胃潰瘍で入院
138 :本当にあった怖い名無し:2007/10/04(木) 00:15:21 ID:qiV8rgwv0
仕事のストレスか酒の飲みすぎかわからんけど、胃潰瘍になった。
で、今入院中。
といっても、検査とかして寝てるだけだから暇でしょうがない。
個室だから話し相手もいない。
そうすると、独り言が多くなるんだよねw
メシ食って「不味いな・・・(まあ病人食だしなw)」とか、TV観て「ツマンネ」とかね。最近妻がパート減らして、見舞いによく来るようになった。
でも、改めて会話すること無いんだよね・・・
相変わらず俺はブツブツ独り言・・・
今日も屁こいて、「あ、臭ぇ」なんて言ってたら、
妻がドギマギして「な、何言ってるのよ、あなた」なんて慌てちゃってさw
ゴメンゴメン、今の独り言w
屁こいたの俺なんだよ・・・
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163 :本当にあった怖い名無し:2007/10/04(木) 20:42:18 ID:IBThf4Dh0
>>138 が何気にじわじわ来るぞ……170 :本当にあった怖い名無し:2007/10/04(木) 22:47:45 ID:lNHsAM/RO
>>163
わかんない…
奥さんも屁こいたってこと?174 :本当にあった怖い名無し:2007/10/04(木) 22:55:33 ID:IBThf4Dh0
>>170
確かに、さらっと読むと、奥さんのドギマギっぷりはそうなのかと読める。
だが、『胃潰瘍』『(妻が)見舞いによく来る』あたりがポイントかな。
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180 :本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 00:18:52 ID:UXRxHA890
何かこの流れにオラじわじわしてきたぞ~ここまできたらネタバレ投下してもいいんじゃね
ダジャレ『あ、臭ぇ』=『悪性』
>>174は本当は別の病気で重症かも(ダジャレは伏線)
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解体屋
30 :もしもし、わたし名無しよ:2008/07/22(火) 18:41:09
昔の話だけど。洒落にならない系。近所の所謂『解体屋』が、怪しげな商売を始めた。曰く、「人形供養します」。
神社仏閣に関わりなんて無いくせに、適当な寺の名前を語って、
人形を引き受けて供養してもらうと客を募っていた。
時代的にゴミの分別が言われ始めていた時期で、本職もあまり人形を引き受けたがらなくなった頃の事、
ソコソコ繁盛していたようだ。
解体屋のヤードの隅には、雨ざらしでねずみ色に変色した人形やぬいぐるみがこんもり山を作っていて、
かなり不気味な光景だった。
供養するなんて言いつつ、結局は他の廃材と一緒に砕いて埋め立ててしまわれた人形は、
たぶんトン単位だったと思う。
解体屋
そんな解体屋に異変が起きたのは、供養を始めてから一年ほど経ってから。
最初に、社長の孫が水死。
まだ幼い孫は、解体屋ヤードに設置したビニールのベビープールの中で溺れていたそうだ。その後、解体屋娘(孫の母)が精神的に不安定になり、人形の山に自ら埋まる事が度々あった。
それから堰を切ったかのように、解体屋を取り巻く人の子供や若い人ばかりに不幸が多発。
解体屋からはどんどん人が辞めてゆき、わずかに残った社員は社長に御祓いを受けるように必死に頼み込んだそうだ。
実際、神主さんから坊さんから怪しげなおばさん祈祷師まで、解体屋に出入りしていた。
それでも不幸はおさまらなかったらしい。
でもふしぎな事に、社長には一切危害は無い。代わりにその周りにだけ。
社員の実子から親戚、知り合いと、どんどん範囲が広がっていき、
最終的に社長が専務と共に自ら命を絶つまで、不幸の連鎖は続いていたらしい。
解体屋
実際のところ、社長の死後、解体屋は『解体』してしまったので、本当に不幸が収まっているかは分からない。
けど、いまだ回復しない社長の娘さんの精神状態をみていると、まだ続いているような気がする…と、解体屋がまだブイブイ言っていた頃に貰ったぬいぐるみを見つめつつ投下してみる。
36 :もしもし、わたし名無しよ:2008/07/23(水) 00:54:04
久々夏に、スレに、ぴったりの話が投下されたな…
作用を引き起こしたのが、中身入りをウッカリ処分しちゃったからなのか、様々な念の塊だったのか…
周りから攻めていくってのが実に効果的だな
専務はやはり社長の奥さんだったのか?それとも社員だけど責任感じてなのかな?
解体屋
44 :31:2008/07/24(木) 09:15:54
>>36
専務はただの雇われだったけど、たぶん供養の発案者じゃないかなぁ、と。
あんまりいい噂がない会社だったから、別件で何かやらかした可能性はあるけど、
ご近所は全会一致で「人形のせい」になってて、一時子供たちに人形やぬいぐるみを買い与えるのがタブーになってた。
解体屋
償いの神様
職場が遠距離のため、電車とバスを使いながら通勤していた男がいた。
ある日、いつものように職場に向かうため電車に乗っている最中、強い眠気に襲われた。
目的の駅まではまだ時間がかかるため、男は爆睡しない程度に仮眠をとることにした。
気がついたら、男は見知らぬ公園の砂浜に仰向けになって寝転がっていた。
右隣すぐに数人の子供が騒いでいた。
「早く投げて〜!」
「次は私よ!」
「次僕に投げてよ!」
男が首を子供たちの方に向けると、5人の6、7歳ぐらいの少年少女達が、砂まみれのボコボコになった野球ボールのようなものを投げて遊んでいた。
償いの神様(創作怖い話) : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
ひとりの三つ編みの女の子が、ボールを地面に叩きつけた。
それと同時に、男は身体中に痺れ渡るような痛みを感じ、嗚咽する。
「なんだこれ。弾まないじゃん……」
「つまんないのー」
不満そうな顔をした子供達は、そのボールを上から見下ろししばらく見つめた後、坊主頭の一番やんちゃそうな少年が、ボールを2、3回強く踏みつけた。
それと同時に、男の身体にも2、3回電撃が走ったような痛みが襲った。
「他の探そう」
「探そう、探そう」
ひとりのおかっぱ頭の少女を残して、他の子供達は公園を出てしまった。
おかっぱの少女は、男と目が合うと後ろで組んでいた手を離した。
彼女の右手には小さなナイフが握られていた。
償いの神様(創作怖い話) : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
「な、う……が……」
意識があるのに声を出せない。涙目になりながら痛みにもがく自分の無様な姿を、心配することもなく無表情で見つめる異様な少女は、ただの人間ではないことに気がついた。
身なりが古臭く、今時おかっぱの女の子なんていない。
周りを見渡せば、1950年代風の街並みが広がっていた。ここは現実じゃない。夢だ。
その当時、男はまだ生まれてない。ここに自分が存在しているはずがない。
『一体なんでこんなところに?お前何者だ?』
声に出さずともここは夢の中。
少女は彼が心の中で思っていることを把握したのか、汚いボールを持って歩み寄ってきた。
離れたくても、体が金縛りのように硬直して動けない。
償いの神様(創作怖い話) : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
「これ、だーれのだ?」
少女がボールの慣れ果てのようなものを左手に持ち、男の目の前に差し出してきた。
微かに生臭い。それを持つ少女の手には、赤黒い血のようなものがべっとりとついていた。
そのボールからも赤い液体が滴り落ちている。
『これ、普通のボールじゃねぇ!じゃあ、これは……』
少女は「ふふふっ」と不気味な笑い声を放ち、右手に持っていたナイフの矢先でボールをつっつく。
矢先が当たると同時に、さっきよりかは軽い鋭い痛みが走った。
「あんたの……アレだよ、アレ」
少女の目線が男の下半身に移動する。
男にはわかった。アレの意味が。
償いの神様(創作怖い話) : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
『たっ頼む!もう昔の話だ!時効だろ!』
少女の眉が潜む。その瞬間、少女は幼い子供とは思えない悪魔のような図太い声で怒鳴った。
「黙れ!お前のせいであの子が不幸になったんだろう!お前も同じ目に合わせてやる!」
少女がボールをナイフで突き刺し、貫通した。
「グェェェェェッ!!!!」
男はあまりの痛みで意識を失った。
ふと気がつくと電車の中だった。目的の駅まであと2駅というところだった。
「ちくしょう……」
男は冷や汗でびっちょりになった額をスーツの袖で拭う。
償いの神様(創作怖い話) : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
「うっ!!」
ふと鞄から水を取り出そうと前かがみになったその瞬間、夢で感じたあの激痛とそっくりな感覚が男の股間から全身を蝕んだ。
両隣の乗客の目を気にしながら、アレがある場所を少し触れて確認する。
『ない……ないぞ!あの夢は、まさか現実だったのか?』
男は頭が真っ白になった。
『一生かけてあの子に償え。さもないと、お前の体のものをもう一つ奪う』
夢で見た少女の声が男の脳裏に響いた。
ふと右手に違和感を感じ、開いてみると、破れた古い紙に住所のようなものが書かれていた。
償いの神様(創作怖い話) : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
『今すぐそこに行け。お前が詫びるべき人がそこにいる』
恐ろしくなった男は、体調不良を理由に今日は会社を休んだ。
代わりに、学生時代にいじめで身体の一部を不自由にさせてしまった同級生に詫びに行くことにした。
しかし、この男の罪は、あの少女と同級生が許さない限り、死んでも永遠につきまとうことになるのだろう。
償いの神様(創作怖い話) : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
安っぽい人形
921 :長いです:2005/07/18(月) 17:19:49 ID:iTJ0Xpun0
小学生のときの話です。文章へたくそですが…私は他人の怪談話は大好きなんですが、とても怖がりでもあります。
例えば、夜1人でいる時は、部屋の鏡やテレビ画面なんかを直視することができません。
だからさっさと電気を消して、布団に潜ってしまうのです。私の部屋には、フランス人形を安っぽくしたような人形が置いてありました。
幼い頃は平気だったこの人形にも、恐怖を感じるようになり、
正面を向いていたのを横にし、こちらに視線を向けられないようにしたのです。その夜、体が動かなくなりました。呼吸も途切れ途切れで苦しかったです。
すると右耳に、何か流れ込んできました。野太い男の声で、呪文のような…
半ばパニックになり、声を上げようとしました。
しかし、声を出そうとすればするほど、呼吸が止まってしまうのです。
目をぎょろぎょろさせても、開いてるんだか開いてないんだか、真っ暗で何も見えません。
途端、パキィン!と鋭い音がしました。割られた!と思いました。
『安っぽい人形』 – 怖い話まとめブログ
922 :長いです:2005/07/18(月) 17:20:26 ID:iTJ0Xpun0
すると、部屋全体が明るくなったのです。電気つけっぱなしでした。
夢だと納得し、ほっとしました。
安心感から部屋中を見渡し、再び眠ろうとすると、あることに気がついたのです。
右のタンスに置いた人形が、正面(つまり私のほう)を向いていました。
再びパニックになった私は、両親の部屋に飛び込み、その晩はそこで寝ました。翌日、学校で隣の家の幼馴染に、「昨日、怖い夢見てさー」と話をしました。
幼馴染は話半分に、「へー」とだけ言いました。その日、幼馴染を家に招きました。
幼馴染にその人形を見せると、「スゴイ!大きい人形」と嬉しそうです。
「いいなぁ。夢の人形ってこれでしょ?カワイイじゃん、嫌なら頂戴よ」
幼馴染は、その人形を持っていきたい様子。
今までさんざんリカちゃん貰ってきたし…
そうして、人形は彼女の家に貰われていきました。
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923 :長いです:2005/07/18(月) 17:20:53 ID:iTJ0Xpun0
翌日の朝、鏡を見て仰天しました。
顔の右半分を、ニキビのようなものが覆っていました。
「イヤー、気持ち悪い!」
見られたくないなぁとは思いましたが、しょうがない。普通に登校しました。
学校で幼馴染が私の顔を見るなり、「わっ何それ!」と絶叫。
やっぱり目立つか…と思い、「なんだろうねーニキビ?」と答えました。
すると彼女は、「鏡…保健室!!」と、私に小さい棒鏡を持たせました。
顔のニキビは、真っ赤な引っかき傷に姿を変えていました。
「うわっ掻いた覚えないのに!!」急いで保健室へ行き、洗ってもらいました。
先生が言うには、吹き出物が炎症を起こしたものらしいです。触ってないのに…。
人形を話題にしたんですが、何事もなく飾られているらしいです。
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924 :長いです:2005/07/18(月) 17:22:48 ID:iTJ0Xpun0
その日の夜、ベッドに寝転んでいたのですが、顔の右半分がやけに熱いです。
首筋に汗でまとわりついた髪の毛が、チリチリするような感じ。
幼馴染の家から怒鳴り声がします。
夫婦喧嘩か親子喧嘩かわかりませんが、珍しいことではありません。しょっちゅう喧嘩する家です。「火ぁ事だー!!」
ベッドから飛び起きました。また部屋の電気つけっぱなし。
私は直感でうちだと思いました。きっと隣の兄の部屋。
兄の部屋はゴミ溜めの巣で、押入れの中で寝ており、煙草を吸うからです。
さっき顔が熱かったのも、もしやそれ…?
予想は大きく裏切られました。
真っ赤に染まっていたのは、幼馴染の家だったのです。925 :長いです:2005/07/18(月) 17:23:24 ID:iTJ0Xpun0
私は飛び出していく両親に、部屋にいるよう言われ、震えながら眠りました。
『安っぽい人形』 – 怖い話まとめブログ
翌日、幼馴染の家は半分以上焼け落ちていました。
学校に行くと、早速火事のことが伝えられ、明日からカンパを募るのでよろしくと連絡されました。
幼馴染は普通に登校していましたが、やはりみんな遠慮気味でした。
「火事の原因はなんだったんだろう?」
さすがに聞けませんでした。
しかし、幼馴染は自分から事情を話し出したのです。926 :長いです:2005/07/18(月) 17:23:53 ID:iTJ0Xpun0
「人形が親父に見つかっちゃった。『どこから持ってきた!!』と、すごい剣幕で怒鳴ったの。
私は貰ってきたと言ったのに、親父はいきなりキレだして、火をつけて床にぶん投げた」
『人形』の単語に、私は背筋に冷たいものを感じました。
「えっ!?じゃあ、それが原因!?」
「まさか。すぐに火は消えたけど、顔が丸焼けたのでそのまま捨てちゃった。…ゴメンね」
私は無言で首をぶんぶん振りました。
彼女のお父さんはすぐカッとなる人らしく、今までも物に当たったり、火をつけたりすることがあったそうです。
今回の火事も、火の不始末が原因。
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927 :終わりです:2005/07/18(月) 17:27:10 ID:iTJ0Xpun0
私の部屋に置いてあった人形。
右から聞こえてきた呪文、右側の顔の炎症、顔が熱い、焼かれた人形の顔。
なにかが繋がってるようで怖かったです。ちなみに彼女はそこを引越し、今は普通の高校に通っているそうで、とても元気です。
私はその一件以来、さらに怖がりになりました。
が、彼女はいまだに、趣味のシルバニアを集めているようです。
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譲り受けた店舗
370 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/26 02:13 ID:qZKYUZDl
叔母と義叔父(夫婦)の実話です。
二人は現在、寿司屋をやってます(もうかれこれ15年)。
店舗は、義叔父が修行時代にお世話になった業界仲間の老板前さんから格安で譲り受けた店舗でした。
老板前は高齢で引退⇒自分の息子が跡を継がないというので、真面目な若い板前に店を安く譲ろうと考え、
私の義叔父を選んでくれたわけです。
ところが、義叔父に店を譲った直後、安心なさったのか? 老板前は病気であっけなく他界しました。
義叔父と叔母が知り合い結婚したのはその1年後です。
譲り受けた店舗
・・・さて、それからというもの、先代老板前の名に恥じぬ店にしようと、義叔父・叔母は必死で働いてました。
そんなある日でした。
ランチが終わり、ちょっと休憩、と、二人が厨房で休んでいた時、まず叔父がトイレへ・・・
叔母は、残っていた洗物を済ませようとひとり流しに立ったそうですが、そこへ、裏口から厨房を覗き込む男性の姿が。
「あら~すいませんね、今日はもうランチ終わったんですよ。夜は6時からですんで」
叔母がそうお断りすると、男性はフーンといった様子で厨房を眺めわたしてから出て行ったそうです。
トイレから戻った義叔父にそれを告げ、義叔父も、
「へえ、誰だろ、常連じゃないよね?」
叔母も、そういえば常連でない見知らぬ男性だったなと小首を傾げ、ややあって、今しがた見た男性の風貌を、
何となく義叔父に話しました。叔父が真っ青になったのはその瞬間です。
譲り受けた店舗
義叔父は、無言で二階に駆け上がり、一枚の写真を手に戻ってきました。
「これ? もしかして今厨房を覗いてた男性ってこのひと?」
叔母は、写真に写ったその人を見るなりうなづき、やがて叔父と同じく(やっとその正体を分かったのです)青ざめたそうです。
その写真は、店を譲ってくれた亡・老板前さんのものでした。今では、叔母も義叔父も、「若い二人が店をちゃんと経営しているか、心配になってのぞきにやって来たんだと思う」と言ってます。
譲り受けた店舗