【不動産の安心取引のために】住宅診断もおまかせできる維持管理会社を4社紹介

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住宅診断(ホームインスペクション)とは、主に住宅の劣化や改修箇所を確認する業務です。近年はリノベーションの人気が高まり、購入した中古物件の住宅診断を依頼するなど需要が高まっています。住宅診断とは具体的にどこをチェックするのか、どのような会社がおすすめなのか、まとめてご紹介します。

住宅診断(ホームインスペクション)って何?

住宅診断(ホームインスペクション)とは、施工会社でも不動産会社でも不動産主でもない第三者的な立場から、プロが不動産をチェックする業務です。

確認するのは、住宅の劣化状況・欠陥箇所・改修箇所などで、修理にかかる費用や修理時期などのアドバイスも行っています。

不動産を売りに出す前や、中古物件を購入する前などに、安心して取引が行えるよう利用されることが多いです。

中古物件の取引も活発になり、急速に需要が高まっている住宅診断(ホームインスペクション)ですが、資格職でもないため、様々な人が行っています。

・建築士
・工事管理業務従事者
・施工管理技術士

など、なかでも建築関連の人が多いです。

住宅診断(ホームインスペクション)をまかせる会社を選ぶうえで大切なのは、診断を行うスタッフが住宅について十分な知識と経験を有しているかです。

正直なところ民間のホームインスペクション資格は、勉強さえすれば誰でも取得できるような資格です。

技術や経験はないけれど資格は持っていいるからと、プロの診断士を名乗る人や会社は多いです。腕の良い住宅診断士にまかせたいのなら、相手を見極めることが大切です。

住宅診断(ホームインスペクション)するのメリット(買い手側)

例えば中古物件をリノベーションしたいとき。

まだ購入していない中古物件で住宅診断を行ってもらえば、床下の劣化などを確認してもらえます。床下は家の基礎にも関わる部分です。ここの劣化がどれくらいひどいかによって、リノベーションの価格は大きく変わります。

それが中古物件購入前に確認できるのは、とても大きなメリットです。

また中古物件を購入し、リノベーションやリフォームを行わずに住む場合。劣化箇所や改修が必要な個所を知ることで、修繕計画やかかる費用を知ることができます。

住宅診断は、不動産取引を行ううえで買い手側に様々なメリットがあります。

住宅診断(ホームインスペクション)するのメリット(売り手側)

住宅診断は、買い手側には大きなメリットがあることが分かりましたが、売り手側にもメリットはあるのでしょうか。

まず不動産を売りに出す前に、住宅診断を行えば、買い手側に住宅の状態を伝えることができます。不動産を購入した買い手は、住宅の不備を理解しているので、不動産トラブルを回避することができます。

また買い手が、「売り手が住宅の不備をあえて隠しているかもしれない」と不安を抱くこともないため、スムーズな取引を行えます。

そして不動産を売却する売り手には、瑕疵担保責任という責任があります。

瑕疵(かし)とはキズや欠点のことです。売りに出した不動産にシロアリ被害などのキズや欠点があった場合、その責任は売り手側にあります。

後から修繕の必要な個所が発覚した場合、補償だけではなく、買い手への対応などにもコストや負担がかかります。

劣化箇所が不透明なまま不動産を買い手に引き渡すよりも、売却前に明らかにし、先に補修を行った方が、トータルでかかるコストは安くなります。

このため住宅診断は、買い手だけではなく売り手側にも大きなメリットがあります。

住宅診断(ホームインスペクション)にかかる時間

.住宅診断には、どれくらいの時間がかかりますか?

診断内容によって異なりますが、平均的には2時間から3時間で診断業務が完了します。

また、診断書作成の場合は1週間ほどお時間をいただいております。
よくある質問 – 一般社団法人 日本住宅診断協会

2~3時間でリスク回避できるなら、お得ですね。

どのようなタイミングで利用するといいの?

どのようなタイミングで住宅診断をお願いするのが良いですか?

下記のようなタイミングで住宅診断をご依頼いただくことが多いです。

・所有する住宅に不安を感じた時
・中古物件の購入前
・住宅のリフォームを検討されている方
・住宅のメンテナンス時期を把握していない方
よくある質問 – 一般社団法人 日本住宅診断協会

住宅診断(ホームインスペクション)でチェックする箇所

床下

【チェック箇所】
・土台及び床組
・基礎の状態

【チェック内容】
・ひび割れ
・欠損
・金物のゆるみ
・シロアリ被害

短い時間のチェックなので、なかなか床下に侵入してまで確認してくれる会社は少なく、多くの会社では、点検口から覗き込み簡単にチェックするだけのようです。

もし心配であれば、床下まで侵入して確認してくれる会社を探すとよいでしょう。

外回り

【チェック箇所】
・基礎
・外壁
・屋根
・バルコニー
・雨どい
・シャッター

【チェック内容】
・ひび割れ
・欠損
・ハガレ
・変色
・破裂など

室内

【チェック箇所】
・壁
・柱
・梁
・床
・建具

【チェック内容】
・ひび割れ
・欠損
・ハガレ
・変色
・破裂
・傾き

住宅診断(ホームインスペクション)のおすすめ会社をご紹介

日本戸建管理(家ドック)

住宅診断を得意とする会社で、住まいに関するさまざまなサポートサービスを展開する維持管理会社。

月額1,000円の会費のみで、定期検査(住宅診断)を年に1回実施(入会金や追加の点検費用はかからない)。築年数など関係なく、あらゆる戸建住宅に対応。診断を行うのは、日本戸建管理による厳しい審査基準をクリアした優良工務店。

点検項目は約200項目。国土交通省策定の住宅診断ガイドラインに準拠。修繕が必要な場合には、工務店で対応することも可能。

診断結果は、わかりやすい「定期点検報告書」にまとめられるほか、「修繕計画書」「修繕履歴書」の合計3冊にまとめられる。
住宅診断・維持管理会社ピックアップ

日本戸建管理(家ドック)

自然素材を使った家づくりを得意とする、東京・東村山の工務店。住宅診断サービスは、アフターメンテナンスサービスの一環として2013年より開始。

相羽建設が施工した家なら、年額10,000円(税別)でサービス利用可能。

点検項目は独自の仕様で、他の住宅診断会社と比べると項目数が少ない。診断を行うのは、相羽建設のメンテナンスリフォーム専属のスタッフ。修繕が必要な場合には対応可能。
住宅診断・維持管理会社ピックアップ

ハウスオーナーズクラブ

リクシル(LIXIL)のグループ企業であるジャパンホームシールド株式会社が運営する住宅維持管理サービス。

月額1,750円(税別)の会費のみで、定期検査(住宅診断)を5年に1回実施(入会金や追加の点検費用はかからないが、定期点検とは別途実施する場合は1回につき62,000円で対応)。

築年数に限らず、あらゆる戸建住宅に対応。ただし、入会期間は最長30年までの制限あり。

設備トラブルなど緊急時には、出張料無料、24時間365日対応の「駆けつけサービス」が利用できる。
住宅診断・維持管理会社ピックアップ

https://matome.naver.jp/odai/2154760969753253901
2019年01月22日