釣った魚をネットでオークション!?今、話題をあつめる「Fish Sale(フィッシュセール)」!

sakanac
2019年4月1日より個人が釣った魚をオークション形式で売買することができるサービス「Fish Sale(フィッシュ セール)」が始まります。いままで生鮮食品がオークションにかけられることはなかったので、既にインターネット上では多くの賛否が存在します。

「Fish Sale」って!?

Fresh Speed株式会社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:長辻 博史)は、個人が釣った魚を一匹から気軽に出品、オークション形式で売買できるサービス、「Fish Sale(フィッシュセール)」を2019年4月1日(月)よりスタートいたします。
釣魚オークション「Fish Sale」公式サイト: https://fishsale.jp/

何が目的なの??

■釣魚のフードロスを解決

「Fish Sale」は個人が釣った魚を簡単な手順で1匹から出品することができるサービスです。買い手は日本全国の海で釣られた新鮮な魚を検索、欲しい魚をオークション形式で入札し、競り落とすことができます。ユーザーは、売り手にも買い手にもなり、煩わしい手続きなしでスムーズな取り引きが可能となります。

サービス提供の背景として、個人や集団が大量に釣れた魚を処理しきれずに余らせてしまう事例があります。「Fish Sale」は釣れた魚、余剰な魚を廃棄するのではなく、飲食店や個人に提供したい、というニーズや悩みを解決するオークション形式の売買サービスです。
釣った魚を気軽に出品!全国の鮮魚をオークションで売買「Fish Sale(フィッシュセール)」4月1日(月)サービススタート!|Fresh Speed株式会社のプレスリリース

どんなメリットがあるか?

■サービス利用者のメリット
和歌山 加太に釣りに行く友人は、時期によって真鯛やブリなどが大漁に釣れて処理に困ると話します。ブリなどの大型魚は、まな板や大型出刃包丁などが必要で、自宅で捌くことも難しく、また所帯に対して量も多すぎるため、その場合は魚屋に持ち込みすることがあります。一方、魚屋では天然の一本釣り魚が手に入るとあり、大変重宝されます。また、魚の締め方(活〆、神経締め、血抜きなど)が完璧であるかはプロの目から見れば一目瞭然で、この状態が良ければ高値で売れることもあります。しかしながら、売る側の持ち込む手間や、そもそも買取を行う魚屋を知らなければ売ることも困難です。購入する側も魚市場が休みの日曜日には助かるとのことで、また持ち込んで欲しいと依頼されるケースもあります。
これらの例からも、本サービスは、魚を出品する側、入札する側の双方にメリットがあり、釣り船、釣り人、魚屋、飲食店にとって、大変有効な取り引き手段となりうると考えております。
釣った魚を気軽に出品!全国の鮮魚をオークションで売買「Fish Sale(フィッシュセール)」4月1日(月)サービススタート!|Fresh Speed株式会社のプレスリリース

Twitterでの意見

いままで、誰も手を付けなかったということは、それなりの理由があるわけで…

よ~ぜふ@viva_hobby

とても面白そうだけど生ものだけに課題も多そうな気がしますね~情報がほとんど無いのでもう少し様子を見てみますか・・・

釣った魚を気軽に出品!全国の鮮魚をオークションで売買「Fish Sale(フィッシュセール)」4月1日(月)サービススタート! atpress.ne.jp/news/175802

Fish Saleの問題点、とりあえず多数既出の他の問題点としては、もちろん漁業権が設定されているあちこちの海岸のウニとか獲り尽くす奴が現れるかもしれないとか、〇〇の養殖場に侵入して好きなだけ盗んでいく奴が現れるんじゃないかとか…。

片桐孝憲@tarbrick

遊漁で釣った魚をマーケットに出すというは絶対にやってはいけない。大量に釣れて困る前に釣りをやめるとかリリースすること。

釣った魚を気軽に出品!全国の鮮魚をオークションで売買「Fish Sale(フィッシュセール)」4月1日(月)サービススタート!-news.infoseek.co.jp/article/atpres…

上記twitterのは引用という形を取らせていただいております。もちろん、ツイート主さんからの削除申請がありましたら、削除・修正させていただきます。

私個人として…

はっきりとfish saleについては反対です。
というか、先ほどの漁業権などの問題もありますが、おおまかな問題として主に二つだと思います。

①密漁かどうか…遊漁と漁業の違いって…?

一般的に趣味や遊びの一つとして扱われる「遊漁」
しかし、これと漁業の違いはかなり曖昧です。

というか海釣りについては、ほぼほぼアウトですがそこの漁業権管理者が黙認していることが多くそれによってグレーという扱いなのが殆どです。
また乱獲によるそこでの生態系へのダメージも可能性があります。

②鮮度は…?釣った魚をフォトショップで加工も…?

あくまで可能性ですし、オークション特有ですが判断する内容が写真だけですので、それこそフォトショップ等の画像編集ソフトで加工もできます。

さすがにプロでも写真何枚かで鮮度の判断は不可能です

さらに、誰がとったかもわからない魚を素人の保存で何日もかけて発送しますか?
冷凍技術もそれなりに設備が必要です

JGFA(釣り人による、釣り人のための非営利(アマチュア)の団体)から次のような声明がありました。

昨今の日本経済は、長引く不況の影響からあらゆる分野で格差が拡大し、様々な問題が起こっています。それは釣りの現場においても例外ではありません。
例を挙げると、不景気の煽りを受けた一般の人々(釣り人)が、生活費や釣行費用を少しでも賄うために、釣った魚を寿司店やレストランに直接販売したり、また一方の遊漁船事業者は、釣り上げた魚に応じたキャッシュバックやポイント還元をうたい文句に集客し、ポイントと交換で得た魚を市場に水揚げしたり、レストランに販売し利益を得る、というような行為がみられます。さらには、魚の売買を仲介する業者まで現れています。
こうした行為は、国内法に触れるものではありませんが、遊漁で釣られた魚が簡単に換金できることは、いたずらな乱獲を助長し、金銭目的の釣り人の増加、それに伴う釣り環境の悪化、果ては魚類資源の枯渇へと繋がりかねません。釣り人にとっても、また遊漁船を営む事業者にとっても、望むべき方向でないのは明らかです。

一部引用
アマチュアの釣りにおける釣魚の販売禁止を要望します | HOTニュース-お知らせ | JGFA NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会

2011年ごろなんで、あくまで参考ですが…

https://matome.naver.jp/odai/2154961019190718901
2019年02月08日