くなら
カタコトでも現地語で言うと途端に相手も笑顔になることが多く、筆者はそれも旅の楽しみの一つです。
なので券売所で必要になりそうな言葉をメモしてこうして貼っておきます。緊張して言えなくてもこのメモを見せればOK。これだけでも相手はにこやかに対応してくれます。

☆必要になりそうな言葉
「大人〇人、チケットを下さい」
「クレジットカードでお願いします」
「写真を撮ってもいいですか」
「ロッカーはどこですか」
「トイレはどこですか」
「再入場は出来ますか?」
「これは無料ですか?」


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レストランのページにはこんなセリフを
予約の電話は敷居が高いので、ホテルのコンシェルジュ、もしくは直接お店に行って予約を取ることが多いのでこんなテンプレートを作っておきます。

下の空欄は希望の時間を書き込む欄です。
[ : ]に[17:00]などと書き込みます。


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オプショナルツアーなどに参加する場合は
オプショナルツアーなどに参加する場合は集合場所、時間、予約番号などをまとめて書いておくと便利。

ここでは筆者は①オペラグラスを持っていく②バチカンの郵便局からポストカードを出すということを忘れたくなかったので赤ラインで協調。

旅の最中は時差ボケや慌ただしさでうっかり忘れることが多くなりますので念には念を入れてメモしておきます。


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オプショナルツアーのバウチャーなどがある場合
オプショナルツアーに参加する時にバウチャーを持って行くことも少なからずあります。
これも別々にしておくと忘れたり無くしたりする可能性がありますので旅ノートにまとめておきましょう。

バウチャーの端っこ1辺を両面テープでノートに貼り付けます。

バウチャーを使う時に切り取りやすくなるようにカッターでミシン目をサクサクと入れておきます。

その状態でノートに畳み込んでおけばOK。

ノートから外れてしまったり落ちてしまうことも有りませんし、いざバウチャーが必要な時に「あれ、どこだっけどこだっけ?」と探す必要もありません。

ミシン目を入れるのが難しければマスキングテープで貼っておくのも簡単ですね。


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バウチャーを切り取った後はこんな感じです。

※ちなみにQRコードなどとしてスマホの中にだけある状態は上記の出来事が起こる事態を考えると非常にデンジャラスですので避けた方がいいと思います。
やはりいざとなった時確実なのは紙の媒体かなと思います。


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最終日のページ
最終日はタクシーで空港に向かうことが多いので、ホテルの出口からタクシーに乗る時に必要な現地語(ここではスペイン語)を貼っておきました。
大体この時にタクシーの運転手に聞かれるのは「どの航空会社か(会社によってターミナルが異なることが多い)」なので乗る予定の航空会社もメモ。
マドリードは空港⇔市内間のタクシー料金が均一料金なのでその確認の意味で「30€」と書いておき、乗る時に「(この額で)OK?」と確認出来るようにしておきました。

均一料金でない場合は「いくらになりますか?」と現地語でメモしておくといいでしょう。

現地語で「大体幾らになりますか?」と書いた下に余白をとっておき、運転手自身に値段を書き込んでもらうようにしておくとあとからぼったくられる危険が減ると思います。


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ノートには余白をたっぷりとっておきましょう
旅の途中で思ったことを書いたり、計算したり、メモしたり、意外に旅の最中には書くものが必要になります。

ちなみに筆者はオランダのホテルでシャワーを浴びている最中に石鹸で手が滑ってシャワーヘッドを落として壊してしまいました。

フロントの人に言わないといけないけど動転してしまって言葉が全く出てきません。その時にとっさにこのように描いて見せましたらこれで十分通じました。

絵を見て大笑いしながら「でもシャワーはちゃんと使えるのよね?じゃあいいわよ」と言ってくれたのですが、今もこの絵を見るとその時のやり取りを思い出して懐かしい思いになります。

◆オリジナルの旅ノートで旅行前後ももっと楽しく!

しょっちゅう旅行に行ける身分の人なら「あそこ見そびれちゃった。でもまた行けばいいか」と言えるのですが、そうしょっちゅう行ける訳でもない筆者のような立場の人間は行ったからには120%楽しんでやる!というケチ臭い気持ちが強いので、この旅ノートのおかげで旅の前後もとても楽しめて非常にお得感があります。

下調べをしていると、思っても居なかったような興味が出てきたり、下調べをしていなかったら素通りしていたような隠れ名所を訪れることが出来たり…旅の後も何年経っても思い出が色あせることなくアルバムを開くような感じで蘇ります。

またガイドブックをそのまま持って行くのは重いですし、ガイドブックを街なかで開くのもちょっと不用心ですが、この「こなれ感」のあるノートなら一見ガイドブックを見ているようには見えません。

色々メリットのある旅の下調べと旅ノート作り。

次の旅の充実感を少しアップさせるのに、あなただけの「旅ノート」を作ってみてはいかがでしょうか。

※誰かに見せる為では無く、自分の為に、が楽しむコツ!

それと注意なのが、巷にあふれるオサレなトラベラーズノート達を見て「こんな可愛くイラストが描けないから」「こんなきれいにまとめられないから」と言って尻込みしてしまうこと。
別に人に見せるものじゃ無くていいんです!
自分が便利に楽しむものなので、他の「うっとりするように」カワイイノート達を気にする必要は全然ありませんよ。

思い出を一杯書き込んだノートは自分だけのもの。
自分が楽しむ為に他人の目など一度忘れてみてはいかがでしょう?

https://matome.naver.jp/odai/2155055017017611801
2019年03月04日