怖い話189 ケイコ先生

Altria1123

朝食

仕事が忙しく久しぶりの休日。

『まだ7時か…』

アラームも停めているのにいつもの習慣で目が覚めてしまった。

2度寝をしようとまた目をつむってうつらうつらしていると…

台所でまな板を叩く音、お味噌汁のいい匂いがしてきた。

パタパタパタ…と足音が聞こえた。

『ガチャ』

「ご飯出来てるよー!!」
朝食【投稿怖い話】 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−

母さんの声が部屋に響く。

「今日は休みだょ!!」

俺はそう返事をした。

「あらっ…そうなの、」

と母さんの声。

『バタン』

一瞬そのまま寝ようとして飛び起きた。

俺、もぅ独り暮らしだし…
母さん2年前に亡くなってますから。
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兄弟船

468 : 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] 投稿日:2011/05/02(月) 19:33:05.06 ID:e0/8ql8f0 [3/4回(PC)] 先輩の話。
夜の山道を歩いていると、先方の暗闇から男性の歌声が聞こえてきた。
誰かが良い気分で鼻歌を歌っているらしい。ほろ酔いな雰囲気が感じられた。
演歌だ。知らない部分の歌詞を「ふふ~ん♪」で誤魔化しているのが微笑ましい。

やがてすれ違う。
闇の中、歌声だけが、先輩の横を通り過ぎていった。
歌い手の姿はどこにも見えない。
演歌のサビはエンドレス、コブシを効かせながら山奥へと消えていった。

「でもよ、よりによって『兄弟船』を歌ってたんだぜ。
山で歌うのに船は無いだろうが、マッタク」

先輩、貴方ズレてます。
そう思いはしたが、決して口には出さない私だった。
兄弟船

アメリカに一人旅

518 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/05/29(火) 02:33
友達から聞いた話。

ある男がアメリカに一人で旅行に行った。
期間は1ヶ月くらいの予定だったそうだ。
旅の間いろんな所に行って遊んだり、食べたりそれは楽しかったそうだ。

1ヶ月くらい経ち、そろそろ旅も終りかというある日、とあるバーに酒を飲みに行った。
一人で酒を飲んでいたが、見知らぬ女性が話しかけてきて一緒に飲む事に成った。
1ヶ月近く一人旅をしていたから、寂しくなってきていた男は、
それはそれは女性と楽しくおしゃべりしながら酒を飲んでいた。

ふと気がつくと、どうやら男はいつのまにか寝てしまったらしい。
ついつい酒が進み疲れもあってか寝てしまったようだが、男は目が覚めた。
周りを見渡してみるとバーではなかった。寂びれたホテルの浴室だった。バスタブの中で寝てしまったようだ。
風呂からあがろうとするが、なかなか体が言う事を聞かない。
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男はギョッとした。
男は“お湯”ではなく“氷水”に浸かっていたのだ。
何故?と男は思ったが、バスタブの壁を見るとこう書かれていた。
『助かりたければ、ここに電話しろ』と、警察の電話番号が書かれていた。

男はなんとか体を動かし電話して、病院へ行ったそうだが、
病院で初めて分かったそうだが、男の二つあるはずの腎臓が一つ無くなっていたそうだ。

警察と病院の話を総合すると、
男はバーで一緒に飲んでいた女性に、睡眠薬を知らない間に酒に入れられ気付かず飲んでしまい、
寝ている間に何処かで腎臓を抜き取られ、ホテルの氷水に漬けられたそうだ。
起きるまで痛みを感じなかったのは、氷水で神経が麻痺してしまった為だそうだ。
その後はしばらく入院するはめになってしまったが、なんとか命に別状無く無事日本に帰国できたみたいだ。

外国へ旅行へ行っても、見知らぬ人からの誘いは気をつけようね。
友達とか一緒ならいいかもしれないが、特に一人旅には・・・
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548 :474 :2001/06/01(金) 00:01
それと、>>518 の都市伝説、意外に伝説でもないんだよん。
わたしはインドの臓器売買しか知らないけれど、
自分で売るのはともかく、知らないうちに腎臓がひとつ盗まれていたりするんだよん。

551 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/01(金) 03:54
>>548
>知らないうちに腎臓がひとつ盗まれていたりするんだよん。
一体何処で?
当たり前のハナシのように書いてますが。

555 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/01(金) 10:24
>>551
臓器売買でしょ。そういうことじゃないの?
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556 :source真理教 :2001/06/01(金) 16:18
551じゃないけど
>>555
少なくともそういう事件があれば新聞沙汰になるんじゃないかと。

>>548
友達の友達がとか、行った先で聞いたのなら都市伝説と何も変わらない。
出所を明らかにしてよ。

566 :474 :2001/06/02(土) 05:48
>>551
>>555さんのおっしゃる通りですけれど、臓器売買です。
貧しい国の貧しい階級の人々が犠牲になることが多いです。
腎臓の場合、誘拐されて、気が付くと道端に放り出されている、というパターンです。

>>556

出所とは如何なる意味ですか?
わたしが実際に被害者にインタビューしましたけれど、それでは満足いきませんか?
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新聞沙汰云々ともおっしゃっていますが、
もしもあなたが外国語に長けていらっしゃるのなら、記事を探すことは難しくありませんよ。

573 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/03(日) 06:07
んー何年か前CBSだかなんかでやっていたぞ。臓器抜き取り。
片目が無い女の子や、盲腸の手術跡のような傷が残っている青年とか。
些細な事で入院させて、治療ついでに(?抜き取るんだとか。
見ていて非常に痛々しく、怒りがこみ上げて来たのを覚えているよ。
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ねこちゃん

うちの子は、男の子の長子にしては比較的言葉が早い方で、二歳になる頃にはある程度意味のある会話ができていた。

その頃から、その子がうちの向かいの家に『ねこちゃんがいる』と言うようになった。

向かいの家はもう何年も前から空き家だったが、半年に一度くらいは持ち主が手入れに来ていたので、そんなに荒れてはいない。その家の、道路との境にしている槙の木の垣根の下に、猫がいるという。

が、私には何も見えない。

保育園の帰り、うちに入る前にその垣根に駆け寄って、
「ねこちゃんどうしたの?」
と問いかけるのがおきまりのパターン。
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「おなかすいたの?」
「ご飯あげるね」
「だっこしてあげようか?」
など、5分くらい色々話しかけている。

実は一年ほど前、まさにその場所で子猫が死んでいたのだ。

おそらく体が弱くて、親に置いていかれた子猫が二、三日ニャーニャー鳴いていた。
助けようと思っても、すぐに手の届かない垣根の奥に逃げ込んでしまい、結局そのまま衰弱死してしまったのだ。

子どもが『ねこちゃん』に話しかけるたび、そのことが頭をよぎる。
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ただ、見立て遊びの全盛期でもあるし、話しかけている言葉も自分が言われたことのある言葉ばかりなので、あまり深刻に考えてはいない。
仮に本当に猫が見えているのだとしても、話しかけている様子に嫌な感じは全く見受けられないのだ。

ただ最近、しきりに
「おうちに来たいの?」
と話しかけているので、それだけは断固お断りさせてもらおうと思っている .
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追い払われた

467 : 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] 投稿日:2011/05/02(月) 19:32:02.96 ID:e0/8ql8f0 [2/4回(PC)] 友人の話。
一人で地元の山に入っていた時のこと。
背後から誰かに「ねぇ」と声を掛けられた。
「女性? 何でこんな山奥に?」不思議に思いながら振り返ってみる。

そこでふっつりと意識が途切れたらしい。
我に返った時には、全然知らない大きな街の中で佇んでいたという。
腕時計を確認すると、丸一日が経過していた。
追い払われた

山仲間にこの話をしたところ、山に棲む何者かに追い払われたんじゃないかと
言われたそうだ。
彼は今でも時々その山に登っているが、あの場所より奥には足を踏み入れない
ように注意している。

469 : 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] 投稿日:2011/05/02(月) 19:43:57.89 ID:e0/8ql8f0 [4/4回(PC)] こんばんは、雷鳥です。
>>404-406
切れない木、結構耳にしますデス。
まぁ木にも個性があるのか、障りも温和しかったり激しかったり違いが
あるみたいですが。
やはり何か憑いているんですかね?
追い払われた

>>436
煤渡りとか毛羽毛現とかいう妖怪って、こいつみたいなモノじゃないかと
考えたりしちゃいます。
正体についてはまったく心当たりがないのですが。
前に書いたエンゼルヘアーみたいな類かもしれません。
何かの自然現象かも?

>>467
言い伝えではこの山、奥に山姫って呼ばれるお姫様がいたみたいで。
姫と言っても、どんな姫かはこれまた不明なのですが。
このお姫様、気に入らない者が来ると道に迷わせて追い返すんだとか。
友人がイケメンだったらどうなっていたのか、非常に興味深いです(笑)。

それではまた、別の夜に。
追い払われた

有害物質

879 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/20(水) 23:33
ある男に買ってもらったネックレスをしていた女が、癌になって死んだ。
死ぬ間際、女は見舞いに来た女友達にそれを渡した。
「私は、もういらないからね・・・」
友人は着けるのは気が引けたので、鑑定士に出しそれを分析してもらった。

後日、鑑定士から電話が。
『・・・どこでこの様なものを手に入れられたのです?
それはいいとしても、これはウランの結晶体です。
こんなもの着けたら、放射能にやられて死んでしまいますよ』

880 :名無不思議 :2001/06/21(木) 01:11
↑ま~た~出~た~

そろそろウランではなくコバルトとか別のものにしてください。
だいたい、それをネックレスに加工した職人はどうなったのですか
『有害物質』 – 怖い話まとめブログ

ところで80年代にソ連の原子炉衛星がアラスカかカナダに落ちて、
米軍がそれを回収したということがあったと思うのですが。
オペレーション・モーニングライトでしたっけ?
板違いですねすみません

881 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/21(木) 01:15
>>880
呪いの宝石とかいうやつは、たいてい有毒物質であり、
持ち主の体調を崩して、仕事や人間関係にひびを入れ、
あたかも呪われたような状態にしてしまうそうですね。
有名な呪いのブルーダイヤも、まさにコバルトの混ざり物が影響したらしいす。

下手な怖い話より、人知れない放射性物質災害の方が怖いです。
医者も多分わからないだろうし。
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ケイコ先生

私は結婚するまで保育士してました。その頃の話。

スゴく仕事のできる先輩がいました。ケイコ先生。

多少男性的な元気なベテランの先生でした。

情緒不安定な子、家庭的に問題を抱えた子、粗暴な子、兎に角、私達若い保育士が手を焼く子は皆、ケイコ先生に任せていました。園長先生も信頼する頼りになるケイコ先生は園にはなくてはならない名物先生。しかし、非正規雇用の保育士でした。

病院の院内保育所のため、特別な事情で入園するお子様は別として病院関係者の子供達なので、モンスターPなんてのはいません。

大抵の保育園よりは遙かに楽な仕事でした。
ケイコ先生【投稿怖い話】 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−

問題は「特別な事情」の場合。

小児科からの依頼で「一時預かり」対応のお子様は大変。

心臓手術を受けた赤ちゃん、頭部打撲などで脳内に血腫があるお子様、人工肛門のお子様…本来なら園長先生か正規職員があたるべきなのですが、それもケイコ先生に丸投げしていました。

嫌な顔ひとつせずにケイコ先生は働いていました。

泊まりの仕事以外は、すべて彼女に頼り切りでした。

でも、小児科からの依頼でケイコ先生が担当したお子様は

、とっても早く回復して一般の保育園に入れるようになり、すぐに卒園して行くのです。私は「愛のチカラだわ~」って感動していたんです。
ケイコ先生【投稿怖い話】 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−

そんな中、泊まり込みの仕事の時、不思議なものを見たのです。勿論、病院内なので、怖いのですが、仕事上やむな

し。持ち回りで夜勤があります。

保護者が夜勤のお子様二人と添い寝していた時でした。

夜中、三時ごろになんとも言えない違和感を覚えて起きました。

誰かが寝ている子供達の傍らに座っています。そのシルエットは相方の保育士ではないのです。(もう一人の夜勤の保育士は肥満体なので)

お子様達の親御さんは勤務中。しかし、なにか事情があってきたのか?

シルエットの人物は子供達の頭を撫でています。

廊下からの逆光で顔が確認できませんが、白衣ではありません。ナースさんの制服でもないのです。
ケイコ先生【投稿怖い話】 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−

寝ている子の一人の顔に、その人が顔を近付けた時、黒いモヤモヤしたものが子供の口から出また。髪の毛とも違う、煙みたいな?なにか。

その人、それを指先に絡めて食べたんです。

パクリ。

そして、「ウェッ」って聞こえたんです。

その「ウェッ」で私はビクッと動いてしまいました。

そしたら、居ないんです。

その一瞬でいなくなりました。保育室には相方の保育士と二人の子供と私だけ。

ドアを確認しましたが、ロックかかってました。

玄関脇の防犯カメラの四つ割り画面見ても廊下も無人。
ケイコ先生【投稿怖い話】 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−

でも、「ウェッ」の声、ケイコ先生でした。四年間一緒に働いていますから、間違いなく彼女でした。

寝ぼけてると言われてしまうかもしれませんが、私はシッカリと覚醒していました。

あれは、なんだったのか?

子供には特に何も変化無く、寧ろやたら元気にスクスク育って卒園していきました。

寿退職後も園には遊びにいきます。ケイコ先生は相変わらずパワフルに働いています。
ケイコ先生【投稿怖い話】 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−

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2019年03月02日